2021/08/08 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からライツさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にトーラスさんが現れました。
トーラス > 王都に幾つか存在する冒険者ギルドの支部の一つ。
とは言うものの、その実態は冒険者が客として集まる酒場兼宿屋であり、
申し訳ない程度に店内の掲示板に日銭を稼ぐための依頼文が貼られているに過ぎない。
それでも、1階の酒場では冒険者を始めとした荒くれ者や、彼らを相手に春を鬻ぐ娼婦、
その他にも飲食の為に訪れた一般客達にて相応の賑わいを見せていた。

その賑わいの中心、客達がそれぞれの卓にて同席の身内や仲間と思い思いの
時間や食事を愉しんでいる中で、独り、周囲の卓の客にちょっかいを掛ける中年男の影が一つ。
本来であれば、嫌われそうな行為であるが、誰も文句を言わず、また、店主も黙認する理由は至極単純で。

「いやぁ、運が良かった。ゴブリンの懐を漁ったら、まさかの宝石を見付けてよぉ。お陰で俺の懐が潤ったぜ。
 お、グラスが空じゃないか? マスター、俺の奢りで同じのもう一杯。ほら、乾~杯~♪」

等と、傍迷惑ながらも、明快にて、周囲の客達に見境なくも奢りを振る舞う故。
奢られた方は多少困惑するも、ただで酒が飲めるとあって強く文句を口にする事もできず、
店主も彼のお陰で儲かる上に支払い許容額も抑えている為に、この行為を見て見ぬ振りをする始末。

トーラス > 酒場の喧騒は暫しの間、止む事はなく――――
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からトーラスさんが去りました。
ご案内:「ヴァルケス武器防具店」にイーヴィアさんが現れました。
ご案内:「ヴァルケス武器防具店」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
イーヴィア > (今宵は、また何時もより早めに店を閉めた
個人経営であるから閉店時間は裁量次第であり
長く伸ばす事も在れば、こうして早める事も在る
閉店が早い場合は大抵が、其の後に、特別な客が来る場合、だ

鎧を陳列する為の木人形に、今は白い布が掛けられて居る
回転時には店の何処にも無く、閉店してから移動させた物
特注品であり、恐らくは、己が作り出した鎧の中でも指折りと為るだろう品
其れを今宵引き渡す、と考えるだけで。 楽しみと、緊張と、色んな高揚感が綯交ぜになる。)

「――――――……出来る前より、出来た後の方が気が急いちまうな…。」

(出来上がりの連絡はした、今は、ただ待つだけ。
何時になく落ち着きが無さそうなのは、製作が終わった今
他に考える事も無いから、だろう
暫くは、落ち着きなく店内を見回って、何か問題無いか確認を繰り返して居たが
其の作業も待ち合わせより大分早くに終えて仕舞った為
今は椅子に座って、じっと、鎧と睨めっこだ)。

ご案内:「ヴァルケス武器防具店」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
メイラ・ダンタリオ > ヴァルケス武器防具店が、依頼品が完成したという知らせを受けたのは、待つ間に幾つかの暴れを終えた後だった
手紙での経過やりとりはいくつもしていた
武器の素材や都合 日数はいつごろになる予定かまで

メイラは、これほど待ち焦がれていたのはいつ以来だったかな と振り返りながら王都の平民地区を歩く
逸る気持ちが抑えられないかのように 背中には巨剣と双剣を携え、服装は鎧を着こんでもいいように
黒の上下による中着を身に着けている 故に、珍しいことにメイラ自身がいつも身に着けている装備はない
四肢の先に身に着けている黒鉄がそれだった

「フフッ 昔はわたくしの女達とも、こうして予定をやりくりしていた楽しさがありましたわね。」

出来上がるまで待ち 出来上がりを受け取りに行く
そんな楽しさをメイラが持つには今さらな感覚
見た目の若々しさとは離れた実齢のそれは、昔の感覚を取り戻すよう

最も、受け取りに行く品はメイラにとっては オーガにアイアンクラブ を持たせるような
そんな出来事だ

―――ヴァルケス武器防具店 裏口―――

「さて」

いつも通りノックを静かに

 コンッ コンッ コンッ

三つの音と共に、イーヴィアが開けるのを待てば、中へと通されるに至るまではいつものこと
先日のように今回はいつもよりも多い手荷物を置き、武器を携える儘に
ロングスカート姿ではないために胸に手を当てる どちらかといえば騎士の礼儀の構えで頭を垂れた

「ごきげんよう イーヴィア わたくしの 鎧 が完成したと聞いて、ドレスコードまで整えてきてしまいましたわ?」

笑みは楽し気な赤い笑みとギザ歯
ドレスコードとは、鎧を身に着けやすいよう髪を衣服を合わせたということに違いない。
手荷物は提げどころか、イーヴィアが入りそうなサイズのズタ袋を持ち込んでいる。