2016/08/16 のログ
パトリック > 可愛いなー、ねこ…チェシャくんねこー。
…ま、待ってよ!そんな言い方がしたかったんじゃないって!
その…なんていうか、発情してる時は、別じゃないの…?
たしかにどうしようもなくえっちしたくなったし、あれだけすごく…その、
盛り上がったし、チェシャくん可愛かったけど。 …もしかしてぼくの基準が変なのかな…。
(もしかして自分はチェシャくんのいうとおり、本当にすごくえっちで、
 基準がおかしいかもしれない。 ちょっと不安になってきた。
 自分の話に怒りを顕にするチェシャくんに、ごめん、と悲しげな顔で答える。)

温泉で話してて、どんな子だったのかって言われて…気持よくなってたのもあって、喋っちゃった。
ごめんね…チェシャくんの事、嬉しかったんだ。あんな風に発情を分かち合える人、いなかったし。
チェシャくんとの約束を破っちゃったのはぼくだし、何されたっていいよ。
…そっか、あの人、敵なんだ。 うん、今度はそうする!
(約束を破ったのは自分だから、なんの言い逃れだってできない。
 しおらしく相手の言葉にうなずいて、微かに笑みを浮かべた。
 ほっぺたを思いっきりぐにぐにしてひとしきり落ち着いたのか、
 チェシャくんの興味はカルパッチョへシフトした。
 おねだりされるままに注文の品を用意して、恭しく差し出す。
 食べてくれたのを見て、ふにゃっと相好を崩した。)

褐色の王子様…。うん、いいよ。王宮内の連中の方が、情報収集は楽だ。
シェンヤンとかとの流通と需要ね……。 赤目の魔族に関してはどこまで?
例えば、経歴とか、弱点とか…行使する魔術とか。 深く調べるとなると難しいかもしれないよ。
(おねだりされた情報を整理して頭に叩き込む。 とはいえ、気になるのは魔族のことだ。
 迂闊に手を出しては自分も危ないし、ややもすれば自分への依頼主…
 チェシャくんにも影響があるかもしれないことを考え、真剣な表情で問いかける。)

チェシャ=ベルベット > 「あんまり可愛いかわいい言うな。恥ずかしい」

不機嫌さがさらに募ったような不満気なジト目でパトリックを見るが
尻尾の先だけが揺れている。これは猫的に苦しゅうないというところを表わす印だったりする。

「ふぅーん……」

嫌にしおらしく自分の非を認めるパトリックを胡乱げな目つきで眺める。
もう一枚切り身をむしゃむしゃしながら、どこか落ち着かなさ気に尻尾を揺らすが
やがてはぁとため息を付いて膝の上で伸びるとパトリックの顔まで立ち上がり
ぺろりとその顔を舐めてやった。
刺し身を食べたての生臭い猫の舌であった。

「……言ったな。じゃあお前は僕の発情期の精処理係だ。
 逃げるなよ、足腰立たなくするまで使うし僕が満足するまで絶対逃がさない。
 嫌だって言っても拒否権はない。僕がその気になったら連絡するから飛んでこい」

にやりと嫌に人間臭い笑いをもってそっとパトリックの犬耳に息を吹きかける。
それから再び膝の上に戻ると食事に執心する。

「弱点と魔術については調べが付いているし……そうだな、経歴だ。
 あいつの名前はヴァイル・グロット。”夜歩くもの”という魔族の一種で
 かつていたらしい魔王”グリム・グロット”の関係者らしい。
 不死であるはずの”グリム・グロット”が何故滅んだのかが知りたい。
 魔族の情報だからそこまで調べるのは骨が折れるだろうけど……やれるか?」

ソフトシュリンプの尻尾に興味が有るのかまたしても前足でちょいちょいちょっかいを出しながらその尋ねた。
無理なら別にそれはそれで構わないのだ。自分で調べるしかないのだし。

パトリック > チェシャくんが普通にねこだったら多分もっとウザがられるぐらい可愛い可愛いしてたと思う…。
(恥ずかしい、ってチェシャくんに言われるけど、優しく優しくチェシャくんを撫で回す。
 可愛い。気持ちいい。 ねこだからぐねってしてるけどそれもいい。
 ほっぺたを這うザラザラした舌の感覚に一瞬驚いた表情になって。)

…はいっ…♡ チェシャくんの、正処理係になりますっ。
その…あの、えっちな時じゃなくても、いつでも呼んでほし…っひぅっ…!
(チェシャくんの言葉に浮かべた笑顔は、服従の喜びを知ったメスのもの。
 魂に刻みつけられた目の前の相手に支配される喜びが、ぶるりと身体を震わせた。
 耳にかかる吐息に声を殺しながらも、にっこりと笑ってみせて。)

ヴァイル・グロット…グリム・グロットは、ちょっと聞いたことがあるけど、
本当にちょっとだね。 魔族の情報なら軍の資料を見てみればなにかわかるかも。
まずはそこから、かな…。 やってはみるけど、時間はかかると思う。
まあ、まずは……かじりついてみるよ。こんなふう……お”おぉぅ……!
(相手の提案に頷く。 エビの尻尾にじゃれつくチェシャくんの前足を、そっとナプキンで拭った。
 辛いソースついちゃうし、あれで顔でも洗ったら大変なことになっちゃうし。
 とりあえず自分もシュリンプを手に取って思い切りかじりつく。エビの美味しさと辛さが、
 一気に口内で爆発して思わず唸った。)

チェシャ=ベルベット > 「……猫にもいやを主張する権利があるんだぞ。いいけどさ……。
 今日はダメだが機嫌がいい時はマッサージをする権利を与える」

もちろん猫に対して下僕がマッサージをする権利だ。
ちょうど今パトリックが撫で回しているぐらい気持ちよくなれるなら猫的にオッケーなのだ。

「ハン、やっぱり変態じゃん。
 いいよ、気が向いたら呼ぶからちゃんと身奇麗にして待っていて」

被虐と服従に喜色を示すパトリックの目をチェシャは何度も見たことがある。
奴隷のそれに近く、同じ奴隷の身であったチェシャには馴染みが深いものだ。
強く命令されれば拒めない。むしろ主導権を握られることで安堵する。
内心少しだけ嫌悪したが、同時に哀れみも感じていたのだ。

「知っているなら話は早い。いいよ、一朝一夕で片付く話じゃないし。
 やれる範囲でいいからあんまり無理するなよ。別に心配しているわけじゃないけど」

拭われた前足のさきにちょびっと残っていたソースを興味津々で舐めてみる。
あまりのからさにびびびっと毛が逆立ったがうへぇと下を出して辟易した。
同じように辛さに吹き出したパトリックににやりと猫らしからぬ笑いを浮かべる。

十分食事を堪能した様子で満足気に前足で顔を洗う。
腹がふくれると眠くなるのが猫なのだ。ちょっとうとうとしつつ

「あーそうそう、対価は何がいい?金ならそれなりに出せるけど……
 他は要相談で。僕の体で払えとかなら別にそれでもいいけど」

なんて冗談だよ、と丸めた体で大あくびをしてむにゃむにゃと毛づくろいをする。

パトリック > やったー! チェシャくん優しいな、嬉しいなー。
むしろダメな時に言ってもらえたほうが気が楽だよ。
(許可が出たのでものすごく嬉しそうな表情で撫で回す。
 とっても幸せなので手つきも優しい。)

…あんまりそんなつもりは無かったんだけど、たしかにそうかも…。
うん、呼んで呼んでっ。 発情してる時の辛さはお互いわかってるし。
(ねー、って明るくチェシャくんに答える。 嬉しそうに尻尾を振りながら、
 自分が従う相手が出来たのが嬉しいと言わんばかり。)

わかった、警戒しながら調べてくよ。 相手に勘ぐられたら危なさそうだしね。
(ソースの辛さに可愛らしい反応をするチェシャくんを眺めて目を細める。
 お互いがお互いの情けない姿を見て笑ってるのだから、おあいこだろう。)

対価かあ……。 うーん…じゃあ、うまくできたら褒めてほしいな。
とはいえ、まずは対価をもらえるぐらい頑張らないとね。
あ、眠たげだ……いいよー、チェシャくん。 お膝の上で寝てても。
(なんとなく丸まりつつ眠たげな態度のチェシャくんにそっと触れて、
 優しく呼びかける。 シュリンプも酒もカルパッチョもまだある。
 店を出るのはしばらく先になるだろうし、チェシャくんが微睡むくらいの時間はあるだろうし。)

チェシャ=ベルベット > 「今日は奢ってもらったから機嫌がいいだけ。優しいとか言うな」

相変わらず憮然とした表情では合ったが最早自分を撫でくり回す手には抗えぬとばかりに
ごろんと腹を見せるとぐねぐねとその身を捩る。

案外こいつ使えるな……と思い始めた。
自分の手の届かない情報は得られるし、猫の可愛がり方は心得ているし(主人には遠く及ばないが)
ご飯を嫌な顔せず奢ってくれるし、性的なことですら嫌がらない。
便利な相手がいるに越したことはない。
しばしこいつにとっても都合の良い相手でいてやろうと思った。

「無欲だな、褒めるだけでいいんだ。
 しかたのない奴、僕が褒めるなんてめったにないんだからな」

その光栄さをとくと思い知れと言わんばかりにふんぞり返ると
言われずともパトリックの膝の上で眠りにかかる。

「お前には僕のベッドになる許可を与える。
 その後お前の部屋に連れ込んでお前の小汚いベッドに寝かしつける仕事を与えてもいい。好きにしろ」

横暴極まる物言いでそう告げるととぐろを巻いて眠り始めた。
後にはすやすやと大人しく寝息を立てる黒猫が一匹。
いやに幸せそうな寝相であった。この後店先で別れたかどうかはわからない。

ご案内:「『火竜の吐息亭』」からチェシャ=ベルベットさんが去りました。
パトリック > えー、そうなんだー。じゃあ機嫌よくなってもらうためにもっと頑張ろうっと。
(とうとうお腹を見せて撫で放題モードに突入したチェシャくんを優しく撫で回す。
 おねむみたいだし、あまり刺激しないように細心の注意を払う必要があった。)

うん、褒めてもらうのがとっても嬉しいかな。 もちろん、チェシャくんが満足したらでいいよ。
ほめられすぎると、きっとぼくダメになっちゃうだろうしさ。
(お膝の上で丸まったチェシャくんを優しく優しく撫でながら、小さく頷いた。)

はーい、じゃあしばらくベッドになろうかな。 うちのベッドは寝心地いいから、あとで運ぶね。
…おやすみなさい。
(大人しく寝息を立てるチェシャくんを最後に軽く撫でる。 そのあと優雅にエビとカルパッチョ、
 そしてお酒を楽しんでから、チェシャくんを自分のおうちのベッドまで運ぶのでした。)

ご案内:「『火竜の吐息亭』」からパトリックさんが去りました。