2021/09/18 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にファリエルさんが現れました。
■ファリエル > 平民地区の大通り――平時から賑わう場所であるけれど、市が立つ日の賑わいは比ではない。
広い石畳の道一杯に露店が所狭しと並ぶ。売り手も買い手も実に様々。
この日ばかりは貴重な品が手に入るからと、警備も緩めで。
見るからに妖しい者だとしても、市での商売と言うならば半ば素通りできてしまう有様。
もちろん、そのための袖の下は無くなりはしないけれど。
「あっ、も、申し訳ありま――きゃっ、ごめんなさっ…!」
あっちでぶつかり、こっちでぶつかり、忙しない。
謝る暇もないほど――といっても、ぶつかられた方も小柄な少女相手では大した被害もなく気にはしていない。
どこに何のお店が出ているか把握することも難しく、とりあえず人の波に流されるままに歩いているような状況だった。
■ファリエル > やがて小柄な後ろ姿は、人波の中に消えていき――
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からファリエルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」にクフィナさんが現れました。
■クフィナ > 日が高い時間帯の冒険者ギルド。
普段ならば依頼を探して掲示板の前に陣取るのだが今日はそうではなくテーブル席やソファが置かれた待機スペースのような場所でソファに腰を掛けギルド内を眺める。
受付で依頼の成功や失敗を報告するものや掲示板で依頼を探すものを眺めるのはそれはそれで楽しく。
「余裕がある時はこういうのも悪くないかもしれない」
切羽詰まった者や余裕がある者をこうしてみるとよくわかるので中々に楽しいかも。
そんな事を考えてギルド内の冒険者や職員を眺めて。
■クフィナ > しばし眺めてはギルドを去っていく
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」からクフィナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にルーミスさんが現れました。
■ルーミス > 「うーん……足りてないな…」
平民地区にある自身のお店。
その奥で、先程持ってきてもらった袋の中を改めている姿があった。
冒険者に頼んで採取してもらった材料が詰まっている…のだが。
足りないものがある。
それ自体は特に珍しい事象でもなかった。
「やれやれ…。……少し、調合薬のレシピを修正した方がいいか…」
面倒くさそうに呟いて溜息を吐いた。
ぶつぶつ悪態をつきながら店のカウンターに戻る。
■ルーミス > 「……あ、いらっしゃい」
やがて扉を開けて入ってきた客は、何度か来てもらっている見知った顔で。
軽い調子で声を返すと、応対に移るのだった。
後日、やはり自分の足で採取に向かったのはかの冒険者には内緒のこととして──
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からルーミスさんが去りました。