2017/07/18 のログ
トゥーラ > 「最初の時は朝は結局動けなかったのだからな。私も気を付けよう。
人間は脆いからな、巻き込まれればそうなるか……。
私にとっては印象深い出来事はほとんどデメリットと危険しかない街だなここは。
ほう、ならば孕まぬともよいのだな?」

シレっと言い返す男に良いのかと腹に手を触れて笑みを浮かべ。

「こうして出歩くもの自体が多くはないだろうな、
自分で言うのもなんだがほとんどは財宝をため込みそこに定住するものも多いだけにな。
まだあまり話したものは少ないがそれだけでも発見が多いのでな。
いや、カインがはっきりと言ってくれて助かる、何か礼でもできればと思ってな」

キョトンとした男を見つめ、思いついたまま見ていた理由も告げて。

カイン > 「まあ、できるだけ乱暴にしないようには気をつけるさ。
 人間の体というのは何をどう頑張った所で脆いからな。魔族だってそう大差はないが。
 ……それはまあ困るかもしれんが」

笑みを浮かべる相手に遠回しに否定しつつ視線を軽く泳がせ。

「外で出くわすことは多くはないがそれなりにあるのにな。
 人間にあまり興味を抱く個体はないというのが正しいかもしれん。
 ……礼、礼な。特に思いつかんが…そうだな、気が向いたら料理でも振る舞ってくれ」

それでどうだと笑いながら荷物を抱え上げて立ち上がり。

「さて、俺はそろそろ戻るつもりだがトゥーラはどうする?」

トゥーラ > 「それは助かるな。後はあれだな、乱暴にされた後に優しくしてくれると私は喜ぶぞ。
私から見れば人間も魔族も強度はあまり変わりはせんな。
ならば重荷を背負う覚悟を決めることだ、そうすれば私も覚悟を決めてもよいぞ?」

遠回しな否定に覚悟を決めろと視線を泳がせる男に告げて。

「巣穴に行けばよほどの変わり者でもない限りはそこにいる。
我らにとっては人間は財宝か首を狙うものがほとんどだ、それに興味を持つなど無意味だ。どうせ殺すわけだ。
そんなものでよいのか?ならば近いうちにご馳走しよう、味の文句は聞かんぞ?」

それで構わなとうなずけば荷物を抱え立ち上がるのを見上げ。

「ならば丁度いい。私も戻ろう、この辺りは初めて来てな、
カインの家の場所がわからんのだ」

つまりは一人では帰れないと告げて、ともに帰ろうと笑いかける。

カイン > 「……。なんというか若干マゾ気質なのかもしれんな。
 ハッハッハ、たしかに鱗と頑丈な表皮を持つ種族からみればそうだろうがな。
 なるほど、考えておくさ」

クックと喉を鳴らしながら言い返しつつに、
相手のドラゴンらしいといえば実にドラゴンらしい物言いを聞きながら、
得心言った様子で頷いてみせる。なるほどたしかにこの上なくドラゴンの理屈だと妙に感心してしまい。

「…行動範囲は自分の分かる範囲で広げていったほうがいいぞ?」

前に迷子になっていたことを揶揄して言いながら、連れ立ってその場をあとにしていくのだった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/大通り」からカインさんが去りました。
トゥーラ > 「何を言う。私とて乱暴にされれば落ち込みはする。それを慰める程度罰は当たるまい。
頑丈さだけは自慢はできるな、その分細かなことは苦手ではあるが…。
時間はある、のんびりと待つさ」

喉を鳴らし笑う男に笑い返して、
何時かは人間の世になれてしまえば今のような考えもなくなるはずで。

「今日は不可抗力だ、バイトができる場所を探していれば知らぬ場所に来ていただけだ…」

揶揄われれば言い訳のように小さな声で囁くように返し、男についてその場を後にすることに。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/大通り」からトゥーラさんが去りました。