2023/04/10 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」にリュークさんが現れました。
リューク > 冒険者ギルド。
その名の通りに冒険者が依頼を求めて集う場所、となる。平民地区にあるそんな冒険者ギルドの一つに、青年は足を運んでいた。

「んーっ……」

依頼の張り出された箇所を眺められるように、待ち合わせや食事なども取れるように併設された酒場スペースで軽く伸びをしながら、注文した紅茶を口元へ運ぶ。
取り立てて美味しい、とは言い難いがとりあえず口を潤すのに飲めないほどではない。

依頼板には幾つもの依頼が張り出され、またそれらを目当てにした冒険者達が集まっている。
わざわざ冒険者ギルドへ訪れた冒険者であるのにその中に混じらない理由は簡単だった。
男は依頼を受けに来たのではなく、依頼を受けようとする中で脇の甘そうな女冒険者を目当てに来ていたのだった。

「いいのがあるといいけどね」

小さく肩を竦めつつ、カップの中身を再び口元へと運ぶ。
状況が落ち着いて、それでもこれは、という相手が見つからないようであれば、さっさと退散しよう。そんな風に考えながら時間を潰していく。