2017/03/26 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にシャルレさんが現れました。
シャルレ > 日差しも高く、天気もいい午後。
平民地区の商店の並ぶ通りを見下ろすよう屋根の上で白い猫が寝そべる。
屋根は温まってて、日向ぼっこをするにはお気に入りの場所。
知り合いを見つけることもできるし、気まぐれに撫でられたくなったら降りて鳴いてみるのもいい。

屋根の上で横になり手足を伸ばす、尻尾だけが緩やかに揺らし、あくびをひとつこぼした。

シャルレ > 鼻先をムズムズさせて、太陽の日差しを感じている。
金色の瞳を細め、前足に顎を乗せ白い毛波が日差しを受ければ温まってくるのが心地いい。
尻尾は揺れるまま、また欠伸を一つ。

商店の並ぶ通りは人も多く、その中に隊の人も見当たらない。
まだ帰ってくるには早い時間か、と屋根の上で一眠り白い猫は伸びて時間を過ごしていく。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からシャルレさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 冒険者ギルドの修練所」にティエンファさんが現れました。
ティエンファ > 涼しい夜。 どこか湿った空気がうっとおしく思え、夜中に目が覚めてしまった。
夜の街を散歩して、何となく足が向いたのは、冒険者ギルドの修練所。
日中であれば熱心な冒険者が稽古している場所だが、この時間は流石に人の姿は見えない。
松明の一つに火を灯す。 夜の修練所のそこだけが明るくなる。

「流石に、この時間じゃあ誰も居ないか…」

ぐうッと背伸びをした少年は、長衣を脱ぎ払って軽い整備運動をする。
身体は柔らかく、広げた脚の間の地面に、ぺったりと胸がつく程に。

ティエンファ > 柔軟運動を済ませ、松明の傍で深呼吸をする。 そして構え。
肩幅より少し広げた脚、臍の下で軽く重ねた両手。
深く腰を落とし僅かに背をたわめる、独特の姿勢である。
馬に乗るようなその姿勢を、帝国の一武術に於いては『馬歩』と呼ぶ。

臍下三寸、丹田に、鼻からすった空気を溜め、練り上げるイメージ。
練り上げた空気を体中に巡らせ、薄く開いた唇から長い時間をかけて吐き出す。
春の夜の空気で、眠気と汚れが満ちた身体を洗う感覚。

構えを保つことで身体を練り上げ、呼吸法を行う事で精神を洗う。
この辺りの国ではあまり見られない修練法は、知らぬ者が見ればただ変な姿勢でピクリとも動かない変な奴に見えるだろう。

ティエンファ > 腰を落とした構えは、長く保つには向かない。 慣れない者であれば5分と脚が持たない。
しかし、少年はそのまま表情も変えずに1時間、ピクリとも動かず。
…誰か見ている者が居れば、生きているか心配になるほどに、微動だにせず。

しかし、僅かに呼吸の為に動く腹部、構えているだけで浮かぶ汗の滴り、置物のように動かない少年が、生きていることを知らせる。
動の稽古をせずとも、気は十分に練り上げられて、身体は熱く滾る。

ティエンファ > そして、音。 構えていた少年の姿はそこに無い。

そこから前に5歩分の位置に、少年。 まっすぐ前に突き出した拳。
予備動作も無しに、一足飛びの一撃を放つ。 音は、地面を踏み出した足の音。
続けて、打ち出した拳を解いて、ゆるりと払う仕草。 そして、逆腕の肘を打ち出し、間髪入れずに踏み出し、拳。

だすん、と砂土敷きの地面を踏みしめる音、振動。
地面を踏みしめた反動を身体に伝え、体内の捻りを乗せて、また拳、肘。
振り返る反動のまま飛び上がり、目の高さを払うように蹴りを放ち、音もなく爪先から降り立ち、構え。
鋭さと緩やかさ、動と静入り交ざる武術套路である。

ティエンファ > 20にも満たぬ歳の身なれど、練り上げた武術は見合わぬほどに深い。
捨て子として、武芸家である養父に育てられて、生活の中に自然と染み込んだ身体の動きである。
松明の明かりをゆらゆらと地面に揺らめかせながら、人の居ない深夜の修練上で功夫を積む少年。

地を擦る脚運びで松明台の裏にするりと回り込み、振り返りざまに1撃2撃。
そこから、強い踏み込み。 地面が揺れる様な深く重い音。 放たれた矢のように真っすぐ鋭く飛ぶ少年の身体。
そして、着地と同時に拳を打ち出す。 1足で跳んだ距離は、槍の間合いすら越える。
拳を打ち出した姿勢のまま深呼吸の間をおいて、ゆっくりと両手を臍下に収め、構えを解いた。

ティエンファ > 「ふぅ…うん、まあまあ良い調子だな 酒も残ってないし」

軽く首を鳴らして立ち上がる。 顎から滴る汗を腕で拭い、すっきりした顔。
松明の傍に戻れば、ゆっくりと伸びをして、息を吐きだした。
身体に残った僅かなこわばりも、それでほぐれる。

「たまには思いっきりこうやって動かないと、すっきりしないやな
 実戦ばっかりだと型も乱れちまうし …奇麗過ぎるのも問題だが、軸がぶれるのも怖い」

套路稽古の力の扱い、実戦での勘働き、両立させてやっと身につくことを少年は知っていた。

ティエンファ > 「これでも、親父殿にはまだまだかなわないもんなあ…先はまだまだ長いぜ」

にぎにぎと手を動かしてから、養父の動きを脳裏に浮かべる。
二の打ちいらず、その伝説も嘘でない程の腕前になりたいものだと思う。

「まあ、焦っても高くは跳べない 一歩一歩積み上げるしかないやな」

そんな事を呟き、松明の火種を落とし、火を消す。
闇に包まれた修練所を後にして、少年は宿に戻るのだった。

ご案内:「王都マグメール 冒険者ギルドの修練所」からティエンファさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/大通り」にサマベルさんが現れました。
サマベル > (王都に無事到着し、暫くは拠点として使う宿屋も
平民地区で確保することが出来て。身の回りのこまごましたも
のを購入しつつ、王都や周辺の情報を集める為に大通りで買い
物中)

「ええ、少し前に王都に着いたのよ。ああ、そうなの?それだ
とそこにはあんまり近づかない方がいいわね。うふふ、教えて
くれてありがとう。あ、これとそれ、頂けるかしら?」

(露天で買い物をしながら、雑談と織り交ぜつつ各地区の話を
聞き、仕事をするなら今いる地区が無難ねと考えて。貧民地区
は危険度を考えると余りいい場所じゃなさそうと、一度は下見
をしないとだけどと考えながら次の店へ歩いて)

「お金持ちの多いところっていうのは、娼館にきちんと所属し
ないと無理そうね。下手に立って誘ってたら憲兵とかに捕まり
そうだし…娼館に所属するかどうかも考えないといけないし、
考えることが多くて困るわねぇ」

(娼婦にも縄張りと言うものがあり、そういうものを教えてくれ
るような相手が見つかればありがたいものの、直ぐに見つける
のは難しいし。娼館に所属するにも所属料や身元の証明、その
他諸々が流れの自分には面倒が多くため息を吐いてしまう)

サマベル > (そうして買い物を続けながら情報収集を
続け、娼館の位置や評判、代表者についてなど、知りたい情報
をある程度集め終えて)

「これくらいあれば当座の生活物資としては十分ね。後は娼館
に実際に自分の売り込みに行けばいいかしらね。採用して貰え
るといいんだけど…」

(流れの街娼として立つのは色々と危険そうだし、と身を守る
術の少ない自分には向きそうにないわねと娼館に所属すること
に決めて。それならどこの娼館がいいか、噂だけでなく実際に
行ってみないといけないわねと)

サマベル > 「まぁ、そうね、なるようになるわよね、きっと」

(どの娼館に受け入れて貰えるか、それとも受け入れて貰えな
いか。それはその娼館に行けば分かることだし、今ここでうじ
うじと悩んでも仕方ないわねと。女は度胸とばかりに、その
時になんとかなるわよと、うんうんと一人決意して宿へと帰っていく)

ご案内:「王都マグメール 平民地区/大通り」からサマベルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にシャルレさんが現れました。
シャルレ > 1日のお仕事も済ませて街へでてきた。
夜の大通りには人通りも多くて、屋根と塀伝いに歩いてきた白い猫。
通りに降りて、賑わう通り沿いに置かれた瓦礫の上で座る。とりあえず、歩いてきた前足を舐めて毛づくろい、長い尻尾を垂らし先端を揺らす。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にアシュトンさんが現れました。
アシュトン > のんびりとするのもいいが、微妙に緊張感が緩むな……

(咥え煙草に燻らせて、呑気な様子でヒトの流れの外側を歩く男が一人。
現在、大よその仕事を済ませて休暇中の身である。もっとも、全くやることが無い、という訳ではないのだが。
張りつめた現場やらを行きかうのに比べれば、どうしても気が緩む状態とでもいうか。
ブラブラとしてそのまま酒場にでも行こうかなと、画策していた訳であるが)

ん~……?

(行き交う人々を眺めているような、白い猫。
ヒトの姿であれば兎も角、猫を見分けるのは中々に難しい。もっとも、あんな野良猫そうそういないが。
紙巻を小さな皮袋に突っ込んで火を消せば、その猫の方にへと確認も兼ねて近づいてゆく)

シャルレ > クンと鼻先が知った匂いを捕まえる。
通りを眺めてる中にどこにいるのだろうと目で追うように探していたけど近づく足音に耳がくるっと音がする方を向いて。

「にゃーん」

声に出るのな猫の鳴き声でむかえる。
たばこの匂いと知り合いの匂い、他にも人の匂いはするけど。
尻尾を揺らしながら近づいてくる様子を瓦礫の上に座ったまま。

アシュトン > (近づいてゆく間に、猫の視線が明らかにコチラへと向いてくる。
とすれば、口の端を軽く上げるような笑みを描き。瓦礫のすぐ傍にまで、移動を終えて)

よう、久しぶり――という程でもないか。少しぶりって感じだな。
見りゃ分かるが、元気にしてたか?

(微かに喉を鳴らせば、まずは挨拶代り。
伸ばした手を猫の頭にちょんと乗っけ。しゃくしゃくと撫でまわしてゆく)

シャルレ > 手が伸びてくる、小さい猫の頭にすっぽりかぶさるほど手を大きく感じる。
撫でられると嬉しくて小さく鳴きながら、喉をゴロゴロと鳴らして。

「にゃーぁ」(ゴロゴロ)

撫でられるのは何より好き、金色の目を閉じて大人しく撫でられてる。

アシュトン > はは、まぁ野良らしく何時も通りにやってるとは思ってたけどな。

(頭を撫でてやれば、相変わらずのご様子。
毛を指で梳いたり、耳を軽く摘まんでみたり。
甘やかしつつ、もう一方の腕を伸ばして。抱き寄せるようにして、胸元に抱え上げる)

さて……このままだと話せないが。
どうする、どっか行くか?

(周りの人々には聞こえない程度の声だが、この距離で彼女がみみにするのに問題はあるまい。
このまま抱きかかえてお散歩でもするも良し、人目のない場所で話すもよしといった感じか)

シャルレ > 腕が伸びてきて、抱っこだ!とわかれば前足を伸ばし、相手の胸元に手をつくようにしながら抱き上げられる。
そのまま腕の中に白い毛の猫は体を丸くして収まる。

外でいるより人の腕は暖かいから、頭を擦り付けるようにしながら、言葉を聞く。
夜の人通りは多くとも誰とも会えずにいたから帰ろうかと考えてたとこ
腕の中は外気に触れず暖かくて、ついつい欠伸がでてくるほど。

アシュトン > (抱き上げてやれば、ふわっとした毛並と体温で胸元の辺りが温かい。風もまだ冷たい季節、丁度がいい。
文字通りに小動物を抱えている状態なので、当然と言えば当然なのだけど)

ぬーむ? 猫の仕草は流石によく分からんな。
眠たそうにしてるってのは分かるが。とりあえずブラブラしながら考えるか。

(ついでに、隠れ家まで連れて行ってやってベッドで寝かせてやるのもいいだろう。
放っておくとそのまま両目を閉じてしまいそうな猫の頭を撫でながら、ヒトの流れから逸れた道の端を、散歩ついでの雰囲気で歩いてゆくのであった)

シャルレ > 夜の散歩としてもまだ空気は冷たく白い毛も冷えてた。
帰ろうとしたとこで、出会った知り合いに抱き上げられる、人の暖かさはこれだから好きだ。
ついつい欠伸がでてきてしまう、軽く柔らかい体と白い毛で身体を丸くするように収まって、歩き出す散歩。その歩調の振動は暖かいなかに眠りに落ちるほど心地いい。
頭を撫でられて、顔を一度あげるけどあご先を見上げるまま、ほどよい振動を感じながら散歩のお供を腕の中で過ごしていった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からシャルレさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からアシュトンさんが去りました。