2016/12/03 のログ
ご案内:「飲食店」にノーガルトさんが現れました。
■ノーガルト > (飲食店の片隅に、ノーガルトは腰を下ろしていた。
テーブルには今日の晩飯として、暖かいシチューとブレッドのセット。
備え付けのサラダは、既に片付けられていた。)
「うーん………。」
(ノーガルトの手には、羊皮紙の束が握られていた。
冒険者ギルドの仲介を兼ねている店で、借り受けた依頼書の模写を眺め。
頬杖をつき、ノーガルトはしばらくの間、難しい顔をしていた。)
『どうだ、ノル。これといったものは在るか?』
「いや……正直迷うようなものばかりだ。」
■ノーガルト > (路銀がつきかけているため、しばらくは冒険者まがいのことをして路銀を稼ぐことにした。
この街にしばらく滞在することにしたとはいえ、宿代や飯代、更に衣服の修繕など、金はあって困るものじゃない。
だが、それを稼ぐ手立てといえば、やはり冒険業しか考え付かなかった。)
「(迷い猫の捜索…やってられるか。近辺警護…自分の命を預けるならもう少し色目を付けろ…。遺跡調査…悪いがそういう性分じゃない。)」
(羊皮紙の束をめくりながら、ノーガルトは肩を落とすばかり。
捜索の依頼は山ほどあれど、なかなかこれといったものはない。
えり好みできるほどの余裕は今はまだあるので、出来るだけ高く、そしてやりやすい仕事を見繕っていく。)
『お、これなんかどうだよ?』
「九頭竜山脈の山賊退治か。……悪くはないな、候補に入れておこう。」
■ノーガルト > 「………ん?」
(羊皮紙をめくりながら、シチューにつけたブレッドを食べる。
噛み砕きながら目を留めたのは、とある依頼の羊皮紙だった。)
「…キルフリート捜索?」
(キルフリート。
つい最近現れたというダンジョンの名前。
夜の間しか姿を見せず、中には金銀財宝が隠されているという。
だが、その捜索を冒険者に依頼する、というのが少し不可解だった。
報酬も、その手の依頼にしてはかなり高い。)
■ノーガルト > 「これは、少し考えてみるかな……。」
『キルフリートに乗り込むつもりか?かなり危険な場所らしいぞ?』
(ダインの言葉に、ノーガルトは不敵な笑みを浮かべた。
危険な場所だが、金銀寺宝が数多くあるならば、もしかしたら『5つの影の剣』の一本が見つかるかもしれない。
見つかっているダイン、ディン、そして持ち主が決まっているティルフィング。
残りの二本の行方がわからない以上、可能性は高いほうに行くべきだろう。)
「さて、受けるかどうかはともかく、考えてはおくかな…。」
(一人ごちたノーガルトは、シチューを平らげた。
残り少なくなったゴルドを支払い、店を後にする。)
ご案内:「飲食店」からノーガルトさんが去りました。