2021/04/26 のログ
ソラム > 「あ、いや。全然忙しくない、よ」

ただの趣味でね、とファイルの事を話すと、

「道?あー.....」

道を聞かれ、どうしようかと言葉を濁し、少し沈黙すると、

「...私もここに来るのは久しいし、よかったら、一緒に行く?」

特段忙しくないしと付け足しつつ、少女にそう告げるだろうか。
ファイルはいつでも読めるし、道案内ぐらいなら一応情報屋を名乗る身でもある自分なら理由付けにはなるでしょと内心そう結論づけると、少女の返答を待つだろうか。

エリア > 「そうです、か……? お引止めしてしまい申し訳ありません……」

趣味、と口にするが、まあ、急用でない限りそう仰るだろう、と社交辞令に慣れた身では気を遣わせてしまった様に受け止めて柳眉を下げ。

「あら、そんな……わざわざお手を煩わせては……あの、屋台街の方へ足を延ばそうと思っていたのですが……。
それでは、そこまでお願いできますと助かります」

幼気な少女を連れ回す悪い女になるのも憚られるが、全面的に辞退するのもまた不躾か、と遠慮がちに。
不要とされるとしても、礼儀としてそこまで案内して頂ければお礼の一つもと考えながら。

ソラム > 「屋台街、ね。わかった」

少女から頼まれると、先程しまったファイルを再び引っ張り出すと、ページを捲り、手を止める。

「.....此処からなら、こっち」

ファイルにサッと目を通すと、少女を見てついて来てと告げ、足を進める。
少し歩くと、屋台の店が立ち並ぶ通りに入り、アチラコチラで屋台で売られている物を食べ、満喫する人達が増え始めるだろうか。

エリア > 少女とは22歳の婦女子のこちらの事だろうか、若作りもしてないのでそう称すのは結構な難があるが、ともかくこちらとしては、再度戻した書類を確認する横顔を眺めながら。

「お手数をおかけして申し訳ありません。
まあ、地図をお持ちでしたのね。道理で。」

久し振りに来たという割に案内を引き受けてくれたと言う理屈に納得した。彼女が見ていたのはこの街の地図なのだろうと理解して。

そして、相手の歩みに合わせるとしたら、通常遅速故に自然早足になりながら懸命について行き。

「まあまあ、ありがとうございます! ご親切に痛み入りますわ。
――お嬢様も、どうぞ何かお召し上がりになって。道案内のお礼をさせて下さいな」

目的地に着けば、そこかしこから漂う揚げ物焼き物煮物甘味、と様々な良い匂いに表情を綻ばせて、掌を差し向ける様にして彼女の好きな店での飲食を礼と告げて勧めた。

ソラム > 「あー、うん」

少女______もとい女性からの提案に頷くと辺りを見回し、再びファイルに目を落とす。

「______私のオススメの屋台は、確か」

少しの沈黙の後、彼女は屋台街の中を歩みを進めるだろうか。時折立ち止まり、ゆっくり歩いてくる女性を待ち、そんなことを繰り返すうちに、自身の目的の屋台へと辿り着く。

『お?嬢ちゃん久しぶり!また来たのかい?』

団子屋と書かれた看板を掲げる屋台の前で立ち止まると、その屋台の店主が彼女へ話しかけてくるだろうか。

「うん。誰もこなさそうだし、良い?」

彼女が店主にそう頼むと、店主の男はいつものだな?と言うと丸められた3色の玉のような何かを串で刺し、皿に乗っけると、据え置かれたテーブルに皿を2つ出すだろうか。

『ほれ、そこの姐ちゃんは嬢ちゃんの連れだろ?座った座った』

そう言い残し店主はお茶を入れるために屋台の裏へと引っ込む。相変わらず、と彼女は呟きつつ、女性へ反対側に座るように促すだろうか。

エリア > まだ若いのに頭の中よりも筆記してあるところをいちいち確認する様子が、なんだかちぐはぐに思えたが。普段貴族社会に身を置いている立場では、平民地区の方はそんなものなのかなどと呑気に受け止め。

「………また……?」

店の方に覚えられる程足しげく通っているらしい屋台に案内され。
団子。――おかしな店についた。普通貴族ならばそんな胡乱な物は口に出来かねます、という反応だったりするものだが。

「まあっ、食べた事がないものですわ…!
わたくしも頂きます…!」

そう気合を入れて頷いては着席する様に促され。すぐに引っ込んでしまうご店主の背中へ向けて。

「あ、わたくし、メニューの右から順番に一つずつお願いしますね。」

メニュー端から注文。そう声を投げかけてはお茶も一応二人分注文し、そうしてお礼と称した小さなお茶会を始めるだろう。

案内してくれたお礼に勿論支払いは全額持って。午後のひと時を過ごすのだった。

ソラム > 「あ、はは。此処ね、団子と饅頭しかないよ」

種類が多いと思っている女性に彼女はそう伝えるだろうか。
それでよく店を回せるなと彼女は思っていたが、店主が店主だ。人当たりの良くおまけに出される団子はとても美味。
おかげで個人的な相談をできるホームのような店だった。

「ここの団子は美味しいよ。口に合うといいけど」

そう伝えつつ、店主がお茶を持ってきたところで彼女は饅頭も追加で頼み。女性と小さなお茶会を開くだろうか。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からエリアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からソラムさんが去りました。
ご案内:「平民地区の大通り」にダリルさんが現れました。
ダリル > 無名遺跡で目を覚ました少年はその後に出会った親切な旅人の案内で王都マグメールへとたどり着く。
想像していた以上に広大な都の規模に圧倒されながら、日々の糧を得るため仕事を探すことに。

「とはいえ、こっちの状況にはあまり分からないのだけどどうすればいいのだろうか。」

今は冒険者ギルドと呼ばれる施設の前で入り口を覗きこむ少年。
何故かはわからないが体力には自信がありそうと言うこともあり、身体を使う仕事は向いている気がしていた。
それに困っている人の為に働くのは気持ちがいい。

「さて、どうすればいいのかな。」

ご案内:「平民地区の大通り」からダリルさんが去りました。