2021/10/18 のログ
■キニス > 「おう、身体を鍛えておきゃ、何も心配なくなる。
拳でゴブリンは殺せるように出来りゃ一人前よ。
…?あぁ、よろしく…?」
彼女の言葉に、少し無茶のオーダーを出しつつも、頭を下げた理由がわからず
こっちも一応、よろしくと返す。
何かあっても自分がフォローすればいいし、初心者と冒険するに対して特に何も思ってない様子で。
「ほう、それは良かった。
だけど、平民地区でもヤバイ場所は沢山ある。油断するなよ。
…考えるな、とは言わんが考えすぎるなよ。お前のせいじゃねぇんだからな」
握り返してくれるのが少し、嬉しくもあるが、同時に王都のことについて警告をしておく。
村から王都に来た奴が騙された光景を何回も見たことがある。
彼女のような真っすぐな子が騙されては後味が悪いと、忠告をして。
それと、この街の闇の部分についても彼女に一言、助言をする。
「あ、あぁ…そうみたいだな。
はは、悪い悪い。反応が面白くてずっと繋いじまったよ。
こっちこそありがとうな。気を付けて帰れよ」
人気が無くなっていく様子を見れば、手を離す。
彼女の言葉を察すれば、笑顔で彼女の頭を撫でながら別れを告げる。
また彼女に会えれば良いなと考えながらも、その日は自分も帰路につき、住んでいる家に戻っていった―――
■カシア > 「ふふ……それは流石に無理ですよ、ふふ
は、はい……大丈夫です。1人ではいかないようにしていますしっ
でも心配してくださってありがとうございます」
一人前の定義がどこかおかしくてくすくすと笑う。
貧民街には一人で行かないようにしてはいるが、心配してもらえるのは嬉しく感じて。
忠告も頷いてしっかりと聞いている様子。
「……もうっ、人に見られるのは、そのちょっと恥ずかしかったです。
都会の人たちは手を繋ぐのが普通なのかもですけど……
わうっ……!あ、はいっ、今日はありがとうございました!さようならっ」
手を放して謝られれば、緊張も解けたのか少しだけ拗ねた様に唇を尖らせて。
頭を撫でられれば驚いた声を上げるが撫でられるに任せて。
自分は此方だからと手を振って夜の街並みに消えていく―――
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からカシアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からキニスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にラシュリーさんが現れました。
■ラシュリー > 王都の酒場
年若い一人の娘が、一人ビールジョッキ片手に不機嫌そうな様子。
「まったく、今日の稼ぎもいまいち……。
……なんかこう、王都の暮らしはもっとパーッと明るいもんだと思ってたのになぁー……。」
ひとり愚痴をこぼして、ぐいっとジョッキを空にする。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にフェルトさんが現れました。
■フェルト > それなりな儲けを手に適当に飲もうと酒場へ。
店に入り顔なじみでも居ないかと店内を見回し、知った顔はいないが不機嫌そうに飲んでいる姿を見つけ少しの好奇心で近寄って。
「よ、あんた。随分と不機嫌そうに飲んでるな。
なんかついてなかったのか?」
得に知り合いでもないが馴れ馴れしく声をかけていき、相席良いかと近くの席に目を向けて。
■ラシュリー > 「何、あんた?
馴れ馴れしく話しかけてきちゃって。」
不機嫌そうに不愛想な言葉をフェルトに返すが、
手振りで「座れば?」と相席を指し、追い返す訳では無い。
「そーよ、私が一生懸命作った特性の薬が、
これっぽっちの儲けってありえなくない……?」
そう言ってちっぽけな小袋をテーブルの↑へ。
中には、申し訳ない程度の小銭が詰まっているのであった。
■フェルト > 不機嫌そうに言葉は返されるが断られずに手振りで許可を貰えば遠慮なく腰を下ろし。
通りかかった給仕にエールを注文すればラシュリーに目を向け。
「作った特製の薬ね。
それがどういう薬化によるんじゃないか?
一体どんな薬を作って売ったんだよ」
テーブルに置かれたちっぽけな小袋。
伺うようにラシュリーを見て手にすればかなり軽い、しかも触れた感触から本当に小銭。
特製とは言うがどんなのを作ったんだと好奇心のままに問い、エールが届けば口をつけて。
■ラシュリー > 「どんなって……
……ちょっとここじゃ言えないけど……」
少し顔を赤らめて声を潜める。
「とにかく、効果は良いはずだし、
もっと高く買ってくれたって良かったはずよ!」
ドン、と空になったビールをテーブルに叩きつけ、
「マスター、もう一杯ね!」
御代わりを注文。
■フェルト > 「大丈夫大丈夫、誰も聞いてないって。
いったい何を作ったんだ?」
顔を赤らめるラシュリーの姿に誰も気にしていないと軽い様子。
口にしたエールの美味さに息を吐き、話せ話せと煽り。
「はずってのが駄目なんじゃないのか?
俺も簡単な傷薬を作って売ってるけどな、効果がはっきりしてないと買ってくれないって」
テーブルに叩きつけての言葉に疑わしそうに返し。
お代わりを注文するのに合わせて同じようにエールを追加注文をする。
■ラシュリー > 「え、えーと……。」
少しそわそわとした仕草を見せ
「び……媚薬よ……!
……それくらい、この辺じゃ珍しくもないでしょ?」
精一杯強がって、勢いよく打ち明ける。
……少し声を張り過ぎたせいか、周りの客の注目を集めた様な気がして落ち着かない。
冒険者ギルドで仕事を探していたら、
たまたま製薬の仕事の中に媚薬制作の依頼があったのだ。
……ただ、ガラの悪そうな依頼者になんだかんだとケチをつけられ、
期待通りの値段で買ってくれなかったのだ。
「なによ、私の薬にケチつけるの?
この私が作ったんだから、効果は最高に決まってるじゃない!」
ふん、と鼻を鳴らすと、御代わりのビールのジョッキをぐいっと一口。
効果には自信はある。
……が、初めて作ったし、使った事も無いので実際には分からないのだが。
■フェルト > 「媚薬…?媚薬を作ったのか」
ラシュリーの言葉に少しの呆れの言葉。
言うとおりに珍しくはない、普通に出回りすぎて安く買いたたかれたのではないかと思える程に。
勢いの良い声に周囲の視線を集めたかと思ったが一瞬こちらを見るものはいても直ぐに興味を失われたようで。
そうして話を聞けば時折にギルドの仕事に混ざっているあれか。
それは安くされると納得をして。
「ケチも何も俺は現物を見てないから何ともね。
効果は最高なんだ。で、まだ現物は残ってたりするのか?」
鼻を鳴らしてビールを口にする様子を眺めてはエールを飲み。
もし現物を持っているなら見せてくれというように。
■ラシュリー > 「な、なによ。
媚薬くらい、普通に作れるし……!」
当然でしょ、と頬を染めながらそっぽを向く。
「……なに、あんたも欲しいの?」
ごそごそと荷物を漁ると、小さな小瓶に入った桃色の液体を取り出す。
「言っとくけど、欲しいんだったらちゃんとお金払って貰うからね!」
■フェルト > 「いや、そこは多分疑ってないって」
作れるか作れないか実際は判らない。
ただ強がったり恥ずかしそうにするラシュリーの姿が面白く。
「現物を見てみたいってのがね。
見た感じ媚薬っぽいな」
取り出された桃色の液体が入った小瓶を見てはそんな感想。
実際に効くのかは別としてそう見えるという感想を口にし。
「そうだな……これで足りるか?」
効くかどうかは試せばいいと簡潔に考えれば小袋の中身よりも少し多めの小銭をテーブルに置き。
ラシュリーが小銭に意識を奪われればその好きに小瓶の中身をビールに注いで効果を確かめようと企み。