2021/06/03 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にカグラ・ヒトトセさんが現れました。
カグラ・ヒトトセ > 「ふむ……今日は仕事はあるにはあるが…」

冒険者ギルドの依頼板の前、腕を組んで仕事を探す。
視線の先には複数の仕事があるが単独で行える仕事は採取系ばかり。
己が求めるような討伐系の物は複数推奨の物ばかりしかなく、一人で活動をしている身としては受けたくても受けれないものばかり。

普通ならばそこで採取系を選べばいいのだが諦めが悪いように視線を動かし。
臨時メンバーの募集はかけていないかと別の掲示板に視線を向け。
どちらでも良いので討伐の仕事がないかと探して。

カグラ・ヒトトセ > 「仕方がないか。贅沢も言えんか」

望む仕事は受けれそうにはないが仕事をしなければ先立つものは溜まらない。
なら贅沢は言えないと一人でも問題なさそうな最初の仕事を手にし。
受付へと向かって…。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からカグラ・ヒトトセさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 食事処『香魚庵』」にシルニアさんが現れました。
シルニア > 「んぅ...?」

目が覚めれば、誰もいない。そもそもなんで眠ったのだっけ。
顔を上げれば鈍い頭痛。ぼんやりと視線を泳がせれば、顔なじみの店主と目が合い、食堂で酔い潰れていたことを思い出した。

『あぁ、起きたか嬢ちゃん。見栄張って飲めねえ酒を飲むからそうなるんだ。周りのムサくるしい奴らは嬢ちゃんに伝票押し付けて帰ったよ。』

「うるひゃいのれす。おしゃけが飲めなくなんかないれすし。
でんぴょーはぁ...これでいいのです。きょーは、特別な日、れすし。」

なんて、呂律の回らない言葉で店主の小言に反論しておく。
ついでに、恐る恐る伝票を見れば、「計:4124ゴルド」の文字。本当に遠慮を知らない彼らだが、今回の借り──私の住居兼お店の建築の手伝いを考えればこれでも安い。
もとより、完成を祝って食事会をしようと発案したのは私だし。

「おじさん〜、おみずぅ──あ、あぃがとです」

なんて、情けない注文を言い終えるより早く、私の机に冷えた水が出された。
グラスを傾け、こく、こく、と喉を鳴らして飲み下す。
火照った身体がお腹の底から少しずつ冷えていくような感覚が心地よい。
立ち上がろうとしたけれど、頭痛が激しくなる。

「いま、らんじでしょうかぁ...」

時間を確認して、邪魔にならないならばこのまま少し休ませて貰おう。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 食事処『香魚庵』」にヴィクトールさんが現れました。
ヴィクトール > 飯でも食うかと適当に目についた店の扉をくぐると、酒樽でもひっくり返したかのようにアルコールの匂いが鼻につく。
飯屋っぽかったが、酒場だったのかと思いつつも、まぁ似たようなもんだと思い直しつつ奥へと歩を進めていく。
しかし、店主が離れていった場所、そこへと目を向ければ妙に見覚えある後ろ姿が見えたのだが、その匂いと前回の記憶が噛み合っていない。
確かめるように静かに近づいていき、覗き込むように顔を確かめれば、まさかがまさかだった現状に珍しく金色が丸くなった。

「日付変わる頃だな、随分と飲んだっくれてるじゃねぇか」

クツクツと笑いながらその姿を確かめれば、遠慮なく隣へと腰を下ろす。
店主に適当におすすめの食事と……今日は彼女に遠慮して、酒は頼まなかった。
あいよと返事が聞こえれば、手を伸ばし、小さな背中を優しくさすろうとする。
その合間、周りを見渡せばそこそこ片付いてはいるが、何やら宴会でもあったような光景。
誰の祝いの場だったのやらと思いつつ、改めて彼女へと視線を落とす。

シルニア > 私に投げられた返事は店主の野太い声とは似ても似つかない声だ。
そんな違和感に、声の主へと頭を向ければ視界に入るのは金色の目、見知った顔。

「はぇ、ヴぃくとーるさん...ひっく、あぅ...」

漏らしてしまったしゃくりを隠すように両手で口を抑え、酒精で元より赤かった顔を羞恥で更に赤く染める。

「おひさしぶりなのです。おげんきしてたれすかぁ?
わたしはぁ...えへへ、このとおり、おさけ、弱いのについ、やっちゃったのれす...」

なんて、苦笑いしながら呂律の怪しい雑談を切り出してみる。