2023/01/18 のログ
ご案内:「冒険者ギルド 真昼の訓練場」にシロナさんが現れました。
シロナ > 冒険者ギルドの訓練場に、少女がやって来ていた。
 褐色の肌、紅い瞳、白い髪の毛で、ボーイッシュな雰囲気を持つ少女、釣り目がちな目は周囲をにらむ様に見据え、訓練所に入る。
 その少女の名は、シロナ・トゥルネソルと言い、昨日此処で訓練したつるぺた娘の妹である。
 昨日、姉にふんすー、と自慢されたわけでは無くて、学校の実習でやって来ていた。
 シロナが行くのであれば、基本は―――戦士ギルドだ。
 なので、冒険者ギルドでの、雑多な雰囲気に関しては、すこし珍しい所だ。
 戦士、僧侶、魔法使い、賢者、盗賊、武闘家、様々な人が、ここに来ているのが見える。
 へえ、凄いなー、と感想を覚えながら、今日の教官の方を向く。
 今回は、冒険者ギルドでの実際に色々な冒険者に実地で訓練を受ける事になっていた。
 様々な冒険者に、興味のある分野のある学生が行って、其処で課せられた課題をこなすという物だ。

 みんなは、三々五々興味のある冒険者に話を聞きに行っているのを見やり。
 シロナはさて、如何したものか、と周囲を見回す。
 冒険者ギルドとなれば、もしかしたら、冒険者である母親のゼナとか、姉のクロナがいるかもしれない。
 とりあえず、同じ学生の癖に、冒険者の枠に立ち、姉と同じようにふんすーと胸を張っている系幼女。
 叔母であるラファルは見ない事にする。碌な事が無いのは、経験則だ。
 近寄るなうざいと言わんばかりに、叔母のラファルは無視。

シロナ > 「んー……。さて。」

 どれにしようか。戦士の方に関しては、其れなりに技術は修めている。
 魔法使いに関しては興味がある。
 盗賊は……あれだからスルー。
 狩人は、弓矢は持たないし、さて、と悩む。興味は割かし。
 武闘家に関しては、戦士と同じ。サブウエポンだから、其れなりに。
 僧侶……信仰心は無いし。ちからこそぱわー。
 魔法剣士、ああ、戦士よりもこっちがいいかもしれないと思うので、興味がわく。
 魔剣士。魔法の剣を使う剣士、武器に頼る戦い方はどうなのだろう、と思う。
 アイテム使い、アイテム中心というのは性格的にんむむ。

「やっぱり、魔法使いか、魔法剣士、かなぁ。」

 何かお勧めのクラスとか無いかなぁ、と、きょろきょろと、周囲を見回してみる。
 こういう時こそ、先輩冒険者等にお話を聞いたり。
 後は、そのクラスを専攻している学生に、詳しく聞くに限る。
 この授業は、むしろそう言う目的だし、と。
 

シロナ > 暫しの間、シロナはあちらこちらを確認する。
 話を聞いて、情報を収集する、ナイトも良いな、とか。
 しばしの間、しっかりと情報収集をした結果。

「魔法剣士、してみよっかな。」

 そう言えば、先輩も魔法剣士だったっけ、あれ?勇者だったっけ。
 そんな風に考えながら、魔法剣士の先生の元に移動して。
 魔法剣士という物はどういう物なのかの座学。
 魔法剣士に必要な技能などの実習を受けて変える事に。

 家に帰って―――話をするけれど。
 姉は何時ものように聞いていて、その後には―――。

ご案内:「冒険者ギルド 真昼の訓練場」からシロナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にサマエルさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からサマエルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にサマエルさんが現れました。
サマエル > 【待ち合わせ待機中です】
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にアルグレーネさんが現れました。
サマエル > 雨上がりの午後。平民地区。
今日はそこそこ賑わいの少ない、以前にも来たあの喫茶店に少年はいた。
他の客と同じ椅子に座って、外でコーヒーを口にしている。

「(うん、やっぱり。ここのコーヒー、美味しいな)」

綻んだ微笑を浮かべて足をぶらぶらさせながら少年はコーヒーを飲んだ後。
付け合わせで頼んだサンドウィッチを頬張った。
日替わりで今日のはタマゴとハム、そしてレタスのサンドウィッチだ。
甘いタマゴの味が口いっぱいに広がる。

「(今日は……あの人は来るかな)」

度々この喫茶店に足を運ぶ少年は、目当ての人が来ないかというちょっとした目的があった。
結局、その目当ての人は初対面以来会っていないのだが……。

「(まぁ……ここのコーヒーもサンドウィッチもおいしいから、いいか)」

と、半ば諦めかけているのだが。

アルグレーネ > 雨も遅めの時間にあがって、店の賑わいは先日よりは少ないものの、
店の前を歩く人数は、仕事帰りの人で増えてきた、そんな時間帯。
今日の仕事が比較的早めに片付いたため、早めに帰宅の途に就いた。
故にこの時間にこの場所を通っていた、と言うわけだった。
進行方向の先に喫茶店を遠目に見ていれば、

「……早めに帰れている事だし、今日は久しぶりに寄ってみるか」

そう小さくつぶやいて。
段々と近づく店。知人がいるなど予想もしていなかったため、先日相席になった少年の姿には気づいていない。
が、店の入り口へと向かう時、女騎士は少年の前を通る事だろう。

サマエル > ブラックコーヒーの苦いが、そこに感じる美味しさに体を休ませながら。
ふと、目前を誰かが横切って顔を上げる。
その高い背丈と、騎士風の装備が自身の視界へと入って。

「あっ!いた!」

と、思わず大きな声を挙げながら席から立つ。
そして周りの視線を気にせずに降りてその女騎士へとはしっていき。

「アルグレーネさん!お久しぶりです!」

屈託のない笑顔で見上げながらそう声をかける。

アルグレーネ > 店の入り口へと向かう途中、名前を呼ばれた声が耳に届く。
目を瞬かせて周囲を確認していれば……
そこには先日この場所で相席となった少年。
小さな笑いと穏やかな笑顔と共に、視線を下ろせば、

「ああ、久しぶりだね。サマエル。元気だった?」

気安い調子で向ける言葉。
見上げる少年からコーヒーの香りが伝われば、
店内にいたことを悟るのは然程難しくないこと。

「この店にいたのね。私もよって帰ろうとしていた所。
持ち帰りにしようかと思ってたけど……」

そこまで口にした所で、敢えて駆け寄ってきた少年の意図をそれとなく察すれば

「……今日もご一緒しましょうか?」

そう、問いを向けてみた。

サマエル > 視線を彼女が下ろせば、変わらず瞼は閉じたままな少年の顔。
だが、しっかりと認識はしているようで、正確に彼女の顔を見上げていた。

「はい!アルグレーネさんも元気そうでよかったです」

そうにこやかに言い、笑みを浮かべる。
目的の人と出会えたことがひどくうれしいらしく、ルンルンと声を弾ませていた。
そうして彼女の隣に立って、注文しようとする彼女を眺めようと思っていたら。

「えっ、い、いいんですか?」

思ってもみない提案が飛んできて、驚いた顔を浮かべる。
確かにそうなったらいいなとは思っていたが、本当にそうなるとは露にも思わなかったらしい。
だがすぐに、その顔を綻ばせて。

「ぜ、是非!」

と、両手をハの字にして頷いた。

アルグレーネ > 先日の邂逅で、そういう相手だと認識していたので、さほど驚いた様子もなく。
同時に、だからどうというわけでもないと思ったので、敢えて何かをするでもなかった。
返ってきた返事の声色から、まるで尻尾を振りたくる子犬のようだな、などと内心思いつついれば、
己の申し出が予想外だったのか、驚いた様子に口元笑みが深まる。
驚かせた、と言うのはそれなりに楽しいものだったから。

「ああ、構わないよ。では、すぐ行くので席で待ってて。」

そう返事を返せば、カウンターへと足を向ける。
そして、コーヒーを注文すれば、出来立てのそれを手にして戻ったであろうサマエルの席へと向かう。
程なく到着すれば、

「お待たせ。」

そう言葉を向けてから、向かいの席に腰かけるか。

サマエル > また彼女と一緒の席になれる。
そう思うと、少年は顔を真っ赤にしながらも、楽しそうな顔を浮かべていて。
彼女の返事を聞いて、すぐに自分の席へと戻っていった。
そわそわと落ち着きなく足を動かして、ちらちらと顔を彼女へと向ける。

「……」

まだかまだか、とコーヒーをちびちび飲みながら待っていると。
彼女の足音と共に、近づいて来る気配を感じて顔を向ける。
コーヒーを片手にこちらへと向かってくる彼女の姿を確認して。

「い、いえいえ!全然待ってません!はい!」

かなり挙動不審な言葉をしながら、向かいに座った彼女へと顔を向ける。

「きょ、今日は晴れてよかった……です……ね?」

アルグレーネ > 「そうだね。雨が降っていたが上がったから。一日中雨だと気が滅入ったりするし、上がってくれてありがたかった。」

かなり挙動不審ではあるうえに、不思議な天気の話に小さく笑いをこぼしながらそんな返答を返しつつ。
コーヒーに一口口を付けて、少年が注文したものにさっと目を向けてから

「今日はコーヒーとサンドイッチなのね。結構通ったの?」

先日の会話からと今日の様子からそんな気がして向けた問い。
何の他愛もない会話ではあるけれど。

サマエル > 彼女が口をカップにつけて、そのコーヒーを飲む仕草を眺める。
艶やかな彼女の唇がその黒い液体について、喉を鳴らして吞み込む。
そんな動作を、しっかりと思わず見つめてしまうが、すぐに首を振って。

「えぇ、あれから度々、通わせてもらってます。
今日はブラックコーヒーと、日替わりサンドウィッチです」

そう言いながら、他愛ない会話ながらそれを楽しむ。

「アルグレーネさんは、あれから何かありましたか?」

アルグレーネ > 度々通っているという言葉にくすっと笑いをこぼせば、

「それは大分ハマってるわねぇ……あら、今日はブラックなんだ?」

前の時はカフェオレだったはずと思い起こしつつも、
通っている内に嗜好が変わるのはよくある事。
なので、他愛もない質問が流れるだけで、それ以上でも以下でもなく。

そうしていれば向けられる問い。
特に気にした風もなく

「そうね……と言っても、特にないにもないかなぁ。
普通に仕事して、家に帰って、寝ての繰り返し。
何もない時はだいたいそういう毎日ね。」

大して面白い回答でもないものの、何もない一日であればそういうものゆえに、
特に飾るでもなくあった事だけを告げた。

サマエル > 彼女の笑いに、照れたように頬を掻いて。
質問が飛んで来れば、にこやかにそれをこたえていく。

「はい、カフェオレもいいですが、たまには、と。
以前に勧めてもらった時、美味しかったですからね」

ニコニコと他愛ないそんな会話が楽しくなって笑顔を浮かべる。
こういう風に、年上の女性と話す経験があまりないうえに
こうしてちゃんと話してくれることが嬉しくもあって、つい顔が笑ってしまっていた。

「なるほど。まぁ騎士といえどもそういうものですよね。
訓練とかも時々するんですよね?馬とか、剣とか振ったりするんですか?」

面白みがないものでも、やはり騎士の生活というものにはロマンを感じる。
一体どんな風に過ごしているのか、ついつい聞きたくなるもので。

アルグレーネ > 「カフェオレ嗜好の人は、ブラック苦手って人が多いんだけど、サマエルは食わず嫌いだった見たいね。」

軽口めかしてそんな言葉を返していれば、仕事のことについて向けられた質問。
特に考える時間もなく返す返事。

「だいたい毎日半分は訓練、半分は書類整理みたいな感じね。
隊員によっては、一日中訓練だったりもするけれど。
ウチは警邏にでるようなタイプの師団ではないし。

白兵武器は一通り修練するわね。あと、騎兵隊なので乗馬は必須。
騎兵だから槍系が一番時間はかけるけれど、
下馬時に近距離だと槍は取り回しが難しいから、大体みんな他にもう一種類は使えるようにしてるわね。」