2022/09/07 のログ
■ジュリーノ > 「は……ぁ。お待たせしました。」
最後の弁当を手渡した後、流石に滴り落ちる汗を手の甲で拭いながら事務所を出る。
途中、ハンカチや飲水を差し伸べられるのだけれど、其れはやんわりと押し止めさせる。
「バイトだから。またのご利用お待ちしてます。」
今雇われてる料理屋兼酒場の名と簡単な場所を知らせ。
掛けられる激励と賛美に、にっこりと唇弓描いて笑いながらその場を去っていった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からジュリーノさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 とある酒場」にタマモさんが現れました。
■タマモ > 少女は気紛れだ、まぁ、いつもの事だが。
そんな少女は、今、平民地区にある、どこにでもあるような酒場、そこに居た。
さて、それはどうしてなのか?
………うん、言うまでもなく、理由なんてものはない。
何と無く散歩をして、何と無く小腹が空いて、何と無く目についた酒場に入った。
説明と言う程でもないが、そんなものである。
「ふむ…」
広げたメニューを見詰め、何を頼もうか、考える。
特に何が食べたい、とかもなかったので、逆に考える時間が必要になった。
そう目立たないような、カウンターの端の席。
壁際であるからか、ぐてり、と壁に軽く凭れ掛る。
とりあえず、注文が決まったら呼ぶ、と店員には言ってある。
適当に、さっさと決めて、注文するとしよう、と。
まぁ、そんな状態だ。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 とある酒場」にフィーアさんが現れました。
■フィーア > きぃ、と扉を軋ませる音をあげて。
お腹がすいたから、と訪れた適当なお店。
空いている席はないか、といつも通りに目深く被ったフードの下の空色が店内を見回して。
ふと壁にもたれかかっている姿を見つけ空色の瞳が輝く。
とてとて、と音をあげながら歩み寄れば、その見知った顔の近くでフードを脱いで。
そして鈴の鳴るような声音でその人物に声をかける。
「……ご主人、様」
■タマモ > ぴくん、少女の耳が揺れる。
新たな来客、それに反応しただけ、ではあるものの。
明らかに、その足音が、こちらに向けられている、それに気付いた。
「………うん?」
まぁ、それに気付けば、気になるもので。
はて?と、首を傾げながら、そちらを向けば…
「おや、誰かと思えば…元気にしておったか?」
それと共に、己に掛かる声。
挨拶代わりに、ひらりと手を振って、そう問えば。
ぽんぽんと、隣の席を示すように、叩いてみせた。
■フィーア > 「……はい」
こくこく、と頷けば、嬉しそうに羽耳がぴこぴこ、と動き。
無意識下に喜びを表しているようで。
そして、隣を示されれば。
「……お邪魔、します」
ちょこん、と隣に腰掛ければ、さて何を注文しようか、と悩み始め。
こちらもお腹がすいたから、と理由だけで入ったから何か食べたい、と言うわけでもなくて。
「……ご主人さまは、もう、注文をしました、か?」
小さく首を傾げながら問うてみた。
■タマモ > 「ふふ…相変わらず、可愛らしいものじゃのぅ。
こんなに揺らして、そんなに嬉しいか?ん?」
視線の中で揺れる、羽を模したような少女の耳。
するりと伸びる手が、その耳に振れ、やんわりと撫で上げる。
と、そうしていれば、隣に座るも。
少女もまた、これと決めてないのか、メニューを見て悩んでいるみたいで。
「あー…いや、妾も少し前に来たばかりでな?
まだ、どれにしようか決めておらんのじゃ。
………せっかく、久しく出会うたしな。
食べるのは、お主で、でも良い気がしてきたが。
何か好きなものがあれば、その前に頼んでも良いぞ?」
とか、少女にそう答えながらも。
弄る耳元に唇を寄せ、ぽそ、と囁いてみようか。
■フィーア > 「ひぅ……ん……っ」
敏感な部位の為に撫であげられれば甘い声を漏らしてしまい。
触れられただけでそんな声を漏らしてしまうような部位を容易に触らせるのも間柄ゆえ。
「……私、ですか? ……いい、ですよ、ご主人さま」
耳元に口を寄せられ囁かれた言葉に顔を赤くしながらも頷いて返して。
その前に頼んでもよい、と言われれば迷ったような仕草をしてから、上目遣い気味に空色がタマモを見上げれば。
「……美味しく、頂いてください……?」
そう、蠱惑的に催促してしまい。
■タマモ > 耳が敏感なのは、良く分かっている事で。
だからこそ、あえて弄るのが己である。
己の存在自体、それなりに目立つものの、少女の存在が、より周囲の視線を集める気がしないでもないが。
それでも、もちろん弄るのは止めない。
むしろ、見せ付ける風に。
「おや…ふふ、頂くよりも、頂かれる方が良いか。
それでは、仕方無いのぅ。
…ちと、そっちの個室を使わせて貰うが、良いじゃろうか?」
耳から、弄る手が頬に触れ、今度は見上げる少女の頬を撫でる。
そうしながら、店員へとそう伝え、視線を奥の部屋と向ければ。
前払いだと、それなりの額の入った予備用の袋を手渡し、適当な食事を後で持って来るようにと注文し。
よいせ、とまずは己から腰を上げ。
後は、少女が後に続くのを待とうか。
■フィーア > 「……ん」
くすぐったそうに撫でられる様も嬉しそうに見えて。
気持ちよさそうにも見えるその二人のやり取りを羨ましそうに見る男たちもいるようで。
店員に個室を使う旨を伝えられれば了承の意が取られて。
そして、自身の主が腰を上げればそれについていくように自身も椅子から離れ、後ろをついていき。
羽耳は嬉しそうに上下に揺れたままで。
■タマモ > 少女も次いで立ったのを確かめれば、その腰を遠慮なく抱き、身を寄せさせ。
羨む視線の中、奥へと二人向かうのであった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 とある酒場」からタマモさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 とある酒場」からフィーアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 とある酒場」にフィーアさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 とある酒場」からフィーアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にシェルティさんが現れました。
■シェルティ > …………
…………………………
「……迷いました」
呆然と、絶望的に少年はこぼす。
王国、ラジエル学院の図書館で本を読んでいた。 学生でもなくただの平民では借りる事はできずに図書館内で閲覧をなんとか許してもらえる程度だ
その後ちょっと屋台で贅沢に肉を挟んだサンドを買って、幸せな一時を過ごし
今日は新しい区画が整理されたので近道になるであろう。と、教会の方角へと知らない区画の路地をすすみ――見事に迷う。
ここはどこなのか暗くなって検討も付かない。人間慣れた道以外を近道で使うとこうなるのだ
「が、街灯もまだないなぁ………うーん」
魔族混じりとはいえ人間の子としてそだてられた少年。魔物以前に物取りや人さらいの方が怖い。
さらにいうと夜行性の野良犬ですら大きければ怖い
腰の大ぶりのダガーを撫でる。正直護身用のこれがあっても大人相手じゃ殆ど意味がない
悪意のないゴーストや興味本位で近づいてくる幽霊程度ならあっちにいけ!と追い払える程度だ。
もっというと単純に――夜道は怖い。
とはいえあるかないと帰れないし、神父様やシスターも心配してるだろう。
「と、とりあえず大通りにでて場所が分かるようにしないと」