2016/10/05 のログ
■アルマーレ > 「嗚呼、その通りさ。女は男に褒められ美しくなり、男は女に褒められ身を滅ぼす。リンジーほどの麗しの女なら一体何人が滅ぶことになるやらな。」
「大抵の籠の鳥は、籠から出る方法を知ってる。後は飛び方を思い出すだけさ」
飛び回ってばかりの男の浮いた台詞は、この時ばかりは少しの憂いを帯びていて。
彼女の長い睫毛が微かに震えるなら、それを見つめて柔らかく笑ったりも。
「知らないかい?極上の美酒は幾ら呑んでも悪酔いしないんだぜ?ーーーー俺は鼻だけは効くのさ。なんたってこんな良い店を見つけるくらいだからな」
離れる温もりの余韻と名残に拒絶でないと解れば、それを追うこともせずに小さく笑ったままで彼女が片付けをするのを楽しげに見つめていよう。
時折残ったカクテルに小さく口をつけて「さっきのよりも美味いな」とも呟いたりして
「勿論、美人からの晩酌のお誘いを断るなんて良い男が廃るってものさ」
気軽な誘いに肩をすくめて、頷いて彼女の後をついていこうと
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からリンジーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からアルマーレさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にシチューさんが現れました。
■シチュー > (貴族の奴隷として屋敷の門をくぐって数日。日々厳しく作法をしつけるメイド長からお使いの指示が下った。長い長いおつかいリストと、現金代わりの支払い手形、そして大きな手提げ袋を預けられて。平民地区にある商売区を端から歩いて行くこと数刻ほど。ようやく、おつかいメモリストが大方埋まってきていた)
薬草とポーション……イモリの黒焼き……フラスコビーカー、……ハーケンクロイツオジギソウ、初期化された指人形……黒光りした電気ウナギ……マタドールチューリップ……三つ目ウサギの日干し……うん、だいたい終わったかな。
(魔術師でもある主やメイド長がその手伝いをするために必要なんだろう、数々のよくわからない品々をひとつひとつ確かめてリストとにらめっこ。重さもかさばりも相当あるため、両手で手提げ袋を抱えるようにして。荷物の中には足の生えたぶっといチューリップもあったりして、中でうねうねと忙しない。右によたよた左によたよた、危なっかしい足元であまり前を見ないままに歩いている)
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にフォークさんが現れました。
■フォーク > かいがいしく働くミレー族の少女の向かい側からやってくるのは
「あ~。飲み過ぎた……気がついたらゴミ捨て場で寝ていたもんな。っていうか、今は何時なんだか……」
人として駄目な台詞を吐きながら、大きく伸びをする男だった。
酒臭い欠伸を一つ。すると前から大きな袋がよたよたと迫ってくる。
「あれ、まだ酒が残っているんかいな?」
目をこすっても大きな袋は消えない。どうやら寝ぼけているではないようだ。
とか言っている間に袋と至近距離になる。
「お、お、お?」
どっちによけていいかわからないので、慌てて左右に身を動かす男だった。
■シチュー > (ゴミ捨て場に眠る男。どれだけワイルドなんだ。お酒に飲まれたのか酒樽を支配したのか、とにかく目覚めたばかりの大男の前方には大きな袋だけが見えているだろう。その後ろにあるミレー族の尻尾だけが袋の端からはみ出してるから、袋のお化けかなにかと勘違いしたに違いない。ろくに前もみていない故、そのまま直進。左右どちらに避けようと戸惑う相手の正面にそのままぶつかる格好となり)
……あ、わ、わあ!
(袋が何かぶつかった!と思う間もなく中からポーションがこぼれ、路上に転がる。割れてはいない。)
■フォーク > ぶつかった少女がバランスを崩す間に、『しゅばばば』という音とともに、袋からこぼれ落ちたものが元の場所に収まっていく。
男の精密かつ迅速な手技のなせる業だった。そのあまりの手の速度に『しゅばばば』と鳴ったのである。
「いやあ、危なかった……って、シチューじゃあないか!」
でっかい袋のお化けかと思っていたが、正体は先日知り合ったミレー族の少女だった。
気がつかなかったのは袋で顔が見えなかったこともあるが、以前とはまるで格好が違っていたからだ。
「じゃあ、返すよ。なんかネトネトしているし」
男は懐から黒光りした電気ウナギを取り出した。
袋の中身を『しゅばばば』と戻した際に、一つ失敬していたらしい。呆れるほど油断ならぬ男である。
「それにしても、その格好はどうしたんだ?」
やはり気になるようだ。
■シチュー > (早業過ぎた。さすがは傭兵団の団長である。音速の速さの手さばきには、あやうく転びかけて袋を抱え直すミレー族も目をぱちぱちさせて驚くばかり。いつのまにか袋の中が元通りとなり、改めて相手の高い壁のような容姿に気づけば)
フォーク!しばらくぶりだねー。……ってこら!
何堂々と盗んでるのさ!
(にこー、と笑って。手でもあげたいとこだけど、あげたらまた袋落ちそうだし。会釈を返したが。ネトネトしてるだけじゃなく、気まぐれにすっごい放電しちゃうウナギをいつの間にかポケに収めてた彼に眉釣り上げ)
この格好ね。えへへ。……色々あって、貴族のお屋敷で働く事になったんだよ。今日はそのおつかいでね。
(容姿を問われたら、嬉しそうに。袋抱えたままふわりと一回転し。この前とは違う小奇麗な服の裾を揺らしてみせる。)
フォークは、変わりない?
■フォーク > 傭兵は荒事だけでなく、間諜や盗人の真似もできなければ一人前とは言えない。何でもできてこそ、仕事の幅は増えるのである。
ただ生粋の傭兵であるこの男は、戦や一攫千金以外の勤労意欲は皆無といっても良い。
平穏な世では、どこに出しても恥ずかしいダメ人間なのである。
「すまん。あまりにも不用心だったもんで」
えへへ、と笑いながら頭を掻く。しまりのない笑顔だった。
「うーん。さっそく働き口を見つけたというわけだな」
先日、体以外で感謝を示す道を探すように言ったことを思い出す。それは体を売る以外に稼ぐ道を探せという意味だった。
ミレー族は元来勤勉なことは知っていたが、まさかこんなに早く働き口を見つけることができるとは思わなかった。
「俺は……ははは、見たまんまよ」
ふわりと一回転する少女が、袋を抱えて手がつかえないのを良いことに
ぴらり、とワンピースの裾をめくって覗こうとするのである。
男は少女と逢ってから……いや、王都にやってきてから一歩も成長も退化もしていない。
あるがままの男なのだ。
「で、お屋敷に戻るのか。仕事が終わったら付き合わないか?」
■シチュー > 戦時に役立つ人間は悲しくも、平時には厄介払いされる事も多々あるけれど。相手の屈強さがあれば、野に巣食う怪物の魔の手から街を守るだけの力はあるはずだし、門を見張る巨漢だって街は必要なんじゃないだろうか。
不用心だからって盗んじゃだめだよー。あとで僕が怒られるし。……気に入ったの?これ?
(軽く袋の中を覗いて、うねうねと黒光りしてるウナギくんを目線でさした。)
うん、なんていうか。結果的にはね。……とっても優しい紳士なご主人さまだから、ちゃんと恩も返したいんだ。
(以前教えられた事の、そのとおりに物事が進んでいる事に、相手と再会してから改めて気づく。貧民街で終えるばかりと思っていた人生……ミレー生が彼が予告したかのように動いた運命を今更ながら感じて。ちょっとほぅ、と遠い瞳になった)
くんくん……。酔っ払って寝てて、起きて、お腹がすいたなー……みたいな?って、わああっ!
(鼻先を揺り動かして相手の匂いをかげば、推測で物を言い。――完全に油断していた。ひらめかしたワンピの裾がごつい指に掴まれたら、ほっそりとしたふくらはぎと肉感的な太もも、幼裂を覆う小さなリボンの付いた白いショーツを覗かれてしまう。以前の行為にもかかわらず、突然の事に顔を真っ赤にし。おさえようにも両手が塞がっている)
うーん、ごめん。このお使いが終わったらすぐに戻らなきゃ。あまり遅くなるとメイド長が怖くって。
■フォーク > 傭兵稼業や大金を有する可能性が高い仕事には一つの共通点があるそれは常に死が隣り合わせだということだ。
死の恐怖に付きまとわれることに、男は喜びを感じるのである。ある意味、ドラッグに溺れるよりも厄介なジャンキーだった。
街の警備や門番のような仕事は、男のやり甲斐を引き出すことは難しいだろう。仕事にはやり甲斐が必要なのだ。
「なんだか、一番エロチックだったからなあ」
うねうねと動く黒いウナギ。妙に艶めかしいので、何かに使えるのではないかと考えていたようだ。その用途は不明である。
「当たり。いやあ、今が朝なのか昼なのかもわからねえってんだから困るぜ」
扇情的な少女の下半身が目の前にある。おもわず巨体を竦めながら、少女のワンピースの裾の中に潜り込もうとして。
「王都から、シチューのワンピースの中へ引っ越しちまおうかな」
キツい冗談を飛ばすのである。裾の中で大きく深呼吸。
「じゃあ、俺もついていくよ。スケジュールは幸い空いているんだ」
不穏きわまりない発言をした。どれだけ普段、暇をしているかが分かろうというものである。
■シチュー > 彼が常と生死の境を走って過ごすのなら……きっと、この街の安穏さが相手に追いついていないのだろう。逆に、その実力と大きさを持て余してしまうだろう。この街に大きな脅威――例えば、エルダードラゴンが巣作りを始めたり、クラーケンが地面を這い回って遊びに来たりした時には彼こそが輝いてしまいそうなもの。
えー……このぬらぬらが?たしかにえっちな感じするけど……え。これをどこかに差し込んだりするの?
(黒ウナギについてすごい真顔で尋ねた。興味があったらしい。)
今はお昼近くだよー。だめだよ、朝ごはんちゃんと食べないと。あ、ごはんっていってもお酒じゃなくてパンとスープね。サラダも推奨。
(最近食生活は良くなったので、まるでママみたいにあれこれと指示を加えた。メイド長譲りの説教っぷり。単に相手の身体が心配というのもある。いくら屈強でも食べ物が悪いと身体も悪くしそうだし。)
何言って……ふわああ!ちょっ……やめ……っ……んっ……。
(ワンピの中に潜り込まれたら、未成熟な少女の香。直接かかる息のくすぐったさに身をよじらせる。ひくひくと、秘所がひくつき)
空いてる……というか、今日はヒマみたいだね。それじゃ一緒にまわろっか!……あー、ほんとに引っ越すなら家賃要求するよ?
(裾の中でリラックスしてる彼に冗談めかしく。相手の入り込んだ分膨らんだワンピースの裾を見下ろして笑う。)
ドーンアビスっていうお店は知ってる?そこに最後のおつかいの品があるんだけど。
(街への滞在では自分より長いはずの相手。道案内を彼におまかせしたい。きっと相手の知っているだろう魔術道具の店の名を告げ)
■フォーク > そんな大物が街を襲わないことを、願うのみである。
「そりゃまあ、このぬらぬらとした太いのが素敵……って、うはははははは!」
まだお天道様が高いのにする話ではないな、と思い直し、笑ってごまかすのであった。
「うーむ、サラダか。そういえば前に野菜を食べたのはいつだっただろうか」
顎に手を当てて、真剣に考える。しかし少女の裾の中で雌の香りを嗅ぎ取れば、そんなことは一瞬にして忘れた。
下着越しに秘裂を撫でていたら、道案内を頼まれた。知っている店だ。この街のことは大抵、知っている。
年中、ぶらついているからだ。
「ああ、いいよ。俺は魔法が使えないから入ったことはないが、店は知ってるぜ」
ここで逞しい体格をした人間なら、少女の抱えている荷物を道中、持ってあげようとするであろう。
しかし、男はそれをやらない。なぜなら、それは彼女の仕事を奪うことになるからだ。
それだけではなく彼女はとても今の仕事にやり甲斐を感じている。ならばその袋の重さもやり甲斐の一つなのだ。
さらに、道案内をする男の手は、手がふさがっている少女の尻をもてあそぶのに忙しい。ナチュラルに弄ろうとしている。
「で、何を買いにいくんだい?」
数分も町中を歩けば、たどり着くであろう。
道すがら興味本位に購入するものを訊ねてみた。