2021/12/18 のログ
■グレアス >
「ん、これから頼むよ? あてにしてんだからね
あ、お礼したいんだが何か……欲しい物とか
何かして欲しい事とかあるかい?」
無さそうだなぁ、なんても今までの会話で分かってきたのだが
それはそれで気が済まないので聞いてみて、エールを流し込む。
首を傾げるのが見えたら、強いってこと、と付け加えておく。
口に食べ物を詰め込む様子も可愛く、クスクスと
可愛いものを見るように笑っていたのだが。
問いかけに返ってきた言葉に、ホッとした息を零す。
「そうかい、良かった良かった」
これ以上聞いたら流石に上司としてあれなので
聞かないようにしておく。
しかし、骨すらも噛み砕くのは流石に予想外
驚いたように目を見開くものの、楽しそうに
食事をしてくれているのが見ていて目の保養になる。
あれだけあった肉やパンも殆どなくなってしまっていて。
「……っはぁ…はぁ」
甘えるような声が、凛々しい顔から流れてくるので
そのギャップにやられていたら、ブンブンと尻尾も左右に揺れていて。
それがさらに可愛らしく、ジョッキを手放して両手で頭や顔を全力で撫で回す。
「……ふふ…あっ」
そうして撫でていたら、ジョッキ一杯を一気に飲み干した
それが見えたので、慌てて。
「大丈夫かい!? フセス!」
■フセスラフ > 「アテに、ですか……?ぼくを?
……おれい、は……いいです。
また、お腹いっぱい、食べられるなら、それで……」
そういうと、ぎこちなく、しかし精一杯の笑顔を見せる。
本当に、これだけで満足なのだ。これ以上を望んだらひどいことになりそうで……
というよりは、これ以上を知らないがゆえに、これで満足なのだ。
だから今は、この満足を堪能したくて……どの肉も、とても美味しい。
生でも全然自分は食べられるが、調理されるとこうも変わるものなのか。
そう感動して、一心に喉に食べ物を通しながら。
「……?良かった、ですか?」
なにがよかったのか分からない。
まぁ、そう満足してるならいいか。
「んぅ……ん」
全力で撫でまわされれば、甘えるようにこちらもグレアスの方へと顔を、体を動かす。
下にある皿などをどけて、テーブルに突っ伏して互いに互いの感触を覚えながら。
目についたジョッキを一気に煽れば。
「……んっ!げほっ!ごほっ!」
さすがに一気に喉を通ったアルコールにむせて、喉を抑えて床にうずくまる。
何度も咳をして、何度も息を整えて。
全身が熱くなるのを感じて、しかし苦しさの方が勝ってまた咳をして。
「だ、大丈夫、です……げほっ。
おちつい、て、きま、した……」
アルコールで焼けたのか、ガラガラになった声でそう返事する。
目が赤くなって、体に触れればかなり体温が上がっているのがわかるだろう。
それでも、こうして返事ができるあたり酔い切ってはいないようだった。
■グレアス >
「当たり前じゃないか。あれだけ戦えるんだ
ゆくゆくは小隊長から大隊長も夢じゃない。
あはは! これからは毎日腹いっぱい食えるさ」
精一杯の笑顔、それを見たらどこか子宮がうずいてしまい
ながらもそれを我慢し。
明日からは新しくした食堂でお腹いっぱい食べられるだろう。
フセスラフが一心に食べ物を詰める姿は愛らしく
ずっと見ていられるものだったのだが
ついにテーブルから料理が消えてしまった。
「いや、気にしなくてもいいさ」
幸せもあったのだな、と思うものの
どういった経緯ではわからないまま。
それでも、全力で撫で回しつつ、フセスラフを愛でる
テーブルに突っ伏すフセスラフの感触を楽しんでいたのだが
ジョッキを一気に呷ったのを見て慌てて。
「先にいうべきだったね。悪かった」
床にうずくまる様子に、フセスラフへと近づいて背中を撫でて
また咳き込む様子に心配そうな表情を浮かべ。
「こえガラガラじゃないのさ……んー、とりあえず宿に行って休もうか
命令だから拒否権なし!」
目が赤くなり、身体に触れれば体温がかなり高くなっている。
初めての酒だからしょうがないと考えつつ、とりあえずは肩を貸し
お会計を済ませ、手近な宿へとフセスラフを引っ張り込もうか
■フセスラフ > 「たいちょう……?
ごめん、なさい……それは、ぼくには、むり、です……」
誰かを率いて戦うなんて、自分にはできない。それは自分自身がよくわかってる。
知識や教養がないのもそうだが、そういう作戦をその場で建てるのが非常に自分は苦手だ。
そういうのを考えることなんか自分でしてこなかったのだから。
まぁ奴隷がそういう能力を身につけたら問題になるかもしれないから
あえてそうされて来たのかもしれない。そもそも『役割』が死ぬこと前提なのもそうだ。
気が付けばスープ魔で含めて食べきってしまっていた。
自分はこんなにお腹が空いていたのだろうか……?
いや、空いていたんだろうな……と今までの食生活を思い出して納得する。
こんなに食べて本当に、よかったんだろうかと、今から思わざるを得ない。
今から地獄の訓練をしたり吐けと言われたりしないだろうか……?
まぁ、そうなったらそうなったでもいい。
それだけの事はしてもらったし、後は野となれ山となれ。
……なんていう風に思えたらいいのだが。
こうしてずっと愛でられたらそんな風に思うことも出来ない。心地よすぎる。
こんなにも他者から自分に触れられるのは初めてだったし、とても気持ちいい。
今日のことは、絶対に忘れないようにしようと心の誓った。
「い、いえ……酒って、こんなにすごいんですね……。
これから、夜もこれを飲めば、温かいまま過ごせそうです」
そういって、精一杯安心させたくて笑う。
頭の耳も、尻尾も、安心させたくて、時々揺れていた。
「あ、はい……宿、ですか……」
今夜は馬小屋に連れて行ってもらえるのかな?
久しぶりに水浴びもしっかりとできるのかな。と
非常にハードルの低い想像をしながら、肩を貸してもらったことに
非常に申し訳なさそうにしつつ、引っ張られていった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からグレアスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からフセスラフさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 どこかの酒場」にタマモさんが現れました。
■タマモ > 王都マグメール、平民地区。
その平民地区の中にある、とある酒場。
少女の姿は、そこにある。
邪魔にならなさそうな、壁際にある、席の一つ。
その席に、ゆったりと、寛ぐように腰掛けていた。
「これも、勝負の世界。
勝つも運命、負けるも運命。
………まぁ、それなりに、楽しめた、か?」
テーブルに並ぶ、いつものパンやシチュー、そしてエールと言う軽い食事内容。
それを、ゆっくりと味わいながら、ぽつりと呟き、指先で賽を弄る少女。
ここでは先程、ある出来事が起こっていた。
少女の提案で、急遽、賽の勝負が行われる方向に。
金を賭けるか、己を賭けるか、そんな内容が提示されたのだ。
参加するかしないかは、そこに居る客次第。
だったのだが、客の一人が、己を賭けて参加した。
その結果、その客は敗北し、少女の好きにされたのだが…
…まぁ、その内容は、あえて伏せよう。
どうせ、次の日になったら、その客の散々な痴態の晒されっぷりが広まるのだから。
ちなみに、賭ける金額は自由。
安い掛け金で遊ぶも、高い掛け金で勝負を挑むも、好きに出来る。
あれを見て、続き、己を賭けるものが居るかどうか…
ともあれ、少女からすれば、賭け事で楽しめれば良いのだ。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 どこかの酒場」にサマベルさんが現れました。
■サマベル > 「今日もなかなかお客が捕まらないですわね。
ここで駄目でしたら、今日は諦めることにしましょう」
(ふらりと酒場へと姿を見せて、カウンターに
向かい商売、つまり客取をしても良いかを許可を貰って。
了承を得たことで改めて酒場の中を見回すと、見覚えのある女
性が壁際の席にいることに気付いてそちらへと歩みを進める)
「こんばんは、タマモ様。覚えて頂けておりますでしょうか?
娼婦のサマベルですわ。お久しぶりです、何をなさってるんですの?」
(近づいていく途中、口にしがたい状態になっている客を避け
て近づいて。テーブルの上には食事が置いてあって、食事中と
いうのは見れば分かったものの指先で賽を弄っているのを見れ
ば首を傾げて尋ねる)
■タマモ > ぴくん、少女の耳が揺れる。
それは、酒場への新たな客を捉えたもの。
まぁ、それ自体は普通の事だ、酒場なのだから。
が、それ以外にも、少し気になるのは…
「おっと、おばんじゃな。
………あー…あぁ、大丈夫、大丈夫じゃ。
ちゃんと、そう、ちゃんと覚えておるぞ?
サマベル、サマベルな?」
うん、やっぱり、覚えのある女だった。
カウンターでの会話、そして、己へと掛けた声で、ぽむ、と手を打つ。
覚えている、と言いながらの、その反応の微妙さ。
それなりに、人を見る目があれば、それとなく気付くかもしれない。
顔は覚えていた、声も覚えていた、が…名前は、忘れてしまっていたと。
と、続き問われる言葉に、軽く首を傾げ。
あむ、とパンを一口。
「あぁ、食事ついでにな、ちと賭博を一つ。
これを使って、遊んでおったのじゃ。
金を賭けるか、己を賭けるか、でのぅ?
まぁ…あれは、その末路の一つじゃ」
そう答え、ちら、と例の客を一瞥した。
■サマベル > 「覚えていて下さって光栄ですわ。
大分昔に一度しかお会いしていませんもの、忘れられていても
おかしくないと想っておりましたから嬉しいですわ。
お隣、座っても宜しいですかしら」
(名前以前に会ったことも忘れられていてもおかしくない、そ
う想っていただけに覚えていて貰えたことが嬉しく。
にこにこと笑顔を浮かべながら、隣に座っても良いかと相手へ
訪ねて)
「あら、賭け事をされてましたの?うふふ、タマモ様、お強い
んですのね。お金を賭けるか己を賭けるか……では、でしたらタ
マモ様、私がその賭けのお相手をさせて頂いても宜しいですか
しら?もちろん、賭けるのは私自身。如何ですか?」
(その末路、という転がっている客を見てどういうことをされ
たかはその筋の人間なのでなんとなく分かって。それを見て寧
ろわくわくとした表情で自分も自分を賭けて賭博の相手をした
いと尋ねる。勝っても負けても自分にとっては益しかないのだ
から、この賭けに乗らない訳もなく)