2022/01/20 のログ
エレイ > しかし、これといったものは見つけられず。小さく肩をすくめつつ掲示板の前を離れ、
とりあえず小腹を満たそうとギルド併設の酒場の方へと向かい──。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からエレイさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にミンティさんが現れました。
ミンティ > まだ夜も明けきらない時間。近所でぼや騒ぎがあったとかで、眠っているところを叩き起こされた。万一の場合にはすぐに避難できるようにと言われて、とりあえずはお財布だけ手に外へ出る。
火の手が回ってきそうなら、他の貴重品も取りに戻らないといけないところだったけれど、幸い大きな被害もなく消火作業も終わったらしい。
こういう時に真っ先に駆けつけてくれる肉体労働の職人さんや、どこかで召し抱えられているらしい奴隷の人や、手伝いに集まってきた人たちで結構な大騒ぎになったけれど、とりあえずは何事もなくてよかったと口々に言いながら、すこしずつ静かになっていく商店街。

「……びっくりしたね」

人間が騒々しくしたせいで驚いたのか、足元にすり寄ってきていた近くでよく見かける野良猫に話しかけて、ほっと息を吐く。
この時間に外にいるような格好をしていないから、今になって寒さを思い出して震え上がり。

ミンティ > くしゅん、と小さくくしゃみをして、肩を竦めた。外に出てきていた近所の人たちの姿もほとんど見えなくなって、自分も家に戻ろうと踵を返す。あとからついてくる野良猫をどうしようかと思ったけれど、もともとこのあたりの商人たちで面倒を見ていたから、明るくなる時間までは家の中で休ませてもいいかと考える。
なにか餌になるようなものがあったかなと小首をかしげながら、お店の裏口側から屋内へ姿を消して…。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からミンティさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にミンティさんが現れました。
ミンティ > 仕事から戻ってきた冒険者の人たちに酒場に呼び出されて、持ち帰られた品物を鑑定している間に、すっかり夜も遅くなってしまった。
お酒をすすめられたり、宿を世話するという話を丁重にお断りして、一つだけ買い取ってほしいと頼まれた品物を抱えながら夜道を歩く。
荷物となった木箱の中には古めかしい陶器が収められていて、うっかりぶつけて割ってしまわないように、そろそろと慎重に足を進める。

「……ん、しょ」

ときどき木箱を抱え直して、一息ついて。帰ったらもう一度、じっくり鑑定してみようなんて考える。こういう年代物を相手にするのは、勉強になる事も多いから、寒風に吹かれながらも、いつもよりすこしだけ上機嫌な顔をして。