2017/05/02 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にシャルレさんが現れました。
シャルレ > 平民地区と貧民地区の境目くらいのとこの、外壁にちょこんと座る白い猫。
月夜のあかりだけでも影ができるほど明るい。
周囲は静かで、時々人の声が遠くで聞こえるくらい、このあたりは空家も多いのか、あかりのついてる家は見当たらない。

「ニャーン」

鳴いてみる―…。

返答をくれる野良猫も近くにはいないみたい。
白い猫だから、感情は表情には出ない、尻尾が動かずとまってるだけ。
金色の瞳を閉じて前足を舐め、体をねじり背中へと毛づくろい。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にアシュトンさんが現れました。
アシュトン > (一仕事終えて、必要なモノも買いこんでの帰り道。
丁度貧民区と平民区の境辺りにある隠れ家へと向かう心算だったらしく、人通りのない道を淀みのない足取りで進んでいたのだが)

ネコか……まぁ珍しくも無いが
――なんか微妙に聞き覚えがあるような?

(まぁ流石にその辺の区別が正確につくかといえば微妙な話なのだけれど。
歩みを一段階遅くとすれば、周囲を見回しながら進んでゆく)

シャルレ > 耳をピンと立てる、人の足音が聞こえた。
外壁の上にちょこんと座る白い猫。

ひと鳴きしただけ、人の多いとこで人間観察も楽しかったけど、猫を食べる人がいると聞いたから。
足は遠のき、人気のないとこで過ごしてた。

それでも人がいないということは…撫でてくれる人がいないということで、つまらないと不満の鳴き声。

足音がゆっくりになる、どこから出てくるんだろうと…。
路地の隙間をジーっと見つめてた。

アシュトン > 声はしたけど姿は見えず、か。
まー、気のせいだった可能性もあるけどな。

(その辺ブラブラしてればまた会うようなぁ、てな位の緩い考えでもって。
ま、いいか。とそんな感じで家路へと向かっていた訳だが)

…………

(なんかごっつい見られている気がする。
暫し動きを止めた後、隙間から覗く瞳の方へと視線を向けて)

……………
シャルレか?

(目と目があうー、的な。
少々と距離は有る状態だが、壁の上にいる白い猫が見えていた。
正直猫状態で見分けるといのは、やはり幾分難しいらしい)

シャルレ > 「ニャーォ」(誰かいるのー?)

猫の鳴き声だから、おそらく危険もないだろう…でも
鳴いて気づく、猫を食べる人かもしれない!!?

座ってる姿勢から前足を曲げて体を小さくしてみる
まっすぐ見つめる先、自分の名前を呼ぶ人がいた。

「アシュトン」

名前を呼ばれ名前で返す、外壁から飛び降りると、地面に足をつけたのは人の足。
駆け寄っていきながら両手を伸ばして。

「なーでーてー」

人気のないとこで、知り合いに出会えた。この人なら猫を食用には食べないだろうと思ったから。

アシュトン > お?

(そして視線の意識が明らかにコチラへと向いた気がして、小さく声を上げた後)

おぉ、やっぱりか。ちょっとぶりだな、元気にして――

(周りに人影もないせいだろうか。
野外でヒトの姿になったのを見れば、誰かと判別もよくついて。
呑気に挨拶で片手を振っていたのだけれど)

やたらと積極的!?
なんだどうしたんだ、何時もならもっと人通りのある場所にいたと思うんだがな。

(抱き着かんばかりの勢い、というか両腕伸ばして駆け寄ってくる姿はそのままの意味なのだろうが。
名前の次に告げられるおねだりのセリフに、一瞬驚いたような表情を浮かべ。
駆け寄ってきた相手を両腕に抱えると、背中と背中を、ワシャワシャと撫で回してやる)

シャルレ > 人気のないとこで人に会えるとは思ってなかった、しかも見知った人だ。
駆け寄ると、要望どおりに撫でてくれる。
人の手が撫でてくれるのは、やっぱりお気に入り。

「人の多いとこはね、猫食べる人がいるかもしれないからっ」

物騒な話を聞いて、それを信じたから。人観察を楽しんでいたりしたけど、
猫だし気分だから…。

アシュトン > ネコを食べる?
あー、まー、うーん?

(外套のフード部分にへと直接手を潜り込ませると、掌で頭に触れて。
耳を軽く指先でくすぐりながら、髪を梳くように頭をゆっくりと撫でてやりつつ。
彼女の言葉を聞けば、何処か納得したような、しかしながら納得のいかないような不思議な声を出した)

まぁ、食べる奴がいない、とは言い切れないが。
街中にいる野良の猫を積極的に食べようって奴はそうそういないんじゃないかなぁ。
むしろ平民区より、貧民区の方が食うに困って……なんてことがあり得そうな気がするが……

(住んでる個人個人の風習までは分からないが。
牛や豚や鶏が食えるのならば、平民以上なら普通にそっちを飼って食べる気がする。
むしろ貧民の方が猫とか犬に手を出す可能性が高そうな……つまり、こっちのほうが危ない予感)

シャルレ > 「ぇ?!そなの…じゃあココいない、あっちいく」

フードの下から撫でられると耳がくすぐったい、ぴくんぴくんと三角の耳を回すように動かして。

「平民地区のほうが…いいんだね、私前にコッチのほうでいたから」

その時は、人にあわなくて食用にされることもなく無事に過ごせてたから、そこまで危ないとこを認識していなかった。

「アシュトンは、何してたの?土してここにいるの?」

撫でられて、ご満悦。金色の瞳を細めながら嬉しそうにしてた。

アシュトン > 俺も正確に調べた訳じゃないが、誰かにこっちに来た方がいいって言われたのか?

(ぴこぴこと逃げる耳を追いまわしつつ、わしゃりわしゃりと髪に指を通し。
良い分からして、恐らく誰かに猫を食う云々と教えられたのだろう)

恐らくはな。それに、平民区なら猫を追いまわしてたら止めてくれるヤツも多いだろう。

(視線を少し上に泳がせると、考えるような仕草。
余裕のない場所では猫なんてのに気を使いはしないだろうが、平民区ならその辺気に掛ける奴も多そうではある)

あぁ、今から帰る所なんだよ。
ここにも俺の家があってな、予定があってこっち泊りなんだ。
なんならついてくるか?

(あっち、と指さす方向。
見事に境に位置する場所にあるようだ)

シャルレ > 「そんなことないけど、猫を食べる人もいる、て聞いたから、人のいないとこに」

人がいないとこは、つまらないけど…散歩もしたい、外にも出たいと考えたから、ココにいたと説明する。
視線を見上げるようにしながら、話を聞いて。

「んーん、今日はお家かえる。だからアシュトンのお家まで送ってあげるよ?」

いつもとは逆のように、手を伸ばしつなごうと。

アシュトン > まぁ、ゼロじゃないわな、ゼロじゃ。
進んで食べようって思う奴がそうそう居やしないってだけで。
万が一のときは、平民区で知ってる店とかに逃げ込んだ方が安全そうだなぁ

(まず猫を食おうと追いかけられる事はそうそうないだろう、平民区であれば。
ついでに、市街地で逃げる猫に追いすがれるなんて奴はそうそういない。
居たらそいつは、結構な腕利きである。つまり、そんなことをする必要性がない)

そうか。お家? そういえば、何処か下宿してるって話だったけ。
あぁ分かった、んじゃま俺の家まで話しながらのろのろ歩いて行こうか。

(なるほどと頷いた後。
差し出されたてを少しと眺め、此方から握り返せば、軽くぎゅっぎゅと力を込めた)

シャルレ > 「わかった、じゃ…今度はあっちにいる」

人どおりのあるとこに、指さしながらニコッと笑って返す。

「平民地区のほうにあるの、隊舎でお仕事しながらお部屋もあるから」

住み込みで家事や雑用のお手伝いをしてることを話していく手を繋がれればニギニギと嬉しそうに笑い。

「今日はね、少し疲れたから…あのまま、誰も合わなければ、あのあと帰ろうと思ってたから」

ゆっくり歩幅を合わせてくれるように歩く、小さく欠伸をしながら。

アシュトン > ソッチの方が多分いいだろうね。
知り合いが通りがかる可能性も高いだろうしさ。

(指さされた方角を一目としてから、小さく喉を鳴らして笑う)

なんとなくお散歩で出かけてたって感じか、猫らしいねぇ。
眠いなら俺の家で寝て、好きな時に出てくれてもいいが……まぁ、朝から仕事があるなら、隊舎?まで戻ったほうが楽か。

(猫っぽい気まぐれさを感じなくもない。
欠伸が微かに聞こえてくると、ちょいと肩を竦めるけれど。
彼女としては、戻ったほうが都合も良いのだろう。
小さな手を握ったままに、相手の歩調に合わせ。向かう先、場所の割にしっかりとした作りの家があるようだ。
目立つ程、という訳ではないのだが)

シャルレ > 見知った人にあえての安心、撫でてもらえての嬉しさ
歩き出すと、まもなく1軒のお家の前に…。

「じゃあ、またねー」

周囲に人の姿がないのを確認して白い猫の姿に戻る。
相手の足元にすりつくように一度一回りして、瓦礫から伝い屋根の上に飛び乗った。

「ニャーン」(また撫でてね)

一度振り返り、相手にひと鳴きするとやねの上と、軽い足取りで歩いて隊舎へと戻っていった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からシャルレさんが去りました。
アシュトン > あいよ、またな。

(家にたどり着くと、別れに簡単なあいさつを。
去りゆく姿を見送ってから、己も家の中へと入っていくのだった)

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からアシュトンさんが去りました。