2022/11/30 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にエレイさんが現れました。
エレイ > ある日の冒険者ギルド。
のんびりと一人ロビーに姿を現した男はまっすぐ受付カウンターへと向かい、係の女性に
依頼の達成報告をしていた。

「──……ウム、そうこないだ受けた九頭竜山脈のヤツな。……おう、もちろんサクッと完璧に済ませましたとも。
そんで今回人に手伝いを頼んだんだが……うん、結構ムリ言ってついてきてもらったからよ、
代わりに報酬は全部あっちに丸投げするってことで話を……
ちなみにその同行者なんだが……そう、あのコです。そういうワケで顔出したら渡してやってくれぃ。
じゃ、新たな依頼を探す系の仕事が今からあるからこれで」

そうして話を切り上げると、男は手ぶらでカウンターを離れる。
かいつまんで言えば、どうやら依頼の報酬は人件費で実質ロハになったということらしいが、
そんな状況の割に男は何か良いことでもあったのかご機嫌そうだった。

鼻歌交じりで依頼や募集等が貼り出されている掲示板の方へと向かえば、
掲示物を目を細めてのんびりと眺め回し。

「ンン……今の時間は大したモンもなさそうだな……ン、催し物もちょこちょこ来てるようだったな」

特に目につく依頼もなければ、別のところに目が行く。
別の掲示板には、舞台とかサーカスとかの開催告知など、依頼以外の掲示物も貼り出されていて。

エレイ > とはいえそちらも見るものもなさそうで。
とりあえず小腹を満たしておこうかと、掲示板から離れギルド併設の酒場の方へと──

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からエレイさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にシルニアさんが現れました。
シルニア > 【継続待機中です。】
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にクレイさんが現れました。
シルニア > 「むね、だけでイったことなんて、にゃぃ──あ…
ふーっ♡…はっ…はっ…♡」

ふるふる震えながら彼に訴えるけれど。彼の手が離れれば残念そうな声を漏らしつつも、ぐったりと彼に背中を預けるように倒れ込む。
興奮した犬のような荒い呼吸を繰り返すのは、本能がまま。興奮を落ち着ける為の行動なのか、淫靡な雰囲気に浸るためのものなのか、自分でもわからない。

"もっと"、或いは"早く"、と訴えるように振り向き上を向き、彼と目が合った瞬間。いつの間にか私の胸元へと戻っていた彼の手は、無遠慮にそこを撫で回し。
焦らされていた乳首も、十分に弄られ昂ぶっていた胸も、どちらも激しく刺激されてしまった私は、後ろに倒れ込んでいた姿勢からがくん、と身体を前に倒してくの字になり寒さに震える動物のように丸くなる。

「きゅ──~~~っ♡♡っ♡♡」

喉の鳴るような高い音を響かせたあと、肺の中の空気が全て吐き出される。声こそ出ていないものの、私の絶頂の叫び。
体中の血流が荒ぶっている状態の私は、すぐに酸素を必要とするけれど、息を吸うことがままならない。
それは十数秒間続き、それが止むと同時に彼の手も止まる。

「はぁ~…っ♡は、ふっ…♡ず、ズルなの、です…♡」

身体の硬直が収まり、漸く動けるように鳴った私は、水中で窒息していた後のように激しく息を吸った。
まだ目の前がチカチカする。焦点の合わない目で、先程と同じように彼の顔を見て、しかし今回は催促の視線ではなく、抗議の視線。

クレイ >  
「なんだ、お願いするくらいだし胸で何回かイッたことあるのかと思ってた」

 胸を撫でまわしたその手から彼女が絶頂に達したのを理解し、余韻が引くまでは優しく撫でいた。
 体がくの字になった時には落ちないように体を支えていただろうが、元に戻れば後はこちらにもたれかけさせるようにするだろう。
 そして彼女が落ち着いてこちらに抗議の目を向けて来ればニヤリと笑って。

「ズルってのは場面次第じゃ誉め言葉だ。今回みたいなケースは特にな」

 と言えが、てはまだ福の下からは抜かない。
 とはいえさっきみたいに撫でまわすとかそういうことはしないが。
 講義の目を正面から見つめ返す。

「それで、どうだよ。スッキリしたか? まだならもう何回か付き合うぜ」

 先生として治療する義務があるしな。なんて言うが、別の問題も考えている。
 中途半端に終わらせて帰りに変なのについていくとか。その方が危ないと思っていた。

「まだしてほしいなら、そうだな。次はベッドに横になってもらおうか。同じ姿勢ばっかりじゃ面白くないだろうしよ」

 同じ責め方で同じ場所だけ責められたってスッキリするもんもしねぇわなと。
 尚別の意図として、こちらもこちらで流石に腕の中で絶頂などを見せられれば流石に意識してしまい、少し落ち着けばお尻の下で堅くなったソレの存在を感じるかもしれないが、あくまでそれは隠そうとベッドに降りるという選択をさせようとしていた。

シルニア > ある程度呼吸が落ち着けば、再び後ろに倒れ込み彼に身を任せた。
彼の顔を見たままなので、彼の厚い胸に頭の耳が当てられ、彼の鼓動を感じ取れる。
乱れに乱れた私ほどではないけれど、少しだけ早くなった鼓動。私に興奮してくれているのかな。

「むぅ…」

目を合わせたまま頬を膨らませる。が、続けるかどうかの、問を聞けば、頬を空気をしゅんと抜いて目をそらした。
そのまま迷ったよう様子を示すように視線を泳がせる。

「うぅ…えっと…その…シてほしいといえばシてほしい、ですけどぉ…」

もぞ、と身を動かせば、おしりに感じる抵抗。彼のものだと分かれば、それに意識がはりつけに。その感覚から逃れるように身体を動かすと。
絶頂の余韻のせいで身体に力が入らない。彼の膝から降りた私はベッドに倒れ込んでしまう、が、その行為が彼の提示した選択であることに気付けば。

「え、っと、おねがい、する、です…はぃ…。」

はにかみ、彼の顔をちらりと見た。

クレイ >  
 鼓動を聞こうとすれば間違いなく速くはなっている。とはいえ表情や行動にそれは見せないようにはしているが。
 あくまで治療。そういう事にして安心させるためにも。

「ま、一回じゃ取れねぇわなそういうの」

 何十回とかしだす奴もいるしという。
 横になれば。少しだけ考えて。

「まぁ今更か」

 頭の横に手をついて自分は上から彼女を見下ろすような形になる。
 そしてシャツに手をかける。

「もし嫌なら言えよ」

 そのまま服を上に捲り上げる。
 胸を露出させるような形。そしてそのままもし跳ねのけられたりしないのならば、敏感に反応していた胸の先端。そこを軽く舌先で舐める。

シルニア > 「…」

仰向けに寝そべったまま、こくこく、と頷く。
跨がられるような格好。後ろから抱かれていた時と同じように逃げることの適わない体位。そして見下ろされる状態は、精神的にも格下だと意識させられるような。そんな状況を考えるだけで興奮してしまう。

「~~~!!」

降りてくる彼の顔。口付けが交わされる、そう思った私は目を閉じて。しかし湿った刺激が襲うのは私の唇ではなく、先程弄られて充血してしまった胸の頂。
手で弾かれたときとは比べ物にはならない快楽に、腰を突き上げるように跳ね上がり反応を示してしまった。

クレイ >  
「舌だとまた違う感覚だろ」

 なんて笑う。
 暖かく、ザラザラとした舌。なのに手と違ってヌルヌルとした感覚も同時に来る。
 特に拒否されないのならその舌で先端を何度も舐める。
 
「やっぱり敏感だな。シャツとかで擦れるだけで結構ヤバいんじゃねぇの?」

 なんて言うと同時に先端をしっかりと口に含み、軽く甘噛みするようにして刺激を与える。
 舌とはまた違った刺激。直接的な強い刺激。それと舌による柔らかい責めを織り交ぜる。

「どうしようか、またこのまま胸だけでもありなんだが……こっちは自分で触るか? それともこのまま俺がやっちまうか? なしならまたこのまま胸だけでイカせるが」

 と服の上から下腹部、秘所まではいかない所をトントンと指で軽く叩く。
 流石に下は恥ずかしがるかもしれないし、自分目線では彼女は薬かなにかで催淫された状態なわけで。その為許可も得ず下を触るというのは少しだけ憚られたのだった。

シルニア > 「ふ、普段は違──あぅぁっ!?♡」

答えようと紡いだ言葉も、甘噛による強めの刺激に襲われれば遮られてしまう。
びく、びく、と彼が舌を、口を動かすたびに小さく跳ねて、しかし次第にその動きは大きくなっていく。
あわあわと口を開閉させ、目を細め、刺激に夢中担っている様子はまた絶頂が近いことを示していた。

「ど、どっちでも、んっ♡いーですっ♡はや、くぅ…♡イカ、せ、へっ♡」

そうしてマトモに思考できなくなってしまった私は、彼の言葉をしっかりと理解できずに、性感帯でもない下腹部を触られただけでびく、と腰を引いた。
気がつけば彼の頭の後ろに手を回して、私の胸に押し付けるように、ぎゅう、と抱きついた。

クレイ >  
「了解、後で文句言うなよ」

 と、答えるが、その後に手によって胸に押し付けられる。
 そして彼女の言う通り、責めの手を増やす。
 ズボンの中に手を潜り込ませ、下着の上から割れ目を弄る。
 丁度陰核のある辺り。そこを指で優しく優しく撫でる。

「……良い事教えてやろうか。我慢した方が気持ちいいぜ。もう少し我慢な我慢」

 少しだけ口を浮かせて。そう言うとまた胸を咥える。
 先端を舐め、甘噛みする。けれど絶頂に1歩届かない。そのラインでいつまでもジリジリと責める。
 陰核も先端も、責められ続けているのに絶頂には届かない。そんな状態のまま。

シルニア > 「やらっ、やだっ♡んっ♡んっ♡んぅ…♡」

我慢なんてしたくない。目の前に吊り下げられた、絶頂の解放感を今すぐ味わいたい。
イヤイヤと首を横に振るけれど、彼の攻め手は僅かに弱くなり。しかし秘所への責めが追加されれば、相変わらず絶頂を迎えられないものの、受ける刺激が倍増する。

「こ、れぇっ♡だっ♡めっ、ですっ♡やらっ♡だめっ♡」

語彙力すら喪失してしまって、ただただ彼の寸止めを否定し続ける。足をばたつかせ、彼の頭に回した手もベッドに投げられ、こちらもばたばた、あらゆる方向に暴れさせていた。

クレイ >  
 ダメ、ヤダ、そう言う言葉を受けてもそれを変える事はない。
 優しく、やわらかく。胸を舐め、ケーキのスポンジでも噛みきれるかという程度の強さで甘噛みをする。
 陰核を撫でる強さもまた相応に弱い。壊れやすい貴重品を扱っている。そんな強さで本当に優しく、弱く触れ続けた。

「……しょうがない」

 彼女の様子を見る。それこそ怪我をさせてしまってはいけないし、それにもう十分貯まり切った。
 もう十分だろう。
 胸を少し強めに吸い上げると同時に下で唇に押し当てるようにしながら舐める。これにより甘噛みと舐めるのの同時の刺激を与える。
 陰核の辺りにあった手もグッと押し込むようにしてしっかりと擦る。今度こそしっかりと絶頂させる手の動き。
 寸止めからの解放。それは強力な快楽と同時に甘美な刺激をもたらすだろうか。

シルニア > 「あっ♡はっ♡はっ♡──~~~んぅぅぅぅぅぅ♡!♡♡!!?♡♡」

断続的な喘ぎ声は、彼がトドメをさしにかかれば途端に甲高く、長く、そして甘美な悲鳴に変わる。
暴れさせていた手足はベッドに押し付けられるようにぎゅっと収縮し、先程と同じように身体をくの字に曲げながら。

彼が絶頂を引き延ばそうとせずとも、私のその甘美な解放は数秒続いた。下着ごしに、秘所を触る彼の手に湿り気…を通り越した濡れた感触をもたらすだろう。

「はーっ…はぁーっ…♡♡いじ、わる、です…♡」

なんて、腕を曲げて手の甲で目を隠すようにしつつ、彼に文句を言おう。
そんな最中にも、身体は触られてもいないのにびく、びくと一定の間隔で痙攣してしまう。

クレイ >  
「誉め言葉ありがとよ、でも気持ちよかっただろ?」

 なんて言って少し笑って、自分モベッドに横になる。
 丁度隣に横になるような恰好になるだろう。

「とりあえずある程度は落ち着いたか? 流石にすぐ動くのは無理だろうし、少し休憩したら寮まで送ってく。それこそ変なのが待ち伏せしてると不味いし」

 その可能性の方が正直大きいと本人は思っていた。なのでそれを警戒せざるおえなかった。
 とはいえ、こちらも色々とムラついている所はあるのでそれは帰りになんとかしないとな。なんて考えていたが。
 とりあえず水なりを取りに行く……為に気を鎮めないといけないだろう。このままでは前かがみで歩く事になる。

シルニア > こく、と頷いた。だんだんと思考が鮮明になってくる。
途端に襲い来るのは羞恥。淫猥な感情も殆ど失せて、今までの自分の言動が恥ずかしくて仕方がない。
だから、"気持ちよかった"などと口にするのは以ての外だ。
だけれど、汗やら愛液やらでぬれぼそってしまった私の体は、着心地が悪くて、また暑くて乱れた服装を直そうとは思えない。

「落ち着いた、です…。おかげさま、で…。
ん、そーするです。た、たぶん、たてにゃい…」

沸き立つのは、罪悪感。結局、終始嘘をついたままだ。この期に及んで私の性欲を発散させるだけで、直接的な性交渉がない事は彼が善人だという示唆。本当のことを打ち明けてもいいと思ったけれど、やはり学院の関係者に伝えるのは億劫だ。
彼の上に座っていたときに硬いものを感じたし、高鳴る鼓動も感じた故に、彼も興奮しているのだろう。お礼にソレを発散させる、なんて言い出せな自分が情けないような、淫猥に堕落してないと言い切れるような。

思考がマトモになったとはいえ、体の状態は未だ子鹿のように震えたまま。身体を起こすことすらままならないし、起立することは間違いなく出来ないだろう。
仰向けに身を投げだしたまま、申し訳無さそうにちらりと彼のことを見た。

クレイ >  
「あ? なんだよその目は。むしろ俺の方が悪い人だから気にするな。本来ならうまい事言って家まで無事送り届けるのが正しい先生なんだからよ」

 性欲の発散をたださせた。それを申し訳なく思ってるのかとおもって少し笑って軽く頭の上にポンと手を置いた。
 一息吐き出す。気分を落ち着ければよっとという声を出して立ち上がる。

「よっし、とりあえずまずは体だけでも拭かねぇとな。お互い汗まみれだし」

 そういって笑うと。棚の方に歩き出す。
 
「タオル、置いとくぞ。水はあっち行けば出るから」

 と併設された違う部屋を指さす。
 流石に高級宿ではないので魔法でお湯は出せないが、水くらいなら部屋で使えるようで。

「まぁすぐには動けないだろうし。俺は先に拭かせてもらうから」

シルニア > 「ご、ごめんなさいです…。」

ありがとう、というべき場面。分かってはいるけれど、萎縮してしまってつい謝罪の言葉が出てしまう。きっと、彼を無茶させてしまっていると思って。
頭に置かれた手に、寄り目気味の間抜け面を晒しつつ、続けて立ち上がる彼の動きを目で追った。

「あ、お湯なら任せてほしいです。温めるのは得意ですから──わっ!」

彼を追おうとするけれど、脱力しきっている自分を忘れていた。ベッドから足をおろし、立ち上がろうとするけれど。膝が笑い、ベッドにぽすんと尻餅をついてしまった。

けれど、今のは油断していただけ。休憩も少しできて、歩くくらいなら出来るだろう。
捲り上がった上着を直し、ずり落ちたズボンを持ち上げベルトを締めながら改めて彼の方へと向かう。
濡れた下着が気持ち悪い。こっちも後で洗わなくちゃ。

彼と一緒に水場へ行けば、彼からひったくるようにタオルを手に取り、濡らし。手元で仄かに赤い光──魔法陣が光ったと思えば、すぐにお湯の滴る湯気の出るタオルに変化させよう。

「こ、これで…これじゃお礼にもならない、ですけど…。」

興奮が覚めたとはいえ、身体の芯は未だ熱い。そんな私の温度勘は少し狂っていて、彼にとってそのタオルは少し熱く感じられるかも。

私も、今のままでは身体が気持ち悪いし、熱が冷めればすぐに平熱を通り越して体温が低下してしまうだろう。またベッドに横になりたい気持ちを抑えて、別のタオルを手に別室へ向かう。

クレイ >  
「お湯の前にまずは足腰だな」

 なんて笑う。まぁあれだけ盛大に絶頂した後だ無理もないといえば無理もない。
 立ち上がるまでは待っていて。彼女が歩き始めれば同じように歩く。
 そして水を含ませた所で取られるタオル。首を傾げていると。

「……なるほど、いいや十分だ。傭兵にとっちゃこういう暖かい物で体を拭けるなんてのは滅茶苦茶贅沢だからな。少し熱いくらいだが丁度いい」

 なんてニヤリと笑う。戦場では水で拭くのは当たり前。それも泥水だったりするケースだって0じゃない。
 故にお湯のタオルで体を拭けるなんて贅沢も良いところだろう。たしかに少し熱いが、まぁこれはこれで気持ちがいい。
 そうして彼女は部屋を移動すれば、自分も体を拭き始める。とはいえ自分はそんなに汗をかいたわけではない……が、やはり少しはかいているので一応。
 その後、休憩を彼女が終えれば送り届けて、また宿へと帰ってくるのだろう。

シルニア > 「傭兵さん…でしたか。」

思わず繰り返した。傭兵ならば、尚更彼から優良な扱いに驚いた。純粋な教師よりも傭兵や冒険者由来の人のほうがあらっぽい人が多いと思っていたけれど、偏見だったようだ。

そうして、ゆっくりとした足取りで別室に向かえば、いそいそと服を脱ぎ捨て、彼にしたのと同じように温水に浸したタオルで身体を拭き、水で下着を洗った後に、熱魔法である程度乾かす。しめっぽいのは気持ち悪いけれど、びしょぬれよりずっとマシだ。



私ほど汚れていない彼は当然私よりも先に寝室に戻っていた。
まだ、頬が少し赤い。きっと余韻のせいで、彼との行為を思い出して赤くなったわけではないはずだ。多分。

「あっ、ありがとうございました。クレイ先生。」

──

ぺこり、と頭を下げて、宿を後にした。もっと話をしたかったけれど、気まずいし。
今後学院でばったり出会ってしまったらどうしよう、なんて、少しだけ覚束ない足取りで自宅に向かいながら考えているのだった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からシルニアさんが去りました。
クレイ >  
「ああ、傭兵上がり。というか本来はそっちが本職よ」

 と笑うだろう。たしかに本来の傭兵としては色々と変な所が多いが、それは彼女が敵ではないから。もし敵なら相応の対応だったのかもしれない。
 そうして1日を終える。とはいえ自分も自分で発散しないといけないので娼館へと向かったか別方法を取ったか。
 それは彼のみが知る。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からクレイさんが去りました。