2016/10/10 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 繁華街」にカリーネさんが現れました。
カリーネ > (砦での攻防によって、自分が操る鎧が破損したことによる損害は大きかった。
 ミレーであることを隠して騎士をしている都合上、鎧がなければ騎士として活動できないのである。
 かくして、第一軍の筆頭騎士「カリーネ・マリウス」は入院中である、という通達が軍内部に出され、
 鎧の修復が完了するまでは、自分は王城を離れ、ただのミレーとして生活することになったのである。
 とはいえ、戦いのみを教えられて育った自分は世間に対しての見識があまりない。
 いざ普通に暮らせと言われたものの具体的にすることはなく、なんとなく街に繰り出してみたのであった。)

しかし、人が多いな…。 皆元気そうでよろしい。 街が平和なら、わたしがすぐに動くこともなかろう。 
(繁華街のメインストリートは何度見てもすごい。 鎧を着用している時は何度も巡回しているが、
 そうでない時に赴くことはほとんどないのだ。 低い視点からはあらゆるものが新鮮に見える。
 活気に満ち溢れた大通りの隅っこに佇み、行き交う人々を眺める。
 みな動きやすそうな格好で動き回っている。少し羨ましい。 ちらりと自分の身体を見る。
 ブーツにドレス、長手袋にハーフボンネット…極力露出をさせないスタイルは、
 身体からあふれる魔力が人を惑わすのを避けるためだ。
 魔力を遮断する布を何層も組み合わせ、魔力の漏洩を押さえ込んでいるのである。)

ご案内:「王都マグメール 平民地区 繁華街」にロレンスさんが現れました。
ロレンス > (賑わいのある繁華街へと繰り出したのは、王都にある屋敷の雑用帰りについでといったところだった。久しぶりに訪れたそこは、砦の激しい戦闘なんてなかったと言わんばかりに賑わっている。大切な守りの一枚が剥げた事を知らないのか、それとも知っても大事に至るとは思っていないのか?呑気な人々に少しばかり苦笑いを浮かべると、黒尽くめに赤い瞳の少女が目に留まる。どこか浮かぬ顔に見えるも、気にせず彼女の方へと歩んでいった)

こんばんわ、お嬢さん。 お一人ですか?

(傍まで歩み寄れば、柔らかに微笑みかけながらご挨拶の言葉をかけた。結構な身長差があるものの、視線を合わせるように屈めば、細められた紺色の瞳が見えるだろう。少しばかり年頃が青いように見えるものの、こんなところで幼子が一人でいるのも妙なことで、疑問には思うものの口にはせず、微笑みかける)

カリーネ > (こうして街の中にいても鎧や軍の事が気になるのは悪い癖だ。
 なるべく早く鎧の修理が終わってれればよいのだが…
 そんなことを考えている自分に気づいて、頭をぶるぶると左右に振る。
 しばらく任務につけないのだから、もっと気を抜いても良いはずだ。
 普段こうして人通りを眺めることなどめったにないはずだし、色々と観察しよう。
 ぼんやりと行き交う人々を眺めていた所に、目の前に影が落ちる。)

あー…ああ。 一人だ。 特に何をしていたというわけではない。
いらぬ心配をさせてしまったかな。
(目の前にしゃがみ込む柔和そうな青年が、優しく自分に問いかける。
 自分はお嬢さんと言われる年齢ではないのだが、質問には従順に答えた。)

ロレンス > ……ふふっ。

(声をかければ、見た目に似つかわぬ言葉遣いの返答が帰ってくる。面食らった様に瞳を瞬かせた後、楽しそうに微笑むと小さく頷いた)

いいや、寧ろお一人で良かったかなって思ったところだよ。

(女と見れば獲物のように襲いかかる男が多い王都で、この言い様では悪巧みのような言葉に聞こえるかもしれない。しかし、当の本人はそんな事も気にせず、赤い瞳を見つめ返した)

暇潰しにお出かけかな? 良ければ少しばかしご一緒してもらえないかなってね、私も久しぶりに一人でここを歩くんだけど、思っていたより一人でいるのって退屈でね。

(柔らかな口調のままに問いかけ、誘う言葉。悪巧みというよりは軽い口説き文句のようなもので、微笑みのまま掌を差し出す。どうかなと言いたげに見つめながら、答えを待っていた)

カリーネ > 暇つぶしというと少し語弊があるのだが、まあ概ねそのようなものだ。
この辺をあまり歩いたことがなくてね。 少し情報収集代わりにうろうろしようと思っていたんだ。
(相手の問いかけに大人しく頷く。相手が視線の高さを合わせてくれているから、
 見上げて首が痛くなるようなこともない。 一緒に歩かないかという誘いには、少し考える仕草。
 今の自分だけでは下手をすれば何もわからずに過ごしてしまう可能性もある。
 なるほど、彼の誘いに乗っても悪くなさそうだ。)

わかった、応じよう。 あまり楽しい話はできないかもしれないが、許してくれ。
(小さな手を相手の掌に重ねる。 相手が立ち上がるのを待って歩き出そうとする。
 随分と身長差があるから、並んで歩いたら親子かなにかに視えてもおかしくあるまい。)

ロレンス > そうなんだ? じゃあ新しいお店とか探しに出てきたってところかな。

(情報収集=行きつけの喫茶店や洋服店探し と捉えたのか、微笑みのままに小さく頷いた。少し考える仕草の後、了承の言葉が返ったが、それも随分と堅苦しいというか、男っぽいというようなもので、楽しげな笑みが尽きない)

ありがとう、大丈夫だよ? 今だって十分楽しいから。

(小さな手を優しく握りしめると、55cmの身長差というのもあって、握りしめて歩く高さが彼女の方ぐらいになりそうだった。これでは腕が疲れてしまいそうだと思うと、あるき出そうとした彼女の前で、すっと足を止める)

ちょっと失礼するね?

(小さいとは言え、それなりの重さはあるだろう彼女を横抱きにしてしまおうと両腕を伸ばしていく。届くならそのまま抱えて、自分と同じぐらいの視野の高さで繁華街見渡せるだろう)

そう言えば自己紹介がまだだったね、私はロレンス。……ここらで言うところの貴族のようなものかな、お嬢さんは?

(何時もなら詩人めいた種族の名乗りを入れるところだが、いきなりデートの相手が吸血鬼となれば、緊張するだけならまだしも、逃げ出されてしまったらつまらない。それらしい嘘でごまかしつつ自己紹介をすると、微笑みのまま彼女の名を問い返す。

カリーネ > そんなところだ。 あとは社会見学といったところかもしれない…。 色々と不勉強なことが多いんだ。
(相手の言葉にのんびりした調子で答える。 この街のことだって十分に知らないのだから、
 まずはあるきまわってみるのが大事だ。 もっとも、今までは任務でそれも満足にできなかったが。)

ちょっと失礼って…っひゃっ!? ちょっとまっ、待てっ、これは…はずかしい……。
(彼の言葉を確認する前に、小さな身体は簡単に持ち上げられる。横抱きされると相手の腕の中に
 すっぽりと収まって。 困惑と恥ずかしさを味わい、頬を朱に染めながら小さな声で相手に抗議して。)

わたしは…カリーネだ。 よろしく頼む、ロレンス。
しかし、こうして見ようとしないと、色々あることにすら気づけ無いものなんだな…。
(相手が名乗ってくれたことで、今までお互いの名前も知らなかったことに気づく。
 自己紹介をしてから、横抱きしてもらった状態で周囲の風景を見回す。
 行き交う人々を見ておお、と小さく声を上げた。)

ロレンス > ふふっ、面白い言い方するね? 可愛いんだから、もっと可愛く喋ったほうが似合うかなって思うけど。

(自分よりも随分と幼く見える少女が口にする言葉は、どこぞの武人のように固く、可愛らしさのないもの。これだけ可愛く飾っているというのに何故口調はそうなのやらと思えば、笑みのまま思うがままの事を伝えていく。そうして腕の中へと彼女を招き入れれば、少しだけ口調が崩れ、恥らう仕草に嬉しそうに笑っていた)

仲のいいことで言われちゃうかもね? 今みたいに砕けた言葉遣いの方がかわいいよ。

(無遠慮に恥じらいと困惑の仕草を愛らしいと褒めちぎると、ゆっくりと歩き出した。女性が好みそうな店が多い方を歩き、彼女が纏っているようなゴシック系の可愛らしいドレスが飾られた店や、雰囲気の良さそうな喫茶店の前を通り過ぎれば、上質の茶葉の香りが淡く二人のところまで届く)

カリーネだね、よろしく。 王都と言われるだけあるね、物騒な事があってもこれだけ賑わうんだから。どこか行きたいお店とかあるかな? あったら遠慮なく教えてね。

(物珍しそうに高くなった視野の世界で辺りを見渡す彼女の姿は、見た目相応な幼さを感じる。彼女を抱きしめる両腕は、細い見た目のわりにがっしりとした肉付きをしており、振れることなく、花束でも抱えているかの様に優しく包む)

カリーネ > あいにく、可愛さが必要な生活はしていないんでね。 これだって侍従のお仕着せなんだよ。
(楽しげにしている彼の言葉に小さくため息。とっくに成人しているにもかかわらず、
 侍従が選ぶ衣装は装飾華美な、いうなればお人形が着ていそうなものばかりだ。
 やめろといわない自分も悪いのだけれど、いざ可愛いと言われると恥ずかしいものである。)

…いや、そういうのはいい…。 砕けていたのも、驚いたからだよ。
(頬をふくらませる。 彼が連れて行って暮れるお店を見て、感嘆の声を上げる。
 ドレスや喫茶店をめぐるたびに、なるほど、と何度も頷いて。)

いや、お店とかは特にわからないから、ロレンスに任せる。
(相手の腕の中にすっぽりと収まった状態で相手の言葉に答えた。
 体重がないわけではないけどこうして抱っこしたまま移動するのだから、
 それなりの膂力はあるのだろう、と少し感嘆する。)

ロレンス > ふふっ、普段は皆の前でしかめっ面してないと行けないとかかな? そうなんだ、でも似合うから準備してくれるんだろうね。今だって…ビスクドールみたいに綺麗で可愛いって思うよ。

(言葉から察するに、それなりの年頃にはなっているということだろう。それなのに可愛いものに埋め尽くされた、しかし、彼からすれば侍従の選定はセンスがあると思っていた)

ちょっと恥ずかしいかな? でもね、可愛いというのも一つの魅力だよ。このまま連れ去ってしまいたいぐらい、可愛いと思うよ。

(少し拗ねた様子が見えれば、苦笑いを浮かべながらも本音の口説き言葉を重ねて歩き続ける。一通りの店を歩いてみれば、弾けるように興味を示すというのはないものの、何やら知ろうとはしている。彼女の言う勉強というような反応に、少しばかり悪戯心が疼く。どうしてもこの子を女の子として喋らせてみたい、次に向かう店を任されるのも、好都合だった。わかったと小さく頷けば、大通りから少し離れたところにある小さな店へのドアをくぐった)

香料の店だよ、フレグランスとか、アロマとか、そういうのを取り扱ってる。リラックスしたり、安眠出来るようにするものとかもあるね。

(色とりどりの香水が趣向を凝らしたガラス瓶に収められ、棚いっぱいに陳列された店は、仄かに甘い香りが漂っていた。とはいえ、先程までの彼女の様子からしても、香水に詳しいとは思えない。だから丁度いい)

カリーネに似合いそうなのだと…。

(一旦彼女を腕から下ろすと、小さな手を引いて店の中を歩く。少し奥まったところにあった、ルビーのような綺麗な香水が詰まった瓶の傍へと手を延ばす。傍らにあったテスターの便を手に取ると、コルクの栓を開く。小さな瓶には綿が詰まっており、そこに香水が染み込んでいるようだ。桃の様な甘い香りが緩やかに溢れるそれを彼女へと差し出す)

どうかな? こういうのだと男の人も女の人も好きな香りだっていうけど。

(しかし、香りを発する原材料の花には、僅かだが催眠効果を誘発する成分が交じる。香水にすれば発揮するはずはないのだが、蓋を開けた時に、ひっそりと香りに溶け込むような魔力を流し、その効果を強めておいた。少しだけ素直になるように…そんな意地悪程度な気持ちで、少女に甘い罠を仕掛けようとした)

カリーネ > ビスクドールみたいと言われても、なんというか少し恥ずかしいな。 
それに、なんだかお部屋に飾られてしまいそうだ。
(実務をする自分にとっては、お部屋で愛玩されるお人形は比較的縁が遠い。
 美しい人形に自分の格好が比肩しているといわれると、嬉しいやら恥ずかしいやらだ。)

成人女性にはそういう需要があるのかな。その…わたし、たしかに小さいけど、
これでも立派な大人なんだ、わかってもらえないかもしれないけれど…。
(そんな感じに喋っている間に、大通りから少し離れた場所へと移動する。)

ふむ、香料店。 これは面白いな。
(連れて行ってもらった先は香料店。 比較的鼻の効く自分にとっては、
 なかなかに興味をそそるお店だ。 彼に抱かれたまま、色々な香水の匂いを確かめる。
 甘い香りが鼻に広がり、うっとりと目を細めた。)

なるほど、これはずいぶんといい匂いだ。 嗅いで痛くなる…
んふ…っは、ぁ…いい匂いがする…うん、いい…。
(甘い香りが備考をくすぐるたびに身体が暖かくなり力が抜けていく。
 たっぷりと香りを取り込むと、もはや抵抗なんてできずに、
 相手の腕の中に収まってぐったりと脱力し、蕩けた表情を浮かべていて。)

ロレンス > それぐらいに可愛いって事だよ。ふふっ、飾るよりは、隣で微笑みかけてくれる方が嬉しいかな。
(人が望みを形に変えて作り出した人形のように、愛らしくて美しい。どこか恥ずかしそうにする様子に微笑みを深めながら、甘い言葉で擽ってしまう)

あると思うよ。 やっぱりそうなんだ…でも、大人の女性からしてもカリーネの姿は羨むと思うよ。
女性はずっと、お姫様でいたいと心の奥底で思うけど、成長と老いはそれを赦してくれない。
それを赦されてるカリーネは、とても運がいいことだと思うよ。

(悠久を行きてきた男だからこそ知っていることで、出会った頃は可憐な少女も、一世紀過ぎれば、枯れ果てた花となって自分の手を握り、息絶えてしまう。貴方の前では姫君でいたいと涙する女もいた。だからこそ、少しだけその言葉はさみしげに目を伏せながら紡いでしまう)

(香料の店に入ると、先程よりも少々興味を示してくれたのは幸いだった。少しだけ理性を溶かしてしまおうと思っての香水の罠だったが、甘い香りを楽しむうちに、クタリとよろけた身体を抱きとめて、蕩けた表情を見つめる。大人だと言ったけれど、警戒心の薄さは子供のようで可笑しそうにクスクスと笑う)

カリーネ、何でそんなに硬い口調したり…可愛い女の子になるのを拒むのかな?

(瓶の蓋を閉めると、元の場所に戻し、元の香水を手に取る。通りかかった店員へ瓶とゴルドを渡すと、会計して持ってきてくれるかなとお願いし、店員が会計へと向かっていく。戻ってくるまでの合間、少女が愛らしく有ることを拒む理由、それを優しく問いかけながら頬を撫でていった)

カリーネ > そんなに可愛い可愛い言われても、何もでないぞ。
(自分をたくさん褒めてくれる相手に、くすぐったそうに身悶えする。
 武勲をほめられた覚えはあるが、それ以外はあまり記憶にないのだ。)

まあ運がいいというのは間違ってはいないかもしれない、
大きくならないせいで有利なことだってあるからね。
(なんだか物憂げな相手の言葉に答えながら、小さくため息。
 結局小さいは小さい、大きいは大きいで有利があったりするのだから。)

別に拒んでいるわけじゃない。 その方法を今までしらなかったし、
必要ないと思っていただけだ。 大人であるからその辺はきちんとするべきだろう。
(相手の優しい言葉と頬を撫でる手。媚薬で鈍った頭には心地よく、うっとりと目を細める。
 問いかけに答えながら腕の中で脱力する様は、まるであやされている子どものようだ。)

ロレンス > 恥じらう顔を見せてくれるなら、十分だよ。
(賞賛の言葉にむず痒そうな様子が見えると、クスクスと微笑んでいる。それが堪らず恥じらうようになるなら、それが一番見たい顔であり、十分な報酬だ。そうして催眠効果が少女の中に巡りきったのを確かめると、質問にスラスラと答えが紡がれていく。最初に答えていたような言葉と似たようなもの、思案顔で顎に手を当てると、店員が香水を紙袋の包みに入れて戻ってきた)

あぁ、ありがとう。また来るよ。

(お礼を告げれば、チップを少しばかり握らせて少女の手を引いて外へと向かう。裏路地へと連れ込んでいくと、古ぼけた木箱の汚れを払い、そこの上へと少女を座らせていく)

そうか、でもカリーネみたいに可愛い子は可愛いところを大切にして、女の子らしく振る舞った方がいいと思うよ?
少なからず、今だけはそうしてもらおうかな…。小さな頃から、そんなに硬かったわけじゃないよね。
小さな頃の時みたいに喋ってごらん?

(成人しているというなら、その昔は子供らしい口調ぐらいしていただろうと思い、それを諭すように命じていく。女の子らしい言葉遣いが普通なのだと囁きかけながら、さらにもう一つ問いかけを紡ぐ)

可愛いって言われるのは嬉しいかな、嫌いかな?

(幼い愛らしさをどう思っているのか、それを問いかければ黒髪を優しくなでていき、指の間に黒糸を通すように滑らせていく。艶やかな髪を梳かす様に撫でれば、先程購入した香水を手に取る。ほんの少し手にとって塗り広げ、催眠の効果を発揮させながら黒髪を撫でるようにして染み込ませていく。不意に理性を取り戻されないように、もう少しだけ少女を夢に誘う)