2017/05/01 のログ
シャルレ > りんごジュースも飲みきって、カラカラと中の小さな氷が音を立てる。

ぺたっと足をつけて、ベンチから立ち上がる
おしりのとこを手で払い、空っぽになったカップを近くのゴミ箱にぽぃっと入れたら、
フードを念入りにかぶり直して、歩いて隊舎へ戻る。

ヒトなら食べられないだろうと、猫食べるヒトたちを警戒しながら公園を出て行く。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からシャルレさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にカインさんが現れました。
カイン > 街の中心街から活気が消え、にわかに繁華街が忙しくなる時間帯。
丁度その境目に位置し、人々が行きかう広場に設えられたベンチに男は一人座り込んでいた。
傍らには幾つか真新しい新品と見紛うような剣や短剣などが並べている辺りどうやら鍛冶街の方からやってきたらしい。
広場の露店で買ったと思しき木製のジョッキを傾けながら、
傍らの武器に視線をやって物憂げに息を吐く。最もこの世を憂いた様な崇高な物ではなく――

「さて、勘定をどうするか。手っ取り早く稼げる方法となると何か狩る仕事でもあればいいのだが」

有体に言えばこの世の無常を嘆く、身もふたもない言い方をすれば誰しも抱えてそうな金欠の悩み。
人ならざる身であろうがなかろうがそのまま道具を使えば摩耗する。作り直すにせよ、
手入れするにせよ金が掛かるのだから世知辛い。そしてまた、金を手に入れるためにそれを用いればまた摩耗する。

「よくできている仕組みだこと。商人連中に言わせれば需要と供給、というやつか」

お手上げだと言わんばかりに肩を竦め自棄っぽく酒をもう一口煽る。

カイン > 「さもあらんと言わばそれまでの詰まらん話だが、
 無い物ねだりしても仕方がないと言えば仕方がないな。
 そろそろ寝どこに戻るとしようか」

そのついでに仕事の話でも定宿の店主とすればいい。
傭兵が仕事を受ける場所は酒場の窓口と相場が決まっているのだから。
やれやれと嘆息気味に漏らして立ち上がり、広場をゆるりと後にしていくのだった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からカインさんが去りました。