2016/08/22 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にルーミスさんが現れました。
■ルーミス > 「……チッ。ろくなもの売ってやしないな」
舌打ちと共にまた一つの露店を後にし、歩き出す。
別に品揃えが悪いというわけではない。のだが、自身の必要とするものは生憎と無かった。
この言い草に露店の主人は涼しい顔――慣れているせいもあろう。
色々と店を回ってなお見つけられていないというのも、己を苛つかせる要因だろう。
明日、明後日までに受けた依頼は、間に合わせなければ。
師に頼み込んで――という線は端から考えてもいなかった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にネリスさんが現れました。
■ネリス > 「…えぇ、それを。
はい…ありがとうございます。」
聞こえる酷く甘い声。
媚びた様子はないのに、何かをかき立てるような声音はすぐ脇から。
景気よく皮袋に入った硬貨を差し出し、品物を受け取る。
品物をまた別の大きな皮袋に入れると、女性とすれ違うように歩き始める。
応対をしていた男性店主は酷く鼻の下を伸ばした表情をしていた。
ごちゃり、という皮袋から聞こえた音から中身は色々なモノが入っていると想像できるだろう。
同業者や、同じ商人としての仕入れか。
それ自体は特別変わった光景ではないけれど、それなりにモノを持っているかもしれない。そんな様子。
■ルーミス > 「…………ん?」
傍から聞こえてきた声は、何の変哲も無いのにどこか惹きつけるような雰囲気を宿していた。
振り返り、すれ違った女性の背を見遣る。次いで、明らさまに鼻の下が伸びた店主の顔も。
その品揃えを確認して――既に売り切れとはなっているが、求めていたものの一つがあった。
瞬き、声を上げて呼び止める。
「……なァ其処の。えっと、袋を持ったアンタさ」
その皮袋の中に求めているものがあれば、是非譲り受けたい。
そんな下心を根に据えながら呼び止める。
■ネリス > 買い物を済ませた後でも、足取りは浮き足だったりはしていない。
ゆったりと余裕を持った歩調で進もうとしていた。
が、ぴたりと足が止まる。
ローブとフードで体を隠した女はそのままゆっくりと振り返った。
「……何か?」
再び聞こえる甘い声音。
男性ならいざ知らず、女性とて惹きつけるような濡れた唇が動いて問いかけた。
目元はフードで隠れて見えないだろうが、唇の形からしてうっすらと笑みを浮かべているようにも見える。
■ルーミス > 余裕を持った歩調が止まり、此方を振り向く。
濡れた艶やかな唇が動く様に魅力を覚え、瞳を細めた。
「……そこの店で何か買っただろう? 差し出がましいとは思うが……見せてくれねェかね」
目元は見えないが、気にした素振りも無く距離を詰めた。
被っていたフードを脱ぎ、先に顔を露出させてしまう。
彼女に同じく、口元には微笑。口角がやや強めに持ち上がっている為、どこか勝気にも見える。
■ネリス > 先にフードを外した様子に、影になっている目が細まる。
なかなかに美しい女性。気の強そうな様子が表情に表れている。
「…ふふ。構いませんよ。」
ほっそりとした白い指先が、皮袋の中から品物を掴み出していく。
男女問わず、触れられたい、と思えるような繊手だ。
品物を手に取る様子もどこか愛撫を思わせるような手つき。
そして、先ほどの露店で買ったいくつかの品を女性に取り出して見せた。
女性のお目当てと思われるものも含まれているだろう。
■ルーミス > 「それはどうも」
特別、謝意を込めてもいない口調。
品物を掴み取る彼女の手に目を向けるなり、視線が惹きつけられた。
どこか妙な心地を覚えつつも――品の中に、己の目当てとするものも見つけて笑みを深める。
「あァ、それだな。悪ィけど、私に譲ってくれねェか。何か望みの物があるならそれと交換に、さ」
頼みごとを、片手を差し出しながらしてみせた。
その言い分からして不遜が漂っているが、それを改める素振りもないようで…
■ネリス > 女性の視線が自らの手に惹かれた事を見逃さない。
その様子をフードの下で伺いながらも、
「これですか?」と手にとって見せる。
「…そうですね。構いませんよ。先ほど私が買った価格でいかがでしょう?」
普通に相場の値段。執着がないのか、上乗せしたりする様子もない。
不遜な態度を見てもそれを怒ったり咎めたりする事もない。
そんな様子ではあるが、ゆっくりとその品物を手癖のように撫で回している。
視線を惹かれてしまえば、不思議と全身を撫で回されるような感覚を覚えるかもしれない。
精神力や抵抗力次第では…同時に徐々に思考力の低下も。
■ルーミス > フードの下にある顔は、よく見えない。
じわり、と欲望に駆られる。その顔を目にしてみたいという欲。
「……なら、持ってるよ。ちょっと待ってくれ……」
懐を探りながらも…視線は彼女の手から離れない。
品物を撫で回す手つきに合わせ、その身を撫で回されているような感覚。
精神力は十分に高い部類なのだが――
舌で唇を湿らせ、吐息に微かな熱が篭る。微笑は浮かべたままだが。
■ネリス > 「えぇ…いくらでも待ちましょう…。」
ゆっくりゆっくり手が這い回る。
じわじわと欲情を煽っていくその手つきはねっとり全身に絡みつくかのよう。
人の多い往来で、誰にも気づかれる事なく、ひっそりと女性を高めていく。
そして時折、その形の良い爪先がかりっと何かを引っかくように。
ぴりりと電流のような感覚が走るかもしれない。
それと同時にすうっと女性へと近づき、フードを緩く上げる。
女性にだけ見えるように、自らの整った顔立ちを見せ、赤い瞳が女性の黒瞳を射抜く。
抵抗できなければ、頭の中まで心地よい感覚が走り抜けるだろう。
「さぁ、差し出してください……。」
それは、代金であったか。それとも、女性の身体か心であったか。
■ルーミス > 煽られた欲情が、少なくはない人混みの中で高められていく。
ぴりっと電流のように走り去る刺激に、ローブの下、豊満な肢体を震わせて。
懐から何も取り出さず手を引いたと同時、彼女のフードが持ち上げられた。
「―――…ハ、ッ 」
赤い瞳に射抜かれ、それまで僅かながら在った抵抗力が一息に削ぎ取られた。
心地よい感覚を味わいながら、黒い瞳は彼女に魅了されたことを示すように揺れ動く。
今なら何をするにも容易であろう。
■ネリス > 「…ふふ。」
女性の情欲を高め、思考力を完全に奪い去った事を確信し、うっすらと笑みを浮かべる。
その笑みすら女性に心地よい感覚を与えるだろう。
そしてまたフードを目深に被ると、女性に背を向けて歩き始める。
自らについてくる事を確信しているように。
女性の目の前では、赤い瞳の女が手招きをしているように感じるかもしれない。
素晴らしい肉体に淫らな微笑みを浮かべ、ゆったりと幻のように揺蕩っている。
その幻に誘われるままについていけば、人通りの全くない裏路地へ。
そこではフードを外した女が、蠱惑的な微笑みを浮かべて待っているだろう。
■ルーミス > 自慢とする思考力が奪われれば、後は為す術もない。
彼女の笑みに止め処なく心地よい感覚を味わいながら、歩き始めた彼女の後についていく。
向かう先は裏路地へ。眼前で淫らな微笑みを浮かべる幻に手招かれるように。
人通りの全くない其処へ足を踏み入れてしまえば、そこは二人きりの場。
フードを下ろし、ローブの前合わせを解けば露出の高い扇情的な衣装が彼女の目に入るだろう。
此方の視線も、その蠱惑的な笑みの下――ローブの下にあるものを見たがっているかのように動く。
■ネリス > 勝気そうな女性の表情がうっとりと恍惚に蕩けている。
その様子を満足そうに見つめながら、ゆっくりと女性へと近づいていく。
近づきながら、自らのローブもぱさりと路地へと脱ぎ捨てる。
胸元と腰部を覆うだけの衣服と、それに包まれた白い肉体が女性の目の前に。
「気持ちいいでしょう?……もっと気持ちよくなりますよ……。」
女性の耳元に口寄せると、そっと囁く。
女性を惹きつけた甘い声音。それが吐息と共に耳元を直接くすぐる。
性感を高めながら、白い繊手が持ち上がり女性の胸元へと。
豊満な乳房を、衣服の上からそっと揉みしだく。
目の前では、『感じて?』というように赤い瞳が微笑みながら見つめている。
■ルーミス > 普段ならまず浮かべることもなかろう表情を、会って間もない彼女の前に晒している。
二人のローブが路地に脱ぎ捨てられた。
互いの衣装を見せつけ合うように距離が詰められる。
「……はは、それは楽しみ……だ、っ、ん」
己を惹きつけてやまない吐息が、耳元に直接吹きかけられる。
高まる性感の中、引き寄せられるように此方の手も彼女の胸元へ。
己に負けじと豊かな乳房をゆっくり揉みしだき……
赤い瞳に魅入られ、唇は彼女の口付けを求めるよう半ば開いたまま。
表情を見れば、感じていることは誰の目にも理解出来る程わかりやすい。
■ネリス > 「ふふ…。」
余裕を持ったような言葉だが、内心淫らな事しか考えられないのだろう。
すっかりと欲情に蕩けているのは誰の目にも明らかだ。
女性に乳房を触れられれば、甘い嬌声を上げて感じる素振りを見せる。
しかしそれすらも興奮を煽るための媚態に過ぎないかもしれない。
半開きになった唇に吸い付き、ねっとりと女性の口内を侵略する。
舌先で的確に性感をくすぐり、舌を絡めれば女性の舌を痺れさせるように舐め回す。
その舌技に溺れてしまえば、次第に身を委ねたくなってしまうかもしれない。
するりと胸元を覆う服を脱ぎ捨て、上半身を晒す。
白い胸元は柔らかく揺れ、視線を誘う。
視線の先の腹部には色香を引き立てるように紋様が刻まれている。
淫らな事だけに没入できる肉体で、女性をさらに深く魅惑していく。
■ルーミス > 淫らなことが好きという性分も、また拍車をかけているのかもしれない。
嬌声を上げて感じる素振りが嘘か誠かさえも判断がつかない。
その反応に気を良くして更に揉み、掌で捏ね回す。
吸い付いてくる唇の合間より、瞬く間に口内へ彼女の舌が侵入する。
此方の舌が吸い寄せられるように絡まり、痺れるような心地とともに擦り合わされる。
もっと、と求めたくなるような心地に唇は離れることなく。
晒された上半身に導かれるような気軽さで己も衣服をするりと脱ぎ去り、豊かな双丘を見せつけて。
魅惑に抗うことなく彼女の背を抱き、互いの乳房を重ね合わせた。
柔らかな弾力ある胸が潰れ合う感覚が言いようもなく気持ち良い。