2017/06/16 のログ
シャルレ > こんなに月の明るい夜は嫌いだ。
夜は暗くて、何もみえないはずなのに、見える世界になってしまうから。

遠くの街の灯りを金色の瞳が見つめてる、ただジーっと座ったまま、頭の中で巡ること…。
しばらくして腰を持ち上げて、中庭を眺めながらその先、窓が空いてるのを確認。

足音を立てることもなく屋根を伝い器用に降りていく、その窓からスルッと室内に入れば…その中のベッドに潜り込眠るだけ。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/隊舎の屋根」からシャルレさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/雑貨屋」にピングさんが現れました。
ピング > 連日、暑さが上昇してきている今日この頃。
外に打ち水をして嬉し恥ずかしのハプニングを楽しんだりもしていたが、単純に暑さにだれる日もある。
……日々、だらけきっている店主としては大して変わり映えしない様に見えるかもしれないが。

それはさて置き。

日差し照りつける外を店の中から見やりつつ、カウンターへと突っ伏している店主の姿。
汗が浮かび、やる気も何も起きない―――と言うのは先ほどまでのお話で。

「お、おぉー……なんて使える子なんだ、お前は……!」

最近お気に入りの、ピンク色の不定形スライム―――命名ぴんくちゃん。
試しにと枕にする様に、カウンターの上に広げて突っ伏してみたら、これがまたひんやりしていて気持ちがいい。
先日、この子に尻穴を犯されたが、そんなことはどうでもよくなる位に素晴らしい発見だった。
ほぁぁぁ、と蕩けそうな声を零し、むちょ、と上体を密着させ。
まるで上質なウォーターベットに体を預けている様な心地よさだった。

見た目には、捕食でもされてんの?と言う具合だが。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/雑貨屋」にレフェーリアさんが現れました。
レフェーリア > 色々と足りない物を買ってくるのは妻の務め。
必要な物は魔物の何たらだとか何処かの地方の鉱石と、とても手に入りそうには無いが。
日用品を求めて、大通りの商店を探してみたが見付からない。食事の世話まではして良かったか。
正直、家に居るかも分からないのだから、お腹を労りながら出来る事をしていれば良い生活。
そんな中でも応えられたらどんなに良い事なのだろうかと……思いながら今度は、大通りから少し外れた雑貨屋へと足を運ぶ。

「すいませー……ん……」

成る程、大通りにも無さそうな物が売っている気がしたが、一番気に成ったのは店主らしき中年の男
……が、ピンク色の粘液に身体を預けているなんとも言えない奇妙な姿。
驚きのあまりその場で少し固まり、足を運んだ間に扉も背後で閉まってから……

「……だ、大丈夫ですか?」

もしかしたら使用法を誤って、などと思いながら不安げに言葉を掛ける。
孕んだ腹部を労って、叫びまでは出せないのが少し辛い所ではあった。

ピング > 肌にぴったりと張り付いて、しかも熱を奪い、心地が良い。
新たな使用方法に喜悦を覚え、良い子良い子、とばかりにスライムに手を這わせて微睡んでいること暫し。

来客にすら気づかぬ有り様だった。

「……っは!?おぉ、お…?お客さんか…!やぁやぁ、すまんすまん。
 えー……お嬢……にゃ、奥さん?いらっしゃいいらっしゃい。こりゃどうも御見苦しい所を」

声をかけられ、がばっと起き上がる。
ぬたぁ、と粘液が滴る様はちょっとグロテスクかもしれない。
僅かに顔に付着していたピンク色のあれこれは、うぞうぞと意識を持つ様にカウンター上に広がる場所に滴り落ちて一つの物体に戻っていった。
ちょんちょん、とそいつを指で軽くつっつくと、心得たように水槽にうにょうにょ戻っていくスライム。躾はばっちりだ。

レフェーリア > 起き上がった勢いと、顔から上体がぬるぬるの粘液に絡んでいる姿に二重の意味で驚くことになったが、
一応死んでは居なかった様なので一安心。安堵を顔に浮かべてから、改めてあったら買って欲しいと、
手渡されたメモと店内を軽く見回すが、スライムが蠢くカウンターの方も気になるもので。

「えっと……えー……このメモに書かれているものって、売ってますか?」

何が何だか上手い具合に分かっても居ないので、素直にメモを店長へと手渡して尋ねてみる。
普通に買える物から有るかどうか怪しいもの、貴重で高い何かしらと、探すのも一苦労なリストが並んでいた。

ピング > 「ありゃ、心配させちまったかね。いや申し訳ねぇな。ちゃあんと躾行き届いてる子だから安心しとくれなっと。
 にしてもまぁ…身重で買い物たぁ、あれだの。んん?どれどれ」

触ってみるかね、と水槽の中でうにょうにょしてるスライムを指し示す。
一応は体の洗浄用途とされているスライムなのだが、気づけば愉快な感じに進化している気がしないでもない。
女性がそれに対してどんな感想を抱くかは、それこそ人それぞれだろうけれども。

目立つ腹に対して何とはなしに話題にしつつ、手渡されたメモを覗き込んで頭の中の店内目録と照らし合わせ。
普通に買えるものが歯抜けていて、有るかどうか怪しいものは揃い、貴重で高いものはこんな店に存在しない。
どこか普通の雑貨屋とは違った品揃えが諸に反映された塩梅を伝えた。

「にしてもこりゃあ、聞くのもなんだが珍しいもん買いに来たねぇ」

レフェーリア > 「いえ、ずっと動かないのも何なので……えっと」

先ほどの光景がまだ記憶に残っているからかぎこちない微笑みを返しながら、何気無い言葉を返して相手からの返事を待つ。
出来る限り動いておきたいという切なる願いを抱え、メモを手渡した相手からどんな言葉が返って来るのかを待っていると、
水槽の中に綺麗に戻っているスライムへの接触を誘われ、まずは戸惑う。さっきまで相手の体に貼り付いていたもの、少し戸惑ったが。

「やっぱり、そうなんですか……買える時に買ってくれたら嬉しいとは言われてましたから…
手持ちで買えるだけで……」

何に使うのかは彼女も分かっていないと伝えている中、関心はスライムの方に向けている。
一応金も持って来ていたが全部を纏めて丸ごと買えるとは思っておらず、軽い調子で此処に訪れたのだと。
何を買えるか尋ねてから、うにょうにょと揺れているスライムの表面を、意を決して指の腹で撫で始め。

ピング > 「あぁ、そう言うもんかぁ。うちの嫁もそういやそんなこと言ってたな」

己も娘を持つ身がであるが故、過去を思い出す様にしてうんうん、と頷いた。
そんな話をしているにも関わらず、視線にちょいと力を込めて相手の胸元を不可視の力で緩やかに撫でる悪戯をするのだからどうしようもない。
スライムに戸惑う様子の相手に笑い、大丈夫大丈夫、と安請け合いにも聞こえる台詞を向けながら、じっくりと胸先を探る様にローブ越しに僅かな刺激を送り続けた。

「おんや、そりゃまた気前の良いこった。でも結構な量になっけども、持って帰れるかぃ?
 何なら後日届けさせるけんども。ぬっふっふ、ちなみにお腹がそうなってから、ほれ。夜の営みはどうなんだい?」

そして下世話なお話に。欲求不満であれば解消する、良い物あるよぉ、とオブジェの様に置かれている極太のディルドを指し示し。
その最中に、スライムへと相手の指が触れたなら。

―――ちぅ。

とまるで甘える様に指の第一関節程にまで絡みつき、ちゅぷちゅぷと微細な繊毛めいた感触を伝えて吸い付いた。
ひんやりとして、柔らかな餅めいた触り心地。まるで味わう様に、柔く絡みつき、常に皮膚上を肉繊毛が蠢いていた。