2020/11/30 のログ
フリージア > 「そう?だったら大丈夫。その時は言うよ」

食費と部屋代以外は貯金に回しているので貯えはたまっていて。
まだ物価を判り切ってはいないがそれなりに暮らせる額はあるはず。
そして彼も溜めているのなら不都合はないだろうと。

「明日だけ……明後日からは普通」

規則正しい生活を心掛けているのでそんな生活は一日だけ
後は元に戻すと言い切り、むしろ不規則生活ができなくて。

「友達は少し…家族は……気にしなくていい。
…さっきの失礼なの……?あれは…こうする」

彼の口ごもった内容、それは依頼完了の手続き中に聞こえた言葉。
ああいう言葉はよくあるやっかみと気にはしないが彼は気にしている。
ぼーっとはしているがこれでも恩にはうるさく、彼が気にしていると判ると左手で空中に魔術発動の印を書き上げ。
直後に遠くから聞こえる絶叫、何事かと周りが視線を向ければ、先ほどに失礼な事を言った若い冒険者の股間に巨大なお玉杓子のような生物が牙を突き立て食いついているのが見え。
小さく、仕返し終わりと、囁き羊肉を啄む。

「それはその時で…いい……先の話……だから……」

そういうが揺れは段々と大きくなっていき…。
そのままぱたりとテーブルに突っ伏すように倒れて寝息が聞こえだして。

ロイス > 「う、うん?解った」

まさか、自分が扶養している少女が自分の貯金について真剣に心配していたとは露とも思わず。
何か噛み合わない会話になったが、気を取り直して。

「OK。じゃあ、仕事は明後日以降に入れよう……って、ちょっと待って君お酒呑んでる時に魔法は……っ!?」

家族は気にしなくていい、というのも引っかかるが、それより先に魔術が組み上がった事の方に気を取られた。
結果、一人の男が犠牲に――命ではなくてその股間がであるが――なってしまった。
ある意味では因果応報であるが、しかし彼女がやったとバレれば後々トラブルになってしまうだろう。
そして、そうこうしている間に、彼女がテーブルに突っ伏してしまい、

「……あー、うん。あんまり良いことではないけど」

有耶無耶にして、逃げよう。
そう思い、お会計だけ済ませると、彼女を背負って急いで店から出ていくのだった。

フリージア > 自分にとっては先ず家主の生活が第一、そして回る酔いにかみ合っていないと思わずに話し。
失礼者に天罰をと止められる前に魔術は発動してしまう。

その結果一人の男が第二の人生を送ることになったが些細な事。
というよりも酔いに寝堕ちてしまい知ることはなく。
男の股間を食い千切った謎の生き物は眠ると共に消えてしまって…。

そうしてあとの事は知らないままに背負われて運ばれていくことに…。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からロイスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からフリージアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 冒険者ギルド」にロイスさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 冒険者ギルド」に結城九重さんが現れました。
ロイス > 酒場にて、男が一人ため息をついている。
頼んだエビとアスパラのパスタをくるくるとフォークで巻いて、口に運んでいるが、それも美味しそうといった感じではなく、寧ろ味がしていなさそうな表情。
その理由は、机の上に広げてある、『依頼書』である。

「……どーすんだよ、これ」

『依頼名:ギルド広報用のグラビア写真撮影
概要:女性グラビアの撮影依頼。露出の程度は最低限ビキニ程度を三枚以上撮る事。可能ならば対象は女性冒険者が望ましい』

依頼を出したのは良いが、誰も取ろうとせず、やむを得ずロイスに回ってきたこの依頼。
「こんな依頼、君以外には頼めないんだ」と言われて渋々受けたものの、ロイスにこんな事を気軽に頼める女性の知り合いなどいない。

「娼婦の人に何とか頼んで……いや、でも冒険者ギルドの広報用だろ?娼婦を撮るのは色々どうなんだ……?」

うむむ、と唸る男。
こうなったら、嫌われるのを覚悟で誰かに声をかけるしか無いのか、と当たりを見渡して。

結城九重 > 冒険者ギルド、というところを訪れた九重。
結局闘技場で騙され、闘技場の奴隷に落とされたが、それは彼女にとって不幸ではなかった。
時々闘技場に参加させられることになったが、それ以外は特に大きく自由が制限されるようなこともないし、むしろ奴隷として身分を正式に得たため移動などが楽になっていた。

今日は冒険者ギルドで冒険者としての登録をしようと思って王都のギルドまで来たのだが……

「どうしたの?」

手続きを終え、無事登録をしたところで困っていそうな男性に声をかけた

ロイス > 「えっ?あー、いや」

偶然、目が合ったという方が正しい。
見知らぬ少女――それなのに、困っているこちらに声をかけてくれるという事は、ただただ親切なのだろう。
そんな彼女を巻き込んでも良いのか、と思うが、

「(逆に、じゃあ誰なら巻き込んで良いんだよって話だよなあ……)」

あくまでも受けるかどうかは彼女の自由だからと、そう自分に言い訳して、

「いやね。ちょっと、こういう依頼を今受けてて」

と、依頼書をそのまま彼女に見せる。
コンプライアンス違反な気がするが、口頭で言うにはあまりに怪しい依頼だ。
依頼書ごと見せて、他の下心がない事を証明するのは最低限の誠意だろうと。

「肌を見せてくれる女性が要るんだけど……流石に頼みづらくって。
もし、良ければ。いや、本当に良ければ何だけど、君、お願いできないかい……?報酬の七割、そっちに回すからさ……!」

と、手を合わせて頼む男。
報酬の七割も払えば、時間あたりではとても割りに合わないが、もともと押し付けられた依頼である。
この依頼から開放されるなら、何なら全額払ってもいいぐらいであった。

結城九重 > 「ほえー、冒険者ってこういうこともやるんですね」

渡された依頼書を興味深そうに眺める。
こんなこともやるのか、と耳がピコピコ、興味深そうに動いている。
文字は一通り読めるので、内容も理解した。
なぜ露出が必要なのかは非常に疑問だったが。

「え、ボクですか? いいんです?」

報酬の七割、それなりにいい金額である。
ヌードじゃないみたいだし、別段構わないだろう。現状御尋ね者でもないし。
そう思うとなかなか悪くない。

「いいよ~ どういう風に撮影するの?」

ゆらゆらと尻尾が揺れる。ご機嫌の様だ。
どんな滑降すればいいのだろう、と首をかしげるが、まあそれは目の前の男性が決めてくれるだろう。

「あ、ボクは結城九重っていうよ。よろしくね」

ロイス > 「(っていうか、よく見たら凄い格好だね……!?)」

肩当てなどを取っ払えば、このままでも良いんじゃなかろうか、と思うが、しかし依頼の内容では『ビキニ程度』だ。
流石にこれでは露出が足りないだろう。

「まあ、取り敢えず水着とかはギルド側が支給してくれると思う。
ポーズについては、ギルド側で指定があるらしいから、後で俺が確認するよ」

「俺は、ロイス。姓はないから、ロイスと呼んでくれ。
それじゃあ、早速部屋に案内しようか」

ギルドの上階――宿屋のスペースの中でも、特に高い部屋を撮影スペースとして借りてある。
何故か、『汚しても良い』という許可を頼んでもいないのに貰っているのがやや不安だが。

案内された部屋は、絨毯敷きに真っ赤な壁紙、そして広いベッドのある部屋である。
リビングの机には、ギルドからの指令を伝える通信用のマジックアイテムとして、イヤリングが置いてある。これはクレスが装備することと言われている。

「それじゃあ、ちょっと通信するから――」

と言って、廊下に出る男。
その後、「え、ちょ、話が違っ……待っ……!」と言う声が外から聞こえてくる。

結城九重 > 「ほえええ、立派だねぇ」

新しい部屋に通された九重はすなおにへやにはいる。
広い部屋をあっちにうろうろ、こっちにうろうろ。
とても豪華でちょっと楽しいようである。

「えっと、服はなにがあるかなー」

クローゼットらしきところを見ると、なんというか、紐しかなかった。布でない。紐だ。

「……これはちょっと恥ずかしいかも……」

しかし引き受けたからには、という事で着替え始める。
ワンピース型のがないか、と思いながら探して、スリングショットを見つけどうにか着る。

「……恥ずかしいかも」

しかしロイスにも一度見せてみようと、その恰好で部屋に戻った

ロイス > 戻ってきた男は、顔を真赤にして――そして、スリングショットを着たユキを見ると、うわわと顔を反らして。

「なっ、ちょっ、あのヤロウ、更に騙しやがったなっ……!
殆ど裸じゃねえか……っ!」

と、つい口調が崩れてチンピラ調になってしまった。
だが、無理もない。何せ殆ど裸である。
性器はギリギリ見えていないが、本当にギリギリでしか無い。
そもそも、彼女のまっさらな肌でさえ、男からすれば目に毒だ。
だが、こちらが年上である以上、そして撮影係としても、このまま目をそらし続ける訳には行かない。

「そ、それじゃあ、早速ポーズとか言っていくけど……あんまり恥ずかしかったら、何時でも中断して大丈夫だからね……?」

と、何とか頑張って少女を視界に収めて言う男。
本当にギリギリと言うか、視線があちこちに彷徨っているが……。

結城九重 > 「この格好でいいの? もうちょっと違うのあったけど」

ビキニアーマー的なのもあったが、普段がワンピース型のインナーなので、これを選んでしまった。

「これとか」

そうして取り出したのはギリギリしか隠せないビキニアーマーである。
あまりに過激だろう。どちらが過激かは人による。

「ボク、こういうのわからないし、ロイスが選んでよ」

さらにもう一つ取り出す。
布の量は多いが、ほとんど透けてる薄手の巫女服もある。
大事なところが透けて見えそうだ。
さて、ロイスはどれを選ぶか。

ロイス > 「え、は?」

てっきり、水着はギルド側で指定されていたと思っていた男。
クローゼットから取り出された物を見て、更に愕然する。
金属製であるが、もう殆ど見えていると言って過言ではない、金属で作られた水着と言うよりは、金属片を水着の体裁に加工した物としか思えないビキニアーマー。
そしてもう一つは、シースルーの巫女服――布地は多いがそれが殆ど透けているとあれば、布の意味など無い。

「(ど、どうする?この場合何が正解なんだ!?後、俺もこんなの解らねえよ!?)」

おろおろと二つの衣服を見比べる男。
そして、下した答えは――

「ビキニアーマーの方で、お願い……」

究極、大事な所さえ守れれば、健全なグラビア撮影であると判断する。
Tバックでさえ無い、V字型のパンツであるが、とにかくそこだけは守られていれば問題はないのだと、そう判断して。

結城九重 > 「はーい」

そうしてその場で着替え始める九重。
ちょっと羞恥心が足りていない。
すぐに着替えれば、乳首と縦筋しか隠せていない痴女戦士が完成である。

「どうだっ!」

盾と片手剣を構えてご機嫌である。
武器には使い慣れているようで、ちゃんと堂に入ったポーズをする。

「こんな感じでどう?」

剣を両手で持ち、頭の上に水平に構える。
霞の構えを取って、ご機嫌であった。

ロイス > ユキがポーズを取ると、男はポケットから魔導機械カメラを取り出して撮影を開始する。
霞の構え――男も知っている有名な構えだ。
それ故に、てっきり詰まらないからポーズを変えろと言われると思ったら、『こういう健全なポーズも撮った方がギャップがある』との事で。
一通り――特に、脇が目立つように横からのアングルや、腰を落とす関係上少し突き出る感じになる尻を撮るための下からのアングルで。

「(でも、小柄な体に反して意外と……いや、馬鹿、そんな事考えるな、無心!無心!)」

軽く叩いたらぷるんと震えそうな、とかそんな事をつい思ってしまいつつ。
男は、一通り撮影を完了し、次の指示を待つ。
程なく、次の指示が聞こえてくる。

「次は……両手を股の所で組んで、ちょっと猫背な感じで……腕と腕でむ、むねを挟むように……」

真っ赤になりながらだが、何とか指示は言えた。
要は、次は胸を強調するポーズを取りたいらしく。

結城九重 > 「こう?」

近づいて、上目遣いでロイスを見る。
手を太ももの付け根に。
腕で胸を寄せて、強調する姿勢になる。
その背の低さに似合わない豊満な乳房の間がロイスに見えるだろう。

「うーん、なんかかっこよくないね」

ちょっと不満そうだがちゃんとポーズはとっている。
その胸がプルプル揺れている。
そうしてぎゅっと動くとポロリ、と乳房がこぼれてしまったりするかもしれない。

ロイス > 「(うっ……)」

魔導カメラの性能は、あまり良くない。
だから、ピントを合わせる為にはある程度、近寄らないといけないのだが……そこで上目遣いで見られると、無垢な瞳がこちらを見て、

「(ざ、罪悪感が凄いっ……!)」

否、騙している訳ではない。
拒否権は与えているし、ロイスの方には落ち度はないはずである。
ただ、一つ不安なのは……

「その、もしかしてだけど……グラビアって何か解って、ない?」

と躊躇でつっかえながら聞く。
その理由は「格好良くない」という言葉だ。
普通、「グラビア」と聞いて、格好いいものとは連想しないはずで。
だから、もしかして彼女は、今行っている事の意味を解っていないのではないか、と。

結城九重 > 「雑誌に載せる写真だよね? かっこいいやつ!」

わかってるようなわかってないような、そんな返事をする。
おそらく性的な意味で見られているとはあまり思っていない。
ただ、写真が雑誌に載る、というのは理解しているだろう。

写真を撮られたら、次は両手を上げて振りかぶる姿勢になる。
無防備な脇や横乳、わき腹などすべて露わになるだろう。

ロイス > 「う、うーん。まあ、合ってる様な、合ってないような……」

多分、公開はされる。けれど、その目的までは解らないといった感じなのだろう。
ある意味、グラビアアイドルとしては天職と言える――自然体をカメラの前に曝け出せるという意味で。
そう考えると、仕事の上では問題ない。もし、後で彼女から怒られたら土下座でも何でもしようと、そう決めて。

「解った……それじゃあ、続けるよ。次は、足をできるだけ高く上げられるかい?こう、脚を上に……って解りにくいな」

と言って、男自らがぐい、とI字バランスの体制を取る。
上げた脚を手で支えて、五秒ぐらいして降ろす。

「身体の柔らかさが必要なポーズだから、無理はしなくていい。
その時は、別の姿勢になってもらうから」

結城九重 > 「大丈夫だよー、えいっ!」

I字バランスの姿勢になる。
体は柔らかいようで、バランスも良い。
立ったまま特にバランスを崩すこともない。
ただ、いろいろ大変なことになり始めている。

大きく動いたせいで胸の当たりはずれて、乳首が覗いてしまっている。
下も、縦筋がギリギリ見えないぐらいだ。
下手に動いたら見えてしまいそうである。

「どう?」

ふんす、とどや顔しながらそう九重は尋ねた。

ロイス > 「う、うん。凄く身体柔らかくて、凄いと思う」

とちょっとどもりながら言う。
実際、身体の柔らかさは凄い。恐らく、良く鍛えてあるのだろう。
だが、そのせいで、

「(う、うわ、うわ、うわ……)」

恐らく、ビキニの紐が少し緩いのだろう。
胸の肌だけではなく、その先の桜色がちらと見えている。
目を瞑りたいが、しかしカメラを使っている以上それもかなわない。
だが、何よりも危ういのは、寧ろ下。
ぐい、と脚と脚の間から見えるその場所は、脚が上がっているせいで突き出ているようにも見えて。
しかも、イヤリングから聞こえる指示が、また、スケベ心満載で。

「そ、それじゃ、撮るね……?ちょっと、姿勢そのままで……その、本当、ごめんね……?」

そう言って、彼女の足を枕にするように、彼女の下に仰向けで寝っ転がって、写真を取る。
顔は見えないが、その分股のところが鮮明に見えて、しかも胸の方も、その重量感が解ってしまう。
おまけに、男の方は、それをリアルに見ているわけで。

「(た、勃つなよ……!此処で勃ったら色々とおしまいだからな……!)」

必死に頭の中で数を数えて、他のことを考えないようにしている。

結城九重 > 「ふふー、ボクはかっこいいのだ」

とてもどや顔で嬉しそうにそう述べる。
逆の脚も同じようにI字バランスして見せつけたりする。

尻尾が嬉しそうに振られ、そのせいで下もずれて、見えてはいけないものがちらちらと見えたりする。
本人は気づいておらず、いたって楽しそうである。

「一応これで三種類かな?」

依頼は三枚だったはずだ。
これで済んだだろうか。

「追加料金くれるなら、ほかのことやってもいいよぉ」

そんなことを言ってロイスを煽る

ロイス > 「(あ、足が……脚が組み替えられて……っ)」

脚が代わると、角度が微妙に変わって、金属越しの性器が少し違った見え方になる。
しかも、尻尾で水着が揺れるので、その装甲すらも際どい所を超えて見えてしまう。
それでも何とか取り終えると、

「う、うん。これで取り敢えず仕事は終わり」

取り敢えず、これで広報用のグラビアとしては十分のはずだ。
この部屋は一日使える事になってはいるが……

「い、いや!やらないから!俺はもう帰るから、後はユキちゃん、ゆっくりしててね、うん!」

そう言って、急いで部屋から退散する男。
その後、ユキの色々な際どいところがちらついて……トイレの中に駆け込んでいったという。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2 冒険者ギルド」からロイスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 冒険者ギルド」から結城九重さんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 商店街」にシロナさんが現れました。
シロナ > 平民地区にある、商店街にやって来ていた。買い物と言うなら、トゥルネソル商会……自宅、という物もあるのだけれども。
 今回は其処を使う気にはなれなかった、理由は簡単にして単純な事で。

「―――オマケしてくれないなら、自分で気に入ったものの方が、いいよね!」

 買い物をしても、家族だからと割り引いてくれない、と言うか、お小遣いからのお支払いになるのだ。
 その辺は、母親がちゃんとした品物の値段を理解してもらうため、との事らしい、母親について行き、商人としての物価とか何とか、一緒にやるなら、良いけれど、とか言ってた。
 そんな気はないので、結局こういう―――自分で自分の欲しい物を探して買う、という事になる。
 まあ、実家のトゥルネソル商会の品物は、ドワーフ製とは言え、大量生産品なので、個性という物に欠ける。
 それで良いのであれば良いのだけれど、良い物を探そうとするには不向きだった。
 なので、良い物をあえて探すならば、自分の足で、商店街に――武器屋に足を運び、鍛冶師から直接買うとか、注文する必要がある。

「えっと、予算は……と。」

 一応、親のお手伝いとかを繰り返してある程度のお小遣いは貰っている。
 本当は、母親とか、継母とか、その辺り武器に精通している人が多いので、助言とか、行きつけを教えて欲しかったけれど。
 出かけているのか会えなかったので、しょうがないな、と自分で探すことにする。
 とは言え、この国、戦争状態だからだろう、武器屋が多く、どれも鎬を削っているのが判る。
 どこから探せば、良いんだか、と本気で、少女は店を眺めるのだった。