2016/08/01 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区「酒場」」にスヴェンさんが現れました。
■スヴェン > 仕事のない日々は装備の手入れや訓練していれば良かったのも今は昔
一隊を率いる身代となるとそれに加え、売り込みや経費の計算やらが加わり忙しくなる
金勘定は隊の信用の置けるものに任せているから良いものの、あまり売り込み、というのが得意ではない
今夜も顧客と見込んだ貴族からあまり色よい返事は貰えず、酒場へふらりと立ち寄れば、
ぼんやりとさして美味くもないエールを煽るのだった…
それでも、店の看板娘を誂う程度には余裕はある
「―――ついでにおかわり。君に注いで貰えれば嬉しいが…」
などと喜ばせ、照れた顔に素朴さの残る栗色の髪の看板娘を見送り、姿が見えなくなれば、
はあ、と溜息なんぞを付いてみる…それほど、気落ちしているわけでもなかったけれど
■スヴェン > 運ばれてきたエールを礼を告げて受け取る
ポケットを漁れば代金とは別に古い銀貨を店主に見えぬよう看板娘に手渡せば黙って笑顔を浮かべる
何か口にしようとする看板娘に先んじるように己の唇へ人差し指を立てて、ちらり、と店主へ視線を送った
そうして看板娘にいくらかチップを弾み、仕事へ戻っていく彼女を見送れば何となく気持ちが豊かになったつもりでいた
そんなやり取りを楽しんでいるうちに、酒場の入口の方から視線を感じ、そちらへと視線を向けると、
銭勘定を任せている隊の副官とでも言うべき男が、じろり、と此方を見て物言いたげであった
やれやれ、見られていたか…と肩を竦めると、ジョッキに残ったエールを一息に飲み干し、
鋭い視線を向ける副官の方へ平謝りしながら店を後にするのだった………
ご案内:「王都マグメール 平民地区「酒場」」からスヴェンさんが去りました。
ご案内:「王都平民地区」にアリュースさんが現れました。
■アリュース > 夜の平民地区。
フードを頭を覆い、人目を避けるように、アリュースは夜の街を歩き回っていた。
今宵のアリュースは、どうやら人を探しているようで。
酒場を発見すると、窓から中を覗き、客の顔を確認する。
目当ての人物がいないとなると、そそくさと次の酒場に移動する。
そんなこんなで回った酒場は10軒近く。
魔族とはいえ、余り体力の自信のある方ではないアリュースも、そろそろ疲れが見え始めてくる。
「は~… なんだか見当たらないですねえ…」
笑顔を翳らせながら、アリュースは一人愚痴るのだった。
■アリュース > アリュースは手持ちの平民地区の地図を広げる。
町の店舗情報を全て網羅しているスグレモノのそれに、さきほど回った酒場の場所にペケ印を入れた。
次の酒場までまた結構、歩かなければならない。
アリュースは少々気が滅入って来るが、歩を進めることにする。
あまりテキトーに仕事をしていると「あの方」からのお仕置きが待っているので、やらざるをえないのだ。
少し前のお仕置きは割と死に掛けて、トラウマになっている。
内容は思い出したくもないが。
歩く事数十分、ようやく次の酒場に到着する。
前までの酒場と違い、やや小さめの、ひっそりとした酒場だ。
アリュースはドアを少しだけ開けると、中の様子を覗き見る…
■アリュース > 中にいるのは、娼婦やチンピラだとか、貧民地区から迷い込んできたような、柄の悪い連中ばかり。
疲れているアリュースは、その店で休憩を取ることにした。
店の片隅に座り、手ごろな蜂蜜酒を注文する。
ごろつきがこちらのことをいやらしい目で見ているが、アリュースは気にも留めていない様子で。
このままだと、あの方に怒られる…とか、そんな事ばかり考えていた
ご案内:「王都平民地区」からアリュースさんが去りました。