2017/06/26 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2/酒場」にカインさんが現れました。
カイン > 夜も更け始めた頃合い、活気に満ちた繁華街の片隅にある酒場のカウンターに陣取って、
大きなジョッキを傾けながらつまみを齧ってる男が一人。
その前には幾つかの依頼書らしきものが広げられているのだが、
少々機嫌が悪そうにそれをじっと眺めていた。

「……。犬探しに猫探し、下水に逃げたワニの捜索…って傭兵に頼むことかコレ」

そして依頼書の内容をいくつか読み上げて、また不機嫌そうに酒を煽る。
はっきりいって金銭的にも内容的にも、ロクな依頼が無いのだ。
しかも傭兵向けだというのに町の何でも屋にでも頼むような内容が目白押しである。

「平和なのは良い事なのかもしれんが、これじゃあな」

愚痴をこぼして大きく息を吐きながら空になった容器を机の上に放り出し、替えを注文。

カイン > 「せめて危険度が高いってんならまだしも、これじゃな」

そもそも受ける気にすらなならない。別に金銭的に困っているわけではないが、
どちらかというと危険を愉しむ手合いである男にしてみれば全く面白くない内容ではあった。
新しく出された酒を一気に煽って渋面を深めつつ依頼書の幾つかをつまはじきにして、
新しい物を見てみるも内容には大差が無い。思わず軽く目頭を押さえ。

「…どっか遊びにでも行くか、娼館か賭場あたりにでも。付いてない時ってのはあるモンだなあ」

カイン > 「仕方ない、酒飲んで今日はおとなしくしておくか」

息を吐いてぼやくようにもらしながら立ち上がれば、
代金を支払ってから店の外へと出ていく男。
後には散らかりっぱなしの依頼書だけが残る事になるのだった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2/酒場」からカインさんが去りました。