2015/10/24 のログ
■ヘレボルス > 「苦しむのって、あんま好きじゃねーなァ。
痛いのとか、やっぱ居心地悪いし?」
(同じく背を向けたままに、寝言のように呟く。
相手からの最後の言葉が転げると同時、下手な操り人形のようにぐるりと振り返る)
「――待ってる」
(それこそが、愉しみが尽きた生の最後の幕引きであるかのように。
花のどろりと腐り落ちるような笑みを浮かべて――
少年の背を見送る。
間もなくして、無人の路地には血の跡が乾いて残るばかり)
ご案内:「王都マグメール 平民地区/路地裏」からヘレボルスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2/書店・妖精の知恵堂」にヴィアベルさんが現れました。
■ヴィアベル > はあ、とため息をひとつ。
宿は早めに出発したのだが、報酬の受け取りで予想以上に時間をくってしまった。
結果、受けられるものは書店掃除の依頼しかなく、こうして渋々掃除をしているわけだ。
「本ねえ、嫌いじゃねーけどさ」
店内がそこまで広くないのが不幸中の幸いだろうか。
昨日みたいに歩き回る依頼ならまだ気が紛れたかなとか、
晩飯は何にしようかなとか、色々考えながら気だるげに箒で床を撫でる。
不意に聞こえる、足音。来客だ。
「いらっしゃいませー!」
静かな書店に不釣合いな、元気な声を響かせる。
何となく辺りを見回すと、売り子と目が合ったので、背筋を伸ばして掃除を再開した。
■ヴィアベル > 店員の配慮により、店の前のベンチで休憩させてもらえることになった。
もらったミルクをすすりながら、借りた本をぱらりと開く。
闇の魔力に関する本、らしい。
上手く扱うためのヒントを得られれば、と思って借りたものだ。
「これを読んだくらいで上達できれば、苦労はねーんだろーけど」
苦笑しつつ、目を通していく。
あまり集中が続かないのか、時々道行く人を観察しながら。
■ヴィアベル > 休憩したおかげか、その後の掃除はスムーズに終えることが出来た。
掃除以外のことも手伝い、少し多めの報酬を受け取る。
おつかれさま、ありがとうという言葉と共に笑顔なんて向けられたら、
めんどくさかったです二度とやりたくないぜなんて言葉も出てこなくなる。
(まあ、暇すぎて死にそうになったら、またやってもいーかもしんねーな)
でもおれはモンスター退治がやりたいんだ!と自分に言い聞かせるようにかぶりを振る。
それでも一仕事終えて気分が良いのか、鼻歌なんて歌いながら、書店から出て行った。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2/書店・妖精の知恵堂」からヴィアベルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にカレンさんが現れました。
■カレン > (時は夕刻。酒場が賑わう時間帯だ。
今日は「実験」である。
己の「雌の匂い」を消す薬を飲んで街を歩いている。
男にとって魅力の薄い女に見えるだろうか。
それとも、見た目で判断して声をかけてくるものもいるだろうか。
どれほどの効果が有るのか確かめてみたかった)
もっとも、女子供に声をかけられる可能性もありそうだな。
(などと、一人呟いて微笑む。
「匂い消し」はフェロモンを消すだけで、容姿を悪く見せたり胸を小さく見せたりすることはない。
遠目で見れば特に何も感じないだろう)
少し寒いな…
(ケープを売っている少女を見かけ、代金を大目に支払って羽織る。
これで幾分か寒さが和らいだ)
■カレン > (もともと誰もが振り返るような美人というわけではない。
髪質は自慢ではあるが、特に人目を引く要素ではない。
しかし他人に「雌の匂いが強い」と言われれば気になってしまうのが人間というもの)
特になにもないな…
まあそれはそれでいいか…
(普段からよく声をかけられる方ではない。
今夜は全く声をかけられない。
効果が出ているかどうかは怪しいところであった)
■カレン > 「匂い消し」の効果は怪しいところだな。
今度部下でも個室に連れ込んで改めて実験してみるとするか。
(寒さが厳しくなってきた。
実験という名の散歩が終わると、酒場か料理店を探して歩き始めた。
どこもそれなりに繁盛しているので、空いているところを探すハメになる)
■カレン > (丁度客が出てきた店が見つかった。
外観や味はともかく、腹が膨れて酒が飲めれば上々だろう。
貴族とはいえ元から食にこだわる方ではない。
騎士団で訓練を重ねてきたとなれば尚更である)
席空いてますか?
(などと尋ねつつ、夕食を摂るのであった)
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からカレンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にシオンさんが現れました。
■シオン > (それなりに行けつけの尾酒場の扉を開けて、カウンターに向かいマスターに軽く挨拶をして)ミルクと簡単に食べられるものをお願いします…仕事帰りで少し疲れてるから、栄養があると嬉しいです(好き嫌いは特にないので、栄養があるものという注文以外はマスターにお任せにする)それにしても富裕層のお屋敷に忍び込んで、手紙を届ける仕事なんて…何でも屋だからって、無茶な仕事だ(成功したものの、流石に神経がかなり磨り減ってしまったので、愚痴を誰にも聞かれない程度の小声で呟いて、カウンターに突っ伏す)
■シオン > (暫くそうして居れば、マスターに出来たぞと声をかけられて身体起こして、まずはミルクを一口飲んで届いた料理に何時もながら美味しいそうだなと嬉しそうな笑みを浮かべる)やっぱり疲れたときはお肉ですよね、流石マスター(それだけ言って、料理と口に運ぶ。子供が酒場で一人で嬉しそうに食事をしてる姿はかなり変わっているかもしれない。とは言え行きつけに店だけあって、周りの客もそれなりに見慣れた姿だろう。初見の客は少しだけ興味を引くかもしれないが…)
■シオン > (料理を全部食べ終えると満足したように、大きく息を吐いて残っていたミルクをちびちびとのみなら時間を潰していく。この後に得に用事がなければ家に帰っても寝るだけで、流石にそれでは味気がない。酒場であるここに居れば、何か新しい仕事の依頼とか、面白いこととかがある可能性はある)
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にフランネルさんが現れました。
■シオン > (いくら少しずつ飲んでいたとしてもコップの中身は有限で全て飲み終えてしまい、流石に何も頼まずにここに居るのも気まずいものがあるが、仕事を終えたばかりだから多少懐が暖かい。だからといって無駄遣いできるほど、裕福な生活はしていない)うーん、マスター、ミルク後一杯だけおかわり(この一杯がお金がないときにどう響くのだろうかとは思ったが、その時はその時で考えることにしてミルクを受け取りまた少しずつ飲んでいく)
■フランネル > こんばんはですよ、マスターさん。お薬、売れてるです? (からん、と、入り口の戸を開け、静かにカウンターに歩み寄ると、ゆったりとした口調でそう訊ねる。後頭部が尖ったいかにも魔法使いっぽいデザインのローブのフードを深く被っているせいで顔は見えないが、その端からは亜麻色のゆるくカールした髪が覗いていた。カウンターの端に据え付けられた貯金箱のようなものに手を触れ、その蓋を開けると、ふんふんと頷いてからそこから硬貨を取り出し、懐から取り出した袋から同じ箱に飴玉のようなものをころころと補充して蓋を閉める)それじゃ、これ。今期のそちらの取り分ですよ。……ついでにちょっとお食事いただいていくです。そうですね……焼いたお魚と果実酒 (注文を発してからカウンターを見回し、ふ、と、一つだけの目が描かれた目隠しはそのままに口元だけで微笑むと、ミルクを飲んでいる彼の隣へ歩み寄って)おとなり、いいです?
■シオン > ふえ?(いきなり声をかけられて間の抜けた声を出しながらもそちらに顔を向ければ、目隠しをしたローブの人が居た)あー、どうぞどうぞ…僕の店というわけじゃないですし…(何より隣に座られるのが嫌ならカウンターには座らない…何より、暇をしていたからちょうどいい。目隠しだけはすごく気になる…目が隠れているとあまり顔がよくわからないというのと、あれで前が見えているのだろうか…あまり人を見るのは悪いと思うが、どうしても気になってちらちらと横目で相手の姿を見てしまう)
■フランネル > ありがとうです (許しが出ると、もう一度微笑んで軽く会釈。隣の椅子のそばに立ってローブの首当たりの結び目を解くと、その下は薄手の生地でできた黒いワンピース。ローブを畳みながら椅子に腰掛けると、マスターが自分の目の前で人差し指を横に振った。一瞬きょとんとした顔をしてから)……あん、忘れてました。自分からは普通に見えるんですよね、これ (言ってから衣擦れの音をさせながら目隠しを外すと、隣の彼のほうに顔を向ける。優しそう、と、よく言われる顔を恥ずかしげにゆるめて微笑みかけ)ごめんなさいね。びっくりさせちゃったです? (言いながらもう一度会釈すると、薄いワンピースの襟元から乳白色の丸みの谷間がちらと覗いた)
■シオン > (すぐに自分の疑問は解消された…何より見えてなかったら、酒場で商事をするのも一苦労だし、自分が居ることにも気が付かないだろう)びっくりというか、ちょっと気になっただけで…うわー(自分の視界に入った谷間に視線が吸い寄せられて、その胸の大きさについ感嘆の声が漏れてしまった。大きいという声はどうにか飲み込むことには成功したが、感嘆の声でどこを見てその声を上げたかは気づかれたかもしれなく、誤魔化すようにミルクを半分ほどのどに流し込んで…さきほどまで少しずつ飲んでいたために、むせてしまっていた)
■フランネル > ふふ。ミルク、好きなんです? それとも、ミルクが出るところのほうが好きですか? (言っている間に、杯と湯気を上げる皿が差し出された。ありがとうです、と、去っていくマスターの背中に声をかけてから、もう一度彼のほうに目を向ける。右手で亜麻色の髪をかきあげるて肩の後ろに押しやると、また胸が重そうに揺れた。とん、と、その手をカウンターに着いて彼のほうに少し身を乗り出し)……それとも、ミルクを出すのが好き? (からかいと艶の混じった声を、店の喧騒の中をすり抜けるように彼の耳に吹き込むと、くすりと笑って魚の乗った皿に幸せそうにフォークとナイフで立ち向かい始める)んー……いいお味です。
■シオン > ミルクは好きですけど…出るところって…(やっぱり胸の谷間を見ていたことには気付かれていたらしく、からかうように言われてしまい、自分の飲んでいたミルクがいやらしく感じてしまって、これは牛のと一回言ってから一口飲んで少しだけ落ちつけた。と思ったのも束の間だった、次の言葉にミルクを口の含んでいなかったことに感謝した…だが、このままから変われるのはなんか悔しくて、顔を少し赤くしながらもしっかりと相手を見て)それは僕の男ですもん、好きですよ(食事を始める相手に、少し考えて)逆にお姉さんはミルク好きですか?(これでは普通に好きかどうか聞いているだけに過ぎないのだが、こちらとしては先ほどまでの話の流れからいやらしい意味で聞いたつもりだった)
■フランネル > わたしです? ふふ、そうですね。ミルクはお仕事にも大事ですし、好きですよ。でも、ミルクそのものより、搾ることのほうが好きかもです。君みたいな可愛い子とだったら特に (フォークを口に運ぶ前に彼のほうに笑いを含んだ視線を流し、ちろ、と、赤い舌で桜色の唇を小さく舐めてみせる。その一口を片付けた後は、付け合せの野菜までゆったりとした口調に似合わぬてきぱきとした手さばきで切り分けていく)……いっぱい出してくれるです? 君は。
■シオン > お仕事…搾る…(魔法使いが確かにそういうものを使って薬とかを作るという話は聞いたことはあったが、さらりと言われてしまったことに釈然としなかった)いっぱいって…そんなの知らないですよ…どうやって比べろと言うんですか!(はっきり言って男とそういうことする趣味はない…というか、頼まれてもごめんだ)うー、相手次第になるんじゃないですか(流石に答えないとそこを突っ込まれそうな気がして、どうにも取れそうな言葉を答えとした)うう、なんかからかわれてるのがすごく分かる(言葉では絶対に適わないということが今この場で決定してしまった気がした)
■フランネル > ふふ、ごめんなさいです。だって君、可愛いんですもの。からかったらもっと可愛いだろうなって。思ったとおりでした。(くすくすと楽しそうに笑いながら、皿の上の料理を片付けていく。ふう、と、一息ついて皿を奥へ軽く押しやると、果実酒の杯を片手で持ち、改めて彼を見て)それじゃ、比べてみてもいいです? わたしが相手だったら、どれぐらいいっぱい出るのか (艶を込めた笑みを向けて言った後、果実酒を一口。んふ、と、息を着き、返事を待つように彼をじっと見つめる)
■シオン > やっぱりからかってたんですね(可愛いと言われてしまうのはそれなりに慣れているのでそれは仕方ないと思ったが、からかわれて事実には落ち込むしかなかった)お姉さんが相手だったら…(そう言われるとやっぱり視線が向くのは胸元だった。ごくりと喉を鳴らして相手の視線を合わせてこくんと首を縦に振り)いいですよ…お姉さん、魅力的ですし…(これくらいの台詞は言っておくべきだと思ってそう言うが、慣れてないのは丸分かりだろうが…嘘をついたつもりも無い)
■フランネル > あら、ありがとうです。……それじゃ、いきましょうか。マスター、お部屋ひとつ。明日の朝まで(折りたたんだローブの中をごそごそと探り、硬貨を何枚か取り出すと、空になった杯の隣に料理代と一緒に並べる。静かに立ち上がってローブを腕にかけ、もう一方の手を伸ばして流れるように彼の腕を抱くと、先ほどから彼の視線を何度も吸い寄せていた胸の果実がむにゅりと柔らかく肩の辺りでひしゃげた。彼に特に文句がなければ、そのまま二階の部屋へ連れ込んでしまおうと)