2015/12/31 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 酒場」にエドガーさんが現れました。
エドガー > (王都の平民地区、大通りから少し外れた場所にある酒場。大通りから外れているせいか、規模は小さめで客の数も数人と言ったところ。しかし、男としては静かに酒と呑みたい時もある。カウンター席の端で、頬杖を突きながらグラスを片手に琥珀色の酒を揺らしていた)…まぁ、こういうのが人間らしい、ということなのかもしれないね。あぁ、マスター…これ、もう一つ貰えるかな。(肴が切れたと主人に注文をしては、ゆらゆらと僅かに並み立つ酒を見て、時間を過ごしていた)
エドガー > さて、そろそろ出ようか。(主人に代金を支払って、男は店を後にするのだった。)
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 酒場」からエドガーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2/酒場」にライアさんが現れました。
ライア > 「今日はゆっくりしましょうかしら、お客も少ないみたいです
し…たまには身体を休めないと仕事も続けられませんものね。
まぁ、可愛い娘がいたら手を出してしまうかもしれませんけれど」

1階の酒場でいつものように客を探しながら水を口に含み、日中
に一人客を取り、お金も稼げたので夜はゆっくりしようかと思
いながら座っている。
周りは平民地区の酒場らしく仕事帰りの一般人、冒険者らしき
グループなどでにぎわっており、安い酒と料理で盛り上がって
活気だけはあるようで。
そんな中で赤いワンピース姿の女は、空気から浮いて目立って
いるが、誰もまだ声をかけていない。

ライア > 「…言ってしまっては悪いですけれど、こういう場末の酒場では
上客を捕まえるのは難しいですわよね。でも、フリーの身の上
では上客が来るのを待ち受けることもできませんし、難しいも
のですわね。かというって富裕層のいるような場所に行くと捕
まりかねないですから、いけないですし。後ろ盾になってく
れるような方を見つけたいところなのですけれど…」

身綺麗にしていたとしても娼婦が富裕層のいるような場所にい
けば不審者として拘束をされてしまいかねない。不審者といえ
なくもないのが痛いところで、さらに種族がばれればまた好事
家達に捕まえられ、商品として転売される日々に戻されてしま
うかも知れない。流石にそんな危険があるのに富裕層のいる場
所に行く訳にはいかず、身の丈にあったここが一番無難なのだ
と我慢することにして。

ライア > 「一度、そういう力のありそうな人のいそうなところに行って
みるのもいいかも知れませんわね。待っていてもこないのでし
たら自分から探しに行けばいいのですから。その時はもう少し
良い服を着て身なりを整えないといけませんね。でも、私のよ
ようなものでも近くに侍らせてくれるような、そんな方が見つ
かるかどうか…」

力、権力でも魔力でも財力でも、守ってくれるなら物理的な
力でもある存在。せめて人身売買するような輩から守ってく
れるような力を持った相手に見初めて貰うには自分も何かし
らの対価なり力なりを見せなければならない。
現在の自分では夜伽と精霊としての力のごく一部、それを対価
として認めてくれる相手がいてくれるだろうかと、心配事の種
は尽きないでいて。

ライア > 「余り難しいことを考えたくないですわね…森にいた頃は
こんなことを考えなくて済んだのですけれど。はぁ…難しい
事を考えたせいか少し頭が痛くなってきましたわね。
こういうときは可愛い方とのひと時を過ごせると癒される
んですけれど…」

打算や私欲を抜きにして、可愛い子を愛でたい愛でられたい
とそんなことを考えながら水を一口飲んで。
そのうち、危険ではあるけれど富裕層のいる場所へも行って
みましょうかしらと考えて計画を立てないとと。

ライア > 「富裕層のいる地区、逆に貧しい者のいる地区…財力と
権力なら富裕層ですわね。逆に実力と武力を持っている
人なら逆に貧しい者のいる地区に隠れているかも知れま
せんわね。問題は私のような力の余りない者がいくと
捕まって売り飛ばされてしまうことですかしら。
捕まりそうなところを助けて貰うなんて、そんなお芝居
みたいなことも起こらないでしょうし」

本当に力、実力のある人物はむしろ陰に隠れているもの
かも知れないと。人間世界の実力者ではなく、魔物世界
の実力者の方が人間を頼るよりはいいのかもと思いつつ
も、その場合は逆に力の大してない自分は価値がなく
お眼鏡に適わないかも知れないと考えると、自分は随分
と中途半端なものになってしまっているなと。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2/酒場」にリラさんが現れました。
リラ > (夜闇が帳を下ろしてもう、随分経つだろう頃合―――
街中散策にも飽きてきたと、自侭な小娘は一軒の酒場を見上げ……まぁこの辺りで休息するのも頃合か、なんて思いつきで扉を押し開いて)
へぇ……結構活気あるんだぁ……食事でも美味しいのかなぁ……?
(と、口元に右手指を添えて周囲を見渡すは『酒』と言うには色々な部分が物足りなさそうな外見ではあるが特に咎められる事もなし、寧ろ変わった奴が来たものだと幾らか不躾な視線が注がれるのを少し不機嫌に見返した程度である、のだが……そんな視線の端に捉えた女性の表情が気になったのだから己もそこらの酔客を云々と出来ないのかもしれない)
―――おねーえさん?なんか、難しいカオしてるみたいだけど……ふふー……オシゴトでも決まらない?それとも、何か厄介ごと?
(と、つかつかと店内を横切るなり真っ直ぐに先客、つまりはライアの居るテーブルへと歩み寄るなり唐突とも言える形で声をかける。疑問符の形を取ってはいるくせに、仮に此方に目線を貰えたなれば悪戯げな笑みが出迎える事となる)

ライア > これからの行動指針、力を身に着けることで力のある存在
に認められて後ろ盾になって貰うか、財力や権力のある存
在に身体を使って妾になるか、そんなことを考えながら水
を飲んでいて。近づいてくる足音が自分のいるテーブルに
近づいてくるのを感じ、視線を開ければハッとするような
美少女がいることに気付いて驚いた顔をして。

「え?ええ、そうですわね。仕事が決まらないのと少し今
後のことを色々と考えてしまっていて…うふふ、良かったら
座って?そろそろ難しいことを考えるのも疲れてましたから
ね、貴女さえ良ければお話しでもどうかしら?私はライア
と申しますわ」

悪戯げな笑みを浮かべている美少女に席を勧めて椅子を引いて。
何か注文しましょうか?とメニューを手に取って。

リラ > ……ん?ふぅん、おねーさ……じゃ、ないか、ライアの“仕事”って……
(と、己は進められるが侭に同席と相成る訳ではあるが、引かれた椅子をそっと片手で静止すると、それをゴトゴトと移動させて彼女の隣をキープする算段であった)
―――ちなみに、どんなオシゴト?
(と、半ば当て推量の範疇はあれども確証があるわけではなし、寧ろこれだけの活気の中で一人考え事、となれば外している可能性も大いにある。それでも好奇の目線は隠し切れないのか不自然なまでに真紅の瞳を僅か、細めた)
って、あっとと、私も名乗らないとだよねぇ……リラ。家名とかはなくて、ただの、リラ。宜しくね、ライア、でぇ……んー、そだな、あるなら赤ワインか……次点で果実酒……ライアのオススメだと、このお店はどっちかなぁ……なんとなーくふらっと入ったダケだから流石に情報なくってさ
(と、机に肘を突きつつメニューは一瞥しただけで、話、の方に好奇心をくすぐられたか彼女の表情を覗き込んでいた)

ライア > 「私の仕事、ですか…余り、女性にお教えするような仕事
でもないのですけれど…本当はもう、気づいてらっしゃる
のではないですかしら?殿方でも姫君でも、一夜の夢を売
るお仕事ですわ」

(椅子を引いてそこを勧めようとして、それを制され自分で
椅子をこちらに近づけて座る少女。口ぶりとそして視線から
もう既にこちらの仕事は分かっていて聞いている、そう判断
すれば隠すでもなく正直に答えて)

「リラさん、ですね。はい、こちらこそ宜しくお願いしますわ。
私は余りお酒はたしなみませんけれど、果実酒がいいと思い
ますわ?質の良い赤ワインはないですけれど、果実酒はそれ
なりのものがありますから」

(近くに座れば甘い、メープルシロップを彷彿とさせるような
香が漂っていて。穏やかな表情を浮かべながら少女の姿を失礼
にならない程度に観察し、仕草や着ているものの質から素性を
推し量ろうと見つめて)

リラ > っ、ぷっ……あっはっ!
(その告白を受けてつい、吹き出してしまう。何事かとまたも要らぬ注目を浴びるが小娘が何か面白い事でも教わったのだろう程度で各自の談笑に戻って行く様子、こちらに干渉が無いのであれば手をだす必要も無しと彼女へ……というよりは、彼女の胸元付近へと目線が向いて)
それでお仕事に悩む……ってなると、目がないなぁ……ライアってば十分に美人さんなのにさー……それとも相場的にココよりちょっと足が出るとかそーゆー問題?
(何せ己が来るより前には既に悩みに入ってた模様、しかしてそれ以上は判らない身の上は―――度胸があるといえば良いのだろうが好奇心を良い事に重ねて問い、ごと、と、また少し椅子を寄せ……すん、と、軽く鼻を鳴らせば香水か否かと判別のつかぬ芳香。それそのものも疑問であったのか、肝心の注文への反応が少し、遅れた)
……っとぉ。んー……質の悪いワインはヤだなぁ……じゃ、果実酒にしとこ……とゆーわけで、ココでいっちばん甘い果実酒、ってコトで
(末尾は半身を振り向かせて従業員へと向けた代物である。と、この辺りには無邪気さがどうしても滲み出てしまうのだが、自然を装って彼女へと間合いを詰めようとするのは見た目不相応の慣れを感じさせるやもしれず、己のワンピースへと目を向けるのであれば生地そのものは上等な代物。……この辺りの区画で纏うには不相応な織り布を、さも普段着ですと言わんばかりに仕立てた、ややちぐはぐなモノ。ならばブーツは、となれば……そちらは継ぎ目の見当たらぬ黒革なのだから場違いな感を与えてもそう不思議ではないだろう)
に、しても、ふぅん……一夜の夢、ねぇ……“姫君”って言ってたしなぁ……女の子でもおっけー、となると……ふふっ、ちょーっと興味があるかなー?
(そんな風に姿勢を戻しながら紡げば、こちらから漂うは淡い薔薇の芳香。香水と言うには他の香気に紛れずに独自性を保っている辺りも、やはり“不自然”と言える箇所かもしれない)

ライア > (こちらの言葉に吹き出す少女に穏やかな視線を向けて、
一瞬だけこちらに視線が集まったのも意に介した様子を浮かべ
ず。彼女の視線が胸元に来たのを感じれば艶然と微笑んで)

「美人、とリラさんのような綺麗な方に言われると照れてしま
いますわね。相場的には、そうですわね、私は私の価値をそれ
なりに分かっているつもりですので」

(くすり、と言外に少し高いからだということを匂わせるよう
に笑って。少しずつこちらへと自然に近づいてくる少女の手管
に手馴れたものを感じれば、見たままの少女ではないのであろ
うと感じて。メープルシロップのような甘い香りは、全身から
仄かに立ち上っていて、近づけば近づくほどに強くなって)

「リラさんのお口には合わないと思いますわ?そもそも、この
ようは酒場ではリラさんを満足させるお酒も料理も出せないと
思いますけれど」

(着ている服の仕立ての良さ、履いているブーツの質の良さに
本来ならこのような安い酒場にいるような人物ではないだろう
と考えて。また少しこちらへと近づいてくる少女に、楽しそう
な嬉しそうな笑顔を浮かべて)

「はい、女性でも歓迎ですわ?どちらかと申しますと女性の方
が私としては嬉しいのですけれど…うふふ、興味を持って頂け
たなら幸いですわね」

(漂ってくる淡い薔薇の香りに、やはりどこか普通の、一般
の人間とは違う格の高さ的なものを感じて。不自然さを覚え
ながら、高貴な生まれか格の高い家の生まれなのだろうかと
推察していて)

リラ > 綺麗、綺麗ねぇ……ま、私もそう手抜きしてられる方でもナイからそれなりに見られる風にはしてるけどさぁ……に、しても、んー……果実酒より、もしかしたらライアの方が甘そう……?
(こと、と、ついには最後の一動き、それですっかり真横に並んでしまった小娘は、といえば幾度目か鼻を鳴らすと微笑み返してくれたのをコレ幸いに、布地越しとはいえど形の良さそうな胸元を暫し堪能していた)
……む……私の普段のゴハン……って、ぁー……もしかしてこの辺に来るのって、もーちょっとさっぱりした感じの服じゃないと……浮く?
(当人にとって見ればこれでも十分に飾り気を廃した心算であり、街に紛れる分には支障がないだろうと見積もった服装でもあったのだ。それでも彼女の目利きの賜物だろうと楽観視する辺りは、まだ暢気な思考である)
……ふぅん……それは奇遇、かもねぇ……ふふっ、私も―――オンナノコの方が、スキだから、ねぇ……―――ライア、ちなみにぃ……
(そんな甘い声音ですり寄ろうとするのを、ことん、と、無粋な硬質音が遮ったのだが、その正体が己の注文では文句も言えやしない。仕切りなおし、とばかり、こほん、と小さく咳払いするなり、そぅっと彼女の太股辺りへと左手を伸ばした)
―――オタメシはベットで派?それとも、多少のオイタは寛容派?
(そんな危げな問い。そうして、にぃ、と、少し意地悪く笑み零すと周囲の目線を気にする気配すらなく、逃れられねば彼女のワンピースの裾に軽く指を引っ掛ける魂胆である。その頃には小娘が背伸びしたか、程度に周囲の関心も薄れて居る―――今の所は)

ライア > 「女性であれば、お出かけするときには手抜きはできませんものね。あら、私の方が甘いかどうかは味見をして頂ければ分かると思うますわよ?」

(真横に並んだ少女にくすくすと笑って、こちらの胸元に視線を向けて鑑賞する様子に少しサービスを、と両腕を組むようにして膨らみを持ち上げ強調するようにしてみせて)

「そうですわね、こういう酒場ですと浮いてしまいますかしら?もう少し治安と柄の悪いところでしたら、難癖を付けられたり絡まれたりして大変なことになってしまうかも知れないですわ。もっとも、そんなところでしたら私はおりませんけれど」

(最低限以上の治安の場所でなければ自分のような立場、仕事をしている者にとっては致命的なことがあり得るため、そういう場所は避けていて。少女の姿は美しさと服の上等さから誘拐など事件に巻き込まれかねないと)

「あら、リラさんもそうですの、奇遇ですわね…はい?」

(甘い声ですり寄る少女、果実酒が来た音で中断されたそれが再開され太腿へと手が伸びてくれば、そっとその手をやんわりと手のひらで包んで)

「お試し、でしたらベッドでお願いしたいですわ?多少のオイタは…私のようなものでもプライドがありますのでご相談の上でということで…私としては、リラさんとの初めての逢瀬を無粋な輩に邪魔されたくはないですけれど」

(お試しという味見をするなら、一度ベッドの上で普通にして味を見て貰いたい。もし本格的にするのなら、娼婦と言えど無理難題をただ受けたりはしないと。娼婦なりのプライドというものを前に出して。裾に掛かる指も、彼女の左手を包む手とは反対の手で包もうとして)

リラ > んー……まぁ、そーゆーコトになるかなぁ……
(中空に一時視線を飛ばし、僅か考えるようになってしまうが、では何故か、を、荒事に身を置いている人間が居そうな場所で披露して彼女との時を無碍にするような勿体無い事は出来ぬ侭。とは言え、彼女の“サービス”を良い事に今度こそ露骨な視線を胸元へと向け……た、のみならず、すん、と、また鼻を鳴らしたのだがその距離は殆ど首筋寸前であった)
……んー、つまり、ライアが居る辺りはまだ色々とセーフ、っと……てまぁ、治安が悪いと“タダバタラキ”も多くなりそうだもんねぇ……これだけオイシソウだと、さぁ……?
(くすくすと愉しげに笑み零すものの、悪戯を企てた手指は彼女の掌にすっぽりとおさまってしまう。なれば、と、こちょこちょと軽く指を蠢かせこそすれども強引に出る様子は見られずに居て)
ま、それもそっか……じゃあ、さ……つれてってくれる?“ライアを味見できるトコ”に、さ。ライアが指定した宿のドコでも良いよ、この辺の宿なら支払いに困る事もそうそうナイだろうし……ってぇ……お店とかに怒られるーって問題があったら、それはそれで一回出直すケド。
(どう?とばかりに首を傾げるものの、接近した距離の所為で彼女の肩に軽く頬を乗せるような格好に近しいモノ、そうなれば彼女からの香気と己の香気が混ざってしまっても不思議ではないだろうに、そうなる事も無く此処別々に嗅ぎ取る事ができる“不自然”をまたも与えてしまうかもしれない)

ライア > (首筋に近づく彼女の顔、匂いを嗅がれても嫌そうな素振りは見せず、寧ろくすぐったそうにしていて。甘い甘い香りが首筋からも髪からも、漂って彼女の鼻を楽しませて)

「んっ、くすぐったいですわ。うふふ、ええ、タダバタラキはごめんですもの。それにそういう輩は何をしてくるかわかりませんものね。あら、美味しそうなんて食べられてしまいそうで怖いですわ」

(彼女の言葉にくすくすと笑いながら、指先で太ももをくすぐられてくすぐったそうに脚を震わせて。連れていってくれる?と聞けば頷いて視線を酒場の2階、自分が部屋を取っているそこへと向けて)

「私の泊まっている部屋でもいいですかしら?そちらでしたら味見をして頂けますし…安宿ですから、リラさんがこんなとこだと泊まれないと仰るんでしたら変えますけれど…」

(上質の布団などはもちろんなく、安い宿なりの薄い布団で。肩に頬を乗せる彼女の頭に頬ずりをするようにしながら尋ね、ここでようやく自分の香りと彼女の香りが不自然なほどに混ざって感じず、独立した香りを保っていることに気付いて。不審さを感じるものの、それは表に出すことはなく)

リラ > ふふっ……食べちゃおうとシてるんだから、当然なんじゃないかなぁ……?―――んー……まぁ、ねぇ……適当に見てるだけならほっといてオスソワケしてもそれはそれで趣向だけど、混ざって来ようとされると興ざめるからなぁ……
(暗に言えば見せびらかす―――羞恥を強いる事は好む要素であると暴露したに近しい発言ではあるのだが、すん、と、懲りる事なく鼻を鳴らし―――視線を戻す間際、ぺろ、と、本当に舌で彼女の首筋をくすぐった)
あっは……ココでライアを味見しようとした子だよ?ライアの部屋に招待してくれるなら寧ろ嬉しいって
(くすくすと笑み零すと、するりと彼女から軽く身を離し、流れるような挙措で椅子から立ち上がると彼女の方へと右手を無造作に差し出して)
いこ?……と、言っても案内されるのは私の方ーなんだけどねぇ……
(そこまで言ってから、やや訝しさを増したらしい店員の方にはにんまりと少しばかり意地悪な笑み一つと共に)
心配しなくても良いってば、朝になったらきちっと代金払うからさ―――宿代も、このテーブルに出して貰った分も、ね
(そこまでさらりと言われてしまえば後追いする気にもならないのか、結局手付かずの果実酒が鎮座したままのテーブルよりも、と、はやく、とばかりに手を伸ばし、すっかり好色な視線を隠す事を止めた小娘は出逢ったばかりの女性に向けて奔放さを見せてしまう有様で)

ライア > 「うふふ、そうですわね?ただ、なんとなく違う意味でも食べられてしまいそうに感じてしまったものですから。あら…私を恥ずかしい目に合わせて悦ぶおつもりでしたの?酷いお方」

(くすくすと言葉ではそう言っても拒否するようなことは言わず。首筋に舌を這わされてくすぐったそうに首をすくめ、舐めた肌からはほんのり甘い味が舌先に感じられるはずで)

「そうでしたわね、それでは私の部屋に参りましょう?そちらでたっぷりと味を見て頂いて…本格的にまた味わいたいと思って頂けましたなら、お裾分けするようなことでも構わないですわよ」

(椅子から立ち上がる少女の差し出される右手をそっと握って、椅子から立ち上がり部屋へと続く階段方へと歩きだそうとして。支払について店員に断りを入れているのを聞けば、一度脚を止めて。好色な視線を向けてくる少女に微笑みながら再び歩きだし、二階へと続く階段を上がって一番奥にある自分の部屋へと入って少女にも入って貰い。無粋な乱入がないようにと鍵をかけてから、ベッドに腰掛けてどこか期待するように少女を見つめる)