2017/06/21 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2/路地」にカインさんが現れました。
カイン > 平民地区の中でも取り立てて騒々しくまたある意味評判の悪い区画。
娼館や如何わしい物を売りつける店の軒の連ねる通りを望む裏路地に、
いかにも荒事稼業でございと言わんばかりの風体の男が木箱に腰掛け喧騒を眺めている。
その隣、木箱の空いたスペースには明らかに男のものでは
無さそうなきらびやかな服や化粧品の入った袋がいくつか置いてある。

「…持ち主のお嬢様方は一体どちらに行かれたやら。暇だから別にかまやしないけどな」

物憂げに荷物を一瞥してから、真っ昼間だというのに果樹酒の入った容器を煽って上機嫌に笑う。
特に予定のない散策の最中、先程顔見知りの娼婦に捕まり荷物番を頼まれたのがつい先頃。
ついぞ頼み事をした張本人が戻らぬまま、午前と午後の切り替わりの時間を怠惰に過ごしていた。

カイン > 「全く、いつになったら戻ってくるやら。店は知ってるんだから最悪届けりゃいいだけだけど」

全く戻ってくる気配のない様子にぼやきながら再び荷物に視線を向ければ衣装はまだしも、
化粧品や装飾品の類はこの男にあまり縁がない。
高値で取引している所を見ること貼っても自分で扱うことはないだけに不思議そうな視線を向け。

「着飾るのも大変だねえ。酒飲んで飯食って装備に金突っ込むだけで済む辺り、
 男のほうが安上がりと言えば安上がりなんかもしれんな」

女性から抗議されても仕方のないようなセリフをぼそっと呟きがてら酒を煽り。

カイン > 「女にも男の面倒事なんて判らんだろうから、それに関してだけはお互い様ってやつかね。
 種族が人間じゃなくたって雌雄関係は判らんのだから因果なもんだが――
 仕方ねえな、荷物届けてやるか」

それこそ自分が魔族の領域で暮らしていた頃も漏れ聞こえてきた痴話喧嘩や何やらの話を思い返せば、
なるほど人間の感性とそこまで大差は無い気もする。
最も、えげつなさと悪趣味さは大凡魔族のほうが勝っている確信はあるのだが。
物思いにふけりながらもう一口とグラスを煽れば中身がカラになったことに気がついて、名残惜しげに横に振ってから木箱の上に置き、
脇の荷物を抱えて立ち上がると通りへ向かって歩き出す。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2/路地」からカインさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/雑貨屋」にピングさんが現れました。
ピング > 今日も今日とて、半日で1人程でも客が入れば良い程度の繁盛具合。
当然、店番をする時間帯が1日の大半となる店主の行動は日によって違う。
在庫管理や棚卸などの定常業務と呼ばれる仕事など、気が向いたときにしかしないのである。

そんな訳で本日の作業は、写真選び。

最近徐々に充実し始めた、実在する女性諸氏にご協力(きっと任意)頂き作成したオナホールに添付する為のものである。
一応は身元を隠すべく、手で目線を隠している物を選ぶのが基本だが。
それが無ければ手ずから修正を入れる必要が出てくる。

カウンターの上に広がる写真の数々は、普通の顔写真であったり、ぶっ飛んでエロい嵌め撮りの写真であったりと多種多様。
まるで過去のアルバムを見て思い出に浸る様に、写真を選定しながらほっこりと目元を和らげていた。

今も、一枚の写真を手に取って。
その写真は、ピンク色のスライムに纏わりつかれた女性の姿が映っていた。
正しく、オナホの原型となる型を覚えた瞬間なのだろう。
前後の穴を透明な塊がみっちりと埋めている様が良く映っていた。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/雑貨屋」にセイン=ディバンさんが現れました。
セイン=ディバン > 平民地区にある、とある雑貨屋。置いてある商品は、わりと平凡、ただし一部、特にエロ本関係は充実。
何よりもまず目を惹くのは、店には規格外ディルドがあって、それは店主のペニスの実物大。
そんな面白さとエロさと雑多な感じが、一部の顧客には受けている。
……と、いう噂の店に。一人の少女が接近している。

「…………」

足取りは、見た目に相応しくない、どすどす、という大股なもの。
肩肘をやけに攻撃的に張り、目的地たる雑貨屋へ一直線。
そして、何よりもその表情は、そこいらの魔人も裸足で逃げ出すのではないか、というほどの憤怒の表情で。

「ゴオォラアアアアアアアアアア!! ピング、出て来いやぁぁあ!!」

店の軒先にたどり着いた瞬間。少女が怒声を上げ、リボルバーを手に取る。そのまま店内へと入り込み、目的の店主を発見。
カウンターに写真を広げ、なにかご満悦な表情のその知人に対し、かちり、とリボルバーを向ける。

「てぇめぇえぇこの間はよくもやってくれたな!!
 酒場の中で犯すだけじゃなく、何度も何度も中に出しやがって!!
 おまけにタダ乗りときやがった!! ふざけやがって、死んで償え!! さぁ遺言を口にしな!! 安心しろテメェの奥さんはオレが可愛がってやる!!」

その店主の姿を認めると、凄まじい勢いで物申す少女。銃口はカタカタと震え、正に怒りは天を衝くという勢い。
それでも、無警告で発砲しなかったのは最後の理性の成せる業か。

ピング > 結局、写真選びは商品展示用ではなく、諸々のエロ行為を思い出しニヤニヤとする行為へと変化していた。
嗚呼素晴らしいかな、女性の肢体。
ほぅ…と何だか美術品でも見て感動しているかのような仕草を取っているが、ただのスケベなオヤジである。
或いは女性の肢体という事で芸術品と言えなくもないけれども。

そんな折。

突然のカチコミに、理解が追い付かずに、ほわぁ!?と頓狂な声が零れた。

「何ぞ…!?おいおい、相変わらずテンション高ぇなセインちゃんよ…!
 落ち着け、落ち着くのだ……!!…………………ありゃあ和姦だったじゃろ?
 ちゅーか、オイラの嫁は幾ら可愛い子だろうとやらんぞ、こらぁ!!」

ぱっと両手を挙げて、降伏の姿勢。
ぱらぱらとカウンターの上に広がる写真の中には、或いは相手の見覚えのある物もあったりするのかもしれない。
そんな状態で、話をしよう、とばかりに語り掛けるのだが―――火に油を注ぐ台詞だったかもしれない。
でも間違いなく和姦だったと思うんだ。

セイン=ディバン > 相手にしてみれば、呑気に過ごしていた所に武器を持って激怒した人間が現れた挙句、その武器を突きつけられる、など。
凄まじく凄まじいアクシデント、もしくはバッドなイベントでしかないだろうが。
少女はそんなことお構い無しに怒りの表情のままじりじりと相手に詰め寄る。

「落ち着け? 落ち着けってか!? あんなことされて落ち着けってか!!
 しかも和姦だぁ!? 言うに事欠いて良くぞその口からその言葉をひり出したなぁ!!
 オッケー判ったお前との関係は今日ココまでだ!! 残念だよ。お前さんとよりよい関係が結べず、より良い取引が出来なくて!!」

相手の言葉に、少女の怒りは治まるどころか激しさを増したようですらある。
そのままリボルバーの撃鉄をがきり、と引き、少女はさらにじりじりと詰め寄る。
まさに一触即発の状態だったが。少女の視線がちらり、とカウンターの写真に向いたかと思えば。少女は深呼吸を三回。目を閉じ、黙り込んだ後。

「……えぇい。ここでお前を殺してもなんのメリットも無い。それに、ミオさんを悲しませるのはオレの本意でもねぇしな。
 で? 以前の約束のブツ。手に入ったのかよアァン!?」

くるり、とリボルバーをホルスターに仕舞い。やれやれ、といった様子で少女は店主に詰め寄る。カウンターの写真を見れば、店主が様々な女性と交友があるらしいことがわかった。
恐らく、ここで店主を殺せば、妻以外の人間も悲しむかもしれない。
そう思ってのことだったが。無意識に相手の妻の名を呼んでしまう。そう、以前関わったことのある。抱いたことのある人妻の名を。

ピング > 「いやお前さん、あんだけノリノリで腰振っておいて今更何を…」

相手の沸点がもう判らない。このテンションの擦れ違いに、恐怖よりも困惑が勝っている模様。
そも、あの場所でやらかした事自体が問題ではあるのだが。
最終的に和姦だったしOKだよね?という頭のネジがおかしい感じなので認識が共有化されていないというお話。

「…おまいさんのテンションの置き所が良く判らねぇよぉ。
 まぁ切羽詰まってるってぇのは良く判ったが…おうおう、ミオが悲しむから止めとくれ。
 なんだ、知り合いだったのかぇ」

この子、一人で突っ走って一人で納得しおった。
訳が分からぬ内に嵐が収まったことにやはり釈然としないまま。
妻と面識があったのかと独り言ち。
ふたなりとは言え、相手は少女であるという認識しかないので、そんなこともあるのかー、と気楽な調子。
此方も相手の関係者と諸々致している訳で――そんな写真もどこかには散らばっているのだろう。
無自覚にお互い、色々綱渡りなやり取りをしていた。

「どんだけ有能な商人だと思われとるんだかなぁ、オイラ。
 ――――ふふふ。ちょっとしたもんしか手に入ってねぇよぉ」

やれやれ、と肩をすくめた後に、勿体ぶって期待感を煽る。
その実、きちんとしたものはまだ手に入っていないのだが。切羽詰まっている相手を釣りにかかった。

セイン=ディバン > 「うるせぇぇ!! 発情する呪いさえなければ腰なんぞ振らんわぁ!!」

んがぁ!! と相手に噛み付くように言う少女。そう、呪い。
発情の呪い、下着着用不可の呪い、そしてフタナリに肉体変化する呪い。
それらは見事に互いに互いを補い、少女のことを追い込んでいるのだ。

「そうかいそうかい。ならお前も、魔王様に呪われてオレと同じ状態になってみな。
 そうすりゃこの怒りも理解できるし共感できるだろうよ。
 ……あ~。そりゃミオさん有名だしな。巷で噂されてるぞ?
 『あの極太ペニスの夫を毎晩受け止める美人妻』って」

ふぃ、と息を吐きなんとか冷静さを取り戻す少女。そのままカウンターに座り、写真を手に取り、斜めに目を通す。実に様々な女性の痴態が写っているそれに意識を向けながら、店主の奥さんに関しては、誤魔化すように言う。
事実、そういう噂が立っているのは事実で、その噂がまったくのでまかせということも、少女は知ってはいる。

「有能だ、とは思ってねぇけどな? ただ、お前さんみたいな道楽で経営している人間のところには、面白い商品が入ることがあるだろ。
 ……えぇい、勿体付けんな!! 金なら言い値で払うから、その商品ってのを見せやがれ!!
 ……って。ん~?」

写真に写る女性の姿にすっかり意識を集中させながらも、相手の言葉には的確に返事をする。無論、相手の悪巧みには気づけていないが。
その写真の中に、見覚えのある人物の姿が写っているような気がして。少女はその写真に顔を近づける。

ピング > 発情する呪いときたもんだ。
うわぁ、とちょっと同情めいた表情を浮かべてしまったのは致し方あるまい。
まぁ元気出せよ、と手を伸ばし、ぽんと叩くのはナチュラルにお尻。
そのまま、むにり、と僅かばかり悪戯な動きをしてしまうのはもう、癖だった。

「魔王様と言われてものぅ。本当にいるんかい、そんなのが」

そも、魔族の存在すら懐疑的な一般市民の認識なんぞそんな物。
続く、妻の有名な理由を口にされると、む、と少しばかり眉をひそめた。

「美人妻ってなぁ否定しないが………ふぅむ。まぁ、良い。
 ほほう、言い値で?そりゃまた豪勢だのぅ。しかぁし、こっちも商売だ。前金くらいは、なぁ?」

流石に完全先払い、とまでは言わないが。相手が満足いかぬ品だとは知った上でのこの交渉。
その支払い内容を示唆するように、尻を撫でる手つきが徐々に妖しいものへと変化しつつ。
尚、広がる写真の一枚は、紫色の髪をした女性の、口元から露わになった胸にかけてが映し出されていた。
その写真だけでは、確証に至れるかどうか微妙な代物。探せば他にも、写真はあるかもしれない。

セイン=ディバン > 「……そうかそうか。そんなに死にたいか。情けをかけてやったというのに」

自身の身体を犯す呪いにぶつくさと文句を言っていれば、同情されるように元気を出せと言われたが。店主の手は、腰でも肩でもなく、尻に触れていて。その上、しっかりと揉まれれば、再度怒りの炎が燃え上がり始めそうになるが。

「あぁ? いるよ。いる。普通にいる。ていうか……。
 オレの妻、魔王だし。怠惰の魔王軍の魔王様」

相手の疑問はごもっとも。何せ、魔王など普通に人生を送っていれば関わるはずのない相手なのだ。
……とはいえ、実際この街をふらつく魔王様とかも知り合いにいるので。あぁ、知らないってことは幸福だなぁ、と思う。

「そうさな。まぁ、ミオさんも恥ずかしいだろうから。いい加減店に実物大ディルド飾るのやめたらどうだ?
 チンコちいせぇ男なんて、アレ見たら僻んで買い物来ないだろ。
 ……前金だ? お前な、言い値で払うっつってんだ。前金なんぞいらんだろ。
 ……んくふっ……。や、め、ろっての……。てか、オイ。この紫の髪の女の写真。他に無いか?」

あくまでも、浮気、というか。手を出したことは隠しつつ、当たり障りの無い雑談に耽る。
そのまま前金と言われ、尻を強く揉まれ始めれば、言葉こそ強く抵抗するものの、早くも鼻から甘い息が漏れ始めていた。
そのまま相手の尻への愛撫を無視しようと、気になった写真の女性について、ほかの写真を要求するが。
少女はカウンターに座ったまま、もじもじと内股を擦り合わせるような仕草をはじめる。

ピング > 「何を言うか。オイラはまだまだスケベがしたい。勃起する限り、生き続けるのだ…!」

キリッ、と真剣な面をして大志をほざいた。
言葉の内容もアレだし、可愛いお尻を撫でながらの台詞なので格好良さは勿論微塵も無い。
そして告げられる、一般的な平民では知る事叶わぬ魔王様事情。

「何それ怖い。
 いやぁ……うん………えぇ?妻?ちょっと何言ってるか判らんなぁ。
 その魔王様ってのは可愛いのかぇ」

オイラが馬鹿なのか、と自問。
当然、馬鹿ではあるのだが。それにしたって相手の台詞の内容が理解できない。
知らぬが吉とはよく言ったもので―――けれども魔王様が異性な感じであるならば、ワンチャン頑張るかもしれない。
一応興味はあるので、お尻もみもみしながらその妻とやらの事を聞いてみた。

「いやぁ、これを見ても怯まない勇者をこそ、オイラは歓迎したいね。
 ミオはまぁ、判ってくれるだろ。うん。きっと。多分」

男の背を黙って支えてくれる、妻の鑑なのだから。
そんな認識は、既に致命的にズレが生じている事にはまだ気づかぬ駄目亭主。
それはさて置き、写真に興味津々な様子の相手には、お?と声を零し。

「何だ何だ、その子が気に入ったのか?いやぁ、良いよなぁ…おっぱいがこう、たゆん♡って感じでよぅ。
 結構撮らせて貰ったからその辺に紛れ込んでいるじゃあねぇかい」

それは地雷となるのか否か。
ひょい、と座る相手を持ち上げカウンターから下ろしてやると、好きに探しな、とお任せし。
その間に此方は悪戯を続けようじゃあないか。背後から身を寄せ、腰を確りと尻へと押し付けて。
手はベストとシャツの裾を捲り、するりとその内側へと入り込む。

「気に入った構図のはあったかぇ?」

合間に、写真に対する質問を重ね。悪戯に関してはなし崩し。
尚、写真はどれもこれもが顔が見切れており。例えば、入れ墨であるとかの部位も映り込んではいない絶妙仕様。
けれどもその内容は過激なものも入り混じり。
強調し、見せつける様に乳房を寄せている写真や、白濁で汚されているもの。或いは、肉棒に指を絡ませ奉仕めいた場面も映っていた。
非常にもやもやとする、かもしれない。

セイン=ディバン > 「だったらドラゴンの尾を踏むようなことすんなっつー!!」

わりと本気気味に凄んでいるのに、その圧を飄々と受け流すこの店主。
あるいは、凄い大物なのではないだろうか、とも思うが。
とりあえずは、呆れる部分がとても大きい。感心もしないではないが。

「言葉通りの意味だよ。まぁ、信じなくてもいいけどな。
 ん~? あぁ、可愛いぜ。マジ天使みたいな見た目してる。
 自慢の妻ってやつだ。まぁ、ちょっと寝ぼすけなのはご愛嬌だが」

相手の反応には、慣れっこだ、という風にしれーっ、と答える。
そもそも、魔王を妻にした、などと言って本当に信じる人間がどれだけいるのやら。
そして自分の妻について得意げに話しながら、尻を揉む手をペシーン、と叩く。

「好き者の女ならともかく、こんなん置いてある店に入る男なんぞ勇者じゃなくホモなのではないか。
 ふん。そこで自信無く言うくらいなら女遊びは程ほどにしろよ」

どこか的の外れているような相手の発言にこめかみを押さえつつ。
妻への信頼の言葉の微妙な弱さにはしっかり突っ込んでおく。
おそらく、この店主は自分の妻が、目の前の少女に騙され、抱かれたことなど想像もしないだろう。

「ん。あぁ、いや。別に気に入ったとかじゃなくて。
 ……知人に似てる気がしてな?」

何か相手が勘違いしているようだが、少女はその写真がよほど気になるのか。がさごそ、と写真を漁り始める。
かなり集中しているのか、カウンターから下ろされたことにすら気づかず。
ごそごそごそごそ。次の瞬間、腰を尻に当てられ、シャツの中にまで手を入れられれば、びくりっ、と身を震わせる。

「な、何してんだよお前は本当に!!
 やめ、やめろぉ……!!」

身体に触れられてしまえば、一気に焔が身体の中で燃え盛る。
なにせ、相手の性器の大きさは以前経験済み。それに再度犯されてしまえば、蕩けてしまうであろうことは容易に想像が出来たのだ。
そうして身体を解されながらも、写真に目をやるが。まぁ見事に顔やらは隠されており、少女は軽く舌打ちをする。

「んくっ、ぁ……!! ほ、本当に前金として抱かれたら、商品よこすんだろうな……。
 てか、この女……名前、そうだ。名前、教えろよ……」

あっという間にクレパスは蜜を垂らし。太腿までを濡らしてしまう。
呼吸は乱れ、甘い鳴き声も混じってしまう中、写真の女性について尋ねるのと、前金についての確認を。
しかし、少女はここで致命的なミスを犯した。そう、相手は前金について、別に『抱かれろ』と明言はしていないのだ。

ピング > ドラゴンの尾を踏むほどの大袈裟な事であるのかと、その辺の認識が致命的にズレているのだろう。
凄まれても、見た目には可愛い少女@ちんこ付きでしかないのだから印象って怖い。
一歩間違えれば店主も無事では済まないのだろうが、世の中結果が全てだ。故に学習も反省も出来ていない。

「悪いがちぃと信じられんなぁ。えぇと、その、なんだっけ?怠惰の?」

まるで惚気る様に語る相手の言葉からは嘘は感じられないが。
知らぬ世界の事を想像しろと言われても、やはりもう一つしっくりと来ない。
うぅむ、と唸りながらもシャツの中に入り込んだ指先が、きゅっと乳首を摘まみ。
考え込むような声を零しながら、くりくり、きゅっきゅ、と乳首を弄っていた。

「いや、ないがしろには勿論してないし愛してんだがの。こう、他で発散しとかんと無茶をしちまうからなぁ」

その無茶の内容を示唆するように、もう既に勃起し始めているペニスをズボン越しに、ぐにり。
壊れモノを扱う様なその態度が妻を悪意から守れていないことは勿論知らない。
片手をシャツの中から抜き取ると、相手のズボンへと手を這わせて留め具を寛げ始め。

「知人なぁ。それ知ってどうするってんだい。いやぁまぁ、知り合いのこういう姿がそそるってのは大変判るが」

尚も勘違いは続行中。やり取りの中で手の動きは止まらずに、相手が写真に集中している間に脱がせてしまおう。
とんとん、とカウンターを指で叩くと、水槽の中でうねうねしてたピンク色のスライムが、のろぉ…と視界の端で蠢き始め。
意思疎通が完璧すぎるその特性スライムが、とろとろとカウンターの内側に張り付き、移動していた。

「へっへっへ。そうさなぁ、前金で先ずは一発♡
 名前は、そりゃお前……あぁ、今度教えても良いか聞いてみっから待ってろ待ってろ」

写真の構図はどれもこれも、最後の一線を越えたかどうかが判らぬ代物。
乳を揉まれ、明らかな白濁が撒き散らされ、覆い被されながらの構図もあるが、肝心の挿入の場面までは映っていない。
想像と、焦燥ばかりを掻き立てる、相手限定のもやもや感を加速する写真しか見当たらなかった。
そして、前金を上手い事体で支払わせる方向に持っていければ、占めたもの。
ぬらつく亀頭を濡れた割れ目へと押し当てると、ちゅぐ、ちゅぐ♡と押し広げる様に擦りつけ。

―――ぬちょん♡

不意に粘着質な音を立て、カウンターの下、死角になる部分から相手のペニスめがけてスライムが飛びついた。
にゅろ、にょろ、とその形に添う様に絡みつき、微細な肉繊毛で表層を味わう様にぷちゅぷちゅと。
特に先っぽへと重点的に吸い付く動き。