2016/11/28 のログ
リコシェ > 「でしょー?こうマッチョなおじさまとかだと絵になるけどねぇ…」

元々エールのあの苦みが苦手なのだけれどそれは棚上げ。

「ほらぁ…最近物騒だし、若い子にお酒進めていろいろいかがわしいことしちゃう人も
多いじゃない?なんだかそれみたいでちょっと罪悪感が」

飲み比べ大会を突発させた癖にこの言い分だけれど気にしない。
というよりだいぶ忘れていたりすらする。

「そうなの。もうしつこくしつこく追っかけてくる人がいてねぇ?
私の好みのタイプじゃないんだけどこれがまぁ何度断っても食い下がってくるというか
何度かお手紙渡したんだけどなぁ」

なんて愚痴りながらもこういった話は大好物のようで。

「あなたはどうなの?いい人とか見つかった?」

思いっきり振り返してみる。

アデリータ > 「お嬢ちゃんも絵になってるよ」

ひゃひゃひゃと笑って、酒を飲む。
割と一気に呷る。
幼い喉がゴクゴクと艶かしく動いた。

「アタシゃ、こう見えて飲兵衛でねェ。
 いかがわしい事も別に構いやしないんだけれど……。
 おやおや、そりゃあ大変だ。
 呪い(まじない)でよけりゃ男避けのやつを教えるけれど、どうかねえェ?」

口が寂しくなったようで、なにかツマミを追加注文。

「アタシかい?
 そうさねェ……ちょっと前に旦那が居たけど20年くらい前に死んじまったさねェ」

リコシェ > 「ありがとー。そういわれるとなんだか照れるぅ。
うわぁ本当にのんべぇだー…まいっか。
酔って帰れなくならないように気を付けないとだよー?」

酔っているのかと思われるテンションで身をくねらすも素面。
未成年にも飲みたい時もある…と大変教育によろしくない内容を
重々しく胸中再生。
いいとこの子なら飲みなれていてもおかしくないし。

「えー…まぁ本人が良いと言うなら止めないけどねぇ?
悪い男に引っかかったら大変だよー?
この辺適当に歩いてたら熊みたいなおじさんとか空から降る美少女とか
自称魔王様とか簡単にエンカウントするからねー?」

やんわりと冗談めかしく言ってみる。

「そっかぁ…旦那さん20年前に…
それはさみしいねぇ…」

未亡人設定とは見た目の割にはマニアックですね先生…
なんて思いながらでもこの子確かにそんな雰囲気があるなぁ・・・とも
演技の才能があるというのはうらやましい限り。

アデリータ > 「酔えればいいんだけれどねェ……。
 まぁ、気を付けることにするかねェ。
 酔って捕まって槍で刺されたのは痛かったしねェ」

笑って今度はノンアルコールの方を飲み干した。
そしてお酒を追加注文。
ツマミをかるく食べながら。

「アタシに引っかかった男は、“運が”悪い男なんだろうさ。
 しばらくぶりに着た王都は面白いことになってるんだねェ。
 それならそこに箒に乗った魔女も追加しておくといいよ」

興味深いというか純粋に楽しそうに喋る。

「ロクデナシだったからそこはまぁどうでもいいんだけれどねェ。
 娘はちょうどお嬢ちゃんと同じくらいだねェ。
 
 で、しつこい男避けなら 別の男とイチャイチャしてるところを見せ付けてやりゃあいいんじゃないかねェ?
 それとも子供でもこさえるか」

リコシェ > 「今夜はそうならないといいねぇ」

口さみしそうな彼女にフルーツを勧める。
そろそろ周りの酔いつぶれた客が多くなって喧騒が収まりつつある。

「まぁ私もこっちに来てそう長くはないんだけど
下手なダンジョンより遭遇率高い気がする。
それはそれで面白いからいいんだけどねぇ」

こちらもこちらで口調に反して面白そうな表情を浮かべている。
実際彼女からしてみればどの場合でもそこそこ面白かった。

「娘さんいるんだ…?
私と同じ年くらい?それはずいぶん可愛いだろうこの予感…!」

あれこれ本物かも。という疑問が浮かぶもあっさりそんなことは気にしないと放置。
もともと素性を探らないのがこういった場でのマナー。大事なのは楽しむこと。
彼女自身も素性を探られるのがあまり好きではない。

「おぉぅ…ナイスえげつなさ。
でも多分その程度じゃやめてくれないというかたぶんそれ見ると余計興奮しちゃう様な人達なんだよぉ」

思い返しながら口にする言葉はこちらもこちらで結構えげつない。
この国の憲兵の腐敗は口外こそされないもののかなり有名になっている。
捕まった時は元気でも、留置所から出た時には死人同然の姿になっている人を
彼女は何人も見てきた。

アデリータ > 「どうせアタシゃ死なないからね。
 噂にでも聞いた事はないかい?
 "不死身の魔女“アデレータ”ってね」

勧められたフルーツを口に運ぶ。
それ様だけは、年相応に見えるのだが。

「ダンジョンも街も変わらないからねェ。
 魔物か人かって違いしかないもんさね。
 お嬢ちゃん、好奇心は程々にしておかないと花が散るからねェ」

と忠告してはいたのだが。

「お嬢ちゃんと同じくらい可愛らしくてセクシーさね。
 腕はまだまだ半人前だけれどねェ。
 お嬢ちゃんもやってみるかい、魔女の修行」

どこまで本気やらわからない勧誘。

「そりゃ困った。
 そういう輩は、蛙にでもなってもらった方がいいかもしれないねェ?
 ……そういえば、捕まったときも色々ヤられたの思い出したよ。
 この国の男共は大丈夫なのかねェ?」

シミジミと口に出す。

「さて、アタシゃそろそろ行くかねェ。
 話せて楽しかったよお嬢ちゃん」

リコシェ > 「あはは、なんだかごめんねぇ。
お酒の席はこう愚痴とかじゃなくてパーッと楽しいのがいいよね
不死身の魔女…?覚えておくよぉ。一緒に飲んだ人は覚えておくようにしてるから」

のんびりと伸びをする。

「散ったらそれはその時だよ。
どうせなら楽しくしたいよねぇ」

それは本当に自身の命もベットの一つに過ぎないと考えている響きさえあった。

「楽しそう!もし良いならすっごい興味あるかも。
そのセクシーな娘さんにもちょっと会ってみたいかも?
どこかで会えたらよろしくって伝えておいてくれると嬉しいな」

正直ちょっと…いや、かなり魅力的だった。
魔法の授業は理論しか受けたことがなかったから。
その誘いに一瞬心が揺れる。
平和だった頃に戻れるようなそんな気さえして…

「…ぁ、あ、ごめんねぇ。ぼっとしちゃって。
私も楽しかったよ。またねー」

ゆっくりと手を振り微笑む。
また会おうね。この言葉を口にしながら。
何気ない言葉の交換だけれどそれが何よりも好きだった。

「おやすみなさい。いい夢を」

それを口にするときだけは魔女を夢見る娘のような無邪気な笑顔で
そうして不思議な魔女が店を出ていこうとする姿を見送って。

アデリータ > 「そりゃあ、いい心がけだねェ。
 縁は大事さね……命を助ける事もあるくらいに」

ひゃひゃひゃと楽しそうに笑う。

「何を賭けてのゲームかは知らないけれどねェ。
 楽しいってのは大事さ。とても大事さ。
 よろしく面白おかしく伝えておくよ、お嬢ちゃん。
 魔女の魔法は、お上品なやつばかりじゃあないけれどね。
 気が向いたら……そうさね、どこかで名前でも呼ぶといい。
 聞こえてたら顔を見せようねェ」

店主に代金を支払い、箒を浮かべて腰掛ける。
ふわりと浮かんだまま堂々と出口に向かう。

「ああ、いい夢を。
 また騒がしい夜に逢おうねェ、お嬢ちゃん!!

 さぁさぁ、道をお開けウスノロども!!
 不死身の魔女アデレータ様のお通りだよ!!
 邪魔なやつは蛙や猫にしちまうよぉ!?」

我、ここに在り と高らかに騒ぎながら、魔女は酒場を後にした。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 酒場「無貌亭」」からアデリータさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 酒場「無貌亭」」からリコシェさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にシンシアさんが現れました。
シンシア > 夜遅くにフラッと姿をみせた平民地区のどこにでもある酒場

冷たい外気に頬を冷たくしたまま赤くなって店内に入る、通りを眺めるようなカウンターの
脚長椅子に腰をかけて、いつもはホットカクテルで体を温めるものの
今夜の気分は、普通に酔いたい気分。アルコールを頼んで
ぼんやり…机に頬杖をつきながら運ばれてくるのを待ってる

軽く脚を組んでつま先を揺らしながら
人通りのない誰もいない通りを、ただ…見つめてると
運ばれてきたカクテル、綺麗なピンクの色したグラスを手にしたら
そのままグイッと喉に流していく、お酒に強くもないのに…

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にシャルルさんが現れました。
シャルル > 冒険用のハードレザーアーマーではなく
戦闘用のやはり深紅のプレートメイルに身を包んだ大きな男が道を歩いていた。
普段の陽気さが見られないのは
流石に一人でははしゃぐ気になれないのか
それとも何か訳があるからか。
冷たい風が首筋を撫でれば彼は身を丸めながら足早に歩いていく。
ふとあるところに足を踏み入れれば、見慣れない酒場が。
ここで構わないかと彼は扉をくぐり、暖かな店内へと。

「む…珍しいところで会うのう。」

そこにいたのはあまり酒に強くないはずの知人であった。
声を掛けていけば、彼女はどう返してくるだろうか。