2023/04/26 のログ
ツェツィーリエ > もしかして頼んだのは失敗だったかと考えるも、断って次に変な相手に声を掛けられては困る。
その相手が下心丸出しなどであれば確実に手加減のできないので少年に頼むこととして。
ただ少年にも下心があるとは見抜けなく。

「ちゃっかりしてるな……でもそれなら迷惑をかけるよ。
そう、あそこに見える宿だ……ん…」

身を預けた少年の笑みが変わったことに気が付かず、預けた身を支えられ告げた宿へと歩き出す。

直ぐに到着する距離ではあるが今の状態では歩みも遅くなってしまい。
歩幅を合わせてくれる少年とともに足を進め。
お尻に撫でられたような感覚に触ったと問いつめようとするも、移動を促す声にその為かと故意ではないと取り、宿へと足を向けて…。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からオウルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からツェツィーリエさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にエレイさんが現れました。
エレイ > 「──~♪」

雨がしとしとと降り注ぎ、普段に輪をかけて人気のない住宅街の路地を、
ピーヒョロロと下手くそな口笛を奏でながら、一部に赤いラインが入っている意外はほぼ全てが銀色の番傘という
奇妙な物体を担いでのんびり歩く、金髪の男が一人。
傘を携えている代わり、普段羽織っている銀色のジャケットは今はその姿は見えず。

食事を終えた後、暇つぶしを求めてブラブラと大通り、路地裏と歩いてきたが、特に何か特筆するものと遭遇するでもなく、
気がつけばこの場所まで辿り着いていた。

先の二箇所に比べると、余計に事件性の少なさそうなロケーションではあるが──

「……まああ人生ドコでナニが起こるか判らんもんだからな」

なんて小さく笑って独りごち、軽く肩をすくめて。
適当に視線を彷徨わせて住宅街の景色を眺めつつ、ぱしゃ、ぱしゃとマイペースに歩を進め続ける。