2016/11/29 のログ
シャルル > どうやら顔見知りの彼女は強くもない酒を飲んだあと、
うとうととテーブルに突っ伏してしまったらしい。
男は酒をかけつけで一杯飲んだ後、二人分の勘定を払って彼女を抱えていく。

「しかし、困ったのう…。儂はシンシアの自宅を知らぬぞ…?」

どうしたものかと考えていれば彼女は酔っ払いながらも目を開け
そこからなんとか自宅の場所を聞き出すことには成功した。
とりあえず自宅に送り届ければ、男も帰宅するだろう。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からシャルルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にティネさんが現れました。
ティネ > ふよふよと、陽の沈みかけた平民地区上空を
小鳥のような大きさの妖精の少女が飛んでいる。
退屈を持て余して何か面白いものはないかなぁと空から探しているのだ。
それほど飛ぶのが上手でもないので、時折民家の屋根の上に止まったり飛んだりを繰り返している。

「……といってもなんもないなぁ」

上空から眺めたところで、そうそう面白いものが見つかるわけでもない。

ティネ > ドンパチが起こっている気配も、パレードが練り歩いている気配もなし。
飛びすぎて気分が悪くなってきたので通りまで降りて、
民家の前の郵便受けの上にすとんと着地。
たまたま近くに居た野良猫と目が合う。

「やあやあごきげんよう」

小さな者どうし挨拶をしてみる。言葉が通じるなどとは思ってはいないが。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にアデリータさんが現れました。
アデリータ > 「おやおやぁ? これはまた珍しいモノがいたものだねェ?
 こりゃ散歩もしっかりやっとくもんだ」

ティネの頭上が陰るのと同時に声がする。
声は子供のそれではあるが。
箒に乗った魔女。
陽が沈むかどうかという逢魔時に出会ったのは必然か偶然か。

「アンタぁ、珍しいねェ。
 どこから来たんだい?」