2022/03/12 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 中央広場」にエレイさんが現れました。
■エレイ > ──夜。
この時間帯でも人通りの絶えない表通りを、悠然と大股で歩く金髪の男が一人。
ごろっとした肉と野菜に串を通して焼いた、と言った感じの大雑把な串焼きを片手に携え、
それを一口齧ってはモシャモシャと咀嚼しつつ。
やがて中央広場までたどり着けば、適当に周囲を見渡した後片隅のベンチにどっこいせ、とか
言いながら腰を下ろし、脚を組みつつ背もたれにぐでりと身を預け。
「──ふーぅ……さて、と……今夜の宿どうしょうかねぇ」
中空を眺めながら、眉を下げた表情でぽつりとそんな事を呟く。
普段利用している宿が今夜は満室ということで、男は現在宿無しの状態だった。
■エレイ > 宿など別に選ばなければどこかしらはあるだろうし、なんなら野宿でもいい。
だがそれでは面白くない、などという理由で男は宿を決めあぐねていた。
「ンンン……誰か困っている俺を見かねて声をかけてくれる、ついでに一晩の宿も
提供してくれるよーな親切な人とかいないだろーか……」
などと都合のいいことを独りごちながら、下がり眉のままの表情で適当に視線を動かし。
■エレイ > 「……まああさすがにそう簡単にはいかねぇーか……」
偶然に頼るのは諦めてのそりと立ち上がると、ふらりとまた歩き出し、何処かへと──
ご案内:「王都マグメール 平民地区 中央広場」からエレイさんが去りました。