2021/06/15 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 カフェ」にセルフィアさんが現れました。
セルフィア > 平日の昼――普段ならば学院近辺で食事を済ませる少女が、今日は前から気になっていたカフェに足を運んでいた。
理由は単純。偶然が重なって、受けるべき授業が全て休講になってしまったのだ。お陰で午前中は自習、午後は解散である。
真面目な学生ではあるが、降って湧いた休みを学問の探究に当てる程の向上心があるわけでもない。
休みならば羽根を伸ばそう。リフレッシュ大事。美味しいもの食べたい。そんな欲求に、素直に従った次第である。

店に入って、位置取るのはテラス席。今の気分にも合致する素晴らしい解放感が味わえる場所だ。
吹く風は少しずつ夏を帯びてくるが、まだ涼やかで過ごしやすいと思える範囲。日陰にいれば十二分。
お洒落なパラソルの下で、店員が運んでくるプレート――キッシュやらボウルサラダやらが乗った素敵なランチに勤しもう。

「――おぉ、これが噂の。デザートは最後にするとして、ふむむ」

やってきたプレートとにらめっこしつつ、今日のランチの作戦会議。
どこから攻めて、どの料理で休憩して、最後は何で〆るか――最後だけはデザートで確定だ。
つまり大事なのは最初。サラダからいくか、スープからいくか。優柔不断な少女は、むむー、と悩んでいた。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 カフェ」にネメシスさんが現れました。
ネメシス > 今日は悪名高い騎士団の副団長の顔は捨て、穏やかな午後を楽しむ予定だったネメシス。
馴染みの店に顔を出し、静かにティータイムを過ごして終わりにするはずだった…。

(…あらら、なんだか凄い可愛らしい子が居るじゃない。)

テラス席でテーブルの上の料理と睨めっこ中の少女を離れた席から眺めては、心の中でにやけてしまう。
色白の素肌はカフェの客の中でもひと際人目をひき、穏やかな午後を過ごすつもりがついつい邪な感情が芽生えてしまった。

「ちょっとちょっと。」

元々店事態が息が掛かっているのか、それとも不良店員が居るのか。
ネメシスが声を掛けると一人の店員が傍に近づき、互いに耳打ちを始める。

「「お客様、あちらの方より差し入れでございます。」」

少女のテーブルの上に頼んだ覚えがないパインジュースが追加される。
店員がさりげなくネメシスの居る席を指し示すと、手を振る姿が。

一見、何の変哲もないパインジュース。
しかしながら実の所、とある商人から買い付けた不思議な薬が混ぜられていた。
効果は惚れ薬だとか、はたまた只の媚薬だとか。
飲む相手の体質によって微妙に効き目も変わることもあるとか。
尤も、少女が用心深い性格ならば見ず知らずの相手が渡してきた飲み物など口に付けないこともありえるだろうが。

セルフィア > 悩みながらも何とかプランを決め終えて、まずはスープを少しだけ。
口に含めば、舌の上で肉の旨味と野菜の甘味が渾然一体となって踊りだす。
確か、コンソメスープ、と言ったか。なんだかとても豪華なものを食している気がする。
ふふふ、と機嫌良くなった少女は、次と決めていたパンに手を伸ばそうとしていたのだが――。

「はぇ?あの、えぇと……?」

笑顔でやってきた店員の言葉に目を丸くして、こてんと首を傾げてみせる。
少女はただの学生で、贅沢するにもカフェのランチだけで予算ギリギリ。ジュースを頼む余分など無い。
にもかかわらず、キンキンに冷えていて、明らかに美味しいと分かるパインジュースがやってきたのだ。
店員の言う『あちらのお客様』とやらに視線を向けると、何やら素敵な美人さんの姿が見えて、まずは一礼。
それから、ジュースとのにらめっこが始まる。疑ってるわけではない。単に、優先順位が変わったのだ。
パンを食べようと思っていたけれど、もらった手前まずはこっちに口をつけるべきかしら、と思考を回して。

「ん、ご厚意を無碍にするのはいけないことですからね!」

無難な理由で自分を納得させて、パインジュースに口をつける。初夏の熱を振り払う爽快感のある味わいが快い。
思わずこくこくと半分ほど飲んでしまって、それからようやっと、軌道修正してパンに取り掛かる。
食後でお礼に行けばよいかしら、等と考えつつ。残念なことに、この少女は警戒心など全く皆無なのである。

ネメシス > (あら、あらあらら。)

ネメシスは栗色の瞳を輝かせ、思った以上にすんなりとコトが進んでいることに狂喜していた。
ちょっと暑くなってきた時期だけにパインジュースはぴったりだろう位に考えていたが、
どうやらとっても素直な娘さんのようであった。

一礼してから冷たいジュースを味わっている姿を肴に紅茶を楽しんでいる。
薬の分量的に半分も飲めば効果を確認できるはず。
さて、この娘はどのような反応を示すだろうか。

などと早くも皮算用を始め乍ら、パンを食べる姿を眺めていた。

セルフィア > もくもくと、パンを食べて、スープを飲んで、サラダを食べて、とランチは進む。
一口ずつは小さくとも、回数で補えばそれなりの速度にはなるもの。
少女が手を動かす度に、皿の上は少しずつ空きスペースが増えていく。

「ん、はむ……ん、サラダのドレッシングも美味しいですね――んむ」

こくん。また一口飲み込んで、皿の上がほぼ無くなれば、ふぅ、と一息。
後はデザートを残すのみなのだが、なんだか急に体がぽわぽわと熱くなってきた気がする。

「うぅん、なんだかお腹がぽかぽかします……」

スープを一気に飲んでしまったからかしら、等と呑気に考えて、パインジュースに手を伸ばす。
ジュースに含まれた媚薬が原因だなどと知らないものだから、冷たいものを飲んで、帳尻を合わせるつもりで。
こく、こく、と全て飲み干して――ほぅ、と息を吐く頃には、とろんと眼差しが蕩け始める。
熱を帯びた、或いは酔っ払った、というのに近い、ふわふわした感覚。初めて味わう不思議な高揚感だ。
そのせいか、食事の手が止まり、ぽやっと外を眺めるのみになる。薬が効いた、と判断するには十分すぎる変容だろう。

ネメシス > 頃合いと見たネメシスの椅子が音を立てる。
靴音が少女の方へと近づき、どこを見るともなしに視線を向けている少女の方へ手が添えられた。

「大丈夫? 急に暑くなってきたから具合を悪くしてない?
近くに私のやってる店があるんだけど、良かったら休憩していく?」

間近で見ると白さが際立つ肌、身体も細身でなんだか儚さを漂わせる。
そんな少女にこれから欲望の限りを尽くすのだと思うと、自然口角が吊り上がる。

少女の答えを待たずにまずは店員を呼びつけ、二人分の支払いを済ませる。
目に見える形で抗ったりするような様子が無ければ、肩を担ぐか、それともお姫様だっこで近くの店へと向かうだろう。
店と言ってもその実はホテルであるが。

セルフィア > 間違えてお酒を飲んでしまったのかしら、そうだ、きっとそうに違いない。
人を疑う事を知らない少女は、店員の方が間違えてしまったのだろうと思い込んでいた。
それ故、本来ならば事の元凶であるはずの彼女が近づいてきても、親切な人としか思わない。
彼女の手が肩に触れる。瞬間、触覚を駆け抜けるのは、驚く程に鮮明な衣擦れの感覚。
上手いこと声は飲み込んだが、心臓が一度跳ねた。鼓動が加速し、胸が痛む。

「ふぁ……あの、ジュース、ありがとうございました……。
 そ、そこまでして頂く、訳には……ん、ぁ――ひゃうっ!?」

呼びつけられた店員は、先にジュースを運んできたのと同じ人。
それ故か、勝手知ったるかの如く、スムーズに支払いまで終わってしまって。
デザートまだ食べてないのに、という未練は残ったものの、状況的に仕方なし
少女は目当ての甘味を諦めて、彼女の狙い通りにホテルへと連れ込まれてしまう。
抱き上げられれば恥ずかしそうにしながらも、彼女にそっと寄り添ってしがみつく。
それから、蕩けた瞳で彼女を見上げつつ、格好いい方だなぁ、と乙女心をときめかせていた。

ネメシス > 入った先はネメシスの組織が管理する物件の一つであり、所謂連れ込み宿。
入り口で部屋の鍵を受け取ると、お嬢様を抱きかかえたまま階段を上がる。
二人分の体重で軋む木の階段を踏みしめ、二階にある一室へと。
テーブルからベッドに至るまで白樺で統一された部屋は何故か甘い香りが漂っていた。

これもまた、少女に飲ませた薬と同様の効果を示す香。
ネメシスが手ごろな女の子を連れてきた時の為に日常的に用意されている。

「食事中に悪かったわね、でもあのままだと倒れかねなかったから。
ここのホテルも甘味は置いてあるから後でご馳走してあげるわ。
所で、お名前を聞いて良い? 私はネメシス、宜しくね。」

入り口の扉を閉めると、ベッドの上に少女を寝かせて。
紅潮した頬を撫でながらまずは自己紹介。
満面の笑みを浮かべつつ、ベッドの端に腰掛け、少女の顔を覗き込む。しがみ付かれた時の感触がまだ腕に残っており、思わず触れたほうの腕を掌で撫でていた。

セルフィア > 凛とした女性に抱き上げられて、街中を移動する。それは、絵物語が好きなら一度は夢想するものだ。
悪の魔の手から救われたお姫様が、王子様の腕の中に収まる。典型的な誰もが知っているロマンス。
それと同じ体験を今している。そう思うだけで、胸の高鳴りが止まらない。収まらない。
それこそ、彼女に心を奪われて、憧れや恋慕を抱いてしまいそうになる。少女は夢見がちだった。

辿り着いた場所は、柔らかそうなベッドに品の良いテーブルと淫らな空気は微塵もない。
それ故か、少女は連れ込み宿に居るだなどとは思わず、彼女のプライベートな空間にお邪魔している気分だ。
ふわりと漂う甘い香りにも、何かの花でも飾られているのだろうかと考えるのみ。
人は都合の悪いことを考えから除くというが、少女の場合は完全に、全幅の信頼を彼女に寄せていた。
ベッドの上に寝かされ、頬を擦られる。それすら、好ましい人との接触で頬が熱を帯びてしまって。
心の中が全て顔に出てしまう。少女的には恥ずかしすぎる状況に陥りながら。

「あ、えぇと、ありがとうございます、ですが、そこまでして頂くわけには……。
 ネメシス様、ですね?私はセルフィアと申します。こちらこそ、よろしくお願いします」

彼女の笑顔に釣られて微笑むと、ふわふわした感覚に身を委ねる。
それでも火照りは収まらず、肌は仄かに汗を纏い、服をしっとり濡らしていく。
ともすると、夏用の薄手のブラウスは透けてしまい、内側の肌の桜色を顕にしてしまっていた。

ネメシス > 「困った子をそのままにはしておけないでしょう?
だからこれは当たり前のことなの。」

セルフィアと名乗った少女に笑みを浮かべたまま、視界の端では薬の効果をまじまじと観察してる。
薄いブラウスは全身から湧き出た汗で透けてしまい、桃色の肌はネメシスの欲情を刺激するに充分であった。

愛くるしい少女の頬を撫でている間も、少女から漂うフェロモンがネメシスの下腹部を刺激していく。

「まずはシャワーでも浴びましょうか。
一息つくにしてもそのままだと風邪をひいてしまうかもしれないし。
ほら、行くわよ。」

火照ってたままの少女を再び担ぎ上げ、共にシャワー室へと。
身体が動くようなら脱衣所に立たせ、そもそも力が入らない程に薬の効果が出ているような椅子に座らせてから脱衣を手伝うか。
少女が脱衣を済ませると、自らも服に手を。

セルフィア > 「はぅ……そ、それは素晴らしい志だと思います」

見た目が美麗で、考え方まで素晴らしい。少女はそう理解していた。
それこそ正しく、創作の世界に良く在る聡明な騎士様を思わせる存在だと。
こんな方に助けてもらえた自分は、何と運の良い存在なのか、とも。
警戒心が全く無いが故の何処までもすっ飛んだ勘違いだが、少女にとっては真実だ。
シャワーを浴びよう、という提案にも素直に頷くと、今度は先より嬉しそうに腕の中に収まった。

「わ、とと、何度もすみません。あの、重くないですか?
 えぇと、お恥ずかしい話なのですが、足に力が入らなくて……」

下ろしてもらう際、建てるかと重い足をおろしてみたのだが、何処か足元がおぼつかない。
支えのものがあれば立っていられる。だが、何もなしで立つには少しばかり薬が効きすぎていて。
結果として、羞恥心をくすぐられながら、彼女の手で脱衣を手伝ってもらうことになる。
そもそも、学院の制服はそこまで凝った作りではなく、見た目通りに脱がせられる。
ブラウスの中――下着姿は、パステルカラーの一式上下を身に着けていたが、どちらも湿っている。
大部分は汗によるものだが、秘所を覆う簡素な布切れは、汗よりもぬるりとした蜜にも塗れてぐしょぐしょだった。
全て脱がされ終えたなら、平時よりも荒い呼吸のまま、彼女の支度を待つばかり。
その間もじくじくと疼く腹の奥から垂れる秘蜜は、椅子の座面にねとりと拡がり、発情の度合いを示していた。

ネメシス > 「でも、それで君のような可愛い子と仲良くなれることもあるわけだし。」

首を右に傾け、恥ずかしそうに視線を逸らした。
騎士であることは間違いないのだが、少女が思う様な高潔な存在ではない。
寧ろこれから毒牙に掛けようとしている自分には少女の表情がとても眩しかった。

「どちらかと言うと軽くて心配になる位。
それなら無理はしない事ね。
私が脱がすから、手足だけは動かして頂戴。」

華奢な少女を自らの手で脱がすと言うシチュエーションもちょっとそそられた。
学院の制服を脱がし、汗と蜜で濡れた下着を脱がすとき、顔には出さなくても
思わず鼓動が高鳴ってしまう。

一糸纏わぬ状態尾少女を座らせたまま、今度は目の前で脱衣を。
パンツスーツを脱げば、白のシンプルな下着を上下ともに脱ぎ落す。
少女ほどではないが色白で、出ると事は出た女性らしい身体が露になる。
但し、こちらは股座に人並み外れた巨大な剛直が生えていた。
少女の裸体に反応し、先からは雄の香りを撒き散らし、
ネメシスの腹に当たる程、直立に隆起する剛直。

「お待たせ、汗を流しましょう。」

何事も無い様に笑みを浮かべたまま少女を抱き起し、シャワー室へ。
抱きかかえたまま少女の汗をシャワーで流すことになるだろうか。
そうなれば、自然と少女の肌にも剛直の硬さや熱が伝わってくるだろう。

セルフィア > 「か、可愛いだなんて、照れてしまいます……」

ナンパというものを経験していれば常套句だと分かるものだが、生憎この少女はレアな純粋培養。
彼女の言葉を真に受けて、いちいち照れながら、もじもじと体を揺する始末。
彼女はただ聡明なだけでなく、機知にも恵まれた人であるらしい、とすら思っている。
知識はあるが、経験はない。その代表例としてうってつけなのがこの少女だった。

「綺麗で、優しくて、力持ち……凄いです……
 あ、えと、分かりました。ありがとうございます!」

想像力逞しい少女の中で、彼女の株が加速的に上がっていく。
普段なら断って自分でどうにかしようとする筈の脱衣を任せたのもその一環だ。
迷惑をかけたくない、よりも、触れてもらいたい、が上回ってしまったから。
媚薬がなくても容易く落とせただろう少女が、薬ですっかり陥落寸前だ。
或いは、警戒すらしていない上に好感度が高い、と考えると既に陥落済みかもしれない。

目の前、彼女の脱衣が始まると、見てはいけないと思っていても釘付けになってしまう。
他の同性には感じたことのない感情。禁忌を犯す背徳感。それに伴う気分の高揚。
有り体に言えば、好きな人の裸を見たい、の一言で収まってしまいそうではあるが。

顕になるのは、自分とは異なる女性的な体つき。それから、固く屹立した雄の象徴。
知識として、女性体に男性器を持つ者も存在すると知っては居たが、見たことはない。
父親と風呂を共にした、という経験もないものだから、産まれて初めて見たに等しい。
甘い匂いに混ざる雄の臭い。それすら、嫌なものではなく、下腹部に劣情の熱が湧くのみ。

「あ、いえ、大丈夫です――ふ、ぁ……」

彼女が近づいてきて、抱きかかえられる。今度はお姫様より子供を抱き上げるそれに近い。
少女の下腹部に当たる肉棒の感触。しかしそれすら、熱くて固くて凄い、と感嘆してしまう。
とは言え、言及するのは流石に羞恥がすぎるらしく、肌に触れる熱を密かに楽しむだけだった。

ネメシス > シャワールームは部屋の広さに比べるとどちらかと言うまでもなく狭かった。
これは身体の密着できる機会を増やしたいと言うネメシスの希望が多分に反映されている。
温かい湯が流れる音が充満する密閉空間で、互いの身体が擦れ合っていく。

頭からつま先まで湯を流し、とりあえず汗は流れ落ちた。
ただ、それで少女の身体で生じている熱が冷めることは無く。
同時にネメシスの劣情も膨らむばかりであった。

「ねえ、さっきからここずっと濡れてるみたいだけど。」

突如、シャワーを止めたネメシスが少女の下腹部に手を伸ばす。
湯で清めても未だ滑り気を帯びている割れ目に指を入れ、中を掻きまわそうと。

「ひょっとして、私の身体を見てその気になっちゃった?
だとしたら、私もなんだよね。
どう? 私で良かったら、一緒に楽しまない?」

栗色の瞳で少女の顔を覗き込んだまま、互いの息が顔に当たる様な距離で問いかける。
剛直は既に少女の胎や胸に先が触れ、真っ赤に充血した亀頭から半固形の汁が漏れ出していた。

「服を脱いでる時もずっと私の身体を見てたよね。
実は、私も貴女の事興味あるんだ♪」

やがて、互いの唇が近づいていく。
少女が振り払う様な事をしなければ、唇を奪われることだろう。

セルフィア > 脱衣所の隣――シャワールームは、二人で入るには中々厳しい広さだった。
彼女よりも矮躯である少女ですらそう感じるのだから、本来は一人用なのかもしれない。
とは言え、今の少女は一人だといつ倒れてしまうかわからない。意識はあっても怪我はする。
それ故、彼女という頼りがいのある存在に身を委ねることになる。本人の希望も勿論含みで。

まず、火照った肌には若干温く感じるお湯を浴びる。媚薬で敏感になった肌には、水滴の滑りすら克明で。
全身を羽の先端がかけるような軽い刺激と水滴そのものが体を叩く強めの刺激のコンビネーション。
少女にとっても性感帯の胸元や下腹部にシャワーの流れが当たると、少女は幾度も身を震わせて。
シャワーの流れが止まると、快楽に押し流された少女はふにゃりと緩んだ状態で、彼女に寄り掛かる。

「ふぁ、ふっ――ぁ、ん、くっ……あ、あの――ひゃひぅっ!?」

ぬるりとした蜜にまみれた秘所に、ほっそりとした彼女の指が入り込む。
奥まで差し込むならば、彼女の指先に薄い膜――純潔の証が触れることだろう。
一度も経験したことのない、初物の処女。それが、媚薬で食べ頃になっている。
そんな事実を、言葉よりも如実に、彼女へと伝えてしまって。

「ん、ぁ――ふ、ぁうっ、み、見つめちゃって、ごめんなさ――ぁ、ふっ!
 え、えぇ、と、こういうことは、大切な人としちゃいけないと、思ってます、けど。
 けど……うぅ、ネメシス様なら……優しい方ですから、平気かも、しれません」

自分がどうすればいいのかがわからない。閨を共にする誘いなど初めてだ。
それが、嫌う相手なら拒絶した。そうでなくとも、まごついたりはぐらかそうとはした筈である。
だが、薬による増幅があるとは言え、少女の中に根付いた彼女への好意は恋慕の領域すら目指せるものだ。
断るなんて出来なかった。少女だって、ヒロインに懸想して、同じ様に幸せになりたいと思い願うのだから。

「……ネメシス様のこと、お慕いしてしまっても、良いのでしょうか」

答えが返ってくるかはわからない。だが、言葉にせずにはいられない。
答えより先に重なる唇。知的な理解より先に、少女の心が彼女の雌になる事を受け入れていた。

ネメシス > 「あ、ごめんなさい。」

指に触れた違和感に思わず謝意を述べてしまう。
初々しい少女の反応からすれば用意に想像できたことであるが、
今日のネメシスは少女に影響されたのかいつになく素直で大人しかった。
初物の少女であることに歓喜するどころか、自分が触れてよかったのだろうかとさえ思い始めている。
それでも少女の胎に触れて居る剛直からは汁が滲みだし、心と体が相反していた。

「謝らなくても良いのよ、私もカフェで見かけた時からずっと気になっていたんだし。
じゃあ、こんな所で勢いでって訳にはいかないわね。
逆上せる前に出ちゃいましょうか。」

少女の口から誠実な思いが伝えられると、ネメシスは少女を抱えたまま脱衣所へ。
ふかふかのバスタオルで二人の身体を丹念に拭いてから、最初に座らせたベッドへ向かう。

「当然よ、と言うか私から言うわね。
セルフィア、私の女になってくれる?」

シャワー室の中で交わした唇の感触は未だ生々しく残っている。
ネメシスはベッドの上で少女を仰向けにした後、細い両足を広げさせる。
その間に腰掛け、剛直を割れ目に擦り付けながら少女の額に手を載せ。

今度はこちらが答えを待つ番だ。
剛直は少女のナカに入りたくて戦慄いているが、それを必死にこらえて居た。

セルフィア > 今の少女は全てを都合よく捉えてしまうから、シャワールームでの交わりでも喜んだだろう。
しかし、彼女が配慮を重ねてくれるなら、当然嬉しいし、何よりも好意が膨れ上がっていく。
彼女は素敵な女性だ。それこそ、自分が一人で独占するのが恐れ多い程の方だ。そんな思いが生まれる。
他方で、彼女に一秒でも長く見ていてほしいし、触れていてほしいという下心も浮かんでしまう。
最早、薬の効果が抜けたとしても、彼女への思慕が変わることはない。そんな確信すらあった。

「やっぱり、ネメシス様は優しいです。その、我慢は辛いものだと、本で読みましたから」

先程触れた肉棒は、僅かになぞるだけでも跳ねていたし、今もなお切っ先に先走りを滲ませている。
それが生理現象であると同時に、興奮しているが故の状態だ、という知識はすでに持っている。
或いは悪友との会話や押し付けられた大人用の書物から、我慢が辛いことも理解していた。
だからこそ、彼女の何気ない気遣いが、場所を変えようという思いやりが、少女には嬉しくて。
抱き上げられ、柔らかなバスタオルで包まれる。水滴一つ残さんとする、繊細で優しい手付きだ。
それからベッドの上、柔らかな感触を背中に、彼女の気配を下腹部の側にそれぞれ感じる。
ずっとしていたかった口吻。その前の問いへの答えが、寸前で返す問いとして少女に戻る。
――決断に迷いはなかった。他の誰かに捧げるならば、彼女にこそ奪って欲しい。だから。

「……はい、セルフィアを、ネメシス様のものにしてください」

――緊張していた。胸の鼓動はこれまでの人生で一番うるさかった。
だから、ちゃんと笑えていただろうか。嬉しさを伝えられただろうか。
それだけが少し気がかりだった。初めてだから、上手に出来たか不安なのだ。

ともあれ、薬の存在を知らないからこそ、今の決断は少女の意思だけのものになる。
彼女の裏の顔は全く知らないが、きっともう、知ったところで戻れない。
そんな人だけど好き、になってしまう。分水嶺はもう超えたのだ。
だからあとは、彼女と名実ともに結ばれる、その瞬間を待つばかりだ。

ネメシス > 「う~~ん、それはそうなんだけど。」

優しいと面と向かって告げられ、慕われるとなんだかむず痒い。
一人きりであったならば頭を抱えて見悶えていた位だ。
それでも少女から視線を逸らさなっかったのはきちんと思いを受け止めたかったから。
やっぱり気恥ずかしいのか眉尻が下がったりはしているが。

「分かったわ。 じゃあ、今から入れちゃうわね。
分かってるかも知れないけど、私のは他の人よりもちょっと大きいから。
痛くても怒らないでね。」

少女の緊張が伝わったのか、珍しい表情が硬くなる。
深く呼吸をしてから、少女の太腿を左右に広げる。
いよいよ結ばれる時を迎え、ヒクヒクと蠢く亀頭を少女の聖域に宛がい。
メリメリと、純潔を散らしながら巨大な生殖器が頭を埋めていく。
初めは亀頭が、そして肉竿が半ばまで入り込むか。
巨大な肉棒はそれまで異物の侵入を受けたことのない場所を内側から抉じ開けていく。
ただし、ネメシスなりに気遣いながらの挿入の為、今は膣奥を亀頭が触れるだけであった。

「どう? 大丈夫?」

セルフィア > どうやら、彼女は褒められ慣れていないらしい。どうしてだろうと思えるほどに。
だが、それならそれで、彼女がむず痒そうにしている姿を楽しめるからそれもよし。
他の人が知らない姿だったら、尚更特別感があって良い。そんな考えに終始して。

「……大丈夫、です。痛いのも、全部思い出に残します、から」

足首に彼女の手が触れる。左右に開かれる感覚は、この上なく恥ずかしい。
だが、同時に嬉しくもある。これから見せる姿は、彼女しか知らないのだから。
秘所の粘膜に触れる切っ先。火照っているのに尚熱くて硬い肉が粘膜を割り開いてくる。
強烈な圧迫感。大丈夫とは言ったが、それでもやっぱり不安だし、怖い。
だから今ばかりは、手足が上手く動かなくて良かったと思う。逃げられなくて、良かったと。

「んくっ――ぁ、は、ふっ……ぃ、あ、ぁあぁああああっ――!!」

ゆっくりと、破瓜の時が迫ってくる。ぷちぷちと、肉が裂けて破れる音が聞こえた気すらする。
そして、ぱつん、と中で何かが貫かれた。喪失感と満足感が綯交ぜになって胸を満たす。
鮮烈な痛み。純潔を失った証か、鮮やかな赤の筋が彼女の肉棒を伝い、シーツに滴り落ちていく。
それでも、痛いとだけは言わなかった。前向きで、夢見がちで、頑固な少女は存外意志も強いのだ。
大丈夫。だから痛いとだけは言わない。自分の中で決めた、絶対のルールを守らんとする。

「ぁ、はっ――ん、ぅうっ……だい、じょうぶ、です。おっきくて、びっくりしました、けど――っ!」

彼女の肉棒が半ばまで入ると、少女の中は目いっぱいに広がって、彼女を受け入れた形となる。
確かに彼女の言葉通りで、その立派な逸物は初心者向けのものではなかった。かなりの異物感がある。
それでも、今は自分の快楽より、彼女に貪って欲しい。そんな思いから、気遣いは無用と笑んで見せた。

ネメシス > 「そう、それじゃあじっくりと二人の思い出を作っていきましょうね。」

女の子に取って尤も大切なモノを奪う。
日頃からしていたことだが、なんだかとっても背徳感を覚えていた。

巨大な肉竿が少女の純潔を奪い、割開く。
亀頭は充血しきり、拳ほどの大きさと固さを誇っていた。
華奢な少女の身体を貫くことにこれ以上ない程の興奮を感じている証だ。

「じゃあ、動いていくわよ。
出来るだけ気を付けるけど、何かあれば早めに言ってね。」

両足から今度は少女の左右の腰を掴み。
ベッドのスプリングが悲鳴を挙げる程の激しいストロークを始める。
巨大な剛直が襞肉を擦り、抉る。
拳大ほどの亀頭が膣内を通過する様はまるでフィストファックのようですらあった。
獣が一方的に貪る様な暴力的な腰遣い。
やがて、肉竿は少女の膣を拉げながら根元まで入り込んでいく。
亀頭は子宮口に到達し、ノックと言うには荒々しい程に殴りつけていた。

セルフィア > 「はい、素敵な思い出を、沢山っ――んんっ、ふ、ぁ――!!」

ぐりゅ、ぐりっ。竿の切っ先が奥を小突く。その度に、痛みと痺れの混ざったものが背筋を抜ける。
感じるものが痛みだけでないのは、彼女が事前に盛った媚薬のお陰。怪我の功名とはこのことか。
男性と比べてもなお逞しい長大な巨根。それが自分の中に入っているとは、到底信じられない。
しかし、彼女の肉棒の切っ先は自分の中に消えていて、奥を押し広げられる感覚は確かにある。
限界まで頑張って、彼女のものを七割咥えるのが精一杯。それでも、止めてと言うことはなく。

「んぁ、はっ――ぅ、くっ……んぅうっ、お、くっ、破けちゃい、そっ、なのにっ……!
 じんじん、してっ、目の前っ、ぱちぱちって、白いのが――んぁ、はっ、ん、きゅぅうっ――!!」

彼女に組み伏せられる。捕食者に囚われたも同然の姿勢で、中をひたすら掘削される。
一突き毎に、彼女の肉棒の硬さを、形を、秘所が覚えていく。少しずつ飲み込む長さが増えていく。
少女の中――内臓の位置すら、彼女に変えられてしまう。それこそ、彼女の女になる、ということなのだろう。
秘所の粘膜が、襞が伸ばされ、彼女を受け入れるに足る存在へと生まれ変わる。そんな儀式じみた性行為。
普通の娘なら泣き叫ぶ様な光景だが、好意故の多幸感と媚薬の力が、少女に甘いさえずりを齎して。

「んぁっ――は、ぅっ――ネメシス、様っ、もっとっ、いっぱい――は、ひゅっ……んぁあっ!!」

無意識に、縋るように伸ばす腕。それは、彼女の存在を、より確かに味わいたいと願うもの。
抱きしめてほしい。押しつぶしてほしい。全身で彼女の存在を味わわせてほしい。
自覚していなかった、貪欲な自分。その存在に気づきながら、荒々しい交合を受け止めていた。
他方で、未使用だった内側の粘膜は、肉棒の切っ先に無数の粒が当たったり、襞がねっとり絡まったりする。
前人未到のその場所は、外見に似合わず雄を搾りとるに優位な名器でもあるらしく、不随意に動く分容赦がない。
少女が望む通り、彼女の熱い迸りを一刻も早く受け入れるべく、吸い付いてうねることだろう。
破城槌にも似た苛烈な殴打の最中、子宮の入り口が肉棒の先端に密着する。
それも、一滴すら零さぬという本能の発露であり、少女自身の思いですらあった。

ネメシス > 「そうね、今度私の屋敷に来てくれる?
お互い好きになった相手がどんな人か知る必要はあるでしょうから。」

ネメシスに取ってこれは一種の賭けのようなものであった。
今は少女の前でのみの優しい顔を見せているが、本当はより強欲で凶悪な存在。
無論、少女に対する思いが嘘と言う訳では決してないのだが。
それでも少女が王都に居る以上遅かれ早かれ普段のネメシスの姿を見られる日が訪れる。
ならば早いうちに知らしておく方が良いだろうと。

「ん? ここをこうされるのがいいのかしら?」

身体を傾け、次第に少女の身体に覆いかぶさりながら、子宮口を執拗に亀頭で殴りつける。
時には密着させたまま、ボルチオを開発すべくグリグリと擦りつけ、子宮口やその先すらも蹂躙する気配を伺わせた。
少女は儚げな身体でありながら、ネメシスの欲望を受け入れてくれている、それが嬉しかった。

「いいわ、貴女本当に可愛いわ。
お返しにたっぷりと出してあげる。」

小枝のような細い腕に抱き締められると、いよいよネメシスはピストンのペースを上げていく。
互いの下腹部が垂直に密着し、正しく種付レイプ。
ガツンガツンと子宮口に亀頭が体当たりを繰り返し、擦れる度に襞がうねり、膣全体に噛みつかれるような感覚に肉棒が震え…。

「ん、んんん~~~♥」

最後は両手で少女を抱き締めた状態で果ててしまう。
規格外に巨大な肉棒に大量のザーメンを溜まり、それが一気に子宮内へと注ぎ込まれる。
入りきらなかったザーメンは逆流し、シーツに白い水たまりを作るのか。
はたまた、少女の胎にとどまり、腹を膨らませることになるか。

どちらにせよ、ネメシスは少女と唇を重ねることだろう。

「最高だったわ、貴女はどうだった?」

セルフィア > 「ネメシス、様のっ、お屋敷――ん、くっ……私も、行きたい、ですっ――くひゅっ!
 そ、です、ねっ――ネメシス様が、どんな人、なのか、んぁ、ふっ、知らなきゃ――ぁあっ!」

今の少女は、彼女が優しさ以外にも別の顔を持っているなどとは思ってもいない。
だから、彼女の屋敷に招かれた時に、彼女の別の側面を初めて見ることになるのだろう。
だが、きっと、この交わりに至るまでで育った彼女への思いは、容易く揺れ動いたりはしない。
その辺りは、見た目以上に一途で頑固だという少女の別の面を見て貰うことになるだろう。
好いてしまった相手であれば、悪い面すら良く見えてくる、という話もあるのだから。

「ふっ――ぁ、はっ、それっ、体が勝手に、跳ねちゃ――ふ、ひゅっ――んぅううっ!!
 あ、はっ――これ、好きかもっっ……覆い被さられてっ、押し、潰されてっ――!!」

本気の、正真正銘の種付け。体重すら駆使して、逃さないようにしてからの密着中出し。
その瞬間が、もうすぐに迄迫っている。中で膨れて、硬さを増す肉棒が雌の本能に告げるのだ。
今からお前は孕まされると。雄の証を注がれて、名実ともに彼女の物で汚されると。
それが、今の少女には何より幸せに思えて、感情が高まって、性的快楽にリンクする。
最後の一突き。抱きしめられながらの掘削は、子宮を押し上げて固定する。
同時に放たれる熱い迸りが、逃げ場のない少女の中を満たさんと子袋の壁に叩きつけられる。
ある学術書では、内臓粘膜に感覚など無いという。だが、彼女の放った精の熱さは錯覚ではない。
体で感じなくとも、心がそう感じたのだ。律動。放出。その全てを子宮一つで受け止めて。

「ふっ――く、ぅぅぅぅぅううっ――ぁ、はっ――ぅぅうっ、ん、はっ――ぁ――!!」

声とも音とも取れる、余裕など全く無い嬌声。快楽を処理しきれなかったが故に漏れ出たノイズ。
彼女の力強い抱擁は、少女からすれば息苦しくすらある。しかし、この密着度が好きだった。
押し潰されて、抱きしめられて、求められる。女の本懐だと、本能が恭順を、屈服を告げる。
魔術的な契約を交わしていたならば、きっと証が浮かんでいただろう。そんな気すらする交わりだった。

息も絶え絶えで、収まりきらぬ精液をシーツの赤い染みに上塗りしながら、口吻を交わす。
ちゅ、ちゅ、と小鳥が啄むようなもの。それから、少し不慣れながらも舌を弄ばれてみるもの。
生憎と、経験値がなさすぎて自分から舌を差し込むことは出来なかった。今度教えてもらおうと思う。
そうして、呼吸が少しばかり整うまで口吻だけを貪って過ごす。彼女の言葉には、小さく頷いて。

「……私も、最高、でした。何も、考えられなくて、だけど、ネメシス様だけは分かって。
 あんなにぎゅってされて、苦しい程に押しつぶされて……激しくて、えへ、えへへ……」

思わずにやけてしまう。表情が緩んでしまって収まらない。
ふにゃり、力の抜けた満面の笑みは、何よりも如実に彼女との逢瀬の感想を語っていた。

ネメシス > 小鳥が啄む様なキスもなんだか新鮮で気持ちよかった。
何より、少女の初々しさが感じ取れてとても心地が良い。

「ごめんね、私って結構ケダモノなのよね。
セルフィアが可愛すぎて、優しくしてあげるつもりがついついやりすぎちゃった♪」

舌を見せて誤魔化すような表情を見せる。
にやけた表情の相手を見て居ると、なんだか満たされた気持ちになる。
性欲旺盛な身体はまだまだ射精することは出来るのだが、そんな気分には慣れなかった。

「初めてが私で大変だったしょう。
後で汚れを落とすとして、まずは一休みしましょうか。」

少女の頬を左右から撫でてから、ゆっくりと一物を抜き取る。
肥大化したままのモノをどうにか抜けば、突然できた隙間から精液が流れ出す。
いや、噴き出すと言うほうが正しいか。

「いつものことだけど、凄い量出しちゃった。」

すっかり栗の花の香りが部屋中に漂うようになってしまい、頬を赤らめる。

「それじゃセルフィア、これから宜しくね。」

ベッドの上で余韻に浸っては、セルフィアの額にキスをする。

セルフィア > 大人の時が終わると、先までが嘘のような平穏がやってくる。
とは言え、腹の奥はなんとなくまだ拡がったままで、違和感も痛みもあるのだが。
それ以上に、彼女との交わりを何事もなく終えられたことが少女にとっては嬉しかった。

「その、セックスって、こんなに満ち足りたものだったのですね……。
 優しいのもきっと好きですが、あんなに求めてもらったの初めてでした。
 ですから、えぇと……はしたないかも、ですけど、激しいの、好きかも、です」

舌を出して戯けてみせる彼女。対する少女は、素直な思いを口にする。
恥じらいはあるが、言わなければ伝わらない。だから敢えて、音にした。
大変だったか、と言われると少しだけ悩んでみせた後で。

「……ネメシス様としかしたことないので、大変だったかは分からないです。
 そう、ですね。ふわふわは抜けたみたいなのですが、腰がガクガクしちゃって」

中から彼女の物を抜かれると、思わず変な声が漏れそうになった。
抜き取れば、どろりと濃厚な白濁が溢れ出る。勿体ないなぁ、と思ってしまう。
とは言え、腹の奥に、確かに彼女の吐き出したものを感じるから、それで良しとしよう。
実際に孕むかどうかは未知数だ。未熟な体は、月のものも安定しきってはいない。
だからその内、母になる覚悟が出来た時に、彼女の赤子を産めたら良い。
無意識の内に伸びた手が己の腹を撫でるのは、考え事の中身のせいだろうか。

「それは、いつも、沢山注いで貰えるってこと、ですね?
 ――はい、ネメシス様。こちらこそ、よろしくお願いします」

額への口吻。愛情よりも親愛に近いそれを、喜んで受け取って。
お返しをしたいが体はクタクタで動きそうにない。だから、余韻を噛みしめるばかりだ。

ネメシス > 「初めてでそこまで感じれたなんて凄いわね。
人によっては痛がって終わる人も居るくらいなのに。
貴女がいいのならこれからも求め続けるわね。」

なんだかとてもむず痒い。
真っすぐな気持ちがネメシスの胸に突き刺さった。

「まあ、暫くは満足に歩けないかもね。
貴女、予定はどうなってるの?
明日は責任取って学校まで送るわ。」

少女が腹に手を添えて居ると、その上に自らの手を載せる。
未成熟な少女の胎に子種を注ぎ込むと言うのはとても刺激的だった。

「貴女がいいのなら幾らでも注いであげるけど、あんまりやってるとそのうち出来ちゃうわよ?
あ、私は嬉しいし子供もウチで育てるから良いんだけど。
貴女は大丈夫?」

今更であるが、心配になってしまう。
背中に手を回し、抱き合う様に寝転がりながら問いかけた。

セルフィア > 「うぅ、それだと、私が淫らな子みたいじゃないですかぁっ……。
 ん、ネメシス様となら、良いですよ?また、して欲しいなって思ってますし」

これまではしたことがなかったから、なんともなかった。
だが、一度この充足感や快楽を知ってしまうと、知らない頃には戻れない。
それに、少女もまた思春期なのだ。性欲は表にしなくとも旺盛で、発情だってする。
だから、求められたら断れないし、断る気もない。自分だって、したいのだ。

「歩けない、ですか……まぁ、良いです。仕方ないことですし。
 今日はすること無かったですし、明日は学校ありますけど……」

彼女の手が腹に触れる。くすぐったさと弱い痺れが背筋を滑り抜けていく。
苛烈なピストンで子宮性感の萌芽もあったのだろう。衝撃で声が出てしまいそうになる。
その内もっと敏感になったら――想像して、こくりと思わず唾を飲んだ。

「子供は……いずれ、欲しいです。ちゃんと、私がお母さんになる覚悟が出来たら。
 ですから、それまで待っててくれますか?それまでは、出来ないように、しましょう」

しないという選択肢がない辺り、少女が淫蕩だという評価は正しいのかもしれない。
抱き合うように寝転がりつつ、時折じゃれ合うように上下や左右を交換して。
学院に戻ったら、避妊魔法をしっかり身につけよう。そんな直近の目標が出来たのは秘蜜だ。

ネメシス > 「そういう意味じゃなくて、お互い相性良いんだなってこと。
それならこれからもたくさん愛し合いましょう。」

媚薬の影響も多分にあるはずだが、そこは口にすることは無いだろう。
ただ、次からは薬など使わなくても今日と同じくらいに盛り上がりそうな予感がする。
それにこれから少女の身体がどんな風に成長していくのか楽しみでもあった。

「じゃあ、明日学校までは私が送るわね。
流石に校内にずっと寄り添う訳にもいかないから身体を動かす授業は見学になっちゃうかしら。」

腹の上には無駄な肉がほとんど乗っておらず、薄かった。
そんな薄い胎の中を自らの剛直で暴れまわっていたと思えば、その時の感触が蘇る。

「分かったわ、でも気を付けてね。
私の種ってすっごい元気だからそのうち魔法を突破しちゃうかも知れないわよ。」

不穏な言葉を吐きつつも、互いにじゃれ合う。
学院で避妊処置の魔法を覚えてくるだろうことは予想がついたため、
今後は互いの魔力が鎬を削ることにもなるのだろうか。

その後も暫く二人でじゃれ合い、少しの休憩の筈が予想以上に長く過ごすことになってしまった。

セルフィア > 「……相性が良い、ということなら、嬉しいですね。
 愛し合う、ですか。照れてしまいますね……ふふふ」

もじもじ。頬を朱に染めながら、嬉しそうに、照れくさそうに。
彼女が望むなら、今日よりハードな遊戯であっても、拒否することはしないはず。
その先に、彼女の好みをたっぷりと教え込まれた娘が一人出来るかどうか、だ。

「んー……そうですね、いつもはご迷惑になるから、と断ってしまうのですが……。
 ふふ、甘えてしまっても良いですか?私が甘えても良いと思える、貴重な方ってことで」

遠慮しがちな少女にとって、気兼ねなく過ごせるというのが一つの親愛の証だ。
現状、そこまで思える相手は彼女だけ。だからこそ、自分の迷惑を拾ってもらう。
代わりに、自分も彼女のお願いや迷惑、甘えをしっかり受け止めていこうと決心して。

何度か下腹部を撫でられていると、むずむずと不思議な気分になってくる。
とは言え、疲労困憊な体でもう一回戦は無理だ。我慢しておくことにする。

「……そうしたら、一生懸命お母さんになる勉強しないとですね。
 こんなに若いお母さんは、大変かもしれませんけども、頑張りますから!」

己が未熟で、何もかもが足りないことは分かっている。だから、歩みを止めはするまい。
全ての準備が整ってから面倒がやってくる、というわけでないのが人生なのだから。
その時は存分に彼女を頼って、協力して、乗り越えていけば良いのだろう。きっと。

そうこうしている内に、夕刻が、夜がやってくる。
帰宅するつもりももうないから、明日までのんびり彼女と過ごそう。
お互いの好きなものとか、そういった由無し事を話しながら。

翌日、別れ際にはキスをねだってみたり、抱きしめてほしいと訴えたり。
実は彼女に負けず劣らず貪欲かもしれない少女は、終始幸せそうだったのだとか――。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 カフェ」からセルフィアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 カフェ」からネメシスさんが去りました。