2023/01/16 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にアストラさんが現れました。
■アストラ > 冒険者ギルドで依頼達成の報告をし、報酬を受け取ってから大きく伸びをする。
肌寒い雨模様ではあるものの魔力を編んで寒気を遮っているアストラは、
相変わらず露出多めの装備であっても平然としている。
ギルドからほど近い食堂で軽い昼食を取りながら、退屈そうに頬杖をついている。
性欲が溜まってきているのだけれど誰か遊べる相手はいないものかと。
何せ絶倫体質、一度ベッドに入ったら朝まで寝かせないので、自然と相手は限られてしまう。
「ん~…どうしようかしらねぇ」
仔兎肉のシチューを食べながら、この時間はまだ娼館も空いてないかと思うとため息も出てしまうもので。
遊べそうな人がいればナンパでもしようかしら、と軽くスプーンを咥えて、この後の予定を考える。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にグライドさんが現れました。
■グライド > (昼下がり、午前に依頼を終えて、暇が空いた午後
飯はとうに食べ終えて、ふらついて見ようにも雨模様
入り込んだ食堂の端で、軽く酒を煽りながら
偶には何をするでもなく、のんびりするのも悪くは無いかと欠伸を零した。)
「よう、取り合えず金だけ払って置くぜ。」
(此処までの代金を、先んじてテーブルの上へと乗せて置くが、まだ座ったまま
雨模様の中、普段よりも閑散とした店内で、少しばかり居座って居ても文句は言われまい
午前の依頼で疲れた――と言うには、特段大した事の無い仕事では在ったが
湿った空気が、気分的に、そう感じさせるのかも知れない)。
■アストラ > 食事をすべて終える頃には客足も遠のいていっていただろうか。
落ち着き疎らになっていく店内を見渡し、テーブルに代金を置く。
店内にはあまり意識は割いていなかったが聞き覚えのある声を微かに捉えたか。
視線を向けた先には見覚えのある男性がテーブルに座したままでいることに気付いた。
思案するように頬に手を当ててから、立ち上がって彼のいるテーブルへと近づいていく。
同業者、戦いを生業にする彼ならば近づく足音や視線で気付けるだろう。
「グライドさん、こんにちは」
軽く手を上げて挨拶をしながら、にこりと微笑む。
見知らぬ間柄、ではない。一夜の男女の関係。
気安く声をかけても、嫌な顔はされないだろうと踏んでのこと。
向かいの席の椅子を引いて腰を落とし、軽く首を傾けて。
「おひとり? この後は仕事かしら」
■グライド > (雨の匂いは、感傷を呼び起こす
良い記憶も、悪い記憶も、其の何れをも呼び起こす
農家であった己にとっては、本来恵みである筈の雨も
傭兵である己にとっては、戦場で命を奪う冷たさを思い出す
――そんな事を考えている時点で、矢張り感傷的なのだ。
だから、そんな折に声を掛けられたのは、幸運だったろう
視線を向ければ、見知る女の貌。 よう、と手にして居たグラスを掲げて。)
「久方ぶりだな。 ……嗚呼、午前に依頼が終わってな。
今は、何の用もねぇ暇人て所だぜ。」
(無論、嫌な顔をする筈も無い。
向井へと腰掛けた相手に、何の用だと問いかけながらも
暇を持て余して居る事については肯定して、肩を竦めた。)
「――こんな日にゃ、酒場で連中と馬鹿騒ぎって気分にはならなくてよう
……まぁ、かといって、独りも良くねぇもんだ。 つい感傷的になっちまう。」
(誰かと喋る事で、先刻までよりは大分気分も持ち上がった、と
少なくとも、女と向き合ってからは、以前と同じ様な調子に戻って居るだろう
切り替えは、早い方だ)。
■アストラ > 「ええ、久しぶりねぇ。
あら、私と同じね。予定もなくて暇を持て余していたの」
肩をすくめる彼に対して変わらず笑顔で同じく暇人であることを伝えて。
雨で冷え込むとなればどこへ出かける気力も失せるというもの。
感傷的になると聞けば、そう言った感情を持つことがないアストラは不思議そうな顔をしたか。
「そうなの?
そういう時はどうするのかしら。
暖かい部屋でお酒とセックス?」
大抵のことは快感で上塗りできるものだとは思うが、そうでない人がいるのも知っている。
彼の場合はどうするのだろうと問いかけながら、少しでも感傷的な雰囲気が和らいでいるのであれば、
軽く身を乗り出して微笑んで見せ。
「同じ暇人同士、これから温かいところでどうかしら?」
■グライド > 「成程、暇人同志の集まりか、偶然にしちゃ悪くない。
……そうだな…、……相手が居りゃあ、そう言う事も在るだろうよ。
酒は、もうとっくに飲んでるがな。」
(――酒に溺れ、酔う事が出来れば、其れでも良いのだろう
だが、己の場合、酒で酔う事は殆どないくらいの蟒蛇だ
嗜んだ位で足りる様な物でも無い。 ……だから。
女の提案に、ほんの僅か、考える様に間を置いたのは、あくまで振りだ。
身を乗り出した其の様子を見て、其の内、ふ、と小さく笑えば
其の頬に一度、掌を柔く沿えて、目元を撫ぜ。)
「――――……上に宿がある。 この調子なら空き部屋ばかりだろうよ。」
(告げて、ゆっくりと立ち上がる。
店員に声を掛け、宿を借りると声を投げては
女が後ろからついて来る事を確かめつつ、階上へと誘うか
酒くらいは部屋に用意されて居るだろう、後は
――何も考えずに、溺れれば良い)。
■アストラ > 反応を伺うように眺めていた所で、頬に触れた掌の柔らかさに目を瞬かせ、一瞬。
ほんの一瞬だけ、その目を居心地悪そうに眇めた。
すぐに表情を変えて立ち上がれば、変わらぬ笑顔で彼の提案に頷く。
「ええ、それじゃあ、そっちで」
そう返して、後へと続く。
階段を上がって部屋を取り、部屋に入れば後は男女が二人きり。
真昼間からではあるものの、淫蕩な交わり溺れていくことだろう──。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からアストラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からグライドさんが去りました。