2022/07/11 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にファイネアさんが現れました。
ファイネア > カウンター席の一つを陣取り、ワインの入ったグラスを傾ける。
横目で店内をちらりと見れば、妙にひりついた雰囲気。
盗賊だとか魔族だとか騒ぎ、捕えようとしているのかそういう集団が色々な場所を回っているらしい。
で、たまたまそのグループの一つがいる現場に出くわしてしまい…。

「…すまないね。」

店主が苦笑いで謝ってくる。うるさいな、と思っていたのが顔に出ていただろうか。
気にしないでと言うには言う。店主が悪い事はないのだから。
ただ耳障りと感じるのは事実だ。
河岸を変えようかしら。そんな風に考えていると…集団の内の一人を残して残りは店を出て行った。
騎士だか従者だか傭兵だかは知らないが…見張りのつもりらしい。

あんまりピリついてるようなら『発散』させてあげてもいいのだけれどね、と考えるが…。
考えていれば視線は向かう。…因縁をつけているわけではないのだが、たまたま目があってしまったような気がした。

ファイネア > 「…♪」

従者か何かか、ともあれ目の合った人はすぐに別の場所に目を光らせている。
話も聞いているようだ。…いずれ自分にも声をかけてくるかもしれない。

どうするかはその時決めましょうか。
そんな風に考えながら、追加のワインを注文する―――。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からファイネアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」にヴァンさんが現れました。
ヴァン > どこかものものしい雰囲気の酒場に首を傾げつつ、入店する男が一人。

「何かあったのかい……?盗賊?魔族?どっちだよ……あぁ、あれか。最近できた拘束装置、だっけ?
誰でもいい、自分以外を吊るしたいんだろうさ。外見のいい奴ならなおよし、ってか?」

斜に構えたように店員と雑談。エールとソーセージ盛り合わせを頼み、カウンター席に座る。
先に来たエールで一杯。何度か喉を鳴らした後、大きく息をつく。
酒場は依然として張り詰めた空気。男の態度が大勢の目につけば、場を和らげるよりは荒れることになりかねない。
まだアルコールに侵されていない頭には、それぐらいの判断力はあるらしい。店員か、客か。雑談でもしていれば目立たないだろうか。

ヴァン > 余計な事を喋らないためにどうすればいいか。
口を別のことに使う。つまり、飲み、喰う。昼間から間食なしで働きづめの体にエールと肉が染み渡る。
ジョッキに半分エールが残っている状態で次を注文。
周囲の客が食べているものを眺め、うーん、と悩むような声を。

「サラダも追加で。あー、そうだな。バケットに挟んでサンドイッチみたいに」

最近の食事が酒と肉に偏ってるな、と反省。先程のエールと今の注文分のゴルドを渡す。
思い出したようにメニューを開く。沢山あるメニューのうち、自分が頼んだことがあるものはごく僅か。

「もうちっと、色々なモンに手を出さないとだめかねぇ。同じものしか頼まないのはお店には楽なんだろうけど」

一人呟く。今の所、不用意な発言はせずに済んでいる。

ヴァン > (なーんか、やな感じだな)
飲み食いをしつつも店の様子を背中で感じる。長居は無用か。

「あ、それ持ち帰るわ。んじゃ、また」

バケットを受け取ると、通路をひょいひょいと移動して店の外へ。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」からヴァンさんが去りました。