2022/10/10 のログ
メア > 「そんな訳で、コレお願い出来る?」

受付のカウンターに依頼書を差し出し、願い出る彼女に対して。

『いや駄目でしょう…メアさん、前に1人で行って失敗したばかりですよね?
ですから、せめてこちらの依頼にして下さい。
良いですか?』

返って来る言葉はこれだった。
席に座っている周りの他の冒険者達からは、やっぱりか…みたいな雰囲気が漂ってくる。
依頼書を回収され、新たな依頼書が差し出され。
それを確認するように目を通す。

「えーっとぉ…薬草採集?うーん…しょーがないなぁ」

仕事が与えられるだけ十分かとは自覚しているところはどこかあるんだろう。
それを確かめれば受け取って、内容と、採集する薬草の確認はしているようで。
そんな彼女へと次いでこう言葉が向けられる。

『1人で大丈夫?一応、誰かに付いて行って貰ったら?』

ただの薬草採集でさえ心配される少女であった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」にサマベルさんが現れました。
サマベル > 「ギルドに来るのも久しぶりですわね。
何か良い依頼があるとよいのですけれど……あら?何事ですかしら」

(今日は娼婦の仕事をお休みし、久しぶりに冒険者として活動するためにギルドにやってきていて。
依頼の掲示板を見ていると、受付の方から少し言いあうような声が聞こえてきたので、何気なくそちらを見ると、最初はゴブリン討伐の依頼を持っていったのを断られて、薬草採取の依頼を勧められている少女にまだ活動を始めたばかりなのかしらと首を傾げて)

「あの子、薬草採取にまで誰かに着いて言って貰ったらって言われるなんて、どれだけ心配されているのかしら。
近い場所の採取ならあんなことは言われないでしょうし……話を聞いてみるのもいいかも知れないですわね。
横から話に割り込んでごめんなさいね。
余計なお世話かもしれないですけれど、もし私で良かったら薬草採取、お付き合い致しますけれど如何かしら?」

(相手にも冒険者として活動しているプライドがあるだろうから、なるべく下手に出るように声を掛けて。
相手に警戒されないようにと、にこりと微笑みを向ける)

メア > 「これくらいなら大丈夫だよ。
まったくもう、心配性だなぁ」

不安そうな受付とは対照的に、少女は自信満々にそう答える。
そんな2人を見る他の冒険者達の一部は、彼女の成功失敗に賭けまで行っているようだ。
新たにやって来た彼女が考えていたような、活動を始めたばかりなのかは疑問となるのかもしれない。

そうした会話の中、話に入り込んできた彼女へと向けられる2人の視線。
同行を申し出る冒険者という事で、視線の内片方は安堵する様子が伺える。
片や少女の方はちょっと不満気な様子だ。

「もうっ、大丈夫だって言ってるのにぃ。
でも、来てくれないと何か言われそうだし…」

それでも、その方が話が早く進むとは感じたのだろう。
んー…と考えるような仕草をした後に。

「良いよ、それじゃ、お願い出来る?」

そう彼女へと伝えるのと、『良かった…!』と問題解決に喜ぶ受付の姿が見られるか。
思うところはあるが、そうした事は何度かやっているんだろう。
気を利かせてくれている彼女なのだが、そこまで深く考える必要はなさそうだ。
しかたないなぁ、みたいな雰囲気を漂わせながら、微笑む彼女へと笑顔で返す。

サマベル > 「うふふ、ごめんなさいね?
でも、受付の方が困っていらっしゃるようだったから、つい、ね?」

(大丈夫だと言ってるのに、と不満顔の少女へと柔らかな笑みを浮かべ、謝罪しながらも受付の女性へと、一つ貸しですわ、と言うように視線を向けて微笑んで。
考えるような仕草をしている少女が同行を認める言葉を口にして、笑みをこちらに向けてくれれば内心で安心する)

「ええ、こちらこそお願い致しますわね。
私の名前はサマベルと申しますわ、普段は町のあちこちで街娼をしておりますの。
今日は冒険者としてまいりましたけれど、もしそちらの方でご用命がありましたら、いつでも声を掛けて下さいませね?
貴女みたいに可愛い方でしたら、色々とサービス致しますわ」

(少女の方へと握手をしようと手を差出して、普段は街で娼婦をしていると自己紹介をし、もし街で出会って自分を買うなら、サービスをすると悪戯っぽい笑みを浮かべる)

メア > 「みんなさ、心配し過ぎなんだと思うよ?
こうして、ちゃんと冒険者続けてられるんだしさぁ?」

それとこれとは別、そう言いたそうな受付を横目に。
トンッと自分の胸を叩きながら、自信満々にそんな主張を彼女へとする。

「うんっ、よろしくね?
サマベル、サマベル…よしっ、覚えた!
私の名前はメア、って、分かってる?分かってない?
なんかみんな知ってるみたいだし、サマベルも知ってたかもしれないけどね。
へぇ、サマベルはそんな仕事もしてるんだ?
私も昔色々とあって、似たような事をさせられてたけど、あれはあれで大変だよねぇ。
…あっと、そんな事はどうでも良っか。
そんな事があるかどうか分からないけど、その時はよろしくぅ♪」

差し出された手をギュッと握り、ブンブンッと大きく振りながら。
なぜか出される、そんな話題の同意。
どんな経緯でどうしてそうなったかは説明しないのだが。
それを本気で言ってるのかどうか、それを判断するのは彼女である。

サマベル > 「それだけ、貴女が皆さんから好かれているということですわ。
どうでもいいと思っている相手にそんな気遣いをしたりはしないですもの」

(胸を叩いて自信満々にする少女へそう言いながら、受付の女性に苦労しますわね、と内心で同情して。
自信が空回りをして、身の丈に合わない依頼を受けたりと、色々と危なっかしいですわねと少女を見つめる)

「はい、サマベルと申します。
メアさん、ですわね、私も覚えましたわ。
うふふ、私は普段は街娼をしてますから、余りこちらにはお伺いいたしませんので、申し訳ないですが存じ上げませんでしたの。
あら、メアさんも街娼の経験がおありですの……?
私としては気持ちいいことをして楽しみながらお金が稼げますので、多少は大変なこともありますけれど、性にあってますけれど。
ええ、その時はたっぷりとサービスさせて頂きますわね。
なんでしたら、お近づきの印に、一緒に仕事をするのですから親睦を深める意味も込めて今からでもいいですわよ?」

(手を握られればこちらからもぎゅっと握り返し、大きく振られると元気が良くて可愛いですわね、とくすくすと楽しそうに振られていて。
そしてそんなことがあるかどうか、と言われれば悪戯っぽく親睦を深めるのに、と冗談っぽく誘いの言葉を口にする)

メア > 「その割りに一緒に仕事してくれる人少ないんだよ。
酷い話だと思わない?思うよねぇ?
私が大丈夫だって言ってるんだから、もっと信用してよっ、て思うよ?私は?」

自分に構いつつも、どこか受付と意思疎通をしている気がする、失礼な意味で。
そんな無駄に鋭い勘だが、自分の言いたい事を言ったら気が済んだらしい。
そこまで言い切った後には、そこまで気にしてないような少し晴々とした表情を浮かべていた。

「そっかぁ、それじゃ、知らないのは仕方無いね。
って違うの、そういった仕事をしてたんじゃなくて、それっぽい事をさせられてたの。
ちょーっとだけ、やらかしちゃって、そのお仕置きで。
そりゃ気持ち良かったよ?でも、あんな恥ずかしい事をさせられるのは、ちょっとゴメンだなぁ。
…だから、恥ずかしいよ?サービスは嬉しいけど、ちょっと違うからね?
今日は仕事で来たんだからちゃんとしたいもの、それはまた今度で」

握手を終えて手を離し、彼女の言葉に時に何か考えたり、時に何か思い出したように遠い目をしたり。
赤くなってパタパタ手を振れば、最後は気を取り直してそう伝えるのだった。

サマベル > 「あら、そうなんですの?
それは酷いですわねぇ……なら、私で良ければときどきメアさんと一緒にお仕事させて頂きますわ?
うふふ、そうですわね、信用して貰えないのは寂しいですものね」

(一緒に仕事をしてくれる人が少ないのは、きっと少女の御守をしながら仕事をするのが割に合わないと、そう思われているからかしら、と思いつつ自分は余り稼ぎについては頓着しないので、少女と仕事をするのは利益度外視でもいいので、一緒に仕事をしましょうと微笑んで。
信用して、の言葉に悪い方で信用されてしまってるのでしょうね、と思いながらも同意の言葉を口にする)

「あら、それっぽいこと、ですの?
まぁまぁ、お仕置きで……それでしたら、余りしたくないというのは分かりますわね。
私の場合は天職だと思っておりますけど。
ええ、こちらのお仕事をしに来たのは私もですから、そちらのことはまた今度、ということに致しましょう。
それで、薬草採取ということですけれど、どの薬草を採取してきたらいいんですの?」

(少女の言葉に頷きつつ、また今度、と言われればにっこりと微笑んで。
遠い目をしているのを楽しそうに眺め、赤くなっているのを見ればくすくすと笑い、それから薬草の種類や生えている場所を確認しようと少女に確認をする)

メア > 「そうそう、みんなもサマベルみたいに分かってくれればな、って思うよ?
本当に、そうなってくれれば楽なのになぁ」

その結果がどうなるのか、そこまで考えての言葉ではなさそうだが。
彼女の言葉に頷きながら、そう返して。

「天職……そう思えるなら、どれだけ良かったか。
私はぜっ…ったいに、嫌だって思ったもの。
…そうだった、それは今度にするとして、仕事だったね、仕事。
まずそれは、私の宿に向かいながら説明するよ。
ここで話し込んでたら、アレだしね?」

何かを思い出してか、それを振り払うようにブンブンッと首を振った後。
彼女の質問にはここを後にしながら教えると、そう伝えれば、自分の宿を案内するように先を歩き始めるのだった。

サマベル > 「本当に、皆さんが分かってくれればいいですわね。
まぁまぁ、暫くは私がメアさんにお付き合いしますから、それで我慢して下さいませな」

(一人で仕事をさせるのが危なっかしいと分かっているのなら、見てるだけでなく誰か一緒に仕事をしてくれればいいのに、と周りを見回して)

「うふふ、それは仕方ないですわ。
人にはそれぞれ向き不向きがありますし、普通の女の子ならなかなか難しい仕事ですものね。
ええ、薬草採取に行くのでしょう?
そうですわね、他の方の邪魔になってはいけないですし、メアさんのお宿にお邪魔いたしますわ」

(少女の反応にそれが扱く当たり前の反応ですわ、と頷いて。
宿へと向かい歩きだす少女について歩き出し、ギルドを後にしていった)

ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」からメアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」からサマベルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 [路地裏]」にダークネスさんが現れました。
ダークネス > 「……くあぁぁ……………あふぅ…………。」

本日は仕事なし。
冒険者ギルドには既に仕事募集中の張り紙を終えた。
待ち合わせはこの路地、吸血鬼って身分はどうにもギルドの酒場で酒を飲むには好奇の視線を集めすぎて嫌だと、路地裏で何時ぞやの中身の入っていないほうの酒樽に座り込み、大あくびを隠しもせずに披露している。

夜行性の吸血鬼はどうしても昼間は眠い。
眠いが仕事をしなければ食べていけぬと、こうして依頼人なり血を分けてくれそうな獲物が通りかかるのを待つ。

もちろん、仕事であれば喜んで。
事前のご予約があればこんな眠たげな顔はしませんて、靴の踵でコツコツと酒樽の腹を蹴って、眠気覚ましにリズムを刻みビートを刻み、また音と音との間に欠伸を混ぜる。

表情は何時に無くとろりと温和に柔らかく。
よくよく観察するならば欠伸をした際に鋭い犬歯がちらりと見えるだろう、それは直ぐに口を閉じて隠してしまうがだ。

それにしても日中過ごしやすくなった。
日差しも緩いので極度の火傷の心配もない。
このままずっとこんな日が続けばと思うが、路地裏に吹く風に冷たいものを感じて、直ぐに寒くなるのかな?とぼんやりと考えるのだった。

ダークネス > 「………帰ろ。」

締め括るの欠伸。
特大の大あくびを噛み締めながら、流石に大きく口をあけすぎたと片手で自分の口を覆い、最後まで欠伸をし終えると、欠伸でにじみ出た生理的な涙を指先で擦り、酒樽から地面に足を下ろすと、スタタタっと軽い足取りで宿に戻るのだった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 [路地裏]」からダークネスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にロイスさんが現れました。
ロイス > 平民地区のとある冒険者ギルドに併設された酒場で。
男が一人、酒を吞んでいる。
呑む、と言っても、痛飲しているという程ではなく、軽く舐める程度だが。

仕事終わりに、一杯という風情の彼は、しかし時折周囲を見渡している。
一人で飲んでいる後輩や、困っている人がいないかどうか確かめるクセがついているのだ。

「……とはいえ、流石にそうそういやしないか」

自分の自意識過剰さに少し呆れつつ、再び酒を呑む。
最も、それでも尚、彼の目は時折横や遠くを見ている。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からロイスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にランバルディアさんが現れました。
ランバルディア > 香ばしい焼き菓子やパンの匂いが鼻を擽る通り。
活気良く呼び込みする店も多い。
片腕にはもうパンパンの紙袋を抱えているのだが、その男はまだ買い足すつもりのようで。

「……んー、此方も美味そうだな」

口元に手を当て悩む姿と白衣を合わせ見ると深刻な病のカルテでも見ているようだが。
目の前にあるのは菓子類のショーウィンドウである。
今日はなんとなく、甘味強めの気分だった。