2021/03/30 のログ
ご案内:「王都マグメール「偃月亭」」にソラムさんが現れました。
ソラム > キョロキョロと辺りを見回す少女が一人。
群青色のロングコートに白銀の髪、赤い瞳と色白な肌は夕日に照らされてもよく目立つだろう。
宿を探してやってきた彼女は、偃月亭の看板を掲げた建物を見つけると、その建物に入る。

「えっと、部屋、空いてますか?」

入り口にあるカウンターに立っている男性にそう声をかけるだろうか。

デロス > 扉が開かれ、店に一つの影が現れる。
それは長いコートを羽織った銀の髪の少女であった。
デロスは視線をそちらに向け、薄く笑みを浮かべる。
まだ幼さ残すような少女であるが、デロスには関係のないことだ。
ただ、銀の髪より顔をのぞかせている角を見れば、用心はしたほうがいいなと心の中でつぶやいて。

「いらっしゃいませ。はい、お部屋のご用意可能ですよ。今日はお一人でのお泊りですか?」

少女に向けて笑みを浮かべつつ、宿帳をカウンターの上に差し出して。

「――では、こちらに宿泊人数と代表者様のお名前をご記入いただけますでしょうか。
 お部屋のご希望などありましたらどうぞお申し付けください。」

ペンの持ち手を彼女の方に差し出して、記入を請う。
その間に彼女の顔や体をじっくりと観察する心づもりである。

ソラム > 「あ、はい」

そう言うとペンを受け取り、男性の用意した帳簿にペン先を走らせ、名前と人数を書くと、これでいいですかと問いかけるだろうか。
男性の返答を待つ間、少女は懐から赤い木の実を取り出し、2粒程口に放り込む。
承認されれば、少女は用意された部屋に向かうだろうか。

デロス > 「はい、たしかに」

デロスは彼女が帳簿に名前を書き記すのを見ると確認し、静かにうなずきを返す。

「ではこちらへ――」

デロスは少女を案内するためにカウンターより立ち、彼女が宿泊する部屋に向かって歩き出すのであった。

ご案内:「王都マグメール「偃月亭」」からデロスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール「偃月亭」」からソラムさんが去りました。