2021/08/06 のログ
ご案内:「王都マグメール 冒険者ギルド」にノウブルさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 冒険者ギルド」にシンディ・オーネさんが現れました。
■ノウブル > (冒険者ギルドに来るのは、此れが久方ぶりとなる
否、そも、王都へ足を踏み入れる事自体が、随分と久方ぶりでも在った
基本的に寝食には困らぬ、野山で過ごす事が多い身
日々を狩りや採集で賄える以上、仕事に金銭は然程求めていない
――其の上で、王都へ訪れる事になったのは
仕事、とは全く関係の無い事に。
好い加減、蹴りを付けるべきだろうと、そんな所。
ギルドへ足を運んだのは――あくまで、ついで、だ。)
「――――――………様変わりする物だな。」
(暫く来ないうちに、ギルドの雰囲気も変わっている
見た事の無い顔も多く、世情を反映してか、異国の服装も多く見られる
人が流入していると、伝え聞いたことは在るが
随分と進んだものだと、依頼の張り出された掲示板の前に佇みながら
時間の流れを、今更ながらに実感していた)。
■シンディ・オーネ > (健全な仕事がまとまった期間入るなどして、しばらく落ち着いた生活(自己評価)ができていた頃。
ノウブルから手紙というか伝言の走り書きが届いた。
何か仕事のお誘いだろうと構えもせずに開いた中身は「御前を見たぞ」というもので、
別にどこかで見かける事はあるだろうけれど、指摘される覚えのあるような事はそう多くない。
貴族のグラハムに指名の依頼として呼び出され、
局部ハートシールの逆バニースーツで馬車に乗せられ後孔を犯されたあの時。
蝶のマスクで顔を隠していたとはいえ、馬車から降りてのお買い物に、
気付けば馬車のドアが開け放たれているような露出もあった。
マスクがあったのだから私だと特定できるわけは無いと言い聞かせたいが、
野生な感じのするノウブルの目や耳を、或いは鼻とか、誤魔化せるものなのか。
――何を見た!?なんて血相変えて詰め寄ったら、シラを切ることができないのでやらないが。
気になって仕方がないから、何度か一緒に利用した事のあるギルドの支所をよく利用するようにはなっていた。)
「……。」
(張り込みというほどではないが、その甲斐あってこの日ノウブルを見つけて。
チラッチラ気にしてから、偶然を装って声をかける。)
「――久しぶり。お互い無事ね。」
(努めて意識していない風を装った声はやや上ずって、妙に朗らかだった。
夏になり、ノウブルに作ってもらった冒険者服の一式はヘビーローテーションで活躍している。
ビスチェのような見た目になるそれは、
インナーとして長袖のタートルネックを着用しているせいでだいぶ大人しく見えるかもしれない。)
■ノウブル > (見上げた掲示板に在るのは、特段目立つ物の無い依頼ばかりだ
薬屋の薬草採取依頼や、獣の討伐、或いは、盗賊退治
寧ろ、掲げられて居ない事の方が多いそれらの依頼を
一応は一通り目を通した、辺りで――声が掛かる
振り向かなくとも、其れが誰かは分かる。
視線を向ければ、其処に居たのは案の定、だ。)
「―――――……俺はな。 ……夏場の着心地は如何だ?」
(――無事、だ。 少なくとも自分は。 相手は含めなかった。
以前、製作して渡した防具一式を着ている様子に
実際夏場となって、件の全身スーツよりかは大分楽だろうと、問う
半年以上、会う事も無かったのに、言葉の交わし方は、依然と何ら変わりない。
其れが、寧ろ違和感かも知れないが。)
「―――――……平和だな、不穏な依頼も無い。」
(そんな、小さな呟きを。
厄介な依頼でも在れば考えたのだが、と、付け足しては
其処から、僅かに沈黙して。)
「………顔が見れて良かった。」
(そう、きっと、他の連中には聞こえぬ程度の声で
そう、告げたろう)。
■シンディ・オーネ > (…俺は、と言うのを敏感に気にしてしまうが、
口元を微笑みの形にしたままスルーしておく。着心地を問われると胸を張り。)
「ええ、おかげさまで快適。あ、でもこの、胸当てとコルセットのつなぎ目は…
なんと言うか、縁の角張りを丸く?でいいのかな、肌なら平気なんだけど、インナーが入ると少し噛む。
問題は無いんだけど。」
(使用に支障は無いが、製作者には気付いた事のフィードバック。
胸当てをカポッと外して「ここここ」と下乳の辺りをカプカプするが、
長袖のインナーを着用しているので猥褻は一切ない。)
「…まあ、ね。でも今日ここには、くらいの話。
輝く白狼亭でギルドの事務仕事してるって、話してたっけ?
『予言の大悪魔討伐』みたいな依頼がホコリかぶってたりするのよ。
根拠イマイチで目標も曖昧だから依頼として成立していないけど、
ギルドが集積する情報としては一応置いておきましょうかみたいな扱いで。」
(只今は戦時下であるし、平和という事はないでしょうと首を振るけれど。
ノウブルから見て平和という認識もよく分かる状況で、そうねと掲示物を眺める。
…よし、普通に接する事が出来ていると思うと、
このまま何も聞かなかった事にしてしまうのもアリではないかと考えてしまうが。
顔が見れて良かった、という言葉には、心配してくれたのだなと視線が落ちた。
『お前を見た』という言葉が、こちらの身を案じてのものなのか、それとも非難なのか。
ノウブルの性質を思えば前者なのだが、それを言われたこちらの受け止め方は後者で。
…そういった変な噂や、貴族に贔屓にされているという評価からくるやっかみなどでささくれた心には、
こういうのがじわっときてしまう。)
「――ああ、あの、そういえば、私を見たって?」
(忘れてたけどって感じで切り出して、否定しておこうと思う。)