2022/12/03 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にスピサさんが現れました。
■スピサ > 昼のマグメール
最近は更に寒さを増したためか、子供は元気に駆け回っている者の代謝の悪い老人達は余計に見えなくなる。
白い吐息を零しながら、スピサも自作の毛皮のジャケットに袖を通し、しかし種族性の体の造りか
凍えることもなく、内臓熱を示すようにその吐息の白みは濃い。
背中にはなにも背負わず、バンダナ 毛皮のジャケット 革のオーバーオール姿
腰に鉈、左腕に小盾を備える程度か。
争いを自ら生む性格ではないせいか、護身用でしかない腰の物。
気取った店はコミュ障にはやや辛いからと
顔馴染みが良そうな強面が多い冒険者向けの酒場の方へ足を運ぶほうが、スピサの脚を軽くさせる。
工房で仕事を終えた後か、外に出かけて目的の物を手に入れ終わったのか
急ぐ様子も見せず、酒場の扉を開けると一度視線が幾つか束なる。
小さく肩を、ピクッと動かしてしまうものの、薄青い肌 目隠しバイザー
そんな姿のスピサの姿は、左程住民からしてみれば珍しくもない。
カウンターの端が空いていることにほっとし、そそくさと腰を落としては
恰幅のいい現役引退をした後か、傷口が残る太い腕を乗せて挨拶を交わす店主とペコリ
「…、…えっと、甘口の葡萄酒と煮込みください。」
小盾を外し、腰に下げながらとりあえず無難なもの
凍えていないせいか、火酒を欲しがるほどではない。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からスピサさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にイースさんが現れました。
■イース > 平民地区の一角にある武具店、それなりに品ぞろえがいいと言われるその店で武器を眺める人影。
すっぽりとフード付きのマントで体を覆い、手だけを出して短剣を手にして眺める。
「バランスがいい様に思えるけど…ちょっと重いかな。
私が持つならもう少し軽い方がいいかも」
手に付き、これという物を見つけたと思えば少々重くて残念そうに戻し。
隣の物に持ち替えてみるが今度は重さは良いのだが、軽く振るとバランスが良くない。
それも戻しては溜息を吐き。
「やっぱり予算は多めに用意しないと駄目ですよね」
見ていた武器はどれも新人冒険者向けの安いものばかり。
それ以上は厳しいので見てはいなかったが、少しは予算を超えてもと考えては少しだけ単価の高い武器を見るために移動をして。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からイースさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にエレイさんが現れました。
■エレイ > ──夜更けでも人通りの絶えない表通りを、悠然と大股で歩く金髪の男が一人。
片手にごろっとした肉と野菜を通した大雑把な串焼きを携え、それを一口齧ってはモシャモシャと咀嚼しつつ。
その足でやがて中央広場までたどり着けば、適当に周囲を見渡した後片隅のベンチにどっこいせ、とか
言いながら腰を下ろし、脚を組みつつ背もたれにぐでりと身を預け。
「──ふーぅ……さて、と……今夜の宿どうしょうかねぇ」
中空を眺めながら、眉を下げた表情でぽつりとそんな事を呟く。
普段利用している宿が今夜は満室ということで、男は現在宿無しの状態だった。
宿など選ばなければどこかしら見つかるだろうが、それではなんか面白くない、などというしょうもない理由で
男は今夜の宿を決めあぐねているのだ。
「ンン……誰か親切な人が今夜の宿を提供してくれたり……とかそういうのがあると
エエんだが……」
なんて詮無い願望を口にしながら、そんな親切そうな誰かが都合よくいたりしないものかと
眉下げた困り顔のまま改めて周囲を眺め回してみて。