2020/12/29 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にエレイさんが現れました。
■エレイ > 「──~♪」
雨がしとしとと降り注ぎ、普段に輪をかけて人気のない住宅地の路地を、
ピーヒョロロと下手くそな口笛を奏でながら、一部に赤いラインが入っている意外はほぼ全てが銀色の番傘という
奇妙な物体を担いでのんびり歩く、金髪の男が一人。
傘を携えている代わり、普段羽織っている銀色のジャケットは今はその姿は見えず。
食事を終えた後、暇つぶしを求めてブラブラと大通り、路地裏と歩いてきたが、特に何か特筆するものと遭遇するでもなく、
気がつけばこの場所まで辿り着いていた。
先の二箇所に比べると、余計に事件性の少なさそうなロケーションではあるが──
「……まああ人生ドコでナニが起こるか判らんもんだからな」
なんて小さく笑って独りごち、軽く肩をすくめて。
適当に視線を彷徨わせて住宅地の景色を眺めつつ、ぱしゃ、ぱしゃとマイペースに歩を進め続ける。
■エレイ > やがて小さな公園の前に差し掛かれば、歩く足を止めて少し思案。
然る後、おもむろに公園の敷地内へと足を踏み入れる。
周囲には見える限りではやはりというか、誰の姿もなく。
フンス、と小さく鼻を鳴らしながら、公園の片隅にある東屋へと足を向け、
その屋根の下に入り込んでゆく。
そこには木製のテーブルと、それを挟むように同じく木製のベンチが設置されていて。
「──ふぃー。ここでちょいと一休みにしましょうかねぇ」
なんて独り言ちながら、傘を閉じつつベンチに腰掛け。
テーブルの上で頬杖ついて、雨に煙る周囲の景色をボケェー……と暇そうな顔で眺めていって。
■エレイ > しばらくそうして過ごしていたが、やがて立ち上がれば傘を開き、また雨の中へと──
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からエレイさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にトールさんが現れました。
■トール > 「んっ!ふっ!あっ!どうだね?使い心地は?」
そこはどこにでもある夫婦で営んでいる雑貨店だった。
ドアには『closed』の札が下げられているが、中から聞こえてくる声は留守ではないことを示す。
そして、窓から覗き見える店内では、黒いドレス姿の少女の身体が弾んでいるのが見える。
乱れた胸元からは豊かな膨らみが放り出され、それがいかにも柔らかそうに自由自在に跳ね回る。
同様にボンネット帽から流れる銀髪が輝きながら踊るよう弾み、幻想的な雰囲気を醸し出す。
しかし、見下ろし蕩けた笑みを浮かべるその顔は明らかにここの店主の妻のものではなかった。
この店の妻はもっと年嵩だったはずだ……。
「きもちっよさはっあまりかわらないっだろう?」
外まで聞こえてくる肉が肉を打つ音、そして、男の喘ぎと女の甘い声。
誰かに覗かれても文句の言えない店内で少女は跳ね続ける。
そして、男のうめき声と共に少女は身体を震わせ、しばしの余韻の後にゆっくりと腰を上げる。
「ほら、漏れていないだろう?
どうだね?いくらか置いて貰えるかな?」
立ち上がった少女は身なりを整えながら、寝そべり荒い息ででっぷりとした腹を上下させる店主を見下ろす。
その肉棒はうっすらとピンク色に染まり、膨らんだ先端には白濁が玉のように囚えられていた。
「では、とりあえず一ケース置いていくよ。
近々まとめて届けさせるからよろしく頼むよ。」
カウンターの上には小瓶が詰め込まれたケースが一つ。
それは肉棒に塗り付けると薄い膜を作って精液を漏らさない新開発の避妊具だった。
つまり、少女は売り込みに来て、自らの身体で実演させて見せたという次第。
「では、今後もご贔屓に。」
毛皮のコートを羽織り、愛らしい笑顔で手を振って店を後にする。
誰かに見られていたかも知れないが、まあ、それほど気にする必要もない。
……雑貨店の店主は少し困るかも知れないが。
外に出ればまだ昼過ぎ、ちらほらと舞う雪片がとても綺麗に見える。
が……。
「流石に少し寒いな。」
曇り空を見上げながら、コートの襟を立て、ぶらぶらと歩き始める。
店はバイトに任せてあるからすぐに戻る必要もない。
もう一軒くらい営業を掛けようかと路地をぶらぶらと歩き始める。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にキールさんが現れました。
■キール > 塒の貧民地区からぶらりと平民地区を訪れた男。
目的はナンパか金目的の強盗、もしくは喧嘩か、良い女が要れば攫ってみるのもいいか等と、ただの暇つぶしで。
厚手の平民服のみだが男の体温が高い事と分厚い筋肉によって、寒さはさほど気にならない。
しかし退屈だ─。
そんな折街かどで目に留まったのは美しい少女。
コートのおかげで正確なサイズ等は見て取れないが、大きな胸に耳を飾る赤い紡錘型のイヤリングや高級そうな毛皮の服。
いくら平民地区とは言え、護衛も無しで歩くには危ないのも確か。
今も少女の事を物陰から見る視線がいくつか…。
攫ってみるか、それとも金の卵にするか、成長を待ってみるか実にぜいたくな悩みを勝手に巡らせながらそちらへと足を進め、少女の前1m程の位置で足を止める。
「よぅ 嬢ちゃん 平民地区とは言え嬢ちゃんみたいな別嬪さんが一人で出歩くのは危ないぜ?」
等と表面上優しい笑みを浮かべたつもりだが、他人から見るとどう見ても凶暴そうな笑顔であった。
■トール > ぶらぶらと路地を歩いていると道を塞ぐよう立ちはだかったのは見上げるほどの大男。
その分厚い胸板からゆっくりと視線を上げるといかにも腕力を頼りに生きていると言った風情の凶暴な笑顔が見える。
「こんにちは、戦士の方。
心配してくれるのかね?
顔に似合わず優しいお人のようだ。」
ふんわりと浮かべた笑顔には怯えも緊張も感じられない。
そして、別嬪との言葉を否定も肯定もしないのは自身の見目の良さを自覚し、そして、それを利用して生きてきたことの現れ。
「では、優しいお人。
送って貰えるかね?
君ほど逞しい人に送って貰えるなら、万が一もないだろうからね。」
気安く歩み寄ると男の肘に腕を回して胸の膨らみを押し当てる。
それはコート越しにも柔らかく、脱げば垂れているのではないかと思える程。
そして、上目遣いに媚びるような視線で見上げる様は、荒事やトラブルに慣れていて、男の扱いにも自信がある……そんな自負が伺える。
■キール > 声をかけた相手は警戒心も無く男の顔を見ても怯えも緊張も感じさせない笑み。
身も九の良さを自覚している様で、男はクツリと小さく笑い。
「あぁ、こんな寒空の下で一人歩く嬢ちゃんが食い物にされるのは気に食わんな。」
等と言葉を返したところできやすく歩みより柔らかな胸を肘に押し付けてくる相手、その柔らかさを感じると、この場でむしゃぶりつきたくもなるが…。
「優しいかどうかは知らんが、無事に送り届けよう。
だが、対価はしっかりと請求させてもらうがな。」
くつりと最後はどこか悪戯っぽく笑うと、上目遣いで媚びる様にこちらを見上げる娘の頬を開いている片手を寄せ、少女の顔も握れそうな大きな掌に力強くごつごつとした太い指で撫でてから、
胸の谷間で温められる腕を抜き、少女の小さな体を軽々と抱き上げ、お姫様抱っこをしようとする。
相手が嫌がらなければ丸太の様な太い腕が少女の背を支え、もう片腕が膝の裏に回り少女をすっぽりと包み込み、分厚い筋肉はぽかぽかと温かく外の冷たい空気が接する面積を減らしていく事になるだろう。
嫌がれば取り合えず今は無理強いを辞め、そのままの体勢で相手に道を促していく。
■トール > 「ああ、勿論だとも。
儂は商人だからね、対価はキチンと払うさ。」
男の分厚い胸に抱き上げられるとその体温だけでも男の雄としての強さを感じてしまう。
対価とは言っているが、本来なら必要のない支出である。
単に命と金を見逃して貰う代わりに身体を提供するだけの話だ。
「夜までに帰れるなら、寄り道しても構わないから。」
男の首筋へと腕を回し、耳元へと顔を近付け甘い声で囁く。
それは一見誘っているようにも聞こえるが、従順に振る舞うことで短時間で解放してもらおうと言う布石。
もっとも、それがこの男に通じるかどうかはわからないが。
そして、どこへ連れて行かれるかもわからないまま、男の歩みに身を任せる。
その愛らしい微笑みを浮かべる顔にはまだ余裕が見て取れた。
■キール > 「楽しみにしておこう。」
少女の柔らかく小さな体、コートや下のロリ服を見るのが楽しみである。
まぁ男からしたら効果そうなものも全て総取りもいいかもしれない士などと考えていると、
首に回る少女の細い腕、そして媚びた甘い声に混じる少女の計算高さ。
「夜までにな… あぁじゃぁ行くか」
今日の夜までとは言っていないな等と考えながら男はふらりと平民地区の路地へと向かい少女を抱えたまま歩き始めたのであった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からキールさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からトールさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にキールさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からキールさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にトールさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からトールさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にキールさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からキールさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にグレン=ギムレットさんが現れました。
■グレン=ギムレット > 「……う~む」
日もすっかり沈み、寒さが強まった夜。
一人の男が、平民地区の酒場で、唸り声を上げていた。
表情はどうにも明るくはなく。酒を飲んでは頭を掻く、ということを繰り返しており。
「……こりゃあ、腹をくくるしかないかな」
そう言い、男は一度、大きくため息を吐いた。
男の思案……というか、悩みの種はずばり、金のことであった。
男の主な収入源は賭け事なのだが。
そうそういつも勝ちを重ねていけるわけでもない。
そうでなくとも、賭場やカジノにばかり行くわけにも行かない事情もある。
あまり勝ちすぎては、店に目をつけられてしまうのだ。
「……と、なると。
仕事を探さないといけないわけだが」
そうなったとき、男は一応籍を置いている冒険者という職業に立ち戻る必要が出てくるのだが。
この寒さ強まる季節に、外に出ての仕事、というのは。
これがまた、なかなかやる気が起きないもので。
男は、どうしたものかなぁ、と。そう考えているわけなのだが。
■グレン=ギムレット > 「……しゃーねぇ。
まずは依頼を確認しますか」
結局のところ、うだうだと悩んでいた男も。
これから先の生活のことを考えないわけにもいかず。
最後の酒を飲み干すと。依頼の張り出してあるクエストボードへと歩いていくのであった……。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からグレン=ギムレットさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 冒険者で賑わう酒場」にシルニアさんが現れました。
■シルニア > 「お、お待たせですっ!これがらいうぃすきー、こっちがすこっちうぃすきーです...あれ、逆?ううん、多分あってるです...!」
配膳するのはどちらも琥珀色の液体。飲み比べでもするのだろうか。色の違いも、きついアルコールの匂いの違いも私には分からない。きっと、味の違いなんて以ての外だろう。
注文に対して間違っていないか、不安に染まる私の顔は、羞恥によって真っ赤でもある。
──だって、なんでこんな恥ずかしい格好しなくちゃいけないのですっ!?聞いてないのですよ!?
私の今の私の服装は、黒色のバニースーツ。ただし用意されたもののサイズが合っておらず、息苦しい程ぎゅうぎゅうに締め付けたコルセットの部分を除いて生地が肌に密着していない。
ワイヤーで補強されている胸元に至っては、私の真っ平らな胸を全く覆えていないし、横から桃色の頂が覗いてしまう始末。
胸元に空間が出来てしまう貧相な身体が悲しい、けれどこんな服を着せられる事の羞恥が勝っている。
今回の仕事は、酒場のお手伝い...ではなく、この酒場の従業員に対して多発している誘拐事件の囮捜査である。
そして、誘拐されているのは兎ミレーの奴隷だ。故に私は彼女らの制服を借りて、奴隷の首輪に似せた、追跡魔法の効果を持つ首輪を付け、さらに特殊な魔法薬で兎のミレーに扮しているのである。
この魔法薬、ミレーからミレーにしか変化出来ない代物らしく、猫のミレーの私が適役、というわけらしい。
...しかしこの薬、副作用なのか、それとも兎の特性が出てしまっているのか...
...むらむらする、のだ。
猫のミレーとして発情期を迎えてしまった時と全く同じ症状。妙に頭がふわふわして、敏感な突起三点は服の下で充血してしまっている。
うち二点は服で隠されてすらいない。手に持っていた盆で胸元を隠すことに。
■シルニア > 「にしても、あの人たちは信頼していいのでしょうか。
ローレルさん...でしたっけ、彼に至っては寝てないですか? あれ...?」
あの人たち、というのはチームを組んだ冒険者のこと。
今回のお仕事は私が誘拐される事が前提なのだから、それを追う役も必須なのである。
...なのだが、彼ら三人は元よりチームであるらしいが、私とは初対面であり、彼らの性質、実力は把握していない。
カウンター席に座っている、彼らのリーダー格らしいローレルとかいう剣士は、どう見ても酔い潰れて眠っている。
対面テーブルに座る、えっと...名前も忘れた回復魔術士、弓使いの二人は会話に花を咲かせている。
いずれも私のことを気にしている様子はない。
「...もしかしなくても、私、危なくないです...?
あ、はいっ!ただいま伺うですー!」
彼らに合図のひとつでも送るべきなのだろうが、そんな時間もないようだ。
初めて履くハイヒールのせいでふらふらとぎこちない歩き方で、私を呼ぶ声の元へ歩いていく。
■シルニア > 「相席はちょっと、ごめんなさいです。わ、私新人ですから、きっと失礼しちゃうと思うのですっ!」
お酒、飲めないですし...なんて付け足しつつ、やんわりと相席の誘いを断る。
例の誘拐の手口に相席は含まれていない。本当は相席はサービスだから拒否してはいけないのだけれど、仕事だから、とマスター公認でもあったり。
そんなこんなで、テーブル間と、キッチンを動き回り、ホールとしての仕事をこなすこと2時間ほど。
客足も少なくなってくる時間帯。こうなればどさくさに紛れた行動も出来ないだろうから、今日はもう誘拐犯は動かないだろう。
「.....って、あの子たちまで寝ちゃってますし。
起きるですよー?今日は撤収しませんかー?」
仲間たちに声を掛けて起こしつつ。微睡み欠伸をしている彼らを後目に、私は店の入口から屋外へ。
「疲れたです...ハイヒールいたいつらい...毎日これ履いてる人尊敬するのです。
ふ、うぅぅ〜...っ!!...はっ!」
酒と葉巻の臭いのしない外で深呼吸、両手を上げて伸びをして...自分の今の服装を思い出す。慌てて胸元を隠して、目が合った通行人に苦笑い。
さすがに、大通りにはまだ人は多い。
寒いし、恥ずかしいけれど、リラックスできる場所はここだけ、だし。
冷たい空気を吸って気分転換でもしていよう。
ご案内:「王都マグメール 冒険者で賑わう酒場」からシルニアさんが去りました。