2015/11/02 のログ
ベル > 「でも道案内一つまともにできないじゃないですか」
ほっぺを膨らませ、そのままご飯やさんを探しに行きましょう。
ここは嗅覚で探してみるのです、美味しいお店は匂いもいいですから
「あとは自分で探します、偽乳のお姉さん」
そういえば、あのお姉さんの胸、魔法で作られているせいか美味しそうではないです。
股間も美味しそうなおちんちんあるのに隠してますし。
貧乳は愛でるのに良いものです、おちんちんも良い物なのです。
わかってないな、このお姉さんは。

ヴェーラ > 「なっ…!何と、今、言ったんですの…!?」

声に篭もるのは怒気もであるが警戒心と若干の恐怖。
自分の魔法による体の変化は巧妙に隠蔽しており、魔術の達人でも見て看破するのは困難。
触られれば見破られる確率は上がるもののそれすらも相当の能力がなければ不可能なはずである。
何にしても、この眼の前の少女は尋常な存在ではないだろう。

「…答えなさい、何者ですの、アナタ?」

槍を構え、油断なく少女を見据えて問いかける。

ベル > 「はえ?」
この騎士さんは何を焦っているんでしょう?
私は早くご飯を食べたいというのに、邪魔をされるのでしょうか?
「私は早くご飯屋さんに行きたいのですが……」

そろそろおなかが減ったのですよ、安くてたくさん食べられると聞いたから買い食いを控えたのに。
「私はベルですよ」
無闇に魔王とは名乗らないほうが良い、昔大罪の1柱に言われたので偽名を名乗ります。
魔王と名乗るのは、戦う時だけで良いのだと

ヴェーラ > 「こ、このっ!馬鹿にしてますの!?」

槍を向けられても平然としている以上、やはりまともな存在ではなさそうだ。
場合によっては逃げるべきかもしれないが、体の秘密を知った者をそのまま放置しておくのは精神衛生上非常によろしくない。
それと僅かばかり持ち合わせている騎士の矜持が逃げるという選択を放棄させた。
もし万が一頭のおかしい平民の娘ならもみ消すなりなんなりとすればいい。
ベルを敵として認識し、渾身の突きを喉元へと繰り出した。

ベル > 「馬鹿にしていませんわ」
ああ、もうお腹が空いて我慢ができません。
いただきまーす。
丁度お口に槍がきたのでいただきました、
おやなかなかの名工の作で気持ちがこもった品でしょうか、なかなかのお味です。
「困っている人に、いきなり槍をつくなんて……自分の職務を放棄しサボって、なおかつ一般人に手をかける、腐ってます? それとも腐りかけです?」
熟成が進み、おいしくなっているのでしょうか。
そう言いながら彼女の魔力を見る、これは見事までの虚飾、ベルフェちゃん見たら褒めるだろうけど、私にとってはご飯にすぎません。
その身体を隠す魔法、味はいかがなものでしょう?

ヴェーラ > 「んなっ!?」

殺すつもりの一撃だった。
それが効かなかったどころか槍を食われるなど想像もしていなかった。
武具などの金属を食らうモンスターの存在なら知っているが、こんな完全な人型にそんなものがいるなど聞いた事がない。
木製の柄まで食われているのを見るにそれらとも違う種類なのかもしれないが、これ以上分析したところで意味はなさそう。
今すべきは逃げの一手をどうすべきか、それを考えて実行に移す事。
ともかく手元に残った槍の柄を構えつつ、ベルを見据えて後退しながら間合いを離していく。

ベル > 「それじゃあ、ここで軽く食べて行こうかな?」
今度は騎士さんの退路を食べます、正確には逃げられるという意識を食べます。これでご飯は逃げない。
「この鎧って特注品かな?」
あ、この騎士さんのよろい、ロッククッキーみたいで硬い、
この食感はきらいじゃないかな?
「だめだよ、お腹をすかしている困った子をほっておいたら、お母さんに習わなかった? お腹の空いている子には優しくしてあげなさいって」
あれ?段々と騎士さんの顔が恐怖に染まってくるよ。
でもまだその恐怖は食べてあげないの、人間の恐怖は魔王のメインディッシュだもん。
さて、そろそろ身に着けているものを全部食べちゃうね、腐りきった人間は家畜だもん、家畜は服を着てちゃいけないでしょ?
鎧の下の素材も凝っていて、なめらかな舌触り。
食べ物じゃないのでお腹はそんなに膨れないけど、少しの飢えを満たすこともできるね。

ヴェーラ > 間合いを取ったつもりだが、何故かそれ以上後退できない。
だが既に戦ってどうにかするという考えはなく槍の柄を構えたまま立ちすくむだけとなってしまった。
そこへ悠然と歩いてくる少女、少女の形をした何かだが、それは目の前までやってくると今度は鎧まで食べ始めた。
デザインや表面処理にこだわった特注品ではあるが神聖的・魔術的な加護などは一切なく抵抗なく少女に食われていっている。

「いっ!?ひっ、ひぃぃ……!?」

そのまま体も食われるのかと思い、上ずった声で悲鳴を上げてしまう。
もはや恐怖で身がすくみ、震えてただ食われるのを待っているだけであった。

ベル > 「ねえ、これからはちゃんと困った人助けられる?」
そう尋ねながら騎士さんの衣服の残りを頂きます。
上質な鎧でよかったね、低品質品だったらまだおなかの虫が収まらないところだったよ。
「お腹を減らした子は困らせちゃダメだけど約束できる?」
そう言って笑顔で騎士さんを説得するよ、私も悪い子じゃない
繁殖可能な家畜を屠殺するなんてもったいない事しないもん。
とりあえず二本足で立つこという意思を食べておこう、
ちゃんと後で返してあげるから安心してね。
「んふふ、騎士のお姉さん、虚飾で身体を飾ってるけど、ちゃんと安産型、赤ちゃんいっぱい産めるね」
そう言ってお尻を撫でて、確認確認、おまんこも付いてるし、ちゃんと繁殖できそうだね。
「おいで、ぷいちゃん、このお姉さんが赤ちゃんを産んでくれるって」
そう言って私の眷属を召喚する、魔界特産の魔界豚。
こちらの豚より一回り大きく味もよし!
「このぷぃちゃんのお父さんは去年のチャンピオン豚なので血統も優秀だよ、騎士のお姉さんにぴったりだよね」
そういって私はお姉さんを地面におさえつけ、ぷぃちゃんに彼女のお尻を突き出すような体制にしてと
「お姉さんのここ、ふにふにだね」
そう言ってオマンコをふにふに愛撫、中の具合はどうかな? と指をさしこんでみよっかな。

ヴェーラ > いよいよ食われると思い、観念して目を瞑るが痛みはいつまでも襲ってこない。
恐る恐る目を開けると妙にスースーとして、視線を落とし自分の姿を見ると裸で四つん這いとなっていた。
理想のサイズと形に形成した胸の先が僅かに地面へと触れて体をくすぐる。
その間も少女が何かを言っているが、恐怖のあまり殆ど頭に入ってきていない。
繁殖、赤ちゃんなどという言葉の後不意に体を押し付けられる感覚が来る。
振り返ってみれば、いつの間にか巨大な豚が居てそちらへ尻を向けさせられているようだ。

「なぁっ、な、なにを、すっするつもりですのっ!?」

精一杯の虚勢で声を張り上げるが、震えて怯えているのは全く隠せていない。

「いっ、いやっ!?そ、そこは、触っては、あぁ…!」

今まで誰にも侵入を許していない膣に指を突っ込まれ、表情に浮かぶ恐怖と絶望はより深みを増していく。

ベル > 指が入りにくい、しっかりほぐしているけれど
「お姉さん処女なのかな? やったね、初体験できっちり妊娠もできるよ」
そう言って彼女に私の祝福を与えます、ちゃんと妊娠できる祝福を。
私は豊穣の女神様でもあるんですよ、いっぱい元気な赤ちゃん産んでくださいね。
「はーい、ぷぃちゃん準備が終わったよ、このお姉さんの処女奪って孕ませてあげてね」
私がそう言うと、ぷぃちゃんは可愛い鳴き声をあげてお姉さんに覆いかぶさる。
「ほら、ちょっと前だよ」
そう言ってぷぃちゃんの螺旋状のドリルのようなおちんちんをお姉さんのオマンコに当ててあげる。
うわっっすごいすごい、ちゃんと入っていってる。
「お姉さん、処女喪失おめでとう、いっぱい赤ちゃん産んでね」
私の声に応えるようにぷぃちゃんがおもいっきり腰を振り出す。
魔界豚に雌はいない、こうやって別の種族を苗床に赤ちゃんをつくるんですよ。
そして、苗床のお姉さんが強ければ強いほど、美味しい子豚ちゃんが一杯産まれるんです。

ヴェーラ > 「うっ、嘘…、そ、そんな!や、やめて!それだけは…!あっ、ああ……。」

懇願も虚しくあっさりと豚の性器が処女膜を破っていく。
今まで守ってきた純潔があっさりと散らされ、嗚咽と共に泣きじゃくる。

「うぅ…、嘘よぉ……。こ、こんな…オヴェェエッ…!うぐっ、い、いやあ…。あっ、ひぁっ!?あぁ…!」

泣きじゃくりながらも腰を打ち付けられると時折甘い声があがってしまう。
きらびやかな衣装で弱者を蹂躙してきた騎士の姿はそこになく、涙と涎にまみれながら豚に種付けされるメスがいるだけであった。

ベル > 「どう? 魔界豚のちんぽは螺旋状でその抉るような感じが気持ち良いんだよ」
そう魔界豚の繁殖は、私の身体でもやってるの、ちょっと気性の荒い子とのセックスはすっごくキモチイイんだよ。
「どうしたの、ママになるのが泣くほど嬉しいの?」
そう小首をかしげながら、騎士さんの偽乳を揉んでみるよ。
触り心地や反応は本物そっくりだけど、感度はどうかな?
母乳の出も気になるからいじっちゃおっと。
「あ、ぷぃちゃん、興奮してるね、ママも興奮しているよ」
そう、ぷぃちゃんは私がママ、そしておばあちゃんでもあるの。
チャンピオン豚の血統だもん、騎士のお姉さんも苗床になれて嬉しそう
ほら、騎士や貴族の女の人って血統の良い相手とセックスして赤ちゃんを残すのが誉なんだよね?

ヴェーラ > 「ぎひぃぃっ…!きっ、きもちよく、なんか…!ふあっ、あぁぁ…♪」

否定の言葉を言い終わらない内に一際強く膣内を抉られ、甘ったるい嬌声をあげてしまう。
そして辛うじて残っている僅かな意志力で維持している胸を揉まれると、それは本物と比べても一切遜色ない感度を持っていて快感にほぐされた体は普段とは比べ物にならないぐらい感じてしまう。

「やっ、やめっ…!い、いま、も、揉まれた、らぁっ…♪」

胸を揉まれ、身をくねらせて感じてしまっている姿を晒す。

ベル > 「へぇ、感度はいいし本物のおっぱいみたいだね、たっぷり母乳も出ちゃうね」
そう言って軽く乳を搾ってみます、まだ着床してないから出ないと思うけど
「あ、お姉さんの気持ちよさそうな声で、ぷぃちゃんもう出るって、初体験初中出しだよ、安心してちゃんと着床するから」
そう言ってぎゅっと胸の先をつまんじゃいます、そしてぷぃちゃんは一度目の射精、
そのまま腰を振り続けるよ、お姉さんがちゃんと着床するまで終わらないんだから。

ヴェーラ > 「いっいやぁぁぁ…!豚の着床っなんてっ…!ひゅああんっ…♪」

おぞましい言葉におののきながらも、敏感になった乳首を摘まれると快感でとろけてしまいそうになる。
その状態のまま膣内へ精を放たれるが、豚の腰は止まらず引き続き犯していくようだ。

「ひぐぅぅぅん…♪も、もう、やめてえぇ…。」

あえぎ声混じりに止めてくれと懇願するが、聞き入れてくれるような相手ではないだろう。
しかし体はろくに動かせず、抵抗を示す事が出来るのはもはやそのぐらいしかない。

ベル > 「やめて? やめていいの?」
それから時間を翔けてぷぃちゃんは何度もお姉さんに射精をする。
抜かずに何発もね、魔界豚の精液はどろっとしてて、お姉さんのお腹をパンパンにすれば
「あ、もう満足した?」
ぷぃちゃんはお姉さんからおちんちんを抜き、満足そうに鳴いたなら、元いた場所へと送喚してあげる。
そうそうさっきの話の続き、魔界豚のセーエキは粘っこいから、お姉さんのおマンコに蓋をしちゃう、しっかり着床するようにね。
「それじゃあ、出産にいこうか? お姉さん貴重な体験だよ、ロストバージンと中出しと出産を一度に体験できるなんて。」
そう言ってお姉さんを地面に座らせれば、お姉さんの子宮とその周辺の時間を110日ほど加工する。
金平糖のようなキラキラした粒が110個、その時の欠片を全部袋にはしまっておくね。
「ご懐妊!」
そうしてお姉さんの子宮はすでにザーメンでなく子豚ちゃんが詰まってる。
お腹も動いているし、そろそろ出産かな?
おっぱいはどうかな? ちゃんと母乳が出るかな?
牛の乳搾りはやったことあるし、人間の搾乳もお手のものだよ。

ヴェーラ > 「…あぁ、はひぃ…?」

容赦のない陵辱によりわずかな抵抗心もへし折られ、もはやメスですらなく孕むための肉人形や苗床と成り果てていた。
まともな言葉も発せないぐらい精神は消耗していたが、突然の妊娠に若干だが意識が戻ってきた。

「え…?う、うそ…、こんな…。どうして…。」

とはいえ、それもすぐに絶望に落ちる事となる。
直前まで豚に犯され散々中出しされていたはずなのに、今はもう妊娠しているどころか出産間近。
いっそ忘我のままならまだましだったかもしれない。
恐怖や絶望、混乱につつまれたまま陣痛が襲ってくる。

ベル > 「はい、呼吸をととのえてー、ひっひっふー」
そう言いながらお姉さんの呼吸を整えて、お産のお手伝いをしてあげるの。
「はい、頭が出てきましたよ、もうちょっとですからね」
そう言って、一匹目の子豚ちゃんを取り上げる。
「はあい、元気な男の子ですよ、はい、ままのおっぱい飲みましょうね」
そう言ってお姉さんの胸に子豚ちゃんの顔をもっていってあげると、美味しそうに吸い始めちゃうよ
「じゃあ、次行こうか?」
そう言って次の子に取りかかるよ、魔界豚は一度に10~15匹の赤ちゃんができるの、お姉さんは何匹産んでくれるかな?

一匹・二匹……

ヴェーラ > 「あ…、ああ…、う、うそよ、こんなの…、あはっ、あはははっ…。」

呆然としながら豚の赤子を産み落とすと、再び精神の限界に達したようでうわ言のようにぶつぶつとつぶやいた後力なく笑い出す。

「うそようそよこんなのないわおかしいじゃないなんでなんでなんで…?」

産み落とした豚の赤子に授乳しながら、虚ろな目で呟き続ける。
こんな有り様になっても長年染み付いた変化魔法を維持したままなのは流石の執念というべきか、それが最後の心の拠り所でもあるのだろう。

ベル > 「おかしくないよ、真実だよ、ほら可愛い赤ちゃんが10頭も生まれたよ、可愛いね」
そう言ってにこやかに次々に赤ちゃんにママの初乳を与えてあげる、初乳さえもらえば後は丈夫に育つ、きっと美味しくなってくれると思うよ。

「だって、困っている人を助けない、お腹を減っている子を困らせる、しかも武器を向ける、そんな風に心が腐っているからしょうがないよ。 お姉さんは欲望に肥え太った豚なんだから」
そう言って、可愛い赤ちゃん豚をバスケットの中に入れていく。
「あ、お姉さんの退路返してあげるね」
そう言ってお姉さんの口に、退路という概念を飴にして返してあげる
「それと、私の顔と名前、忘れてもらうからね」
そう言ってお姉さんの記憶の中から、私の顔と名前を抽出し、美味しくいただく。
ああん、恐怖で味付けされてとってもジューシー
「それじゃあね、お姉さん。ちゃんと立派な棋士になって、人間に戻るんだよ」

そう言って私は子豚ちゃんたちと一緒にこの場を去っていく。
帰りに騎士団の詰め所にいって、お姉さんのこと教えてあげよう。
お姉さん裸で放置されてるから、保護して貰わないと。
私ってやっさしー

ヴェーラ > 「うそようそよおかしいわこんなのうそよぶただなんてそんなのうそよ……。」

少女が何か自分に向けて喋っているのだが、頭が全く働かず内容を理解できていない。
その間も壊れたようにぶつぶつと呟き続けるだけで、少女の顔と名前を脳裡から奪われた事にも気づいていない。
逃げ出すという概念も戻ってきたようだがそれも暫くは気づく事がないだろう。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からベルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からヴェーラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2/路地」にソードさんが現れました。
ソード > (大通りは茜色に染まっている。
陽が沈み出し、だんだんと世界が暗くなっていく時間。
それでもまた、大通りや広場は茜色の光に照らされていて幾分明るい。日の角度の問題で、西側を向けば日中よりもむしろ眩しいものだ。
故にこの時間を逢魔が時などと言うのだ。
影が伸びるこの時間は、確かにそういう印象が強い。
そしてそれが故に、こうした路地はこの時間には既に真っ暗だ。
昼間からでも、建物と建物の陰で暗い路地である。宵闇に沈みきっているとは言えなくとも、既に随分な暗さだ。)

イマイチだったな……。

(そんな路地を、ため息交じりにボヤきつつ男が進んでいた。
暗い路地には、しかしよく見れば看板も少なからずかかっているし、ランプなどもある。
商店があるのは、なにも表通りばかりではないのだ。
酒場などは路地にある事も多いし、レストランだとか雑貨屋だとか、ニッチな商品を専門にする店だとか、そうしたような店は寧ろ路地の方が多い。
男もまた、そうしたものを求めてこの路地に滑り込んだクチだ。
ただ、酒場で噂を聞いて訪れたその店は、男の希望を満たしてくれず。
故にこうして、不満を零しながら路地をうろつく事になったのであった。)

ソード > (魔物の討伐の類する依頼をこなし、その屍から剥ぎ取った素材も売り払ったのが昼過ぎの事。
最近では一番の懐の重さである故、ちょっと使い道を考えてみて。
その結果が、噂に聞いた路地の店への訪問だった訳であるのだけれども。
けれども、結果は芳しくなく。
あまり入ってこない路地の中にわざわざ入って来たのだから、とうろうろと路地をうろつき始めたのが十数分前の事である。
夜しか開いていない類の店も多いのか、ぽつぽつと開店準備を始めている店も見受けられる。人通りも、思ったよりは多い。あくまで、思ったよりは、だが。)

こーゆートコぁ、花街たぁやっぱ違うな。

(嘯く。
娼館や、それに類するような店が立ち並ぶ路地になら、男も何度も入った事がある。
しかしこの路地に関しては、そういう店は少ないようであった。
もう少し、趣味性が強い店が多いとでも言うのか。
ショウウィンドウに飾られている品物を見るのも、それなりには面白い。
何に使うのかも分からない金属製品が大量に展示されている店の前を抜ける。
男の歩調は、普段よりも幾分か穏やかでゆっくりしたもの。)