2015/11/03 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2/路地」にメルツさんが現れました。
メルツ > まいどーっ。

(裏通りにひっそりと存在する店から元気よく出てきたのは何やらご機嫌な様子のもやしっ子。
若干小走りに通りを進み、対向から来る人らをひょいひょいっと避け。
鼻歌交じりに脚を弾ませる様はまさにご機嫌。だったのだが。)

――おわっ。…っと、わりぃ!

(何に気を取られたのか、前方から来た相手に鼻頭からぶつかった。
少し赤くなった鼻頭を摩りながら顔の前に片手を掲げて、へらっと笑う。
なんとも軽い謝罪だった。)

ソード > (ショウウィンドウの向こう側には、大量のビスクドール。
数がありすぎていっそ不気味である。
看板を見れば『呪いの人形専門店』とある。)

「おいおい。……っとぉ?」

(あまりにもあまりな専門店。
思わず、滅多に出てこない苦笑など浮かべつつショウウィンドウに視線を戻したところで、衝撃。
視線を前方へと向ける。
鼻頭を摩りながらこちらを見る女がいた。
向けられてくる謝罪の言葉で、ああこいつとぶつかったのか、と思い至った。)

うんにゃ、構やしねぇよ。大丈夫かい?

(一見すると随分華奢な相手。
軽い調子の謝罪にも、特に気分を害するという事はなく。首を傾げながら、問いを向けた。)

メルツ > あぁ、俺は大丈夫だ、サンキュ。
まぁもともと低い鼻が多少へこんだ所で大して変わりはねぇしさ。

(へらっとした笑みはそのままによく回る口。
そこでふと相手が見ていた店のショウウィンドウに顔を向け
またおわっ、という声が洩れた。)

お兄さん、ちょっくら変わった趣味してるね。
だれか呪いたい相手でもいんの?

(ハハハ、と少々乾いた笑顔を顔に張り付けながら、さらに軽口を重ね)

ソード > そうか。
いや、鼻の高さよりも、細っちぃから、どうかと思ったんだけどな。

(大丈夫ならいいさ、と。
男もまたからりと笑みを浮かべて頷いた。
そしてそのまま、彼女につられるように視線をまたショウウィンドウへ。
大量の硝子の瞳がこちらを見つめている。)

おめぇが本気でンな事言ってんだとしたら、まずはおめぇさんから呪ってやるわい。

(絶妙な勘違いと共に、本気なのか冗談なのかわからない軽口を放つ相手。
男は視線をショウウィンドウの向こうへ向けた儘、先ほど浮かべた笑みのままそんな言葉を向けた。
というか、今右から二番目の人形、瞬きをしなかったか。
気色悪いので視線を彼女へと戻して。)

メルツ > すれんだぁ、って言ってくれよ。

(えっへんと鼻の下を指で擦りながら言うものの、自分でも言い慣れていない単語なのかその発音はどこかおかしく。
彼のセリフを聞いていたさなか、右から二番目の人形の瞬きの動きを視界に捉えて思わずゴクリと喉が鳴る)

おぉコワッ。
てかこんな店の前にいたら気付かねぇうちに呪われそうだぜ。
あ、そうだ。俺この辺で飯のウマい店探してんだけど、お兄さんどっかいい店知らねぇ?

(適当に歩こうぜ、と言わんばかり彼に顔を向けたままゆったりと歩き出す。
自分が向かっていた方角ではなく、彼が向かっていた方に。)

ソード > すれんだぁ?ひょろっちぃで十分だろ。

(初対面だと言うのに、あまりにもあまりな言いようで返す。とは言え、莫迦にしているというのではなく、馴れ馴れしい、という言葉の方が適切という感じのものである。
かたかたかた、と、何か揺れるような音がショウウィンドウの向こうからしたのは気にしない。)

もぉ手遅れなんじゃねぇのかい。
あー?いや、この辺はよく知らんからわからん。飯ねぇ。

(冗談めかして返した言葉は、案外シャレになっていないかもしれない。凄まじい量の視線を、ショウウィンドウの向こうから感じる。
とりあえず、それらは全無視して彼女の言葉に答える。首を傾げて、視線を虚空に彷徨わせると、何件かの店を思い出す。
思い出すが、どれも「この辺」と言うにはやや距離があるのだ。
彼女が歩き出す。
何の違和もなく、男もそれについて歩き出した。)

看板見てる分にゃあ、飯屋もけっこう多そうだしなぁ。
そろそろ晩飯の時間だから、ぼちぼち店ぇ開けだすんじゃね?
っつーかおめぇさん、飯屋探してこんなとこうろついてたのかい?

(とりあえず、思った事を問うてみながら並び歩く。
振り返らない。
もし彼女が振り返ったら、ショウウィンドウにべったりと両掌と頬を押し付けるようにして二人を見つめている、夥しい数のビスクドールの姿を拝めただろう。)

メルツ > うはー。ひっでぇ。

(彼の言いようは面白かったので、ふはっと噴き出した笑いはごくごく素直。
しかし帽子へと姿を変えている耳に届いた不自然な物音を認知した瞬間、
ゾォ…ッと背筋に寒いものを感じ自然と、というより本能に近い身体の反応から
歩調が速くなる。
ヤバい。グズグズしてたら魂喰われる。)

いや、さっきちょうど今日最後の仕事を終えたとこでさぁ。
これから今夜の飯と宿の調達しに行こうと思ってたんだ。
あー、うんまい肉食いてぇー。
そういや、呪いの人形目当てじゃなかったんならお兄さんは何を目当てにここら辺ウロついてたんだい?

(腹減ったぁ、とお腹を撫でながらサカサカと歩く。顔は正面固定。断固固定。)

ソード > もうちょい色気がねぇとな。

(かっはっは。あっけらかんと笑いながら、飛び出すセクハラ発言。全然気にした風でもなけりゃ、気負った感じでもないし、下卑た空気もないのだけれども。
とりあえず、ガラスの向こうは気にしない事にする。
それは、彼女とも共通認識の様子。
歩き出せば、それは徐々に遠ざかって行く。)

仕事?何やってんだ?
ははぁん。見た目の割りに食い意地張ってそうだな。
肉なぁ。……いいな。何か肉が大量に食えそうなトコ探すか。おい、何肉がいい?
あ?ああ、面白ぇもんがそろってる店がある、みてぇな噂を酒場で聞いてな。そこを冷やかしに来たんだけどな。てんで何ってんでもねぇんで、他に何か面白ぇもんがねぇかな、と。

(自分も何だか腹が減って来た。
同じように腹を摩りながら、彼女に答える。というかいつの間にか、一緒に飯を喰う流れで話を進めている。
当然、顔は正面固定。)

メルツ > お兄さん、アウトぉお―!飯はお兄さんの奢りな。

(ばばーん!という効果音が何処かから聞こえてきそうな勢いで
セクハラ発言に唇を尖らせ。
ついでにブブー!とアウト音を模した声を発しておどけた)

色々さ。失せもの探しとか荷物や手紙の運び屋とかさ。
てかお兄さんが面白いと思うモンって何だ?
おぉおおおー!話が分かるねぇー!
俺は基本うまい肉なら何でも良いんだが、やっぱり上等の牛は堪んねぇー。

(スケベ親父のごとく頬をだらしなく緩めニヤついた表情を晒し、
不自然に歪んだ口から涎を垂らす勢いでウヘヘヘと不気味な笑い声を出す。
こちらも普通に彼と晩御飯を共に…というよりは彼に夕食をたかる気満々である。)

ソード > ケツ叩かれてもごめんだな。

(さらりと、奢りは拒否である。
ケツは叩かれる前に叩き返すタイプだ。空気は、読まない。
笑いながらであるけれども。)

ははん。便利屋ってぇトコかね?冒険者の荒事抜き版ってなもんか。
ンなもん色々だけどな。俺が面白いと思うもんは、俺が面白いと思うもんとしか言えん。
アホかい。誰が奢っちゃるなんつった。
上等の牛なんざぁ、量食えねーよ。高すぎるわ。やっすくても、牛喰いまくりてぇならどっちかっつーと焼き肉か。
つっても、何でもいいならてめぇで狩っちまった方が安上がりなんだよな、肉なんざ。

(異様に締まりのない笑みを浮かべる彼女の両頬を、親指と中指で挟んでグニリと押しつぶそうとしながら言葉を返す。
本当に、初対面とは思えないくらいの馴れ馴れしさである。
そして、奢る気がない事は再度明言。)

メルツ > ちぇーっ。晩飯浮いたと思ったんだけどなぁ。

(唇を尖らせ、すねる仕草をするものの不満の色は全く見られない。
鮮やかな相手の返しはいっそ気持ちが良く)

まぁそんなとこだぁね。
お兄さんみたいにガタイが良いならともかく、荒事の依頼なんかこっちがやりてぇって言っても依頼主が受けさせちゃくんねぇよ。

確かに自分でひと狩り行っちゃった方が手っ取り早いし金も飛ばねぇんだよなぁ。
今やつらは越冬前でめっちゃ脂肪蓄えてるしよー。
…っへ、ほい。(…って、をい。)

(また新たに涎を垂らしそうになった所で頬を指で挟まれた。
不満そうな声が洩れるものの大人しく挟まれている所を見るに、そんなに嫌ではなさそうで。
いつの間にかヤバそうな物音は聞こえなくなったので、もがもが、と言葉にならない声を洩らしながら隣を歩く彼に視線を向けた)

ソード > 今夜は高ぇ娼館に行く予定だからな。おめぇさんの飯代はなし。

(さらっと返す言葉は、別段正直に堂々と言うような類の内容ではないけれど。
相変わらず、正直に堂々と、まったく気負いなく口にした。それこそ、今日の晩飯に食べたいものを口にするノリであった。)

ひょろくても腕の立つ奴ぁ立つもんだけどな。
まぁ、そりゃそれか。
しっかし、ンだけ手広くやってりゃあ危ねぇ橋わたる事もあんじゃねぇの?

だなぁ。となると、単純に焼いた肉だとかってんじゃなく、調味されてるヤツのがいいか。……いや、焼くにも熟成がどうのとかあんだっけか?
―――っと、悪ぃ悪ぃ。あんまりにも情けねぇ貌してるもんでつい。

(そこまで言い終わった後も、ぐにぐにと暫く親指と中指を開閉して彼女の貌を弄ぶ。
しかしまぁ数秒で満足したのか、素直に手を離して、あっはっは、と笑って返す。)

ともあれ、だ。
調味してる肉ってぇなら、シチューだとか煮込みだとかになるかね?
まぁ、ステーキだの何だのもソースの味が云々言い出すと、まぁそりゃそうなんだろが。
ハンバーグは……肉っちゃあ肉だが、何か違う気がするんだよな。

(今は、食い気である。
話していれば、余計に腹が減る。かくん、と首を傾げながら問いを重ねる。)

メルツ > ほぉ…今夜はお兄さんは甘い夢の中か。若いモンはえぇなぁ。

(だいぶこの街に毒されてきたのか、特に違和感を感じる事もなくウンウンと頷く。
欲に忠実な彼の言動は実にすがすがしい。
娼館とて彼のような客がいなければ廃れてしまうというものだから。)

…ぶへっ。…コホン。
そこはホラ、俺の鋭い勘がな、ちょっと待てよそいつぁヤベェぜ!って教えてくれる訳さぁ?
…って、情けねぇ顔ってひでェなオイ。

(漸く彼の指から解放されたので、ちょっと変な声が飛び出てしまった。
誤魔化すように咳払いを一つ挟んでから豪快に笑う彼に釣られてあははっと笑い出し)

俺は…肉なら何でもイケる…っ!!

(意見を問う彼に対し、キラッキラと輝かせた目を向け答えた。ぐっと握り拳まで作る始末である。)

ソード > ほほー。おめぇさんは見た目程若くねぇと?

(つっこむところはそこ。
ここまでのやりとりの内容でいくと、食い気と色気にきわめて忠実な男という姿を彼女の晒している訳だが。)

ほほう。ちなみにその鋭い勘ってぇ奴によると、俺は安全って事なんかね?
いや、さっきの貌はすっげぇ情けなかったぞ。あの貌で娼館とか行ったら、確実に引かれる。引かれた上で、完璧に接客されるな。

(よくわからない例えを出しながら、しかし結局笑い返す。
既に暗く闇に沈む路地だが、みょうに明るいやり取りである。開店した店の店先に、ランプや魔導機械の灯がともり始めると、かえって先ほどよりも路地は明るくなり始める。)

おう。とりあえず腹ペコなんだってぇ事はよーくわかった。
んじゃあまぁ、適当にいい匂いしてくる店入っか。

(輝く瞳を見返し。うん、と頷く。男も腹は減っている。
結果的に出た結論は、いたって野性味あふれる、獣じみたものだったけれども。というか、完全に動物の発想だけれども。)

メルツ > ふっ。分かってねぇなお兄さん。
種族によって性欲のピーク年齢はちげぇんだよ。
個人差については言ったらキリがねぇ。ハーフは…知らん。

(偉そうにドヤァとまな板といっても過言ではない胸を張った。言い切った。)

あん?お兄さんは…そうさなぁ。
お色気たっぷりのムチムチナイスバデーなお姉ちゃんが好みなんじゃねぇの?
それかおしとやかぁ~なお嬢様とかよ。
おいおい、俺は娼館なんざ行かねぇよ。

(よって自分は安全だ。と言わんばかりにニヤリと笑む。どうだ、図星だろ。と言わんばかりである。)

良いねぇー。
あ!あそこからスゲー良い匂いがすっぞ!

(照明が灯り始めた通り。早速一軒の店をびしっと指差し、文字通り猪突猛進、一直線に目を付けた店へと突き進む。
女が嗅ぎ付けた店に近づくにつれ、肉を焼く良い香りが濃くなり)

ソード > そんなもんか?俺はあんま変わんねーんだけど。芽生えも早かったし。
……いやまて、そりゃつまりおめぇさん、既に枯れたって事言ってるわけか?

(絶壁を張りながら、何か言い切った彼女。
首を傾げながらさらりと返すものの、彼女の言葉が意味する内容に気付いて、更に問いを付け加えた形。)

アホか。そういう意味でなら、最重要はツラに決まってんだろ。

(最低だった。
最低だった。
最低だった。
思わず、三度描写する程度に、最低な言葉を堂々と言い切った。
娼館にはいかぬという発言には、例え話だろ、と笑った。)

俺が言うのも何だけど、おめぇさん野生を解き放ちすぎじゃね?
しかしいい匂いは完全同意だ。待てこのやろう。

(すごい勢いで店に突撃して行く背中に、ツッコミじみた言葉を投げる。
投げるが、結局自身も同じように突き進んでいくのだから完全に同類。
獣が二匹、ステーキ屋の前に到着した。
安くはなさそうだが、高くもなさそうな店である。)

メルツ > おいおい待て待て待て、俺はこれからだー!

(勝手に枯らすな!とついつい迅速な突っ込みを入れてしまった。)

兄ちゃんそれが若ぇって言ってんだよ。
カラダさえ良けりゃー顔なんざ気に食わねーなら頭からズタ袋でも被せときゃいーじゃねーか。

(ヤレヤレと肩を竦めながら此方も負けず劣らずサラッと最低なことを言いました。
すげー最低なことを言いました。
大事なことなので二度描写しました。)

野生で何が悪いんだよ?
この先にウマそうな肉があるのに待てるか早く来いやぁー。

(店の前に到着するや否や、ばーん!と勢いよく入口の扉を開き。
ぎょっとする店の者の様子も構わずさっさと空席に腰を下ろすとメニューも見ずに
ここで一番うまい肉大盛りでくれー!と叫んだ。
その後は今日は中身の充実している自身のお財布の半分を減らす程の大量の肉を胃に収め、
食事を終えるとおそらく呆然としているであろう彼にニシシ、と得意げに笑うのである。
賑やかな食事は殊更美味しい。という事を改めて実感した夜はゆっくりと深まっていくのであろう。
機会があれば今度一緒にひと狩り行こうぜ、と誘い、彼の名を尋ねる事も忘れずに――)

ソード > いやだって、若ぇとか何とか言うし。

(それって年寄りのセフリフだろ、と。
首を傾げて見せる。煽ってるのでもふざけているのでもなく、素直にそう思っているようだった。)

なるほどな?袋かぶせて済むタイミングならそりゃそれもあんのかも知れんけど。
知れんけど、大抵の女は眼を合わせた方が悦ぶだろ。目隠しされたがるヤツとかもいっけど。
まぁ何にしても、カラダさえよけりゃあという話すんなら、マンコの締まりだとか具合だとかって話にいきつくぜ、結局。ンなもん、基本的にゃあ突っ込んでみん事にゃわからん。

(最低な話題はもうただの下ネタ話とか通り越して、確実に初対面の男女でする会話ではなくなっていた。
あんまりである。)

悪ぃなんて言ってねぇだろおいこらまておれも肉食うんだって。

(獣が二匹。そろって店内に突貫かける。
しかも空腹の獣だ。ガキより性質が悪い。
テーブルについて、店内に充満している肉の香りに脳髄を痺れさせられればもう待ったなし。
とりあえず、二人でめちゃくちゃ食った。
傍らの彼女の食事量には、何というか、非常に珍しい事であるが呆れてしまった訳だが。
ともあれ狩りの約束を交わし、互いに名乗りを交わし合えば、ひとまず愉しい夜は一区切り。
そんな、王都平民地区夜の路地での一幕であった。)

ご案内:「王都マグメール 平民地区2/路地」からメルツさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2/路地」からソードさんが去りました。
ご案内:「平民地区の路地裏」にイルミさんが現れました。
イルミ > はぁ、はぁ、はぁ……

(逃げ込むように駆け足で路地裏に入ると、何のために置かれているのかもよくわからない木箱にもたれかかるようにして息を整え始める。特別体力のないほうではないが、魔女の装束はあまり長い距離を走るようには作られていない。それに、息が上がっているのも、顔が赤いのも、単に走ってきたからというだけではなかった)

ここなら、大丈夫、かな……

(周囲に人の気配がないのを確認すると、ローブの前を開き、右手を脚の間に伸ばしていく。案の定、そこは既に湿り気を帯び始めていて、そのいやしい様子にますます自分が情けなくなり、顔にはますます赤みが差した)

イルミ > ……んっ……

(少しの躊躇いのあと、恐る恐る下着の中に指を滑り込ませる。ぬるい液体に濡れた秘所はわずかな刺激にも敏感に反応してしまい、思わず声が出そうになって動きを止めた。しかし、そこで終わるわけにもいかず、ゆっくりと人差し指を挿入していく)

……早く、済ませなきゃ……ん、んっ……ぅぅ……あ……っ

(まさか、街の往来で発情してしまうなんて。それも、精の匂いがしたとか、そういうきっかけもなく。常識的に考えればさっさと帰ってそこで自慰なりなんなりすればいいのだが、自分の場合はそうもいかない。それまでにすれ違う人みんなに制御の利かない魅了の魔術を振りまきながら帰る羽目になるからだ。とりあえず一度達すれば落ち着くはず。そう思いながら、誰もいない路地裏でゆっくりと水音を鳴らす)

ご案内:「平民地区の路地裏」にイーヴィアさんが現れました。
イーヴィア > (店を閉めた後、近くに住む客の忘れ物を届けた後の、帰り道。
人通りの少なくなった路地裏を、店へと戻る為の近道として歩み進む
裏道だけあり、人気も無く、ついでに若干治安も悪い道なのだが、気に留める事も無く)

―――……ん…?

(ふと、暫く歩いた頃に、薄暗い路地の先に、何か蠢く影を見つけた、様な気がした
一寸眉根を顰めては、家無しか、或いは物取りの類が潜んでいるのだろうかと少々警戒するけれど
歩む足音を顰め、気配を鎮めてゆっくりと近付いていく其の最中、何か違うと気付く。)

……マジか。

(其れが、何か。 気づいたのは、大分近付いた頃だろう。
一寸絶句してから、其れから、如何した物かと考えつつ。
――物陰より少しだけ、様子見を)。

イルミ > あ、あっ……っ、ん……!

(秘所に指を出し入れする水音も、口元から漏れる喘ぎ声も、少しずつ遠慮がなくなっていく。最初は周囲を気にしながらおっかなびっくりだったはずの自慰から「さっさと済ませないといけない」という言い訳が羞恥心を取り払っている)

っ、ん、ん、ぅ、あ……っ、私、こんなに、飢えて……っ、くぅ……!

(必死に火照った体を鎮めようとする行為が、ぐちゅぐちゅという音と甲高い声、そして溢れ出すピンク色の魔力で周囲に自分の存在をアピールしていることにはまだ気づかない。ましてや誰かに見られているなんて、快楽を貪ることだけに向けられている意識には思いつきようもなかった)

イーヴィア > (――無論、大分性に開放的な世間では在る
自分も余り他人の事をとやかくは言えないし、実際外で致した事もない訳ではない、が
其れでも、実際こういう現場に出くわしてしまうと、中々反応に困る物で)

――――……よっぽど溜まってんのかねぇ…。

(小さく、そう呟いてから、如何したものかと思案した後
放って置いてやるのが彼女にとって幸せだろうと、踵を返しかけた、のだが
刹那、感じる違和感。 寒い冬の夜、冷える筈の身体に感じる高揚
興奮の類だという自覚は在れど、まるで『何かに干渉されている』様に感じられたなら

もしやと、再び背後を振り返り、其れから、先刻よりもより深い自慰へ没頭し始める女の
其の背後へと、静かに近付いて行き――)

――……お前…サキュバスの類か?

(小さく、静かに響かせた声は。
けれど女の背後に確かに響いただろう
もし、女が気付いて振り返ろうとするなら、其れを制するように両掌が
女の下胎を捉えて、ぎゅむっ…と、奥底を、揺さぶろうとする、か)

イルミ > あっ、ぁ、あ、ん……!

(膣の入り口を擦り続ける指はもはや二本と言わず三本の束になっていて、手のひらは陰核に軽く擦りつけられる。所詮は男性の「それ」の代替物でしかないが、得られる快感は本物だ。むしろ、どうすれば気持ちいいのかわかっている分こちらの方がいいかもしれない。もちろん、個人的に本物の男性と接触するのが怖いというのもあるが……)

あっ……あ、ぁ、あ……ひいっ!

(最後のすっとんきょうな声は、感じて喘いだ嬌声ではなく単なる驚きの悲鳴だった。明らかにこちらに向けられている男性の声。慌てて指を引き抜き、振り返って言い訳の一つもしようと思ったが)

あ、あの……っ!?ん……あ……

(後ろから身体を捕らえられてしまった。しかも、その手は下腹部を押さえつけていて、身動きが取れない。熱くなった子宮が、外側からの圧迫に軋むような感覚を覚えた。単に子を孕む袋というだけでなく、精を魔力として受け止める器官でもあるサキュバスの子宮は、人間の女のそれよりずっと「男」というものに対して敏感だ)

イーヴィア > (軽やかに鳴る女の嬌声、最早羞恥よりも快感を得る事に夢中と為っているのだろう
直ぐ背後まで近付いていると言うのに、声を掛けるまで気付かなかった様子を見ては
少しばかり頸を傾け、伺う様子。
驚きに一度は跳ね上がった声が、けれど下胎を、其の奥底に秘められる子宮を掌握された瞬間、再び陶酔染みた音色へと戻るなら
そっと、捉えた其の場所を、ゆったりと腹の外側より揉み解す様に指先を沈ませ、掌を押し込み。
淫魔にとっては急所たる其の器官を、煽り立てる)

―――……いや、何かヤッてるなぁと思って、なぁ。 ホントは、放って置いてやろうとも思ったんだがな。

(彼女にとっては突然の事、当然疑問に思うだろう『何故』の部分に先んじて答えてやりながら
もう片方の掌が、ローブの裾をゆっくりと捲くり上げ、其の素足を、そして臀部を、外気へ晒そうとする
必死めいて慰めていた秘裂を、隠せぬ様にしては)

―――……サキュバスが一人遊びなんて、随分『吸ってない』ンだなと思ってな。 ……男漁りにでも失敗したか?

イルミ > う、私、は……男漁りなんて……っ、あ、ん……

(見逃してもよかった、というような彼の物言いに押さえつけていた羞恥心が一気に噴き出し、顔がますます熱を帯びていくのを感じる。いっそ殺してくれと言いたくなるような屈辱だが、そのおかげで男性に対する恐怖を感じずに済むのはありがたかった。そんな気持ちを知ってか知らずか、子宮は身体の外側からのマッサージに喜んでいる)

あ、あのっ……私は……これから……

(ゆっくりと下半身が露わになっていく中、抵抗できないながらもなんとか絞り出した声は、怯えたように震えていた。男が女を抱き締め、服を脱がせようとしている。その行為の続きを、予感しながら口に出すことは出来ない)