2021/12/02 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」にフェルトさんが現れました。
フェルト > 日の高い時間帯の冒険者ギルド。
人でそれなりに混雑をするギルド内、受付で採取品を引き渡し報酬を受け取る。
依頼よりも多く採取が出来た事もあり多少色のついた報酬に笑みを浮かべて向かうのは依頼が張り出された掲示板の前で。

「採取はやっぱそれなりに儲かるしいいよな。
似たようなのがあればまた受けるか」

ソロだと討伐などよりも採取の方が効率がいいと思うのは自分なりの経験論。
しかも同じ物の採取なら勝手知ったるものなので普通よりも早く終わるのでなお良く。
似たような依頼、出来れば同じ依頼人の依頼でもないものかと中級者以上には人気があまりない採取依頼を舐めるように眺めて。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」にロスティンさんが現れました。
ロスティン > 依頼を眺めている視界の端に真っ赤な何かがちらっと見える。
横をみれば、真っ赤な髪をポニーテールにまとめ、赤いチャイナに身を包む小柄な少女。

「うーん、何かいい依頼ないかなぁ…あ、ごめん、邪魔になってたかな?」

彼女も依頼書を見ていて、移動していたのか、少年に気づくと、顔を上げて、ぺこんと頭を下げる。

「討伐が向いてるって受付の人は言うんだけど、折角冒険者になったなら他のもしてみたいけど、採取とかって大変そうだよね」

人見知りしないのか、依頼書をみながら、そんな事を言って微笑みかける。

フェルト > 採取依頼が幾つか目につけば今度は何を採取するのかと内容を読み。
その内容で割りに合う物を選んでいると視界の隅に赤い何かが見え。
直後に掛けられた声に目を移すと髪色も服装も赤い少女。

「大丈夫だよ、邪魔になってないって。
それより俺が邪魔になってないか?」

律儀に頭を下げる少女に大丈夫だと手を揺らして笑みを向けて返し。
この辺りであまり見ない服装につい視線が移ったりとして。

「受け付けにそう言われたんならそれだけ戦う実力を認められてるって事だよ。
色々とやっておけばいざって時に依頼がないって事にならないからいいと思うぞ。
採取はコツとか覚えたら結構簡単だな。後は内容もきちんと見とかないと大変な目にあったりもするのがあれなんだけどな」

初めて会うが人見知りをせずに話しかけられると友好的な笑みを浮かべて答え。
どういうのが受けてみたいのかと問うように依頼書と交互に眺める。

ロスティン > 声を掛けた相手を今更確認し、同じ年位かなと考えながら。

「それならよかった。
大丈夫、キミも邪魔になって無いよ」

ふと、お互いに気を使いあっている事に少しおかしさを覚えて、くすっと小さく声を出して笑ってしまう。

「そうなのかなー、一応武術の修行はしてたけど。
そうだよね、冒険者なんだし、色々しにとっ。
採取のコツとかは、習ったこと無いな、キミが教えてくれたり、とか…なんちゃって」

修行の行ではシュッと拳を突き出す、思った以上にしっかりした速度と練度を感じさせる拳撃。
最後は冗談ぽくいいてがら、初心者用の採取依頼を、旗から見てもわかるほどに目で追って。

フェルト > 「無理やりに押し退けて条件のいい依頼を持ってく奴も居たりするしな。
そう言うのじゃないなら邪魔にはならないって。
そっか、ならよかったよ」

同じ年ぐらいに見える少女、冒険者をやっていれば擦れている者も多いがそうでない様子に新鮮味を覚えて身を零し。
何度か遭遇した依頼を横から奪っていく連中と比べるのは失礼だが全く邪魔になどなっていなく。

「俺なんか何度か討伐依頼をやってても採取系を勧められてるしな。
討伐だけなら傭兵と一緒だしな、冒険者にしか出来ないようなのもやってみるべきだって。
そう言うのは先輩に教わるか自前で覚えるもんだしな。
俺か?別にいいんだが……俺男だぞ?」

突き出す拳の速さと動きに討伐を勧められらのを納得し、自分より持ちよいんじゃないかとみて。
冗談ぽい言葉には冗談ぽく返しながら、これなんかどうだと、報酬は安いが文字通りに初心者が受けるような採取依頼を手にして勧めてみて。

ロスティン > 「あー、依頼張り出した時間とかそんな感じで揉めてるの見たかも、あれって奪い合いしてたんだね。
ボクも、よかったよ、えへへ」

その現場を見た事があると言って、混ざろうとしたらなんかいやらしい視線と気配感じたからやめたんだよね、と苦笑。

「そうなんだ、動きは速そうだけど、採取が丁寧で上手だからとか?
遭難だよね、討伐だけだと傭兵とか騎士とかと変わらないし。
先輩かぁ、冒険者のなったばかりであんまり居ないし、自前で覚えるのは、そもそも薬草とか判らないよ?
んーー、まぁなんとなく大丈夫かなて、騙されたらそこはほら、勉強代だよね」

薬草じゃなくて、薬になってれば判るんだけど、と小声で呟いて。
その依頼書をみて、何やら瞳を輝かせつつ。

「うんそれ行っててみる…それで、教えてくれるの、かな?」

そう首を傾げる。

フェルト > 「儲けになって腕に自慢がある連中は良く奪い合ってる感じだよな。
お互いに邪魔になってなくてよかったな」

普通に奪い合いならいいが酷いと喧嘩になると呆れたように口にし。
そんな場所に少女が混じれば別な意味で大変な事になりそうだと口では言わないがそんな目になり。

「冒険者になった頃はそれで食ってたし嫌でも丁寧になるんだよ、けどまあ…戦えないって思われてないならいいか。
腕っぷしだけで名前を上げても面倒な討伐を最後に押し付けられるってありえそうだな、それに。
あ?なったばかりなのか?それで討伐を勧められるってどうなんだよ……。
……判らないのに採取を受ける気なのか。
なんつーか…前向きだな」

聞こえた小言に大丈夫かと呆れと心配が混じった眼になり。
本当に簡単な薬草採取の依頼に瞳を輝かせる姿は微笑ましく。

「…まあいいか。俺のやり方で良いなら教えてやるよ。
ただ…後で一杯奢れよ?」

報酬は全部そっちでいいからと告げれば偶にはそう言うのも良いかと考え、教えると頷いて。

ロスティン > 「まぁ、報酬の問題とかあるんだろうけど、奪い合いは大変だよねぇ。
うんうん、よかったよかった」

喧嘩はやだよねぇと、呟き。
色々と混ざった視線には気づいている様子、結構攻めた格好をしているのでそう言う事も織り込む済みなのか。

「そうなんだ、採取はかなり生活とか大変になるって聞いてたけど、それで生活できてたんなら凄いんだね…えっと、ごめん名前なんだっけ、あ、ボクはロスティンって言うんだ。
戦うのはいいけど、面倒なのはちょっとなぁ。
あー、うんとね…ボク師匠がいるんだけど、その人の紹介状持ってきたらそうなったんだ。
だって、採取依頼とかした事ないし、習い事にもないし…あ、習い事じゃなくて、勉強ね。
前向きなのは取り柄だよ!」

えへんとない胸を張って鼻息強く。

「おおう、ありがとうね…うん、一杯奢るよ、約束」

嬉しそうに、手を取ってぶんぶんと上下させる。

フェルト > 「最初の理由は別として腕に自信が出来て名声を得ることを覚えたらああなるよな。
俺は金になればいいから、そう言うのとか関わらないからいいんだけど」

揉め事は御免と肩を竦め。
しかし今日は視線を感じるとは思ったがそれは少女の恰好のせいかと考え。
確かに自分でも見ると納得して。

「集める薬草の群生地とか知ってれば楽なんだよ。後は依頼量よりも多く採ってくれば報酬に色が付くしな。
付かなかったら同じ薬草を集める依頼を受けて即渡せばそれで完了だから俺みたいなのには重宝するんだよ。
ロスティンだな、俺はフェルトだ。よろしく頼むな。
討伐で名を上げすぎたりしたらドラゴン討伐とか頼まれたりするみたいだぞ?
……討伐を勧められる理由ってそれが原因だろ、絶対に…。
その取り柄をずっと持ってりゃなんでも直ぐに覚えるって」

真面目な奴だと胸を張る姿を見て。
その胸に触れてやろうかと考えるが周囲の視線があるので我慢し。

「偶に誰かに親切にするのもありだろ?
ちゃんと奢れよ?約束を反故にしたら食うからな。
そんじゃ、この依頼は臨時のパーティーとして受けるでいいな?」

手を取られて激しく振られながら冗談のように口にして。

ロスティン > 「名声はいらないかなぁ、面倒ごとの匂いしかしないよね。
ボクも基本はお金、後色んな相手と戦えって師匠が言ってたからそっちもかな」

視線には慣れているのか、気にした様子は無く。
寧ろ…視線誘導しているのではと疑えるほど堂々と、白い足を見せている。

「採取はそんな感じで出来るんだね、討伐って道中含めて出てきた魔物倒して、討伐部位持ち替えるだけだから。
多く倒せば報酬多くなるんだけど、それくらいなんだよね。
フェルトね、うん呼び捨てでいいかな、同じ年位だよね?
ドラゴンっ、いつかは戦ってみたいな…今は勝てるビジョンが浮かばないけど。
結構上位の冒険者だったって聞いたけど、本当だったんだなって、紹介状渡して、騒ぎになって知ったんだよ。
そうかな、えへへ、うんがんばるよ」

褒められると照れ臭そうにしながら、頭に手を置いて、柔らかな笑顔をみせる。

「良い事をすると、きっといいことが待ってるよ。
ちゃんと奢るよー、でも…食べるって、なぁにを?
うん、臨時パーティーでおっけーです」

食うと言った時は、意味が分かっている様子で、にやにや笑いを返してくる。

フェルト > 「ただなー、名声があると儲けも大きくなるってメリットもあるぞ。
戦うのは俺はパスだな、割に合わなねーって」

もし町ですれ違っていれば絶対に手を伸ばしそうな白い足。
そして同時に判るのは迂闊にそうすれば蹴りが飛んできそうという事。

「採取場所は決められてないからな、自分で生えれる場所を把握してりゃそこに行って必要量を採取するだけなんだよ。
魔物は特定のだと探さないとだろ?そう言うのは俺は面倒なんだよな…。
別にいいぞ、俺も呼び捨てにするしな。
俺は絶対に御免だ、だから住み着いてそうな場所や出そうな場所には絶対に近づかないようにしてるっての。
なんつーか……やっぱりそう言う師匠がいると扱いが変わるのかね?」

討伐を勧められる実力があるのに照れ臭そうに笑みを見せる少女。
上位冒険者の師匠を持つことに嫉妬しそうなものだが何故かそう言うのが起きないのは少女に嫌味な所がないからで。

「この街じゃ大体親切は仇で帰って来るから気を付けとけよ?
ならこの依頼で採取する薬草の場所や採取法は教えるのは約束する。
……絶対に判ってるよな?まー、その恰好なら手を出す奴も多いよな。
そんじゃ申請して受けるけど他に聞きたいことあるか?」

にやにや笑いに判ってるなというという事を察し。
本当に食ってやろうかと考えるがそれは後、他に何かあるかと尋ねて置く。
どうこう言いながらそこそこにお節介な姿を見せて。

ロスティン > 「それはそうなんだよね、名声と儲けと面倒ごとはセットかなぁ。
ボクは強くなりたいからね、じゃなくちゃ格闘術の修行とかしてないよ」

からからと笑いながら、しゅっしゅっと拳を振る。

「そうなんだよね、討伐って何処其処にでた魔物を討伐、だからさ。
薬草みたいに何処で取ってきても同じ薬草だ、的な感じじゃないから、依頼にある最低限の討伐数で依頼分報酬。
で、他に討伐してれば討伐分上乗せで、同じゴブリンだからこっちもとかできないんだよね。
えっへへ、よろしくねフェルト。
ボクもまだ無理だと思うし、一人でも無理だと思うから、近づく気は無いなぁ。
多分違うのかな、さっきも言ったけど討伐依頼を勧められるんだよね…あ、でもゴブリンとかオークとかより、単体でそこそこ強いのが多いかも?」

恐らくは少女の戦い方もギルドには大体わかっているのだろう、今見てるだけで少女は手甲、脚甲以外に武器や防具はつけていない。
背中には大きめのバックパックを背負ってはいるが、それは中から膨らんではおらず、最低限の荷物しか持っていなさそうで。

「あー、うn…ボクこの街の生まれだから、そこら辺は知ってる。
りょーかい、お願いします、フェルトせんせっ。
あはは、そこそこ色んな経験はあるよー、そんな事に負けないけどね。
んー、あぁそうだ…採取に必要なのって、シャベルとかでいいのかな、小さいのお勧めされて後ろはいってるんだけど」

この国ではこの年までそういう意味で無事な娘は少なく、それでも負けないだけの芯を持っているのをかんじさせる。
細かくは現地でー、といって呑気にフェルトの後ろについてくる。

フェルト > 「強くなりたいな。俺は食っていけるだけの腕があればいいかなら」

拳を振るい笑う少女、同じ年ぐらいなのに先を見ている姿は関心と共に眩しく見えて。

「だろ?だからまずそこまで行くのが大変だし、それまでに別の魔物に会って倒しても意味がないから嫌いなんだよな。
それを聞くだけで討伐依頼を受けたくないって思うって…そうなのか?討伐依頼は面倒すぎだろ。
それが判ってるなら安心だな、俺も知り合ったばかりでも知り合いが無謀に突っ込んでくのを見なくていいしな。
ゴブリンやオークよりも強いとか俺はパスだよ、割に合わなさすぎだって」

武器らしい武器と言えば手甲、脚甲ぐらいしか見えず、それでゴブリンやオーク以上に勝てるとギルドが判断している事に驚き。
それ以外の荷物はなさそうなバックバックの薄さに先ず道具をそろえる必要があるんじゃないかとみて。

「生まれはここなら俺と同じって訳か。なら安心だな。
先生はよせよ、そんな学は持ってないんだよ。
そーか?なら大丈夫だな。
薬草の品質にこだわらない依頼ならそれで充分だな。けどこだわり依頼を受けるなら他にも用意しとく方がいいぞ。
今回は俺のを貸してやるよ」

自分と同じ貧民地区の出身だろうと勝手に思い、芯の強さがよりそう思う理由の一つ。
呑気に後ろについてくる少女に、行くぞと告げては受付で依頼を受ける事を申告し、この依頼の薬草は何処に生えていたかと思い出すようにしながら歩きだして。

ロスティン > 「ボクもまずは、きちんと食べていけるようにならないと、だけどね」

てへへと苦笑しながら、強さはその後で、といって何かを置くゼスチャー。

「判りにくい所とかも在ったりね。
一応、ゴブリンは常時依頼ってのがあるって聞いた気はするんだけど。
あれって10匹で一回とかでしょ、薬草とかと違って討伐部位なんか、数日で腐るから後で纏めてとかできないよ。
自分の強さを過信するなって何度も言われてるからね。
一体でそこそこになるから、ボクとしては結構良いんだけどね」

腐る事に対して費用掛けると報酬から足が出るからと、困り顔。

「フェルトもそうなんだ、なんか嬉しいな。
はーい、了解っ。
そそ、大丈夫だよ。
そうなんだ、きちんと教えてくれてありがたいなー、うん今回はお借りします」

軽そうなバックパックを背負いなおして、フェルトの後に続いていく。
その顔は楽しいだなというのを隠しておらず、何なら鼻歌交じりですらあったりする。

フェルト > 「食うだけならそれこそ配達の依頼でも食ってけるぞ?
行き先が遠いほど報酬はあるけど割に合うかは別なんだけどな?」

強さに拘らずに現実的な言葉に頷き、最低限食べていける依頼も教え。

「やっぱそう言うのもあるんだな。
ゴブリン退治は人気がない依頼のトップだよ。
かなりの数の討伐が普通だし直ぐに増えるからな、何よりロスティンみたいなのが捕まると変異種っていうのか?強いのが産まれて手間取るんだよな…。
それは本当にいい師匠だな、普通はそんな事言ってくれないだろ?
その言葉で俺よりも強いってのがよくわかるな」

苦労して倒し、討伐部位が腐ってとか笑えないなと息を吐き。

「貧民地区の出だよ、ちょっとやらかして冒険者になるしかなくってな。
多分だけどな、俺よりもロスティンの方が学がある気がすんだよな。
ただな…これから行く場所は人に教えるなよ?俺の食い扶持が減るんだからな。戻ってきたらその報酬で道具をそろえるのもいいな。
行先は喜びヶ原の森林だ。」

鼻歌交じりでついてくる少女の様子に、魔物退治よりは楽だからなと苦笑し。
普段は一人で人の目も引かないが今日は少女が一緒という事もあり少々人目を引きながら大門を潜り街の外へ。
そうして告げた通りの場所を目指し街道を歩き出して。

ロスティン > 「配達かー、いろんな場所には行けそうだけど、それは性に合わないなぁ」

ずっと移動とか苦手だよーっと、苦笑。

「魔獣型のだと特にね、普通の獣との痕跡の差がボクじゃわからないんだよね。
アイツら群れてるからね、森とかに多いから面倒だよ、荒野なら楽なのに。
あー、それ良く聞くね、だから女性冒険者にはゴブリン依頼は回さないんだって、いってた。
良い師匠だよー、お金とかも結構とられたけども。
得手不得手の問題だよね、戦い含めて、ボクは細かい事は苦手だもの」

そういうわけで、苦手だからきちんと教えてくださいと、にひっと笑いかける。

「そうなんだ、ボクはまぁ色々あって冒険者にかな、凶悪犯罪はしてないよ。
んー、でもさ冒険者の知識と、研究者の知識って別ものだよね、ボクは冒険者の知識が欲しいな。
あー、うん、そういう情報は誰にも言わないよ、他の人と一緒にもいかない、フェルトと一緒にだけ行くよ、約束する。
指きりもしようか?」

行き先を告げられて、たまに討伐依頼でいった事あると言いながら。
小指を伸ばしてフェルトの前に。

フェルト > 性に合わないと言われれば、結構走るから運動になると揶揄うように口にして。

「判らないなら覚えた方がいいぞ、俺も昔は判ってなくて採取中に魔獣に襲われて食われかけたしな。
荒野なら見かければ直ぐに逃げれるから楽なんだけど、森とかにすみ着いてるんだよな。
何度かそう言う馬鹿の救出のパーティーに押し込まれた事があるんだけどなー、あれは福眼通り越して悲惨なもんだったな。
やっぱ……いい師匠には金がかかるんだな…。
これからその細かい事をやるんだぞ、間違っても薬草を握りつぶすなよ?」

それを聞けば不安にはなるがきっちりと教えると約束し。
多分大丈夫だろうと楽観的に考えて。

「凶悪犯罪やってれば奴隷にされるだろ、この国は……。
そう言うもんなのか?俺には違いがよく判んないって、生きる知恵が冒険者の知識なら教えれるけどな。
指切り?まあ……やっとくか。ロスティンは嘘は言わないっぽいし一応信じとくけどな」

討伐で行っているなら森歩きも大丈夫かとみて。
前に小指を延ばされると足を止めないまま小指を絡めて、こうだったよなと揺らして。

ロスティン > 運動は毎日欠かしてないよと、頬を膨らませながら言って。

「そうだね、確かにいきなり襲われると困るんだよねぇ。
そうそう、それに隠れる場所もないから、楽なんだよね、荒野なら。
そうなんだ、ボクも気を付けにとね、ゴブリンとかそこら中にいるし。
ちなみに、指導時に太ももとかも普通に触ってくるエロいおじさん師匠だったよ。
流石にそこまで不器用じゃないってば」

頬を膨らませたまま、殴りかかるようなポーズで怒ってるぞ―的に威嚇して。

「そういえばそうだね、お互い奴隷じゃないから安心だ。
研究者の知識って、こねくり回されてて判り辛いんだよね、そうそう冒険者の知識は生きる知恵だと主思う。
うん、それじゃ………ゆびきーった」

歌う様に指きりのお約束の言葉を言った後、指を離す。

フェルト > 返された言葉と頬を膨らませる姿に、悪いと笑って返し。

「大体は足跡の大きさとかで見分ければ判るからな、大きな足跡があれば警戒し解けば大丈夫だ。
それを楽って言えるのが俺は凄いと思うぞ、俺なんて精々2.3匹の相手が限界なんだよな。
本当に気を付けろよ、助けにいった中に居たとか笑えねーからな。
それはまた何というか……うらやな、いやエロ爺だったんだな。
それは実際に見てから判断するから、殴るなよ?絶対に殴るなよ?」

殴りかかるようなポーズに大げさに反応し。
殴られれば一撃でダウンしてしまうからと笑い。

「本当にそれだよ、この国で奴隷にされたら生きていけないしな。
俺は学院も行ってないからそう言われてもさっぱりだって、そう言う知恵ならこれから幾らでも覚えれるな。
ゆびきーったと」

歌うように指を離すと信じてるからなと笑みを見せ。
そうして街道を歩いて行けばやがて森が笑み始めれば少し前から街道を逸れて草原に降り、そのまま森へと向かっていく。

ロスティン > 「確かに大体は大きいもんね、討伐対象だったりすると。
あはは、単純に火力は高いからねボク。
うん、気を付けるよ…流石にそれは御免被りたいし。
あははは、でも腕とか指導は確かだったよ。
しないってばさ、もう」

くすくすと笑いながら、とことこと歩く。
その度に触られたという白い足がちらちら見えるのだが。

「そうなんだよね、たまに奴隷上がりっていう人いるけど、ほぼ見ないよね。
家にあtt…んっ、そうだね今日もフェルトが教えてくれるしね」

森が近づくと、少し表情が変わる、笑顔ではあるのだが緊張感を持つ感じで、警戒している様子。

フェルト > 【中断致します】
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」からフェルトさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」からロスティンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 甘味処『ズュース』」にトワさんが現れました。
トワ > 持ち帰り販売の場所と、カウンター席が数席に、テーブル席が数か所あるそれほど大きくはない甘味処。
店主の都合で店の休日が不定期なため、開いていれば幸運な感じである。
一般的なケーキやクッキー等の他に、東方由来の羊羹や饅頭、葛餅等、このあたりでは中々見かけない甘味も販売している店。
店主は成人男性で、ぱっと見ではこのような店に似つかわしくないように見えるが、菓子を作る腕hか確からしく、今も持ち帰りでいくつかの菓子を買って帰る、何処かの貴族のメイドらしき女性が出ていった所であった。

「まいどあり、又どうぞ」

そう言って一礼するのは茶色の髪をした成年、東方風の衣装を着込んだ外見。
メイドを見送り、店内へ戻るとカウンター席に座り、席に付いたら自由に食べれる小粒なベリーを一つかみ、口へ放る。

「今日は暇だったし、開けたけど正解かな…そうだ、寒くなるし善哉でも作るか」

そう呟くと、店の外からも見える厨房へ入る。
鍋を火にかけ、小豆などを煮込んでいく。

トワ > 「んー、餅が直ぐにはできないから、白玉か…一昨日ついた餅焼くかか、注文次第で良いか」

ぐつぐつと煮える鍋から灰汁を覗き、味を調えて、弱火の位置へ鍋を動かしておく。

「とりあえず、出来上がりと…んー、減りすぎてるのもないし、他はいいかな」

そう言いながら、厨房の一角にある冷気を纏った箱の前に移動し、それを開く。
所謂冷蔵庫的な魔道具で、中には冷やされ果汁が入った瓶などが並び。
その中から一本を取り出して店へ戻る。

「お客来るまで休憩休憩っと」

瓶の中身を持ち出したコップに注ぐと、くいっと飲みこんで、ぷはっと息を吐く。

トワ > 「ん、そろそろ良いか」

弱火の方へ動かした鍋を、毛布を引いた台の上に乗せて毛布で包む。
このままでも出せるし、味がなじんだ後なら更に美味いのが出せるだろう。

「と、いらっしゃい…ん、了解、こちらで」

としていて、また入ってきたメイドへ品を渡し、金を受け取る。
それを再び見送って、店に戻る。

「そのうち屋台でもするかな…もう少し冒険者ギルド近くとか、公園近くとかで」

甘味なのでそこそこの値段はするが、屋台で出すなら饅頭などか、中の餡をサツマイモなどで作れば砂糖は少なめで行けそうだし。

トワ > 「と、そろそろ閉めるかな」

テーブルやカウンターを掃除し、椅子を上げて、看板をしまう。
火の確認をし、店の前の札をcloseに変えて、奥へ引っ込む。

そのまま、店の2階に上り、自室へ。
明日はどうしたものかと考えながら………。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 甘味処『ズュース』」からトワさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にミシェルさんが現れました。
ミシェル > 平民地区にあるとある冒険者ギルド内。
冒険者ギルドに来るのは当然ながら冒険者だけではなく、彼らに依頼している者も多数訪れる。
依頼のポスターを貼って貰ったり、冒険者に直接依頼したり、あるいは採取などの依頼をした品物を受け取ったり…。
そして、今併設されてる酒場兼食堂のテーブル席に腰掛けている貴族の女もそんな中の一人である。

「さて、期日は今日だったはずだけど…まだ姿が見えないね」

ミシェルは店内を見渡しながら、コーヒーの入ったカップに口を付ける。
今回、彼女は冒険者に研究に必要な素材の採取依頼を出して、こうして期日に訪れているのである。
しかし、ギルドの方から依頼を受けたと連絡のあった冒険者はまだ姿を見せていない。

「……マンティコアの尾の毒はあの冒険者には荷が重かっただろうかな?」

マンティコア。その危険さで有名な人喰いの魔物であり、獅子の身体に人間めいた顔、そして蠍のような毒針付きの尾を持つ。
その尾の毒針が必要になったので、なるべく沢山採ってくるように依頼したのだが…。
少し、危険な依頼すぎたかもしれない。