2016/02/06 のログ
■ソフィア > 「いいえ、貴女は犬。どうしようもないほどに犬。
だって」
ぐちゅん、と音を立てて腰を突き入れる。
否定の言葉にも嬌声が交じる。
それとあふれる体液の音を高く響かせるようにそこをかき混ぜる。
収縮する中の動きで、彼女が絶頂していることを感じ取る。
隠しようも無いほどに明らかだった。
「こんなに何度も絶頂して、中も震わせて。
自分からお尻をもっと突き上げてくるですもの。
……変態。雌犬、ですね」
鎖を引いて無理やり起き上がらせたルナトゥムの耳に口を近づけ、囁く。
「もっと犯してほしいのでしょう。
もっと辱めてほしいのでしょう。
私に飼われたいのでしょう。
だってそう、貴女はそういう女です。
そういう、罪深い、女」
喉を締めて苦しめながら、囁きを続ける。
徹底的に相手を辱め続ける言葉だ。
膣や尿道を犯す呪符のおかげで更に穴は締まっていく。
「……変態♥
もう貴女を神は許さないでしょう。自らねだるなんて、本当に。
だから、あげましょう。慈悲を。許しを。
このどうしようもなく淫らな、貴女の、穴に」
ルナトゥムの絶頂とともに肉棒が一気に震えて、熱く粘ついた精液を吐き出していく。
同時に、膣内を犯していた肉棒も、子宮目掛けて精液を吐き出していく。
二つの穴が、誰のものかであるかを示すように。
種をつけていく。
絞られるように精液が溢れだし、それは腹をふくらませるかとも思われるほどの大量のものだった。
ずるり、とようやく肉棒が引き抜かれる。
呪符の肉棒も消えはしたが、呪符はまだ貼り付いたままであった。
■ルナトゥム > 「がっ、ふっ……♥ご、おぉ……~~~~~~~っっ♥♥♥♥」
獣のような声をあげて、子宮を、腸を満たす熱で少女は絶頂した。孕んだかのように腹が膨れる。
相手の言葉通り、尊厳を投げ捨てて快楽を貪る、淫らな動物の姿で少女は達した。
「あぁ、はぁ………。」肉棒が抜かれ、べしゃり、と地面にたたきつけられる。
潰れたカエルのようにだらしなく開かれた足の間からだ、ゴボゴボと精液が溢れだす。よく見れば、黄色い色彩も混じっている。
「……。うっ……うぅっ……。」
酸欠から解放され、思考がクリアになるに従って、自分が絶頂の間際に何を求めたかを思い出す。
あまりにも惨めで、涙が溢れ出て止まらない。
「…………殺してくださいまし。」
絶望に沈んだ声で、少女は呟いた。ごろりと転がって、仰向けになる。
「教えますわ……。わたくしを、殺す方法を……。」
心が完全に折れたのか、目はまるで古井戸の底のように暗く、光がない。
ソフィアに向けられては居るが、どこも見ていないのは明らかだ。
「良く聞いて、おきなさい……。わたくしを、殺すにはね……骨の……のeme…の…を……。」
力尽きたのか、急激に小さくなった。喋っては居るが、声がもう出せないらしい。
■ソフィア > 「自分から、お強請りするなんて。いやらしい。
ちゃんと聞いていましたから。
フフ、フフ……もう吸血鬼の誇りも何もありませんね。
そうでしょう?」
精液を溢れさせる穴に指を突き入れて、かき混ぜながら言った。
浅ましい、卑猥だ、淫乱だ――そんな言葉で何度も彼女を責める。
ようやく正気に戻ったのか、ルナトゥムはぽろぽろと涙をこぼし始めた。
「……おや?」
届いた言葉にまゆを動かし、首を傾げる。
「いま、なんと?」
聞き返すが、聞こえていた。
ルナトゥムが、自身を殺す方法を教えるというのだ。
それを聞いて口元を釣り上げはしたが、失望したような表情も見せる。
「貴女を殺す、方法を、私に?」
暗い瞳を見つめながら近づいていく。
ぼそぼそと響く声。しかしそれも聞こえづらくなっていく。
耳を近づける。彼女の口元に。
「ねえ、もう一度、いいなさい――」
■ルナトゥム > 能面のように無表情だった顔が、喜悦に歪んだ。
直後、少女は目の前に無防備にぶら下がる耳に思い切り噛み付いた!
可能な限り血を吸い取る。全てを腐食させる呪われた血を。
じゅうじゅうと音を立ててソフィアの血が口の中を焼き溶かす。タンパク質の焼ける独特の匂いが口の中一杯に広がる。
急いで両手両足を精一杯顔に近づけ、何度も何度も椅子にぶつけヒビを入れた部分めがけて吐き出す。
腐爛姫の力はすさまじい、魔術で強化された鎖を即座に溶かしてしまった。拘束が解かれると同時に起き上がる。
「けいへい、らくへんれふわね(形勢、逆転ですわね)。
溶けた舌で、勝ち誇るように笑った。
そのまま、閉ざされた鉄の扉へと走り。最後の血をノブに吐きかけた。
腐爛姫の血は全てを溶かす。言葉通り全てを、機械的な施錠も、魔術的な封鎖も。
溶けきるまでの数秒、捕まらなければこちらの勝ち。
爪を鋭く伸ばし、構えた。獰猛に笑う。
■ソフィア > 「――ッ!」
ルナトゥムの前にぶら下がる耳。
そこに、牙が突き立てられた。
血が溢れだしていく。
全てを溶かし腐らせるそれが。
あえて彼女はそれを口に含んでいく。
当然口内を腐食させていく。
いくら吸血鬼で、回復するとはいえそれはかなりの痛みのはずだ。
「……なんと」
ソフィアは口を歪めて笑う。とても嬉しそうな笑みだ。
失望したような表情は、ない。
鎖に向かって血が吐きかけられれば、それさえも腐らせて行く。
ルナトゥムは拘束を解いて、舌っ足らずな――舌が溶けているから当然である――口調で勝ち誇る。
彼女は鉄の扉へと向かい、ドアへと血を吐きかける。
魔術的な鍵も壊されていく。
何せ、全てを腐食させる呪われた血だ。
口元を歪めて目を見開き、こういうことを待っていたとばかりに、ソフィアは駆け出す。
その速さは恐ろしい速度にまで達しようとしていたが、わずかに遅い。
すでに扉の鍵は解かれている。
さらには、魔術結界もだ。ソフィアがあえて緩めておいた一角。
そこならば、たとえ吸血鬼であっても抜けることができる。
ソフィアの手はルナトゥムに伸び――
■ルナトゥム > ソフィアの指先が、少女の胸に突き刺さる。だが手応えは帰ってこないだろう。
勝利を確信した笑みが、腐食によってドアに開いた穴からの風に溶ける。
吸血鬼の能力に、霧に変じるというものがある。ソフィアの指にまとわりつくのは血でも肉でもなく、白い霧。
「今回は引き分けかしらね?いいえ、数日捕まったからわたくしの負けかしら。
でも、いい準備運動にはなったでしょう?次はこうは行きませんわ。しばしの間さようなら、わたくしの仇敵。」
全身を霧に変えた少女は、ドアの穴から外へと吸い込まれるように消えていった。
秘所に貼り付けてあった呪符だけは霧にならず、はらりと落ちた。
後に残るのは暗い部屋と、情事の残り香と、聖堂の主。
■ソフィア > 「……クク、アハ、アハアハアハ……」
逃げられた。
逃がした?
どちらでもない。
そうなるべくしてそうなったのだろうとソフィアは笑う。
「そう、そうです。それでこそ、それであるからこそ!」
高らかに笑う。
最早そこには自分しかいない。
彼女は霧となって消えたのだ。吸血鬼お得意のこれを許してしまえばソフィアもどうしようもない。
「……貴女は愛おしく、そして私が罰するべき存在なのです。
そう、私が、私だけが、貴女を罰せられる。
私の救済の果てに、貴女を殺すのです」
そう、地下室でのこれはもう散々に楽しんだ。
逃げられはしたが、これこそまた楽しみが増えるというものだった。
「私の罰で最後まで死なずに、折れずに、逃げたのは貴女が初めて。
だからこそ、仇敵と称してあげましょう。
そして、次もまた私と遊びましょう。
今度はもっといろいろしてあげましょう。
何が良いでしょう、何が良いでしょう。
“次”があると言ってくれているのですから――さあ、どうやって、罰してあげましょう。
私の元から逃げた、いけない子を」
歓喜に打ち震えながら、神に祈りを捧げながら、ソフィアは言った。
狂気じみた笑みを浮かべる。耳を穿たれた穴は既にふさがっていた。
法衣をまとい、ソフィアは地下を出る。
そう、再び彼女に出会うために――
ご案内:「平民地区の聖堂の地下室。」からソフィアさんが去りました。
ご案内:「平民地区の聖堂の地下室。」からルナトゥムさんが去りました。