2017/05/07 のログ
ピング > 「ほぉ?どっかで聞いたことがあるが……ほ!ならその恋人にこの尻まんこ、可愛がって貰ってるのか。
 いやぁ、すまんなぁ、おいらがこの尻まんこに悪戯しちまって。恋人さんには謝っておいてくれよ」

神聖騎士団とはこれまた大御所が出てきたものだ。
さりとて今更、それを気にして止める段階でもなく。
どうにも覚えがある気がしたが、今はそれはおいておこう。
恋人の存在をにやにやとしながら意識させ、一度指を引き抜き。

相手が何かを言い募るその最中を見計らい、目隠ししているのを良いことに不意打ちで玩具をはめ込んだ。
物は、数珠が連なる形をしたバイブ。
数珠の一つ一つはピンポン玉大であり、先ずは小手調べとばかりにじゅぷんっ、じゅぷんっ、じゅぷんっ、と半分ほどまで一気に押し込み。

シャロン > 「ひんっ、んんっ♪ひゃ、めっ、そ、そんなこと、言わない、でっ♪
 んぃ、ひっ♪あ、謝って、おきます、からっ、ぁ、ぁあ――♪」

少女の肉穴はひくひくと震え、指を抜かれれば名残惜しそうに疼きを上げる。
その穴は、それこそ一朝一夕の調教では作れなかったであろう極上の性器になっている。
神聖騎士団所属時の同僚達による虐めと司祭達の修練によって作り上げられた肉穴は、恋人が出来た今でも貪欲に物を求めるはしたない穴だ。
男に映像を撮影・再生する魔法具の取り扱い経験があるならば、少女が調教された時の映像を取り扱ったことがあるかもしれない。
それもまた、本と同じく金目当てに売りさばかれ、少女の尊厳を踏みにじるための武器となっている。

閑話休題。肉穴に差し込まれるのは、連珠のようなバイブだった。
ぞりゅ、ぞりゅ、と腸内をこすりあげる硬質なそれは、半分ほどまでを一気に押し込まれ、飲み込み、しっぽのように銜え込む。

「んぃっ、ひぅううっ♪あ、ふぁ、ぁ、ぁあっ♪しっぽっ、みたいなの、入れられてっ♪
 じゅず、だまみたい、なの、おにゃかに、く、ぅんっ♪くる、ひっ、ぃぅっ♪」

どのくらいの長さがあるかはわからないものの、その全てを飲み込めるだけの容量が少女の中にはある。
玩具として弄ぶには十二分な要領で、きゅぅきゅぅと数珠玉を咥えこみながら、少女は蜜と唾液で木馬を濡らし、淫靡な染みをつけていく。

ピング > 「よし、それならほら、今謝れ。恋人の名を呼んで、ちゃんと謝罪するんだぞ!」

今、この場面も店内に設置されている防犯――という名の、盗撮用の魔法具で記録をされている。
幾らか記憶を刺激する相手の様相ではあるが、まだ己が取り扱ったことのある”商品”に記録されている娘だとは気付けずに。
けれどもそう遠くない時期に気付くだけの材料は揃っている。
今はただ、目の前の娘に己の欲をぶつけるだけだ。

そして小手調べに突っ込んだ玩具は、予想を上回る容易さで飲み込まれ、上がる声も艶を孕んだものだった。
苦しそうには思えぬ甘い甘い声を上げる相手に笑い、残る半分も押し込むと、ぐりぐりと捻り。

「良いか?ほら、尻に力を籠めるんだぞ。簡単に抜ける様にするんじゃあない……ぞ!!」

きちんと数珠の形を感じ取れと一方的に宣言してから、力を込めて一気にバイブを引っ張った。
当然、尻の力だけでそれを阻害出来る訳もなく、排泄の如き勢いでじゅぽぽんっ、と音を立てて引き抜かれる連珠。
玉が一つ出る度に尻穴を捲りあげ、べっとりと濡れた連珠を全て引き抜いた後は休む間もなく次なる責め苦を。

「最近はどんな尻穴調教をして貰ったんだ?それとも久々か?
 ほら、どんどん入るぞぉ…後幾つ入りそうだ?言ってみろ……あぁっと、名前はなんだっけか、嬢ちゃんよ」

次なる代物は、玩具ではなく食べ物。何でもある雑貨屋の如く、道具とは関係のない、白く丸い、ゆで卵。
一般の鶏よりもやや大ぶりな、皮の剥かれたそれを、一つ。つるつるの表皮を押し当て、ぐにゅっぷ、と飲み込ませ。
表皮は腸液の助けも借りて、滑りが強く。腸壁のちょっとした動きでにゅろん、と腸内でその位置を変え。
二つ、三つ、と卵を埋め込みながら、敢えて相手に限界の数を問うた。

シャロン > 「そ、それは、許して、許して、くらひゃっ♪か、かわり、にっ、何してもいい、ですからっ♪
 こ、恋人のにゃまえ、はっ、い、いいたくにゃ、ぁ、ぁああぁっ♪」

彼の名前は言えないというが、それでも悦楽に浸る様は不義そのもの。
ごめんなさいと何度も言いながら、しかしその背徳すら少女の快楽に代わる。
彼が真相に気づいたとき、少女のことをどうするのだろうか。
映像の娘は今時分よりも幼く、しかしされていることは今と同じかそれ以上だ。
欲をぶつけられ、しかしそれを心地よいと思い、甘く鳴きながら粘膜を締め付ける。

「んぃっ、は、ひっ、わかり、ま、したっ、しめま、しゅっ、しめまっ、ひゅぅうっ♪
 くひっ、ひぁ、ぁ、ぁあぁああっ♪ん、ひぁっ、うぁ、ぁ、ぁあっ、い、くぅっ♪」

ぞりゅぅぅ、と抜け出すバイブ。真面目に粘膜を吸いつかせていた分快楽は鮮烈で。
肉穴を捲り上げられるだけで、少女の体は否応なしに絶頂に押し上げられてしまう。

「くひっ、さ、最近は、ご無沙汰、でっ……ひ、久々、ですぅっ♪
 は、ぅぁっ……あ、あと、五、個、位ぃっ……♪しゃ、ろんっ、シャロン、アルコット、ですぅっ♪」

にゅるん、ずるん、と入り込むゆで卵。大振りで、なめらかで、ぷにぷにしたそれを少女は美味しそうに飲み込んでいく。
限界は五つと答えたものの、明らかにそれ以上の量が入り込めるように調教されていることは明白で。
下腹部を膨らませながら、十個近くを飲み込んで、ようやく苦しそうに息をするほどになる。
その顔は涙に濡れていたものの、それが悲嘆によるものか快楽によるものかは、一目瞭然だった。

ピング > 「ほぉ、そんなに彼の事が大事か?大好きなのか?
 じゃあほら、恋人のちんぽとこの玩具、どっちが気持ちいい?
 恋人とのセックスと、今からされる事、どっちが期待できそうだ?言ってみろ」

バイブを引き抜き、卵を挿入しながらも精神的な責め苦は続く。
立ち位置を少し変え、相手の顔の横に立つとぐいっと自らのズボンを引き下ろし。
期待と、情欲でぎちりと勃起したペニスを取り出すと、ぐいっと視界の塞がる相手の顔を引き寄せ。
何も言わずに、汗と我慢汁の交じった精臭の強いそれを口元へと突き付ける。
むわりと漂う匂いと、空気越しに伝わる熱から、触れるぎりぎりの位置にあることが伝わるだろう。

「そうか、シャロンか。オイラはピングってんだ。今後もうちの店を贔屓にしてくれよぉ?
 ――――おいおい、まだ余裕じゃねぇか。おら、まだ追加だ」

ペニスの存在は敢えて口にもせず、卵を挿入する数を増やし。
合計10個を超えても尚、押し当てて無理矢理飲み込ませた。
けれども排卵の許可はすぐには出さず。膨らんだ腹をさわさわと撫でながらにたにたと笑い。

「良いかぁ、まだ出すなよ。ほら、我慢だ、我慢我慢」

シャロン > 「だ、だいしゅき、だからっ、だいじ、だからぁっ♪
 くらべ、られにゃっ、ぁ、ひぃいいっ♪こ、恋人にも、されたい、のにっ♪
 され、たいの、にぃっ♪え、エッチなこと、期待しちゃい、ますぅっ♪」

鼻先に添えられる肉棒。濃密な雄の匂いと汗が混じり合って、強烈なまでの精臭を放っている。
こくり、と喉が鳴り、唾を飲み込んでしまうと、過去に教え込まれた記憶から口が開き、肉棒を受け入れんとしてしまう。
やがて、我慢できなくなれば自分から舌を突き出し、ちろちろと肉棒の先端――鈴口を舐め、塩味と匂いに身震いすることになる。

「んひっ、うぁ、ぁ、ぁあっ♪贔屓に、しま、しゅっ♪すりゅ、からっ♪ピング、様ぁっ♪
 卵、おにゃかに、詰めないでぇっ、くるしっ、ぃ、ひっ♪はひっ、ひぅっ♪」

それは本の中の描写と全く同じ、しかし個数は今のほうが上の攻め。
卵を十個咥えた腹は、わずかにぷっくり膨れており、押せば卵の輪郭が分かるほど。
与えられない排卵の許可を、今か今かと待ちながら、我慢と言われて頷く。

「くひっ、はっ、ひぁっ……は、ぐぅっ、んっ♪くふ、ふ、はぁっ……♪」

懸命に我慢し続ける様は、それこそ男の奴隷とでもいうかのように従順で。
無意識に彼を様付で読んでしまっている自分に気づきもせず、ゆで卵の排泄ショーをじらされ続けることになる。

ピング > 誘うようにペニスが揺れ、っぴゅと飛び散る我慢汁が鼻先を濡らす。
何も言わずとも口を開き、ついには舌先で舐め味わう仕草にくはぁ、と凶悪な笑みを浮かべ。

「期待してるんだな?よぉし、じゃあ選べ。
 してくれない恋人ちんぽなんざ放っておいて、なぁ?
 ほら、別のおちんぽ様に媚びちまえ。愛情たっぷりのキスをするんだぞぉ♪」

言え、選べ、と選択を迫りながら下腹部をぎゅうっと強めに揉み。
皮膚越しに伝わる卵がぐにゅりと蠢く様に、言葉に出来ぬ喜悦を覚えた。
懸命に堪える相手を苛めるように幾度も腹を揉み、その手を離すとゆっくりと持ち上げ。

「よし、よく頑張った。おらっ、尻を突き出して思いっきりひり出すんだ。
 序だ、一緒にション便も漏らすんだぁ…っぞっと」

許可の声と共に、合図とする様に、パチィンッと小さく乾いた音を立てて尻を叩く。
おまけとばかりに排泄のタイミングに併せ顔の前でペニスを扱くと、
びゅぶんっ、びちゅ、びゅぶりゅりゅっ、とねっとりと濃いザーメンを顔に向けてたっぷりとぶちまけ。
嬌声を上げているだろう口の中にも、煮えたヨーグルトの様に熱くどろどろの精液を飛び散らせた。

シャロン > 「はひっ、駄目、なのに、期待、してっ♪ドキドキ、してますぅっ♪
 ごめん、なしゃっ、わ、私、恋人、いりゅ、のにっ、他の人の、他の人のっ♪
 お、おちんぽ、しゃまに、きしゅ、しちゃうんですぅっ……ん、ちゅぅっ♪」

ちゅ、ちゅ、と鈴口に何度もキスをして、腹を撫でられれば、懸命に、必死に、我慢を繰り返して。
最後、とどめと言わんばかりに尻肉を弾かれると、それだけで少女は絶頂を迎えて、そして。

「へひゅぅ♪でりゅ、でりゅぅっ♪た、たまごっ、でちゃ、ぁ、ぁ、ぁぁああっ♪
 んぃっ、ひっ、ぃぁ、っ♪は、ひっ、お、おしっこ、しみゃ、ぁ、ぁあぁあっ♪
 んふっ、んぅっ、んんんぅうっ♪く、ふぁっ、ふひゃぁ、ぁああっ♪い、くぅっ♪
 お、しりっ、たみゃご、うみ、にゃがらっ、おしっこして、せーえき、かけられて、いっちゃ、ぁ、ぁああっ♪」

肉穴が目いっぱいに広がって、白い卵をぶぽん、と勢いよく吐き出す。
それは、そのまま二つ、三つ、四つ、と転がっていき、八つまでは勢いよく吐き出されて。
しかし残りの二つは腹の奥に入り込んでしまったらしく、息んでも出てこようとはしなかった。
代わりに、またぐらの小さな穴からは言われたとおりに小水が零れ落ちると、床をたっぷり湿らせて、水溜りを作り出す。
顔に浴びせられる精液は、嬉しそうに受け入れ、髪を、顔を、等しく白に染め上げた。
口の中に入り込んだ分は、言われなくても咀嚼し、味わってから口を開いて、舌の上の白濁を見せつけてから。

「あ、あぅ……のんれ、いい、れふか……?」

許可を求める。それは正しく、神聖騎士団の聖女にして、性奴隷として扱われてきた少女の、もはや変えようのない本質そのものだった。

ピング > 「そうだ。シャロンは恋人が居るのに他のおちんぽ様に浮気しちまうイケナイ子だ。
 これが初めてじゃあないだろう?何本くらい他のちんぽに浮気したんだ?んん?」

キスをしてくる唇を亀頭で撫で、雄汁でてらてらとリップを彩る。
恋人持ちの少女を好き勝手に弄る悦楽に浸りながら、店内の一角は既に惨状と行って良い状態に。
濃い情事の匂いに交じり、小水の匂いすら入り混じり。
幸いにも、と言うべきか。他の客は居ないので大した問題は今のところはないのだが。
だらしのない排泄ショーを楽しんだ後、精液だらけの顔にペニスを擦り付けておざなりなお掃除。
言わずとも躾の行き届いた行動を見せる相手の頭を一度撫で、よし、とまるで犬にする様に許可を出し。

「まったく、しかし卵がまだ全部出せてねぇだろう…ほらどうするんだ、今日だけじゃ終わらんぞこりゃ。
 終わらなかったらどうするんだ。ほら、なぁ、どうするんだ?」

何しろ本の内容はまだまだ、始まったばかりなのだ。
見えぬのを良いことに背後に回り、くどくどと説教染みた台詞を向けながら、射精を終えたばかりのペニスを扱き。
まだ硬い侭のペニスをそのまま、卵の残る腸内へとぐぷちゅんっ、と嵌め込んでしまい。

「おっ、ほぉ……ほぉら、卵出てこい♪出てこい♪」

ばつんっ、ばつんっ、と尻肉を震わせる程強く腰を叩きつけ、言葉とは裏腹な行動を取り、ねっとりアナルをゴリゴリと犯し。
時折卵をぐにんと押し込んだり、無理矢理腸壁と卵の隙間に亀頭が滑り込んで圧迫を強めたりと、お腹の中を好き勝手に掻き混ぜた。

シャロン > 「う、浮気は、そんなに、してないですぅっ♪んひっ、ぃ、ぁ、ぁあっ♪
 山賊に、犯されたりは、しました、けどっ、く、ふぅう――んむっ、んっ♪」

唇には我慢汁による装飾を受け、顔には精液を擦りつけられて。
口の中に溜まった精液は、許可を得てようやくこくりと飲み込んだ。
その時の表情の蕩け具合は、まさしく雌というべき淫猥なもので。

「く、ひっ♪お、おわんにゃ、かった、らっ、通い、ますぅっ♪
 ピング様の、お店、でもっ、お外、でも、毎日、通い、ますからぁっ♪
 んぃ、ひぁぁ、ぁあっ♪本、おわんにゃ、ぁ、ひぃいっ♪おか、しゃれてるぅっ♪」

肉棒の挿入は本によるとまだだったような気もするが、もはやそんなことはどうでもいい。
ゴリゴリと肉棒で腸壁をこすりあげられると、おもちゃとは段違いの熱量と質量に、少女は木馬を抱くのが精一杯になる。
出て来い、と言いながらしかしその実は奥へと押し込むような行為を繰り返されると、結腸口が開き、卵に吸い付いてしまって。
押し込めばより奥に入ってしまいそうな気配を見せながら、少女の肉穴は粘膜を幾重にも肉棒に絡みつかせて、極上の悦楽を与えんとする。

「んぃ、ひっ、ぁ、ぁあっ♪くひゅっ、ぅ、ぁっ♪たま、ご、でにゃ、ぁ、ぁぁあっ♪ 
 おし、りぃっ♪お尻っ、ぐぼ、ぐぼってっ、おかしゃれて、頭おかしく、なりそう、でぇっ♪
 い、ぐっ、いくぅっ♪い、くのっ、ピングしゃまっ、シャロン、お尻、でっい、くぅうううっ♪」

何度も何度も絶頂を迎えて、ひたすら木馬の上でよがり狂って。
一章の半分すら終えることなく、少女はひたすらに絶頂を続ける。
忘れつつあった、苛烈な凌辱を思い出しながら、彼の性奴隷とでもいうかのように。

ピング > 「そうかそうかぁ。じゃあ今回は本気の浮気だな?
 おらっ、浮気ちんぽの形、ちゃあんと後で恋人と比べてくるんだぞ…!」

あくまでもこれは卵を抜くための作業であって、本の件とは別だと言い張る次第。
ばちんっ、ばつんっ、と腰をぶつける鋭い音が鳴り響き、杭を打ち込むかのような荒々しさで腸内を焼く。
腰を持ち上げ、足を宙に浮かせたままで好き勝手に嬲る様はまるで物扱い。

「卵出さないと進めねぇだろうが!誰が悪いんだ!?尻ばっかり締めやがって…!」

理不尽な物言いをしながら極上の尻穴を犯し、幾度絶頂を迎えても遠慮をせずに尻を抉り続け。
やがて此方の勝手なタイミングで射精を成し、ごぷっ、ごびゅっ、と重たささえ感じられる程の精液を注ぎ込み。

「ほぉ、お……ほら、卵出す手伝いだかなぁ、これは…お、ほ……これなら出せるだろ…!」

射精だけに留まらず、そのまま腸内に向け、じょば、じゅばばばばっ、とたっぷりの尿を排泄し。
浣腸の如く尿と精液をブレンドさせた体液を注ぎ込み、腰を引き抜いた。
尻穴ファックはこのための前準備であったと、尊大な態度で。
そして先ほどと同じ、合図の様に尻へとパシンッ、と平手を振り下ろした。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からシャロンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からピングさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にタマモさんが現れました。
タマモ > 公園の一角にあるベンチ、少女はのんびりと背凭れに背を預け寛いでいた。
まぁ、公園とは言っても王都内にいくつかある内の一つで小さなもの。
子供が元気一杯に駆け回るには、大きさが微妙なのか今のところは誰も居ないようだ。

「………平和じゃ…」

ぐたりとだらしなく凭れ掛り、空を見上げる。
今日は見事な晴天だ、むしろ、こうしていると眩し過ぎるくらいに。
広げた唐傘を立てて日除けにすれば、袖から紙包みを取り出した。
中から取り出したのは、いくつかのパン類。
その中から一つを選んで、はむっ、と咥えた。

タマモ > もぐもぐ、ごくん…うん、美味しい。
やはり、パンは甘いものに限る。
満面の笑顔を浮かべながら、一口一口を味わうように頬張る…幸せな一時だ。
それはきっと、誰が見ても分かる程だろうと思われる。
機嫌が良さそうに、耳はぴこぴこと、足と尻尾もぱたぱたと揺らされているのだから。
そして、合間に喉を潤わせる美味しいジュース。
もしこの瞬間を妨げる何者かが居るならば、これ以上無い程の報復を受ける事だろう。
…大人気ない?知った事か。

「しかし、迷った末にこんな良い場所が見付かるとは…今日は吉日じゃろうか?」

ぽつりと呟き、次のパンを食べ始めた。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にシャルティアさんが現れました。
シャルティア > ひらり、ひらりと、天使は空を飛んでいた。のんびりとした空中散歩。小さな小さな天使はくるんっと、とんぼを切って公園の方へと舞う。特に理由はない。あるとしたら公園の野良猫がいたらいいなー程度である。
だが、香ばしいいい香りに、ピタリと足を止め、鼻をヒクつかせる。その視線の先は…あれは、傘、だろうか? 見たことのない唐傘に、首をかしげながら、公園に舞い降りる少年。視線の先には――

「あー!」

と、おっきな声をあげながら、タマモを指差す

タマモ > もぐもぐと次のパンを頬張っている中、ふと、視線が一点に向けられた。
地面、そこに小さな影が出来ていた。
こんな場所に影なんて出来ていたっけか?首を傾げ、口は動かしながらじっと見ているも…
それは、徐々に大きくなってきた。つまり、上から何かが降ってきている?そう思わせるには十分だ。

「………はて?」

そんなものが見えてしまえば、やはり気になるものだ。
軽く身を屈め、唐傘から隠れてるようになっている何かを確かめようとする。
が、その途中で見ようとするまでもなく、それが姿を現わした。
見覚えのある少年だ。

「おや、お主は先日の………?
ま、まぁ、久し振りじゃったかのぅ?」

続けるべき言葉、相手の名前を言おうとしたが…思い浮かばない、聞いてなかったっけか?忘れておるのか?また首を傾げる。
実際には前者であるが。
とりあえず、挨拶代わりにひらりと手を振っておく。

シャルティア > そこにいたのは、以前に見知った相手である。まあ、羞恥の相手でもあるはずだが、人懐っこさの方が強い少年は全然木にした様子もなく、ひらひらと振った手に、元気いっぱいにぶんぶか手を振って返す。

「こーんにーちわー♪ あ、なんか食べてる!」

とててっと側によると、タマモの了承無しに、ひょいっとベンチの隣に飛び乗る。美味しそうなパンに目を輝かせながら、背の翼をピコピコと振って

「お名前、ボクはシャルティアだよ!おねーちゃんは?」

相手がちょっと困ったような顔をしたように見えたので、少年は朗らかに笑って言う。少年も懐を漁って…取り出したのは小さな干し肉

「おねーちゃんがおやつ食べてるから、ボクもおやつにする!」

えへへーと、何が嬉しいのが知らないが、少年は嬉しそうに笑って

タマモ > そういえば、前に会った時もこんな元気な感じだったような気がする。
大きく手を振り返す少年に、ふむ、と思い出していた。

「うむ、くりーむぱんと言うものでな?甘くて美味しいのじゃ」

食べかけのパン、中のクリームが見えるように少年へと向ける。
こう、どこか自慢気だ。買ってきたパンだと言うのに。

「お、おぉ…しる…て………まぁ、しーちゃんで良いな?
妾の名はタマモ、覚えて損得あるものではない、覚えるも忘れるもお主次第じゃ」

うん、気の利いた少年で助かった…が、名前が言い難い。
いつもの如くあだ名を付けつつ、うむ、と頷く。
そして、自分もおやつだと言う少年が懐から取り出したのは、干し肉だった。

「………それは、甘くて美味しいのじゃろうか?」

干し肉は以前、一度気紛れで食べた事がある。
あんまり味気のしない印象があるので、どうもおやつとは思えないのだ。
そういった理由があり、気になって問うてみた。

シャルティア > 「いいなー、くりーむぱんいいなー」

欲しがるわけでもなく、しかし素直にいいな、いいなと羨望の目でクリームパンを見つめる。おいしそうなクリームがとろりとしてるパンは、きっと香ばしくて蕩けるように甘いに違いない
少年は、噛むように自分の名を反芻しようとするタマモに首を傾げて、でも、しーちゃんというあだ名は気に入ったのか

「うんっ、しーちゃんでいいよ!たまもおねーちゃん!」

えへへ~と嬉しそうに肩を寄せる。スキンシップが好きなのかやたらとくっつきたがりで。そのまま干し肉をちぎって、パクンと口に

「んとね、これはただの干し肉じゃないのです!」

えっへんと胸を張るようにしながら、ちぎった干し肉をタマモに差し出して

「この地区でも有名なおにくやさん、「デウス・モー」のごくじょー黒牛じゃーきーなんだよ!」

差し出された干し肉は油が多く、保存食というよりは嗜好品っぽいものらしい、スパイスの香りが鼻に香ることだろう

「あい、一口あげるー」

タマモ > 「ふふんっ、そうかそうか、くりーむぱんが羨ましいか」

素直な言葉を口にする少年に、満足そうにうんうんと頷いた。
干し肉を一口頬張る少年に合わせ、じぶんもはむっともう一口。
反論が無しと判断すれば…いや、されても押し切るだろうが…ぽんぽんと肩を叩いた。
こう、それで良い、と言わんばかりに。

「………なるほど、とにかく上等な肉なんじゃな?」

確かに切れ目を見ればそうなのかもしれない、名前を聞いてもぴんとこないが。
ただ、脂身は多く美味しそうだが、鼻に付くスパイスの香りが少しばかり尻込みをさせた。
…うん、辛いのは大の苦手なのだ。
千切って差し出す行動から、こちらにも食べさせようとするのは分かっている。
少年の好意、受けるべきだ…いや、しかし、少し辛そうだ…どうする!?
心の葛藤、だが、答えは一つしかない。

「う、うむ、頂くのじゃ…ほれ、妾のも一口やろう」

ぎゅっと目を閉じ、差し出された干し肉を口の中に。
ついでに、こちらのパンもクリームの乗った部分を千切って少年に渡す。

ここが堪えどころだ…口の中の干し肉を、もぐもぐと頬張る。
…あぁ、何とか耐えれる程度の辛さだ…
舌にくる刺激にそう理解すれば、もぐもぐ、ごくんと飲み込んでみせた。
ただ、味自体は美味しいものだったので、悪くはない。
そして、手にしたジュースを即飲んだ。

シャルティア > 「うんっ、うらやましー!ちょっとだけ食べたいっ♪」

卑屈な素振りではなく、素直にそう答える。満足そうなタマモの表情を楽しむかのように。
そして、千切られたクリームパン。それが差し出されると、パァァっと少年の表情が輝く

「やったー!クリームパンだー!」

タマモの口の中に干し肉をひょいっと入れると、両手で大事そうにクリームパンを持って、ぱくんと口に運ぶ。
とろぉっとした舌触りと、甘い香りが口いっぱいに広がって幸せいっぱいである。ぱたたたたっと翼を揺らして

「おいしー!!これおいしいね?ねっ?」

ジュースを飲むタマモに、にこぉっとした表情で訴えかけて、何かに気づいた様子。ジュースを持つ手と、逆の手の方に視線が行く。むんず、とその手をちっちゃな手で掴んで

「クリームついてるよ。あー…んっ」

ちゅ、ちゅる…と指にキスするように、タマモの指についたクリームを舐めとる。れる、ぺろっと、丹念にしゃぶるように、白魚のように細い指に舌を這わせて

タマモ > 心の底からそう思っているのだろう、それが分かるだけに、少年の反応は何とも気分の良いものだ。
喜び頬張る姿を横から見詰めながら、自分は…何とか干し肉を食べ終えている。
きっとスパイスを抜きにすれば…いや、それがあってこその美味しさだろうか?何とも難しい話だ。
そんな事を考えている中、同意を求める言葉が掛けられる。

「それはそうじゃろう、これは妾のお気に入りなのじゃ。
どれだけ食べても飽きぬ美味しさじゃ、のぅ?」

まぁ、甘いものなら何でも飽きないが、それは言わない。
と、不意に空いた手に向けられる少年の視線。
その手を取られれば、付着していたらしいクリームを舐め取っている。
その仕草を見て、くすりと笑う。

「そうそう、そういえば聞き忘れておった事があったのぅ…」

指はしゃぶらせたまま、ジュースを置き、その手を少年の肩に添えて身を引き寄せさせた。
自然と耳元は唇の近くへと寄せられ、囁きと共に吐息が掛かる。

「あれから、ちゃんと約束は守っておるか?」

シャルティア > 「うん、ボクも甘いの大好き♪このクリームパンおいしいね♪」

後で、売ってるお店を教えてもらおう、と思いながら、指をちゅぷ、ちゅぱと舐めとる。擦り寄るように、身体が引き寄せられる。軽い身体はいともたやすくタマモの腕の中に吸い込まれるように寄せられて

「んむ…ひゃっ!? ぁ…」

耳元に、ゾクリとするような声と吐息がかけられる。思わず、かん高い上ずった声が漏れて…少年は、ちょっとだけ困ったように、でも、小さく頷く

「うん……まだ、魔族はやっつけてないけど…でも、神様や大天使様に怒られちゃうよぉ…」

でも、「約束」という言葉に、ゾクリと期待するように身を震わせるのが、目敏い者ならわかるだろうか

タマモ > 「ふむふむ…ならば、機会があれば連れていってやろう。
………と言うか、王都の中で天使は見た事もないんじゃが、目立ったりせんのじゃろうか…?」

気に入ったのならば良い、と話を進めるのだが、ふと考えた事を口にする。
…が、考えてみれば、自分も最初は目立ったはずだ。
それならば問題は無いだろうと、答えを聞く前に自己完結していた。

「ふふ…可愛らしい声じゃ。…約束は守っておるか、それは良い事じゃな?
まぁ、ほれ、実際に倒しておるか倒しておらんのか、なんて分かるものではないじゃろう?
魔族なんてものはたんと居るんじゃ、聞かれたら、まだ終わっておらんと答えれば納得のするじゃろうて」

もっとも、そんな事を確認にくる者が居るかどうかさえ、疑問ではあるのだが。
見詰めている少年の反応に、笑みを浮かべたまま、ぬらりと舌が耳を舐める。
肩の手はゆっくりと翼の根元に、指先が触れれば、焦らすように這わせていって。

シャルティア > 「ほんと?えへへ、タマモおねーちゃんとお買い物、うれしいなー♪」
クリームパンを買えるのも嬉しいが、大好きな相手と買い物に行けるのも嬉しい。だから嬉しそうな声と表情をして、でも、それもすぐに恍惚の混じったモノに代わる

確かに、魔族はいくらでもいる、言わなければバレない…だけど
「嘘つきさんは良くないんだよぉ?それに、ボクは魔族を倒すために――ひゃぁぅんっ!?やっ、耳、ダメなのぉ…♡」

とろぉん、と純粋だった瞳は快楽にすぐに潤んじゃう。ぬらぁっとした蛇の舌のような感触が耳に走ると、ゾクゾクっとした快感に身を震わせて。焦らすような背の感覚にモジモジとしながら

「やぁ…意地悪しちゃ、やぁ、の…いっぱい、シてぇ…?」

タマモ > 「うむ、食べてみれば他にも気に入るものがあるやもしれん、その時は色々と試してみれば良いじゃろう」

先ほどの干し肉も美味しそうに食べていたのだ、甘いものも、辛いものもいける口かもしれない。
パンの種類は多いのだ、試す価値はきっとあるだろう。
…まぁ、自分と買い物に行くとして…無事にそれが終わるかは謎ではあるが。

「うむ、分かってはおるぞ?妾の言う事をちゃんと聞くならば、悪い魔族を倒す、じゃろうがな?
そうかそうか、確かに嘘はいかんが…良い嘘と悪い嘘がある、その判断はしーちゃんに任せよう。
それによって、ずっとここに居易くなるやもしれん、考えて置く事じゃ」

くすくすと笑いながら、舌は少年の耳の中へと入り込む。
ちゅくちゅくと立つ音を聞かせながら、刺激を与え続けるように。

「うん?はて、何が意地悪なのじゃ?
しーちゃんは、妾にどんな事をされたいんじゃろうか?
ちゃんと言ってくれねば、妾には分からんのぅ」

明らかに、分かっていながらすっとぼけているような言葉。
しかし、その指はじわじわと翼の根元を焦らす動きから、軽く翼を掴んで擦りあげるような動きに変わっている。
こっそりと、その翼に力を注ぎ、手を離されようがその刺激が続いてしまうように。

シャルティア > 「でも、悪い魔族かどうかなんてわかんないもん…聞いてもみんな、悪い魔族じゃないよって言うし…
嘘は嘘だよぉ…大天使様も、うそはいけませんっていってたもん」

でも、その言葉も、耳の中に入ってくる舌に、とぎれとぎれになる。耳たぶも、耳の中も、随分と弱いようで、へなへなと力が抜けたようにタマモに寄りかかって
両手を、モジモジと交差させながら、でも、きゅ、とタマモの着物の裾を掴んで、潤んだ瞳と声をむけて

「もう、意地悪しないでよぉ…エッチなご褒美、頂戴ぃ♡」

とうとう、自分からおねだりしてしまう。ハァハァと上気した表情は、すっかり欲情しちゃった子犬のようで

「やんっ、背中、だめぇっ♪ジンジンするぅ…きゃぁぅんっ♡」

すっかり、女の子のような声を上げて喘ぎ始めちゃって

タマモ > 「まぁ、面倒事は誰しも避けたいものじゃからのぅ…仕方ないか。
困ったものじゃな、しーちゃん?
聞かれた時に、そこは考えれば良いじゃろう。
いちいち難しい事ばかり考えておっても、疲れるだけじゃ」

自分だって、それで面倒事が避けれるならば、平気で嘘を付くものだ。
そこは本当に、仕方の無い事だろうとは思っている。
そして、嘘を少年が付くかどうかに関しては…先も考えていた通りだ、その機会はまず無いだろう。
ある種の確信は、そこにあった。

「おやおや、ちゃんと言わねば分からんのは、どんな事でもそうじゃろう?
して、えっちなご褒美とはどういった事じゃったかのぅ…覚えておるか?」

耳から舌を離せば、上から顔を覗き込むように上体を屈める。
真っ直ぐに瞳を見詰めながらも、翼への悪戯の確認をし、その手は翼から背中へと戻っていく。
問い掛けをしながら、その手は更に移動をするように這い続け…背中から腰、そしてお尻を撫で、更にするりと前に。
どうなっているのか、確認をするかのように、指先が膨らみのありそうな場所をつんっと小突く。

シャルティア > 「あうぅ、大天使様にうそつきたくないのぉ」

きっと、大天使は少年にとっては神様と同様に敬愛する存在なのだろう。大好きな大好きな大天使様、でも、その人に嘘をつくという罪悪感は、少年にとってはかなり重そうなものらしく

「ふぁ、ぁ…お姉ちゃん…」

上から覗き込まれる瞳。真っ直ぐに見つめられる瞳に魅入られたかのように、目が離せない。じぃ、っと見つめられる。それだけでまるで視線で犯されてるような感覚に陥って、ゾクゾクっと体を震わせちゃう。手が、翼から離れてもまるで見えない手で触られてるかのような感覚。そのまま背中からお尻へとつなげるようにツィィッと動く指に震える。そして、ピンピンに勃起した前へと手が行くと――

「ひぁ、っ、お姉ちゃんっ!たまもお姉ちゃんっ♡♡」

とうとう自分から、そのタマモの手におちんちんをこすりつける。まるで、タマモの手でオナニーをしちゃうように

タマモ > 「ならば、その時は正直に言えば良いじゃろう?
そう難しい話ではない、それだけの事じゃ」

嘘を付こうか付くまいが、多分、その大天使とやらにとっては同じ事だろう。
良い意味でも悪い意味でも純真な少年だけに…正直、その神や大天使やらには反吐が出る。

「ほれ、妾を呼ぶだけではいかんぞ?
妾の問いに何も答えておらんではないか…続けて欲しいのじゃろう?
それならば、どう答えねばならんのか…のぅ?」

少年の反応を、表情を、見逃さぬように向けられ続ける瞳。
仕草の一つ一つを確かめるようにしながら、手は動き続ける。
そして、その指先が陰茎へと触れれば、自ら押し付ける動き。
笑みを深めながら、言い聞かせるように言葉を紡ぐ。
それを急かすかのように、その動きを止めるように、ぎゅっとローブの布地ごと、それを握ってしまう。

シャルティア > 「やぁ…いじわるしちゃやーのぉ…」

しかし、快感に上気した表情は、悲しんだり嫌がる様子もない。
ただ、快感を貪りたい、そう、自分がされたいのは…

「――して」

少年はおずおずと言葉を紡ぐ、でも、なかなか言葉にならない。
こんなことを求めていいのだろうか、と、そんな罪悪感にもにた自問自答をしてしまう。
でも、きゅぅっとローブの布地ごと握られると、タマモの手の感触に、理性が緩まるように、潤んだ目で懇願する

「――して、犯してぇ、ボクのこと、いっぱいいっぱい犯して、また、おちんちんびゅーびゅーさせてぇっ♡」

タマモ > 「はてさて、妾は意地悪なんてしてはおらんぞ?
しーちゃんがどうして欲しいのか、そのして欲しい事を、してやろうと思うておるだけじゃ」

少女の性格をよく知る者が聞いたなら、絶対に嘘だと分かる言葉。
少年から言葉を引き出し、それを求める自身を自覚させる為の行為…それが分かるものだろう。
そして、間を置いて少年から紡がれる言葉…それを聞けば、唇の端をつり上げる。

「ふふ…よう言えたぞ、しーちゃん?
犯して欲しいか?それは、どちらを言うておるんじゃろうか…ここか?それとも…ここか?」

しゅるりと伸びる数本の尻尾が、少年の体に絡み付く。
握る手を少し緩めれば、ごしゅごしゅと音を立て、少し強めに扱き始める。
そうしながら、体に絡む尻尾が次の動きを見せ始めた。
ローブの中に入り込み、少年のお尻を撫でるように擦り、尾先がその谷間にある窄みを擽りだしたのだ。
当然、翼へと与えた刺激となる力を含んだままに…弄れば弄る程、その場所さえも少年にとって気持ちの良い場所となっていくだろう。

シャルティア > 「ひゃっぁ、タマモおねーちゃん、いじわるだよぉ、いじめて、ボクのこと、犯してぇ♡ ひゃんっ!?ふぁぁ、尻尾、しゅきっ、しゅきぃ♡」

しゅるしゅると音を立て、身体に巻き付く尻尾、身体を犯して、気持ちよくしてくれるそれを、愛おしげにきゅぅっと握る。そのうちのいっぽんを、ちゅぷ、ぺろっと、口にふくむように舐めあげて

「ひゃっ、そっち汚――あんっ!?やっ、なんで気持ちいいのっ!?あんっ、お尻も、おちんちんも、両方きもちいいよぉ」

だらぁっとよだれが垂れ、尻尾を汚していく。しごかれると、ローブ越しに先走りの蜜が滴るように、もう、タマモの手を汚していってしまう。まるで女の子の愛液みたいに、先走りのカウパーが溢れてしまって

タマモ > 「ふむ…意地悪して欲しいのか?して欲しくないのか?
そんな答えでは、どっちがどっちなのやら、じゃぞ?
ほれ、はっきりと言ってみるが良い…意地悪は、して欲しいんじゃな?」

すぅっと楽しげに目を細め、言葉は続けられる。
それでも、結局は分かっていたかのような言葉が、最後の問いとして掛けられた。
同時に扱く手の指の1本、その爪先が、ぎちりと亀頭を軽く引っ掻いた。

「さて…また答えておらんようじゃな?
仕方の無い子じゃ、それならば妾が勝手に犯してしまおうかのぅ?」

別の尻尾が口を汚し、また別の尻尾が胸を撫で、乳首を弄る。
次々と刺激を与える場所を増やしながら、窄みを弄る尻尾がきゅるりと絞るように細められ、ゆっくりと奥へと侵入を開始した。
浅く穿っていた場所が広がってくれば、尾先は更に奥を目指す。
そこが更に広がれば、そこからまた奥に…こうして拡張をしていき、指ならば簡単に入る程の穴へと作り上げていく。

シャルティア > スゥッと微笑むように、嗤うように細められる瞳、この瞳に見つめられるだけで、嗚呼、犯されるんだと分かってしまう。そして、それを期待するように身体が震えてしまう。表情に、嫌悪や怯えはない、あるのはただ、快感への歓喜と悦楽、陶酔だけ

「ふあ、おねえちゃ、お姉ちゃんっ♡気持ちいいのっ、おてて、シコシコ好きぃ♡」

すっかり発情しちゃった少年は、夕方の公園だと言うのに声を隠すことなく喘ぎ、腰を振る。そして腰を手に押し付けちゃう。  カリッと軽く引っかかれると、ぴゅ、と先走りが更に吹き出して、ローブから滲み出て

「うんっ、犯してぇ、ボクをいっぱい犯してっ、頭真っ白になるぐらいきもちよくなりたいっ♡♡」

絞るように細められた尻尾、それが先端だけ挿入されると、ムズムズとした、それでも言葉にならない快感となって体を震わせる。だが、拡張はちょっとだけ苦しげに…でも、それを受け入れるように深呼吸してなんとか、指先ならば簡単に入るであろう穴に作り上げられちゃって

「やぁ、おしり、きたないよぉ、なのに、気持ちいいっ、もっと気持ちよくなりたいのぉ」

タマモ > こちらの仕草にさえ、少年は反応しているのはすぐに分かる。
意識している訳でもないのに、少年が身震いさせたからだ。
快楽に惚けていく少年を前に、ぺろりと舌なめずりして。

「良かろう、もっと楽しませてやろう。
こうして手で遊ぶだけではない、色々と教えてやるからのぅ?」

すでに、少年は場所も構わず声を上げるまでになっている。
だが、それでは自分にとってまだまだ足りない。
何やら軽く思案をする、その間にも手や尻尾は動きっぱなしだ。

「よし、そうじゃな。
せっかくの機会じゃ、場所を変え、ゆっくりと教え込むようにしようではないか。
ふふ…戻れるか、戻れぬか…どこまで染まるか、楽しみにしておるぞ?」

すっと立ち上がり、少年は尻尾に絡めたまま持ち上げる。
一旦は手を止め、顔を覗き込むようにしながら、それを伝えた。
手は止まっているも、尻尾は動かし続けたまま、ゆっくりと辺りの風景が揺れ始める。

あぁ、2人の転移は地味に響くやもしれん…
そんな事を頭の隅に浮かべているのは秘密、そのまま、2人の姿は公園から消えていった。

シャルティア > ふにゃふにゃにとろけた少年。それをぺろりと、舌なめずりをしながら食べようとする狐。しかし、普通と違うのは、少年がそれを望んでるということだ。この快感の中でなら、どんなことをされても少年に取っては悦びだろう。

「色々、と…うん、うんっ
もっと、もっと気持ちよくしてぇ…」

思案するタマモとは裏腹に、夢中で快感を貪る少年。目の前の狐がどんな事を考えているかなど想像もしてない様子。
尻尾に持ち上げられる身体は、少年の見た目以上、まるで羽毛のように柔らかく、軽く、簡単に持ち上がる。 肩から首にかけて、まるでお姫様抱っこをされてるかのようにきゅ、と腕を回して

自分たちの風景が揺れても、少年は快感に頭をボーっとさせたまま、二人は公園から消え去っていった

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からタマモさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からシャルティアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にティエンファさんが現れました。
ティエンファ > 賑やかな夜の酒場で、のんびりと酒を飲む少年の姿。
テーブル席にはウィンナーや付加した芋が湯気を立てる皿、並ぶ酒の瓶。
街の周辺の地図をテーブルクロス代わりにしながら、街道を指でなぞる。

「こっちが封鎖中、と …こないだの大嵐で山道が崩れたんだっけな
 ってなると、交通量は西のう回路に増えるとして… …うん、やっぱこの村で依頼が増えそうだな
 普段人が来ない場所に、急に人足が増えると、厄介事や問題が出てくるわけだ」

酒瓶を置いて、熱い腸詰を口に運ぶ。 肉汁の味に目を細めながら、ぎし、と椅子の背もたれに寄りかかる。

ティエンファ > 「用心棒や護衛の依頼も増えるし、盗賊達もこっちの道に狙いを定めるだろうし…
 明日朝一で、ギルドのおっさんに上手い情報がないか聞きに行ってみるかな
 山道が駄目になってからもう数日たってるし、そろそろ話が回って来てるだろうし」

指についた脂を舐めとってから、ぐい、と安酒を一口。
口の中のべとつきを洗いながらしてから、蒸かした芋をもう一口。
若くて粗暴な見た目ではあるが、こんな風に、色々と予測を立てて冒険の依頼を受ける少年の日常。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にリンさんが現れました。
リン > 武芸者の少年の居るすぐ近くの席に、ろくに弾きもしない
楽器のケースやらを背負った奏者の少年が大儀そうに座り込み、注文をする。
互いの荷物が少し当たってしまうかもしれない。

「や」

目が合うならば、一度遭った顔に控えめに手を振ってみせるだろう。

ティエンファ > こつ、と背もたれに何かが当たる感覚。
わり、と声を駆けながら椅子を引いて振り返れば…

「よ」

同じ様に短く声を返し、知った顔に笑って返す。
しかし、こっちは控えめなんて言葉を知らない様子で、明るい笑顔で手を挙げて見せる。

「楽師殿、今日は酒場で演奏会か?
 …って、なんか随分疲れてるじゃん、どうしたよ」

リンの様子に目を瞬かせれば地図を丸め、酒瓶と皿を持って無遠慮にリンの居る机に座る。

リン > 遠慮なく隣の席まで移ってくる元気の良さと遠慮の無さに思わず苦笑いするが、拒むような意思は見せない。

「まさか、演奏会なんてずっと開いちゃいないよ
 水でも飲もうかと思っただけだよ。きみ同様にね」

言うとおり、ケースの蓋は開かれる気配はない。
本当にただ持ってきただけというらしい。
机の木板に肘をついて、気だるげな視線を向ける。

「そう見えた? ならそうかもしれない。
 けど、生きているって疲れることばかりじゃない? 特別なことがなくたって」

捻くれたことを言って、ティエンファの問いをはぐらかす。

ティエンファ > どかっと椅子に座れば、追加の酒を頼む少年。
リンが見やれば、さっき少年が居た机の下にも何本かすでに瓶が空いていた。
けだるい様子を見れば、この間路地裏で見かけたよりも元気がないように見えて、
まだ湯気が立つ腸詰とジャガイモの皿を勧める。

「そうなのか? 勿体無い、少ししか聞いてないが、良い音だと思ったけどなあ
 ま、良かったらご一緒に、だ 此処の腸詰は香草が効いてて旨いんだぜ
 水だけじゃあ椅子も貸してくれない店だから、ま、誤魔化し代わりにつまみなよ」

自分も腸詰を抓みながらそんな事を言って、それから、
応えになっていない答えを言う相手に、思わず笑ってしまって。

「そりゃあそうだ、だからこうやって、疲れを吹っ飛ばすために食って呑んで寝る訳だからな!
 でも、俺としては、疲れる事と同じくらい食う呑む遊ぶが楽しいからな、生きてるってのも悪くないと思うぜ」

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にチェシャ=ベルベットさんが現れました。
チェシャ=ベルベット > 最近は酒場の辺りを通りかかると自然とティエンファの背を探してしまうようになった。
今日もこのあたりで飲んでいるのではとなんとなく足を運んでしまったところ
ビンゴで目当ての人物を見つける。
その背に飛びついて驚かそうと忍び歩きで迫って、だーれだ?なんてやろうかとしたら
先客が隣りにいたらしい。
女だったらシャーッと唸って追い返そうかと思ったがそっちにも見覚えのある背を見つけていやそうな声を上げてしまう。

「げっ、なんでティエの隣にチビがいるのさ……」

リン > 「きみぐらい元気な男にかかったら
 誰だって疲れたやつ扱いになっちゃうんじゃないか?
 全く……あやかりたいような、そうでもないような」

良くも悪くも、善意を押し付けることに躊躇のない男だなぁ、と思う。
本当に疲弊しきっていたら、この気遣いを受ける余裕もなかったかもしれない。
じゃあ遠慮なく、と差し出された腸詰めを一切ればかり頂戴する。
そうこうしているうちに自分の注文した酒も届くだろう。

「そっちは仕事上がりかい? 互いにお疲れ様だな。
 いつもそれぐらい飲むの?」

などと問いかけを投げたところで知っている声が追加で後ろからして思わず表情が強張ったが、
気の所為ということにしておいた。

ティエンファ > 「はっはっは、まあ、冒険者は元気なのも資本の内だからな!
 青い顔した用心棒なんて、誰も雇っちゃあくれないから、いつでも元気な顔してないといけんのよ」

に、と白い歯を見せて笑って見せる。
誰かの間合いに踏み込むことに躊躇い無い少年だ。
リンが皿から摘まむのを眺めれば、よしよし、と満足げに頷いて。

「ああ、午前中に荷運びの仕事をしただけだけどね
 うん? あー、まあ、これ位は結構飲むな 今週は一発当てたから、ちょっと量が多いかもだけど
 …って、うん? お、チェシャじゃん」

後ろから降ってきた声を、椅子に寄りかかって逆さの視界で見る。
真後ろに立ってるチェシャを見上げれば、今晩は、と笑って見せる。

「うん? なんだ、二人とも知り合いか?
 今丁度隣に座ったから、俺がお邪魔してんのさ なに渋い顔してんだ
 2人とも知り合いなら、折角だ、一緒に呑もうぜ」

ポンポン、と隣の席を叩いて促す。
2人のちょっと色々ありそうな顔は分かっていたけど、喧嘩する様子もないので様子を見る。
チェシャが座れば、チェシャの好きな銘柄の酒を勝手に注文するのだ。

チェシャ=ベルベット > 何も知らないティエンファがポンポンと隣の席、つまりリンとは反対の席を叩く。
だが二人が並んで座っているのが気に食わないチェシャは
あえて二人の間を割るように席を持ってきて座る。狭い。ぎゅうぎゅうのみちみちである。

ムスッといつもどおりの無愛想な表情になったチェシャは
ティエンファとリンを見比べて勝手に注文された酒を受け取ると勝手に飲む。

「で、二人はどういう関係?もう寝たの?」

ずけずけと彼女面して厳しい質問を投げかけた。

リン > 「元気でいるのもセルフプロデュースってことか。
 芸人も傭兵も冒険者も、そういうところでは共通してるのかね」

ティエンファの屈託ない表情につられて笑みを浮かべる。
といってもこちらはやや控えめで皮肉げなものだ。

「ちょっと多い、かー。
 ぼくは一人じゃ何瓶も空けられないなぁ……」

と返したところで無視していた現実が招き入れられた。
というか無理やり割り込んできた。狭い。近い。だがここでどくのはあまりにもしゃくだ。

「チェシャ、それ、ぼくのなんだけど……」

注文を横取りされた上にすさまじく不躾な質問をされた。
さっき疲れていると指摘されたときはピンとは来なかったが、
多分今の自分を鏡で見ればそうとう疲れた憂鬱な顔をしているだろう、という自信がある。

「ああ、いい男だよね彼」

まともに取り合わず、そうとだけ言っておいた。
むしろお前ら二人はどういう関係なんだよ、と見比べるような視線を送る。

ティエンファ > 「そう言う事、だ まあ、要人警護でへらへら笑ってる奴が怒られるのと一緒で、
 葬式の演奏で元気一杯なんて楽師も居ないし、場合によりけりって感じだけどな」

冗談を言って返す。 皮肉交じりの笑顔にも気を悪くした様子もなく。
旨い酒ならもっと飲めるよ、なんてリンに言いつつー…
無理矢理二人の間に身体を押し込んできたチェシャに目を瞬かせる。

「お、おい、チェシャどうした? …猫ってこういう事するよな」

乾杯もせずに酒を呷る様子に、なんか不機嫌だな、なんて思いつつその頭を撫でる。
リンもリンで座った場所をずれようとしない所を見れば、
まあ、仲が悪いわけではないのだろうけど、と思いつつ酒を傾けー…。
…チェシャの問いかけに酒を吹きだし、むせる。

「な、と、突然何…げほ、鼻に入った…っ はぁ、何言ってんだチェシャ
 って、おう、有難うリン …って、え、そのまま普通に話し進む感じかコレ!?

 …チェシャ、リンはこないだ夜市で知り合った友達だよ
 で、リン、チェシャとは仲良くさせて貰ってる まあ、そう言う関係でね」

威嚇するようなチェシャの頭を撫でながら二人に簡単に説明してから、
2人も友達同士かな、とかそんな視線で首を傾げる。

チェシャ=ベルベット > 「ああ、この酒ちんくしゃの? 道理で安い酒だと思った」

注文を横取りしたというのに悪びれる様子もなく平然と飲み続ける。
いい男だと告げるリンに彼氏が褒められたような気分でちょっとだけ
機嫌を良くするもそれを言ったのがこの楽師であるということで再び警戒を強めた。

むせたティエンファにはい、とお手拭きで吹き出した顔とテーブルを拭って片付ける。甲斐甲斐しい。
頭を撫でられればもっと撫でろというようにぐいぐいと頭を押し付け、
ティエンファの片腕をとるとその腕に自分の腕を絡めあからさまに体を押し付けた。

「ふーん、夜市で知り合ったねぇ……じゃあまだか。
 そう、いい男だからね。セフレになった。セフレ?セフレかな?だから取るなよチビ小人。
 まぁ取った所で君じゃあティエを満足させられないだろうけど!」

嫉妬の感情丸出しで、ここまで雌猫に徹することができるのだろうかという感じがする。
だが、チェシャは大真面目に必死でリンを警戒する。
まぁティエンファの言葉を信じないわけではないのだが。

リン > 「いやあ、葬儀で陽気に弾き鳴らす音楽屋っていうのは意外とアリだとぼくは思うよ。
 自分で試すつもりはないけど」

ティエンファとチェシャが仲が良いらしいという事実に
驚きはしたが、それ以上の感情はない。たぶん。
衆人の目があるというのに大声でセフレと連呼されるとひやひやする。
チェシャの杯をひったくり返して自分で呷る。

「きみは交尾の有無しか人間関係の物差しはないの……。
 あんまり束縛きついと嫌われるよ? 気をつけな?
 ごめんねティエンファ、こういう面倒くさいやつで……」

いろいろ言いたいことはあったが、ティエンファに伝えたいたぐいのことではなかった。
そういう相手として見ていたわけでもないのにどうこう言ってこられるのは愉快なものでもなかったが、
おもちゃを独占する子供のような露骨な嫉妬心のあらわれはむしろ微笑ましいとすら言えた。

「……ああ、ぼくのこと知らない人の前でその呼び方はやめてほしいな」

しかし“チビ小人”呼ばわりにだけは、声を低くしてしまう。

ティエンファ > 「あー、確かにな 俺も自分が死んだときにもし見送ってくれるやつがいるなら、陽気にやって欲しいもんだし
 その時はリンに演奏を頼むとするか」

そんな事を笑って言う渡世人だ。
そして、ちんくしゃ、だの、チビ、だの遠慮無くリンにぶつけるチェシャに驚く。
自分には、最初ツンツンしてはいたが、酷い言葉を投げつけるような性格にも思えなかったのだ。
机を拭く様子に礼を言って、抱き着くチェシャに目を瞬かせつつも、
その露骨な警戒に思わず笑い出してしまう。

「チェシャ、そんな怯えないでも大丈夫だって リンと仲良くしても、チェシャと関係が変わる訳でも無し
 安心しな あと、あんま大声でそう言う事を言うなって 悪い言葉はチェシャの価値を下げるんだぞ」

抱き着かれてる腕で、ポンポンとチェシャの膝を叩いてなだめつつ。
リンの大人な対応にこちらもちょっと眉を下げて笑う。

「どういたしまして、だ まあ、これ位じゃあ怒りも呆れもしないけどさ
 …二人の関係は、こんな感じでポンポン言い合うのかもしれんけど、そうだな
 チェシャ、リンと二人だけの時は二人の話だから良いけど、俺の前ではあんまりそう言う呼び方するなよ?
 別に、そこまで小さい訳じゃないだろうし なあ、リン」

チェシャを嗜めてから、今のリンの身長体格を眺め、リンに首を傾げた。

チェシャ=ベルベット > ひったくりかえされた杯をあおるリンに間接キス…とかなんとなく
ティエンファの前だと気になることをされてさらに険しい顔になる。
が、今更それでとやかくいうこともない。

「交尾の有無が縁の分かれ目ってこともありうるものだぜ。
 うるさい、僕が面倒くさいならお前もそうとう面倒くさいやつだろ。
 ティエは面倒くさい僕でもいいって言ってくれてるもん!」

いーっと子供のように顰め面でリンに応え、自分をなだめるティエンファに
むむむと困った顔を向ける。
腕は未だ離さないまま。

「ティエはいっつも正論ばっかり言う。ずるい。
 わかった……なるべく言わないようにする、けど、こいつの前だけは……」

相変わらずリンを睨む目はきつい。
実のところ色々とリンについてティエンファの前で明かしてやりたい事があるのだが
ティエンファはきっとリンがどのような人間であっても友達を止めないと思うのもある。
リンの呪いや罵れば喜ぶ性質についても話したかったがそれはルール違反のような気もして
結局黙りこくってしまった。

「……どーせ僕が悪いですよーだ。ふん、興ざめしちゃった。
 ごめんね、ティエ。またこいつがいない所で後日飲み直そう」

席をそっと立つ。去り際に、ティエンファの頬にキスを残してカウンターに
場を白けさせたお詫びとして料理と酒の全額を賄うゴルドを残していく。
拗ねた表情のまま、酒場の扉をくぐるとそのまま去っていった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からチェシャ=ベルベットさんが去りました。