2022/02/11 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」にエレイさんが現れました。
■エレイ > 「──くぁーああぁぁ……」
大欠伸を漏らしながらふらりと冒険者ギルドに足を踏み入れる、金髪の男が一人。
周囲を軽く見渡してみるが、人影はまばら。
現れた男に幾つか視線が向くも、特にこちらに用向きがある者もいないのか、
程なく各々の用事に戻ってゆく。
そんな光景にフンス、と小さく鼻を鳴らしながら、とりあえず依頼やパーティ募集等の
貼り出されている掲示板の方へと足を向けた。
「さーて……なんかおもろそうな依頼とかはありますかいのぅ……時間的に、時既にめぼしいところは持ってかれてそうだが……」
顎に手を当てて独りごちながら、掲示板の前に突っ立って掲示物を暇そうな顔をして眺めてゆく。
■エレイ > だがこれと言って興味を引くものはなく。やれやれと肩をすくめながら、その場を離れてギルド併設の酒場の方へと足を向け──。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」からエレイさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にアークさんが現れました。
■アーク > 平民地区の通りをトコトコと歩く小さな影。
通りを吹き抜ける風は身を切る冷たさである。
風により狼の毛皮から作ったマントがぱたぱたと音をたてはためき。
「ふぉっ ふぉぉぉぉ!! すっ すっごく寒いかもー」
ぶるぶると震える小さな体。
普段であれば手袋をしたり布の服にエンチャントして見た目薄くてもホカホカにしているが、ご飯を食べた後、明日がお休みの日で夜更かしをしようとテンションが上がった結果、暖かい室内で冬を満喫しよう。
冬の冷たい空気を楽しむお散歩ってありなんじゃない? 等と言う無謀な考えで表に出たが…。
そのゆるい決意はまさしく砂で作った城の様にあっというまに吹き崩されたが、それでも、すぐに戻るとなんだか何かに負けた気がして癪であり、意地を張って平民地区まで出て来て今に至る。
小さな体は勝手に震え始めてはためくマントの胸元閉じるようにキュッと端を握り寄せて物陰に避難をしようとするが、そこにはすでに酒を飲んで寝ている?と思しき先客がおり、入る事が出来ずに、遭難した気分。