2022/09/28 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区ー路地裏」にエンプティさんが現れました。
エンプティ > 【待ち合わせ待機中】
ご案内:「王都マグメール 平民地区ー路地裏」にシャルティアさんが現れました。
エンプティ > いつの頃からか、王都で誰かがこんな噂をし始めた。
―路地裏を一人で歩いていると黒衣の女性に連れていかれる。

誰もつれていかれた証言はなく、噂はただの噂に過ぎないと誰もが囁く。
だが実際には連れていかれていて、しかし戻ってきて、記憶がないだけ。

今日も路地裏の一角が切り取られたように、緑色の空を掲げる。
落書きのような星空、ゆがむ窓、影絵が彩る乱交騒ぎ。
妙に角ばった猫が歩き、燕尾服をまとったネズミがやけ酒を煽る。

人のうわさ、夢、願望、冗談、それ等を織り交ぜたような風景の中、
一人の女が、影から現れ、歩みを進める。

『あなたはみたしたいですか? みたされたいですか?』

鈴が鳴る様な声で、同じ質問を、絡繰りの如く繰り返して。

シャルティア > 人ならざる存在。ミレー族でも、鬼でも魔族でもなく龍でもない。
ヒトならば気づけ無い魔力を隠すことのない少年。それはもしかしたら――怪異からしても奇妙な存在かもしれない。

「てっけてー♪ てっけてー♪ おにくにおっさかな♪」

――とはいえ、その本人はそんな歌を歌いながら元気よく歩いてる。
見た目だけは小さな小さな子供だ。
夜に独り歩きするにはちょっと危なっかしい少年は区画を歩き―――ふと

「おろ? なんか、変」

警戒する様子もなく、むしろ好奇心いっぱいに路地裏に入り込む。
角を曲がる。あるく、そして角をまがり――

「おおおっ!?」

燕尾服を着たネズミ、影絵の踊る壁、猫もおかしい
異界、異質な空間――そこに自ら飛び込んだ少年は大喜びだ。
それはそうだろう。子供からしたら絵本の世界に入ったようなものだ。元々出歩くのが大好きな少年にはこの世界はとてもとても魅力的すぎる。

「なにここー! すっごおおおおい♪
――おろ?」

――満たしたいか?満たされたいか?

そのように問う女性に視線を向けると、返答をせずに近寄る。
にこー、と嬉しそうな、人懐っこそうな笑顔で

「こんばんはっ♪ ねえねえ、お姉ちゃんなにしてるの?
僕はシャルティア♪ みたしたいってなに? ねえね、お話しよ?」

警戒心もなく、取り敢えず挨拶。いい子――ではあるのだが警戒心が皆無だ。
ニコニコとした笑顔で、少年の手が届くようなとてもとても近い距離まで近寄る。

エンプティ > おとぎ話、絵本の世界。そこに迷い込むのは一人の天使。
無邪気であればこそ、その世界にその姿は良く馴染むだろう。

むしろ異質は女の方。
黒衣のドレスに包まれた肢体、豊かというには大きすぎる胸。
歩む度に弾むほどの大きな尻がスカートに浮かび上がる。

ゆっくりと祝詞の如く紡ぐ言葉を奏でる唇以外は、女には目も鼻もなく。

その世界にあって、ただ一人だけ歪な造形の怪異は、貴女を認める。

『……貴方は満たしたいですか? 満たされたいですか?』

魔力に反応したわけでもない。人ならざる存在を見出したわけでもない。
怪異とは、成立した条件に沿って存在するナニカ。

相対した獲物を見つけて、一歩歩み寄れば大きな胸が弾む。

『貴方は満たしたいですか? 満たされたいですか?』

怪異が、怪異であるうちは、質問に答えない限り変化は訪れない。

否、五番目の選択肢は存在する。四番目は、ある人物にのみ。

質問に答えなければ、いずれ怪異は貴女を喰らうだろう。

シャルティア > 「んー? んー……」

じぃ、っとまっすぐ見上げる。とても長身でスラっとした体型だが、胸は大きい。巨乳というよりは爆乳だ。黒いドレスは薄くたなびく。

「お姉ちゃんは綺麗だね♪ ねえね、お話しよ?」

どちらでもなく少年は答えて、ニコニコとした笑顔をさらに嬉しそうにして

「ぼくね、お姉ちゃんのお名前が知りたい。あとねあとねお姉ちゃんは何をしてるのか
みたされるとかみたすとかよくわかんない。
お姉ちゃんは――どうなったら幸せ?みたしたら幸せ?満たされたら幸せ?」

そう、怪異――集団意識が生み出した化け物に対し、一人の女性に話しかけるように、いつも通りに
少年にとってはヒトも魔族も魔獣も龍も怪異も幽霊も関係ない。単純に仲良くしてくれるか怖いかだ。
答えがなければ食われるような、とてもとても近い距離で、少年はエンプティを見上げて微笑む。

――お姉ちゃんは、どうしたいの?と

エンプティ > 『貴方はみたしたいですか? みたされ』

 貴方のその言葉に、怪異の動きが止まる。
 まるで時間が止まったように、なたびくスカートさえも。

 やがて、再び怪異は動き出す。ゆっくりと、周囲を見渡してから、
 貴方を見て。

「……あら。申し訳ありません。よくお話しをしていただいたのにお答えできずに。
 貴方は、人間では、ないのですね? 魔族? 妖精? いいえ、違いますね。

 わたくしはエンプティと申します。お優しいお方、お名前は聞こえておりました。
 重ね重ね無礼をお詫びしますわ。」

 ふたたびたなびいたスカートをつまみ、うやうやしく礼をすると、立ち上がりざまに貴女の目の前を爆乳が掠める。

「なにぶん私人の噂と欲望が寄り集まった存在でして、お優しい方がお優しい言葉をおかけにならないと
 こうして会話もままならず。それにしても」

 怪異は異様な風体とは裏腹に、変わらず美しい声色を紡ぎながら、しかし興味深げに貴方を見て、
 やがて両手をそっと頬に伸ばす。

「……まあ、ぷにぷに。すべすべして、柔らかい。
 私が満たされる方法は、そうですね……。シャルティア様も満たされる方法を
 ゆっくりお話ししますか?」

 そこまで言うと、ふと、影絵の淫らな宴を見やるように貌を向けて。

「……シャルティア様は、あれが何をなさっているかご存じで?」

 ……怪異の本質。欲望が、静かに鎌首をもたげながら。

シャルティア > 少年は無理矢理には問いたださない。人懐っこい笑顔を向けて待つ
魔獣も、獣も幽霊も愛する少年にとっては会話のテンポや時間は気にならないのだ。
でもたなびくスカートすら固まる様に、ちょっと心配になる。

――困っちゃったのかな? 悪い人には見えないけどボクの言葉で困っちゃったかな?

と瞳をじっと見つめようとして――さっきとは全然違う雰囲気と喋り方で。さっきと同じ美しい声で。でも、その仕草と声は――

「うん♪ 今の喋り方のほうが綺麗な声が綺麗に聞こえる♪」

スカートをつまみ恭しい礼だが薄い布地のドレスも、ドレスで強調された巨乳も揺れとても扇状的だ。少年もこういう扇状的な着衣は大好きだが、それよりおしゃべり出来る相手がいるのが一番嬉しい。手を伸ばし、スカートの布地をかるくさわる

「すっごい綺麗な布だねー、蝶々のはねみたい。綺麗♪
それに声も綺麗だし背も高いしおっぱいもおっきくて揺れてる♪」

手を伸ばす。特に拒絶や手を添えなければあ、その柔らかそうな爆乳に触れようと。
いやらしい手付きではない、子供が柔らかいなにかに触れたがるような感じだ。

両手を頬に添えられ、優しく撫でられる。とっても気持ちいい。嬉しい
さっきよりもすっごいすっごいニコニコしちゃう。何がそんなに嬉しいのかというぐらいに嬉しそうな顔だ。手をドレスから話し、エンプティの手を取る。エンプティの右手を両手でつつみ、愛おしそうに頬と両手でさすり。

「あのかげ? うん、えっちしてる。」

狂乱の宴の影絵を見て、少年は恥ずかしがることもなく答える。
少年は元々スキンシップが大好きだし、セックスもすきだ。それが愛情のないあれこれだとすぐに嫌がって暴れるがこのように有効的な態度の相手なら皆大好きだし求められれば応じるしそれがとっても嬉しい。
もちろん自分からおねだりだってする。

「えっちはね、大好きなヒトとするんだってー!だからボクも大好きなヒトとはえっちしたい!
ぎゅーってされると心がぽかぽかして気持ちよくて――なにより幸せな気持ちになるの。
だから幸せな気持ちは大好きだし、お姉ちゃんも幸せだとボクも嬉しい♪」

子供故か、恥ずかしげもなく平気でそういう。エンプティの言葉から天使の少年はなんとなく読み取る。つまり、お姉ちゃんはいっぱいの――

「そっか、お姉ちゃんはいっぱいのヒトの気持ちが集まってるんだね♪
でも、なんでこんなとこでなにをするの? ここは不思議なとこだけど誰かをさらったり悪いことはしてなさそうだし……
お姉ちゃんの『もと』になったその人達はなにをしたいの?」

それは目の前の女性の目的だ。それを聞くのは――

「お姉ちゃんはいい人だから大好き。だからお姉ちゃんもその人達も皆幸せになってほしい♪」

――随分とだいそれたことをいう。この王国の欲望と噂全てという魔王のような怪異に言う言葉ではない。

エンプティ > 「お褒めいただきありがとうございますシャルティア様。
 このドレス以外は身にまとったことはないのですけれど、他の誰の一番の服にも負けない自負はありますわ。
 ……あらあら」

 無邪気な手つきで、己の欲望に呼応するような害意さえなく、己の大きすぎる爆乳に手を伸ばして触れれば、
 ドレス越しにランジェリーのレースの感触や、それに包まれて尚、手を押し返す張りのある弾力が感じ取れるだろう。

 その対価とでも言うように貴方の頬をぷにぷにと弄びながら、唇に親指が触れて。

 だが、やがて片方の手を握られれば、頬を撫でていた手を離して貴方の挙動を見つめて。

「シャルティア様はご存じですのね、なるほど。ここに訪れることが出来た理由が理解できた気がいたしますね。」

 己を構成する欲望と噂は男の欲望、女の願望。
 質問を問いはすれど、実際己を構成するのは大半が『満たされたい』で

 それに呼応する者を満たすのが、自分という存在。

「シャルティア様は大好きな方とセックスがしたいのですね。
 ええ。ええ。それは本当に正しいことです。お互いが満たされ合う良いことですもの。

 ……何をしたいの、ですか。そうですねぇ……。
 シャルティア様、頭に思い浮かべてみてください。シャルティア様が大きな通りにいまして、
 そこに大勢の、それはそれはたくさんの方達がいらっしゃいます。
 男性も、女性も、子供も、老人も。ええと、ああいう猫さんも」

 いくらか鋭角を伴う猫を示しながら

「シャルティア様が皆さんに同じことを考えているか、と質問なさるとして、
 帰ってくる言葉はイエスではありません。
 皆、違う人間で、違う考えを持っていて、皆が皆、向かう先も別々で。

 わたくしの中に在るものもそうです。

 皆さん、私の中で渦巻いてるだけで、見ている方向が違うんですのよ。
 ただ、共通点があるとすれば、みたされたい、みたしたい……。

 だから、私は私と満たし合ってくれる人を求めて、あの質問を繰り返しているのです。

 でも、そうですね。シャルティア様、お優しいお方。
 セックスの正しい幸福な意味を理解している天上の方。」

 頬を撫でている怪異が、嗤う。

『私と一緒に 幸せな気持ちになりませんか?』

シャルティア > 「うん、すっごい薄いしお姉ちゃんの身体が綺麗に見える!」

ふよん
柔らかな感触、そして弾力と張り。大きさだけでなくランジェラリーがなくても上を向きそうな豊満な胸だ。ランジェリーのレースの感触も気持ちいい。
いやらしく揉んだりランジェリーの中に手をつっこむより、その柔らかさやランジェリーの観測を楽しんだりと優しく触れている

「うん、エッチは大好き♪
でも、むりやりーとか、がおーってのはちょっと怖いからやだ。でもでもそういうえっちが好きな人もいるのは知ってる♪」

随分とおませさんである。ただただ子供の幼稚な考えであり――

「そうなの? ……でも、そんなの当たり前だよね。だって猫ちゃんは猫ちゃんだしおじーちゃんはおじーちゃんだしネズミちゃんはネズミちゃんだよ
で、お姉ちゃんはお姉ちゃん♪
全部違うよ?でも、僕は皆好き♪ でもそれは皆が好きでお姉ちゃんが好きは全部まとめて好きじゃないの♪」

変なところで変なことをいう。

「だから――ここにいる理由がいっぱいの人の心でも、お姉ちゃんはお姉ちゃんだし、猫ちゃんは猫ちゃんだよ?全部別!
だから、お姉ちゃんはお姉ちゃんで良いの!」

集合思念体――どういうものかはなんとなく分かる。 そこに正しい『個』はない。
混ざり合い様々な側面が浮かぶ存在。それが国中すべての――ならばそれはもう思念体でも化け物でもなく『怪異』だ。存在ではなく現象のような大きな大きな存在にちかいのかもしれない
でも――少年は目の前の女性をまっすぐに見て微笑む


「お姉ちゃんがお姉ちゃんでいれるように僕が全部全部全部認めてあげるしいっぱい幸せにしたい!お姉ちゃんがしたいこと!皆がしたい!じゃなくお姉ちゃんがしたいことがしたーい♪」

頬を優しく撫でられる。気持ちいい。冷たくも暖かくもない不思議な手だ。
絹のグローブでもつけてるかのような心地よさ。指が這うだけでため息が漏れちゃう

――伝わっただろうか? 自分の『好き』は

優しい相手にはなんでもしたい。好きはLoveではなくLikeだ。
それでも――その真剣さはまっすぐに、女の瞳を見つめてる。にこやかに微笑んで

「いいの?幸せなえっち? えへへー、おねーちゃん好きー♪」

人懐っこく抱きつく。ちっちゃな少年ではエンプティの胸にも届かない。下乳のあたりに顔が埋まる。むぅ、と不満げに少し顔を離し

「お顔みえないー、お姉ちゃん好き、好き♪」

ぎゅうっと抱きついて

エンプティ > 「シャルティア様はゆったりとした行為が好きなのですね」

 お互いを理解し合う、愛し合う、求め合う。一方的ではない行為。
 幼稚ではあってもそれは理想で、本来誰もが求めることだからこそ、手が届かなかった無念がここに渦巻いて。

「ええそうです。みんな違う、けれどそんな想いが私の中に渦巻いています。
 ……あらあら。」

 私は私で良い。目の前の天使はそう言う。
 おそらくは概念でも全てを理解している。その上での肯定。
 振舞い通りの理解力ではない。それは、相手を見ているからこそか。

「私全てをですか……。……私、最近は良縁に恵まれているようで。」

 一様に、視線が向く。
 貴方は気づくだろうか。この領域にある全ての影絵が、猫が、ネズミが、多くの在る何かが貴方を視ている。
 歪んだおとぎ話の住人達は歪みなく無垢な貴方を例外なく見据える。

 それは、ある種の例外。否、道理。一様に純粋無垢な者に向けられる視線。

 無念を帯びた欲望、願望が、一つにまとめられる。

 手にかけたい。

 穢したい。

 染め上げたい。


 けれど、嗚呼。嗚呼。この少年はあろうことが言ってしまった。
 この怪異は、怪異でいいのだと。
 己の個を肯定するのだと。

 ならば、その『好き』に応えよう。

「あらあら、お顔を見たいのですか。少々お待ちくださいな」

 頭の上に自らの胸を乗せる形となっていた怪異は、貴方の両脇に手を差し入れ、軽々と持ち上げる。

 非力さを感じられない強力で、抱えた貴女と向かい合い、鼻先を近づけて。

「でしたら、作法に則って……、伽の倣いに従いませんと」

 そう言えば、貴方に唇を寄せる。そして逃れなければ、口づけをして、啄むように吸い付いて。
 何度も、何度も、リップノイズを響かせて、貴方を誘う。
 貴方が応じれば、やがて舌を差し入れるだろう。

 だがその舌は長く、昂った怪異のそれは咥内を埋め尽くし、貴方の舌を取り込んで甘ったるく粘ついた唾液を混ぜ込んでいくだろう。

シャルティア > 「うん♪
お姉ちゃんはお姉ちゃんでいいし、猫ちゃんは猫ちゃんでいいし、ネズミちゃんはネズミちゃんでいいの。飽きたら猫ちゃんがねずみちゃんになって追いかけっこを交代しても良いの
だって――『みたしたい、みたされたい』って――その人の望みをかなえるんでしょ?
ここは、とっても優しいんだね。勿論お姉ちゃんも♪」

少年にとってここは怪異の空間ではないのだ。
おとぎ話のようなあり得ない世界。絵本を開き生まれるのは一つの世界ではない
読む子供に寄ってその想い、空想は変わる。絵本を読む人の数だけそこには世界がある
それはとてもとても優しいことだ。子どもたちの夢をかなえる素敵な世界
少年はすなおに――この世界がそれだと感じたのだ。
だからこそ、そんな優しい世界の住民には

「優しい皆が大好き ♪ この世界の皆が幸せになって欲しい♪
皆が救われるのも、それはこの世界じゃなくて、皆。ねずみさんのしたいことも、猫ちゃんのしたいことも影絵さんがほかにしたいことも皆できるよな幸せな世界♪」

無垢な親愛の言葉。女も、この世界の住民も全ての意思が自由にしていい
それは集合思念としての怪異としての根底にふれる禁忌なのかもしれないが――

――見られてる。
猫を、ネズミを、影絵を、その歪んだ星空を
最後に――目の前の美しい女性を。そしてニッコリ微笑む

「うん♪皆の幸せのお手伝いする♪ がんばる♪」


優しく、抱えあげられる。 その世界の空気が少し甘くなったような、そんな甘さを目の前のエンプティから感じる。優しく、優しく。でも音をわざと立てるキス……
頭がほわぁっと幸せにとろける。

「ふにゃ……ぁ♥ もっと、んちゅ、れるっ♥ ちゅ、ちゅっ♥ れるれる、ちゅぅ♥ 好きぃ♥」

キスが好きなように、抱きかかえられたエンプティに抱きつく。爆乳に身体が押し付けられるが、エンティがしっかりと抱いてて大勢をくずしても大丈夫。そうわかると全身をエンプティの爆乳にのせるようによりかかり、エンプティの唇を貪る。
にゅるぅ♥と入りこむ舌は大きく、長い。 蛇のような細長いものではなく広い舌。
それが舌を包み口腔を貪ると、身体がびくんっとはねる。
口腔を求められ貪られるそれにおちんちんを固くしそれをローブ越しにエンプティのおっぱいに押し付けられる。
まるでおっぱいでの圧迫オナニーのようにぎゅうっと乳圧でおちんちんを愛されながら、口内を愛される。

「ふにゃ、これしゅご――とけ、るっ♥ お姉ちゃんの舌しゅごーーいっぃ♥♥
こんなきしゅ、ぅぅ♥♥れるれるっ、しゅき♥これすきぃ♥♥」

れるれるっ、ちゅうっ。喉まで舌がくれば舌を飲み下すように舌を奥へ誘い入れちゃう。
口蓋も頬の裏も唇も自分の舌もおかされるような、ぬるぬるの舌と唾液。
よだれをたっぷりとあふれさせ、エンプティの唾液と一緒に飲み干す

――ごく、ごくんっ♥
――おいし♥キス、おいしいよぉ♥♥

エンプティ > 「……。」

 怪異は考える。自分の在り方を。この世界の在り方を。
 自分の意志は、自我は、個は、あの時、あの方に出会って得ることが出来た。
 否、与えてもらった。

 けれど、自分はその己自身を良く活かせていたのだろうか。
 結論としては否。自分は、やはり怪異。個を得ても怪異。

 この世界に優しさなどという概念を抱くなど、考えもしなかったのだから。

(嗚呼。本当に、この世界は、この方は)

 世界の根底に埋もれていく大勢の人達。その欲望が生み出した怪異にとって、
 それはあまりにも眩しくて。

 だからこそ。
 だからこそ。

 その純粋無垢さを味わいたい。

 何故なら、したいことがあれば、皆が出来るような幸せな世界を望んだのだから。

 怪異は、甘い毒を帯びて、貴方と交わり初めて。

「んちゅぁ……♡ れる……♡ んふぅ♡ じゅる、じゅずうぅうう♡」

 怪異は吐息を荒げ、やがて喉奥まで舌が潜り込み、余すことなく舐め這って貴方を愛でる。
 不思議と苦しくはなく、むしろ密着感、一体感を感じるだろう。

 やがてその身が寄りかかって爆乳に固く起立した感触を覚えれば、
 キスをしたまま貴女の体を器用に抱えて、足をドレスの胸元に引っかけて、体重に任せて自ら引き下ろす。

 貴方の眼下でばるんっ、と大きく弾んで解放されるランジェリーに包まれた爆乳。
 そのフロントホックがひとりでに外れ、抑圧された乳肉が爆ぜて、
 片手で貴方を抱えてさえ見せながら、ズボンと下着を一気に引き下ろして、
 自らの谷間の圧力におちんちんを迎え入れて。

 貴方のこの世界に呑み込むように、臓腑まで舌が犯すようなキスの中、貴方のおちんちんを爆乳が貪り、汗ばんでいくにつれて貪る様な音を響かせて

シャルティア > 「ふにゃ♥ あむ、じゅるっ♥ ちゅぅっ♥ んぅっ♥」

舌を喉まで淹れられる。それなのに苦しくない。
むしろ喉やその奥まで愛おしげに舐め回されてる。普通ではとても届かない場所を長い舌でぞりぞりと舐め回される

――しゅご、味わってる……♥ 僕のお口も、喉もほしがってるよぉ♥

ゾクゾクゾクッっと欲望が漏れる。身体を大きく震わせる。
舌が口内を這い回ったり、喉奥にぞりぃっと入る間もエンプティの視線がしっかりと少年の瞳をいぬいてる。舌先でも、舌の表面でも愛でる、そして味わうキス。

「んっ、んっ♥ んぁ、だめもうボクイ……っちゃ――んんんっ♥♥」

びくんっ、びくんっ♥♥と大きく震えた。
男の子――いや、女の子がいくような震え方、実際に射精はしてない。
どうやら胸の前にキスだけで―メスイキしちゃったようで

「ひあ、あっ……♥♥
イったからっ♥ 今いったからっ♥♥♥ おっぱいにおちんちんおしこんじゃ……っ♥♥
ひあっ♥♥あっあっ♥♥♥~~~ッ♥♥♥♥♥」

イったばかりの敏感な身体。でもキスもおっぱいのご奉仕も続く。
それははたから見れば女性の怪異……なにかに飲み込まれる、捕食されるような姿だろう。

「しゅき♥ おねえちゃんのお口も、舌もしゅきぃぃ♥♥ おっぱいと舌でまたイク♥イク♥
ね、ね、好き、好き♥♥ お姉ちゃんも好き? ボクの事好きでイカせてっ♥♥」

すっかり朗らかな笑顔の少年の表情はトロットロに蕩けちゃって

エンプティ > 【ええシャルティア様。大好き。大好きですよ。
 頭の中で染み込むほどの、何も考えられないほどの大好きを注ぎ込んでさしあげますね♡】

 舌を差し込み、犯し、濃厚な口づけを繰り返す怪異の声が脳髄になだれ込む。
 元より埒外の人外、唇など相手を貪る器官でしかなく、空間の何処かからその声が響いて染み渡って。

【シャルティア様は男の子ですのに女の子のような達し方をなされるのですね。
 すごく魅惑的です。男も、女も、両方の悦びを味わっていただける。
 わたくしと幸せになるのにふさわしい素晴らしい体ですわ。だから】

 舌が一気に、ずるりと引き抜かれていく。その最中で粘膜という粘膜を喉奥から口先まで擦り上げて。

「シャルティア様に男の子の悦びも、女の子の悦びもたっぷり味わっていただきますね……♡」

 怪異の唇が、人ならざる角度まで、範囲まで広がり、つり上がり、嗤うと
 手近な木箱に貴方を座らせて身を屈め、股の間に顔を埋めていく。

「ああ……すごく雄の臭いがいたします……♡ シャルティア様はこんなにも見目麗しいのに、
 おチンポから漂うのはまごうことなき雄の興奮した香り……♡」

 怪異の手が、まだ脱がせていない服の中に潜り込んで腹部を、鳩尾を、胸元を撫で回して、
 挙句乳首をつまんで捻り上げて。

「それではシャルティア様」

 目の前で大きく口を開き、長い舌を見せつけて

「貴女のおチンポを舌と唇で幸せにしてさしあげますね♡」

 そういうや、貴方のおちんちんが捕食される。
 喉奥で存分に味わった舌が咥内で絡みつき、それでも尚余りある舌先が睾丸を弄ぶように張り付いて。

「んふぅ……♡ んじゅ♡ ちぅ♡ ちぅ♡ んちゅう♡ じゅ♡ ずぞぞぞぞぞぞ♡」

 最初は愛でるように、可愛がるように、甘く優しい吸引を経て、刹那、おちんちんがギチィッ、と舌に絡め取られて根元から雁首、鈴口に至るまで螺旋に搾り上げられる。

 貴方の片足を抱えて広げさせ、文字通りおちんちんを蕩けさせるように奉仕で貪って

シャルティア > びくんっ―――っ♥
喉奥に舌が入ってるのに耳を声で舐められたような……あり得ない快感
脳髄を直接とろかし甘い甘い毒漬けにしちゃうような綺麗で優しく、甘い声。
キスとおっぱいと……脳髄まで言葉と声でおかされるような快感に目の前がパチパチ♥と知ってはいけない麻薬のような快感と多幸感に包まれる。

――きもちぃ♥ これだめ、絶対ダメなやつっ♥♥幸せでおかしくなるやつっ♥♥
――でも気持ちいいっ幸せで頭おかしくなる♥♥♥

脳内、脳髄に響く声は優しく、甘い。
そしてキスも喉奥まで入り込んだりひくときにぞりぃぃ♥と喉奥から口腔をこするようにぬるやかな触手が愛撫するような快感で包む。
外ではやわからかくも形の良いはりのあるおっぱいでおちんちんを包まれ押し込まれてるのだ
こんなのは人の身であれば脳がやけるようなもの。少年が天使といえど敏感な少年にとっては地獄――いや天国以上の多幸感でしかない♥

木箱にすわらされる。目の前で怪異の舌がゆっくりと伸びる。
舌をだし笑うそれにゾクリッ♥♥と身体が期待に震えちゃう
同時に感じる警鐘

――ダメ、逃げなキャ
――逃げなキャーー帰ってこれなくなる

それは意識よりもっともっと深い根底、本能の危機関知。
でも

目の前でわざと見せつけるような長い舌。背の高い彼女でも地面に届きそうな……
それは見るものに寄ってはグロテスクなものに見えるかもしれないし、怪物とおそれ逃げるものもいるのかもしれない。
だが、少年はエンプティがわざと大きく口をひらき、見せつける様を食い入るように見つめちゃう。
弱いのだ――自分を愛するお口を、舌を垂らして見せられるのが。
その証拠に――ぴゅ♥ぴゅっ♥とまるで射精のようにエンプティの胸に尿道からほとばしりがかかる。先走りが射精のように吹き出しててる。
瞳も、表情もすっごい期待しちゃったように、は、はっ♥とエンプティを潤んだ瞳でみつめ……足を開いちゃう。

「はああ♥ お姉ちゃんがおくちあけてるのすっごい、えっちだよぉ♥♥
うん、唇とその舌でシてほしいよぉ♥ はやく、はやくはやくおくちまんこっ♥ そのえっちなおくちまんこしてっ♥♥
きゃっ――あああっ♥♥♥」

最初は唇で亀頭をゆっくりと包むような感触。
まるでローションを口に含んだかのような唾液のぬるぬるさにいますぐにイキそうになる。
そのあとすぐに、蛇が木をはいあがるような螺旋の……回転するような快感
前後のなれた快感ではなく亀頭を横に斜めに回転するように舌が舐めあげるのに、もう快感の声も出ない。

「~~~っ♥♥ んむ、っ♥♥♥ っつ♥♥」


ー―にゃにこれ♥ しらないしらない♥♥こんなの知らないよぉ♥♥
ー―気持ち良すぎるっ♥こんなの気持ち良すぎて馬鹿になる♥おかしくなるぅぅ♥♥♥

足を抱えおっぱいをたゆん、たゆんと押し付けながらおちんぽを貪る顔をじっと見つめて

「しゅご、っぃ♥ ボクのおちんぽお姉ちゃんが夢中で舐めてる、すっごいえっちで、美味しそう♥♥ 飲んで♥ イクイクイクっ♥♥ ぼくのざぁめん飲んでっ♥ 飲んで飲んで飲んでっ♥

ひゃっ、あっ♥ああああっ♥♥」


びゅくんっ♥♥ びゅーっ♥♥びゅーっ♥♥♥
すごい量の射精だ。子供なりの小さなおちんぽなのに、何度も何度も精液が吹き出し止まらない。
人間の成人男性よりずっとずっと多い量をエンプティの口内に吹き出す

「ああああ~っ♥♥ しゅご、これしゅご……っ♥♥ 気持ちいいっ、よぉ♥♥」

エンプティ >  知らず、仮に逃げようとしても脇を抱え込まれ、あまつさえ乳圧だけでおちんちんを捕らえてしまう有様で。
 その中で幸せで逃げるいとまも与えず、体の外から内側から快楽の過負荷で蝕んでいく。

(心のどこかで危険を察知している♡ 流石天使様♡ 神の御使い♡ でも♡)

 貴方はこの地上でセックスの幸福を覚えてしまった。だから逃げることは出来ない。
 あまつさえ、その様に魅入られるように先走りが、しかし下手な大人より勢いよく浴びせかけてマーキングしてしまえば。

「―まあ♡ んちゅぁ、はむ……♡ シャルティア様の幸せおちんちん、とても美味しゅうございますね♡」

 目の前で、顔面に浴びせかけられた先走りを指で掬い取り、舐めしゃぶり、名残惜し気に唇から引き抜いて、長い舌で舌なめずりをして。

「……シャルティア様ぁ……♡ ……先ほど仰られましたね……♡
 がおーは、ちょっと嫌だと……♡」

 甘く、甘く、深く、仄暗い声が囁きかけて。

「……私のおくちまんこで幸せになった後は……♡ 私にがおーされるのがすっごく……♡
 大好きにして差し上げますね……♡ だから……♡
 次に会う時は……♡ ……私の問いに……♡
 満たすも満たされれるでもなく……♡ がおーしてくださいって……♡
 お答えくださいましね……♡」

 呪いをかける。どこまでも絡みつく甘い呪いを。
 天使を蝕み、堕としていく優しく強烈な呪い。
 刹那、怪異の舌と唇が貴方のおちんちんに覆い被さる。

【シャルティア様♡ オナニーしてくださいまし♡ 自分の乳首を自分で可愛がってあげてくださいまし♡
 男の子のように可愛がられながら♡ 女の子のようにイク悦びを♡
 どうか存分にご堪能くださいませ♡】

 脳髄に快楽へと誘う呪言を注ぎ込み、淫猥に舌が螺旋を描いておちんちんを捕らえ、
 唇の中に引きずり込んで圧搾する。
 貴方の両足を掴んで自らの爆乳を左右から挟み込ませて乳圧を堪能させながら
 喘ぎ悶える貴方の痴態を満足げに眺めて嗤う。

「んぐぅ♡ んふぅ♡ んごふ♡ んく、ちゅぁ、ちゅむ……♡
 じゅ、ずずずずずずずううううううう♡」

 流石天使と言うべきか、常人をはるかに凌駕する射精、それを飲み下し、更にバキュームして啜りたて、
 喉を鳴らして呑み込む様を顔を逸らして見せつけてさえ来て。
 怪異であれば容易く呑み込んでしまう規格外の射精を

「んふぁ♡ はぁっ♡ はぁーっ♡ ああ♡ シャルティア様♡ シャルティア様のザーメン♡
 すごく濃くて♡ 濃厚で♡ 雄のにおいに満ち満ちて♡
 飲むだけでは勿体ありません♡」

 雄の独占欲を、天使の中に潜むか否かわからないそれを誘うように、あえて口を離し、
 文字通り迸るという表現に相応しい射精を無貌に浴びせかけ、爆乳を寄せてその谷間に溜まるほどに受け止めて舌舐め擦りをして見せて。

「はぁーっ♡ はぁーっ♡ あれだけがおーが怖いと仰ったのに♡
 逞しい射精で♡ 私ががおーされてしまいます♡
 シャルティア様♡ もっとわたくしとがおーしてくださいませ♡」

 天使を誘う、明確な堕落に。逃げなければいけない深みへと。

シャルティア > ――ぞくぞくぞくっ♥

わざと見やすく、目の前で先走りを絡め取った指をしゃぶる。
まるでエンプティ自身の指をフェラチオしてるのをみせられるような仕草。
ちゅぽん♥と指をしゃぶりひきぬく音。ぷるんとふるえる唇と舌なめずり

――あ♥ あ♥ 見せられちゃう♥♥ ボクの頭がおかしくなっちゃうのしられちゃったぁぁ♥♥

その指フェラの仕草だけで、さっきよりも先走りが漏れちゃう。
むしろホントの射精のように頬に、胸に先走りをかけちゃう。びゅ♥びゅっ♥ と


――おかされちゃう♥♥ おくちまんこに、あの舌に犯されちゃう♥♥
――はやくっ♥はやく犯してっ♥♥その舌でぞりぞり気持ちいいこすりかたしてっ♥♥
――おちんぽはやく、はやくはやくはやくっ♥♥

正面にいるのに………まるで耳に唇を付けて鼓膜に響かせてるような喋り方。
耳朶に響く――脳髄なのか鼓膜なのか、意思に直接なのかももうわからない。
でも、その声はどこまでも甘い……砂糖菓子でくるみ丸めたような、毒

頭に響く優しいおねだり。
優しくも妖艶なおねだりに自然に手が動く。
指先でつまんだあと、つま先のさきっぽだけでかるく
かりかりかりかりっ♥ とかく、つま先がふれるかふれないかのカリカリ乳首オナニー
つまんだりコネたりはしないあたりコレが一番好きなようで

――あああっ♥ 見られちゃた、知られちゃったぁ♥♥ こんな恥ずかしい乳首オナニー見られちゃう♥♥でもカリカリ気持ちいいっ♥お姉ちゃんの爪でかりかりしてほしいっ♥ シてほしいよぉ♥♥♥


「あひ、あっ♥ あっ♥ しゅご、しゅごっ♥♥ 」

美味しそうに飲み干すだけでなく自分から口を離しざぁめんを浴びるエンプティ
爆乳を寄せ、精液をうけとめ舌で味わう様に、ぶっかけも精飲も大好きな少年は右手でその姿をみながら自分のおちんちんをいじっちゃう

「あひ、ほんとにオナニーしちゃうぅぅ♥♥ おねちゃんエッチすぎて手とまんないっ♥
見て、みて、ボクのオナニーしてるえっちな顔みてっ♥ ボクのおなにぃみてぇぇ♥♥」

あれだけ射精したのにまだまだ出し足りないらしい。
オナニーでもさらにぶっかけ――


さて――
この少年、天使故か体質か、とんでもない絶倫だ。
この路地裏を出たのは……翌日だろうか?――それとも何日後? どちらにしても少年には麻薬漬けのような中毒になる時間であるだろう

エンプティ > 「シャルティア様……♡ シャルティア様……♡
 ご存じなのでしょう……♡ お気づきなのでしょう……♡
 天使たる貴方の感覚が……、この領域がどこまでも二人きり……♡
 ここでの行為を知るのは私と貴方だけ……♡
 どれだけ自分に素直になって満たされても、誰にも知られない優しい世界……♡

 わたくしは決して口外しませんとも……♡
 ここは、私と貴方だけの時間でございます……♡」

 知られてしまったことを肯定するように、庇護するように囁きかけて。
 あまつさえ要望通りに自慰さえしてくれるのであれば、怪異の唇が淫猥に嗤う。

「ええ♡ ええ♡ 全て晒してくださいませ♡ シャルティア様のオナニー♡
 幸せな時間を二人で共に♡
 見えますかシャルティア様♡ 貴方様が私の為にこんなにもお出しになったザーメン♡」

 爆乳の谷間に浴びるほど溜まっていく天使の精液を長い舌で掬い取って口へと運ぶ有様。
 その最中でもオナニーでも抑えようがないほどに浴びせかけられる射精が異形の無貌を貴方だけの色に、においに染め上げていく。

「シャルティア様♡ 次はがおーいたしますからね♡ 優しく甘くがおーして♡
 今度はわたしのおっぱいもおまんこも穢してくださいまし♡
 次またこの路地裏にお越しになられるように♡」

 胸を寄せていた手が、ゆるりと動いて

「呪詛を、刻み込んで 差  し 上 げ ま す ね」

 乳首オナニーとおちんちんのオナニー。
 その中間の下腹部へ、怪異の長い人差し指が触れると、つぷりと肌に沈み込む。
 痛みはない。むしろ経験したことはあるだろうか、尻孔を舐められるような快楽さえ帯びて、
 怪異の欲望の一部が、差し込まれた指から流れ込んで滞留する。

「シャルティア様ぁ……♡ 今度オナニーしたくなったら、路地裏でこっそりしてくださいましねぇぇえええええええええええ♡
 次もまた♡ わたくしが♡ 貴方のザーメンをいただきにあがりますからああああああ♡」

 甘く蕩けた脳髄には、理解できないだろうか。
 目の前にいる怪異は、凌辱する悪意などよりもよほど脅威である欲望の濁流であることを。

 翌朝まで、搾取は続き、貴方は満たされて、しかしその記憶はなく、
 その不整合性と呪いから、またここに訪れるだろうか

ご案内:「王都マグメール 平民地区ー路地裏」からシャルティアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区ー路地裏」からエンプティさんが去りました。