2016/12/20 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にシンシアさんが現れました。
■シンシア > 平民地区のどこにでもあるような賑わう酒場
入口から近いとこで通りに面したカウンター側、脚の長い椅子に腰掛けて
軽く足を組んで…揺らす
店内は賑わってるけど、騒々しいのは苦手とお店の隅っこで
温めたワインを少しずつ飲んでる。
通りに人の往来はない夜の時間、時々誰かが入ってくると
冷たい空気が動いて、それが心地よくもあり
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にノーガルトさんが現れました。
■ノーガルト > (仕事の後の一杯、これほど格別なものはない。
今日の依頼、山中に出てきた下級魔族の退治。
ボガードと呼ばれているゴブリンの上位種が、ふもとの村を襲っているとの依頼があった。
襲っている、といっても田畑を荒らしている程度だが、この時期には確かに死活問題だ。
貴族への納税に加えて、襲われているとあっては助けないわけにも行かなかった。
まあ、その分謝礼は山ほど貰ったのだが。)
『…ノル、いつもいっているが飲みすぎには注意しろよ……。』
「なら、俺もいつも言っているが、酒くらいゆっくり楽しませろ。」
(この受け答えも、いつものことだった。
背中に背負っている、漆黒の剣ダインの言葉は、誰にも聞こえない。
片手にジョッキ、そしてもう片手には簡単な摘み。
いつもなら宿に帰って飲むところだが、今日はさっさと飲みたい気分だった。
なぜなら、ここには決まって――――)
「よう。」
(いつものように、カドの席へと向かっていく。
其処にいる、とある女は今日もいた。)
■シンシア > 指先を温めるようにグラスを持ちながら
ちびちび飲んでたとこ
また足元に冷たい空気が流れてくると、声がかかる
揺らしてた足をとめて、その声のほうにと視線をむけて
「おかえり」
前もこの席で飲んでたときに相席とやってきた彼
このお店で会うのは2回目で、時間的にどこかからの帰りだろうと思って
■ノーガルト > (彼女はいつも、この場所で飲んでいる印象があった。
騒がしいといっても、この場所はかなり奥まっている場所だ。
喧騒は少ししか通らないし、ゆっくり静かに飲むには、この場所はとてもいい。
向かい合うように座り、酒とつまみを互いの間に置いた。)
「ああ…えっと、ただいま…か。」
(…考えてみたら、ただいまというのは何気に久しぶりかもしれない。
いつも旅に出ていて、誰かが付き添うこともほとんどなかった。
宿に帰ってもいつも一人部屋、ただいまといってくれる相手は、ほとんどいない。
その言葉を言われると、途端に顔を赤くしてぼそり、と呟くように告げた。)
「今日はどうした、また何か悩み事か?」
(その、顔を悟られないように。
ノーガルトは指摘される前にと、此方から話を振ってみる。)
■シンシア > 前回ここで会ったときは、キルフリートの書類とにらめっこしてた時
独りだったから元気もなかったけど
今は、狼さんも帰ってきて、持ち直したように笑顔も浮かびながら
向き合い座る相手にニコニコして
「うん、おかえりなさい」
なんだか、照れてる?と小首をかしげながら
聞かれたことに
「うーん…少しだけ、ね?」
座る席の隣に小さい紙袋があって、ちらりとソチラをみて
■ノーガルト > 「……………。」
『どうした、ノル。随分と嬉しそうだな?』
「……うるさい、黙ってろ。」
(いつものように、茶化してくるダインの言葉に反応してしまう。
もう、彼女にはしられている事実だし、隠す気もない。
以前は見られなかった笑顔、そしてあの日、月夜の中で見た彼女の笑顔。
それにはまだほんの少しだけ遠いものの、持ち直したように笑っている彼女を見ると、どこかほっとする。
肩を竦めながら、遠慮なくジョッキを煽った。)
「………ん?」
(彼女の隣、視線を其方に向ける仕草が見える。
何かあるのか、と思え場、其処には小さな紙袋が一つおいてあった。)
「…それは、聞いてもいいものか?」
(一応、デリカシーは持ち合わせているつもりだ。
答えにくいことならば答えることもないと前置きだけしつつ、紙袋の正体を尋ねた。)
■シンシア > 「うん…これ、持って行きたいとこがあるんだけど…」
以前、言われたことを思い出し紙袋を取り、少しだけ彼側に寄せるように
テーブルに置いて
「作りすぎちゃって、どっちに持っていこうかなって」
夕食の残り、ビーフシチューとポテトサラダを包んだもの
説明しながら、チラッとグラスに口をつけながら彼をみる
それで気づくかどうか…
■ノーガルト > 「もって行きたいところ……?」
(はて、紙袋の中身は一体なんだろうか。
自分に差し出されるのならば、おそらくノーガルトに関係のあるものだろう。
その中身、さすがに飲食店の中で開くわけには行かないだろうと。
覗き込むように、その紙袋の中身を見る。
うっすらと見える、濃い茶色の液体と白い塊。
封をされていても、その芳しいデミグラスソースの香りは漂う。
そして、彼女がどこかよそよそしい態度と、そしてどっちに持っていこうか迷っているらしい仕草。
狼は、今彼女の家にいるという話を聴いた。
まあ、ノーガルトがそう仕向けたわけだが…。)
『…ビーフシチューと、ポテトサラダのようだな…。』
「……そうだな、お前が渡したいと思う場所に、もって行けばいいとおもうぞ?なんだったら、そこまで送ってやってもいい。」
(うっすらと、笑みを浮かべながら答えを返す。
誰に渡すものかも、何も聞かずにただその場所へ行くならば、付き合うとだけ。)
■シンシア > …気づいてないのか、本気なのかわからない
そこまで言葉ジリを読むのは苦手で自分も鈍感
「うーん…どうしょう…持って行っていいと思う?
迷惑じゃないかな…押し付けとか思われない?」
この際、行ってみるのもいいかなと…考える
男性側の気持ちもあえて聞いてみながら
■ノーガルト > (まあ…実はノーガルトもちゃんと解っているわけではない。
誰に渡そうかと考えているのか…実は分かっていなかったりもする。
だが、少なくとも彼女が渡したいと思う相手に渡す場所に行けば、彼女も決心がつくだろう、と。)
「時間的にも、ちょうどいい頃合のはずだしな。せっかくだ、少し話でもしてくるのも、悪くはないと思うぞ?」
(逸れに、女の手料理を喜ばない男は、そうはいないと思っている。
少なくとも、ノーガルトはせっかく作ってくれた手料理を、無碍にすることは絶対にしない。
敬愛するとある人も、食べ物を粗末にするなと口すっぱく教えてくれた。)
■シンシア > 「んー…じゃあ、いってみようかな」
コクコクと残リ少なくなってたワインを飲んで
息をつく…一度に呑むには少し多すぎたのか
頬も熱く感じて手を当て、紙袋を持ち
「ごちそうさま」
自分のぶんと、ついてきてくれるというので
お礼も込めて彼のぶんを支払いお店を出ていく
■ノーガルト > 「そうだな、いってみると…って、お前そんなに早く飲むと悪酔いするぞ…?」
(ノーガルトも、残っていたエールを一気に飲み干した。
料理は、結局食べることなく其処においておくことに。
店員には悪い事をしたな、と思いつつもどうせまたくるのだから、別にいいだろうと思う。
まあ、文句を言われるのは目に見えているので…後で平謝りでもしておこうか。)
『……ノル、お前さっき、酒はゆっくり楽しませろと…』
「場所が変わるだけだ、そっちでゆっくり楽しむさ。」
(飛んでくるダインのつっ込みを軽くいなしつつ。
結局、今日も彼女に奢らせてしまうが、後でお金を返せばいいかと思い立つ。
彼女が先に出て行くのを見て、ノーガルトも後に続いた。)
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からシンシアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からノーガルトさんが去りました。