2020/12/15 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 酒場」にカウロンさんが現れました。
カウロン > 平民地区 大通りにあるとある一軒の酒場
ソロでの仕事を終えた夜
宿では朝食や眠る前の一時を過ごすだけなら、と近場の酒場に訪れた

酒場を訪れた理由は、煮込みが旨い店という噂一つ
足を運ぶ理由なんてそんなものでいい
手短なテ―ブル席で煮込みのほかに豆乳揚げを頼んでは、先に来た樽ジョッキに注がれた酒
冷え切った麦酒を持ち上げると、半分ほど一気に飲み干した。

「ふぅ、旨いな。」

季節柄、度数の強い酒や温めた葡萄酒のほかに、冷え切った麦種が酒の定番だろうか
獣耳や毛量のある尾に視線がくるものの、今更気にするものもない
鍋で常時熱を持たせているそれがすぐに来るとわかっているから、麦種片手に一人、酒の気を体に流していく。

カウロン > 基から軽く酒精を入れて体を温めるくらいの気持ちだった
数杯を空にするころには体も熱を持ち、これなら外を出歩いてもいいくらいだろう

代金を支払い、ほろよいよりもやや強め
体が外の冷風で撫でられても、その熱が冷めることはない感覚
もう少し暖かかければ、この酔いを楽しみながら宿へ帰るというのも
また楽しかったろうに、と両手を広い袖同士をつなぐようにして隠し、歩き去っていく。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 酒場」からカウロンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 図書喫茶 」にアウル・リブライアンさんが現れました。
アウル・リブライアン > 午後の平穏な時間
富裕地区でも珍しい部類に入りそうな、書物と喫茶のお店
店内はダークファンタジー調であり、黒いローブを羽織って来店したら“らしい”かもしれない。

書物棚が多く並び、カウンターでは書物と共に楽しむドリンクや軽食を用意する場所となっている。
書物には保護と盗難を禁じる強力なまじないがあるせいか、粉砂糖のついた指やパスタソースの飛沫などは事故で済む様子だった
室内の温度も暖かくしてあり、外ではすっぽりと首の内側で体に巻き付いて暖を取っていた使い魔の蛇。
魔女の首からゆっくりと青い鱗の体をのぞかせれば、一つの席を陣取った主が複数冊の書物を相手に腰を据える様子

「ここに住めたら最高ね。」

食事は今は求めず、熱いコーヒーを一杯。
富裕地区と違い、粉にしたものを袋で煮出したややとろみのある此れもまた味わいがある
ミルクを足しながら、魔果の育て方 現在における催眠方法 官能小説 などいろいろな目新しいものを読みふける。
愛蛇はといえば、手首にまきついたり、定位置の首元で一緒に本を眺めたりしている。

アウル・リブライアン > ひとしきり楽しんだものの生憎と時間制 外套のコートを羽織りなおせば、愛蛇も首の内側へ。
外を出れば宅へ戻ろうと足を進め。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 図書喫茶 」からアウル・リブライアンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にジェイクさんが現れました。
ジェイク > 王都マグメールの平民地区。
富裕層でも、貧民層でもない、文字通り、平民の多くが生活する街は、
王都の中でも最も面積も広く、人口も多い賑やかな場所である。

上下の身分、多種多様な種族が往来する街並みは貧民街に比べれば、
一見すれば治安が良く、住みやすさを感じさせる事だろう。
衛兵の詰め所が存在する平民地区では必然的に街中を警邏する兵士の数も多く、
行き交う人々に彼等が目を光らせている。
だが、それが必ずしも治安維持のために輝いているとは限らない訳で。

「――――其処のアンタ、少し良いか?」

なめし革の胸甲を身に纏い、腰に剣を佩いた警邏中の兵士風の男が
職務質問を装いながら道を行き交う女の後ろ姿へと声を掛ける。
ちらりと覗いた横顔が彼好みであったのか、或いは、顔見知りだったのか。
口端に滲んだ嗤みは、この後、彼女に降り掛かる災厄を象徴しているようであった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からジェイクさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 商店街」にリスさんが現れました。
リス > 平民地区にある商店街、様々な店があり、商人たちは大きな声を出して、お客を呼び込んでいたり、看板に目玉商品を書いたりして、客の目を引こうとする。
 この町に限らない、何処にでもある光景で、そんな街の中を少女は藤籠を持って歩いていた。
 商人ギルドの定例会に出て、物価などの確認をし、商人ギルドで品物の基本的な値段を決めて終わった帰り。
 他の商店の彼らは、仲間であり、競争相手でもある。トゥルネソル商会のように様々なものを取り扱っている店から言えば、敵が多いと言える。
 敵情視察と言う程の物ではない、商人同士は、困った時は助け合いもする。同じ品物を融通し合ったり、と。彼らも自分も食べていかなければならないのだし。
 肉屋、魚屋、万事屋、冒険者用のアイテム、服飾店、武器屋、防具屋、食事処、様々な店があり、それらの値段も見える。
 軽く店主たちに挨拶をしながら、店の中に入り、品物を眺める。いい物があれば買う積りでもある。

「―――今日のご飯は、何かしら。」

 献立はメイドたちが、コックが決めるので、帰るまでは連絡が無ければ判らない、なので、此処で何かを買って持って帰ると、一品増えるか明日以降の食事に並ぶことになる。
 先ずは肉屋にしよう、様々な肉がある。値段に関しては、商人ギルドで決めた値段そのままだ。
 値段よりも安くしたり、高くするのはその人のセンス、品物が良ければ違法ではないレベルでの上げ下げは許されているのだ。
 この肉屋の品物はどれも品質が良くて、それを考えれば安いといって良いと思う。
 美味しそうだな、と思いながら、別の肉を見たりして、値段を勉強する。
 うちならば、これは、幾らにしたらいいか、等。

 そうこうしながら、肉屋をでて、少女は次の店に行きましょう、と視線を動かした。

リス > 「―――。」

 肉屋を一歩出た所で、くぅぅぅ、と音が鳴る。それは、犬のミレー族の鳴き声でも、純粋な犬でも、ペットのグリム君の鳴き声でもなかった。
 それは、自分のお腹がから聞こえてきた音で、お腹が減ったと、言う体からのサインだ。
 誰かに聞かれてないかしら。きょろきょろと周囲を見回してみるが誰も此方の事を気にした様子はない。良かった、と軽くため息。
 お腹が鳴った理由は簡単であり、肉屋は新鮮なお肉を取り扱っていて、お肉の匂いは肉食の竜の鼻にはとても甘美なにおいに感じられる。
 美味しそうと感じる訳で、ついでに言えば。その新鮮なお肉を近くの屋台で焼いて売るのだ。美味しいのは間違いない。

「―――ちょっとくらい……、いいよね?」

 少女の視線は、匂いにつられるようにぐるぅり、と屋台に向けられて、体ごと向き直る。
 嫁とか、恋人とかは、皆すらりとしたり、凄く鍛えられたり。健康的な肉体美を持っている人々。
 自分は……ぽっちゃりとか……dは、禁句、自分の中でも禁句。考えたくない。
 そんな少女は目の前の美味しそうな誘惑に耐えられそうになくて。
 右見て左見て、知り合い居ないよね、と確認したのちに、いそいそと。

「たれと、塩と……特性を一つずつ、お願いします。」

 お財布から、お小遣いにしているゴルトを取り出し、店員に差し出して。
 それを入れ替えに、串焼き肉を三本程貰うことにする。
 ちょっと食べてから移動しましょう、と近くのベンチに移動する。