2022/07/26 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にミシェルさんが現れました。
ミシェル > 「はぁ……やっと解放された……」

ミシェルは疲れ果てた様子でとぼとぼと平民地区の通りを歩いていた。
彼女の背後、遠くの方からは未だに微かに悍ましい悲鳴が聞こえる。
彼女のここ最近の宮廷魔術師としての仕事は、国家反逆者に対する公開陵辱及び強制奉仕刑の執行の補助、
つまりは反逆者に対する拘束触手責め装置の操作であった。
そして、ここで刑に処される反逆者はその全員が脂ぎった中年男性であった。

「地獄だ…地獄はここにある……」

当然、刑に処す方も心の負担は大きい。
ミシェルがこの広場で拘束装置にかけた全裸中年男性の数は12に及ぼうとしており、
彼女は多大な精神的ダメージを負っていた。

「はぁ…とにかく癒されたい」

そんな事を呟きながら平民地区を当ても無く歩いて行く。
本来なら帰宅すべきなのだが…そういう気分にもなれなかった。