2022/09/05 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にジーゴさんが現れました。
ジーゴ > ぱちり、と両目を開けた少年。
裏路地に横たわったまま、目をぱちぱちとさせるも。ふと視界に入った両手を見つめると数秒固まる。その直後に大きな声を上げた。

「にゃあああああああ!」
口から出た声も猫の叫び声だった。
手で身体中を触って確かめる。
耳…多分猫…
足…多分猫…
顔は?猫ではないと思うけど、猫の手から伝わる感覚自体が普段と違うから、
普段と同じ顔をしている自信はなかった。

「にゃがみ!」
鏡!と言いたかった。けれど、言えなかった。
体のどこまでが猫になっているかはわからないけれど、とりあえず
猫の足でも二足歩行はできそうだった。
横たわっていた路地から立ち上がって、どこかで鏡なり、なんなり
自分の顔が確認できそうな場所を探そうと歩き始める。

ジーゴ > 「にあぁ…」
そのまま街中を徘徊するも、解決策はおろか、鏡を見つけることさえできずに、
どこかに去っていく猫であった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からジーゴさんが去りました。